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第37話「南陽」

秦(シン)王・嬴政(エイセイ)が韓(カン)領で消息不明となった。
李仲(リチュウ)は急いで陣営に駆けつけたが、風林火山が探して4日、未だ大王は見つからないという。
さらに大王失踪が韓軍に勘づかれ蒙武(モウブ)は焦った。
その時、天幕に麗姫(レイキ)が現れる。
「麗夫人!」
「一刻の猶予もないわ、大王が失踪した状況と場所を教えて」

嬴政は山中で敵兵を片付けながら予定通り南下していた。

満身創痍だった嬴政は腹を刺されながらも抵抗したが、もはや戦う体力は残っていなかった。
その時、背後から矢が飛んできたかと思うと、次々と韓兵を倒す。
「だーわん!」
「麗児…そなたなのか」
嬴政は夢でも見ているのかと思ったが、本当に麗姫が助けに来てくれた。
「そなたに会えたなら今ここで死んでもいい…」



麗姫は深手を負った嬴政を支え、ちょうど隠れ家になりそうな洞窟に逃げ込んだ。
そこで嬴政を休め、怪我の手当てをする。
「麗児…もう会えないと思っていた」
「そのつもりだったわ、でも李仲大人から行方知れずだと聞いたの」
すると嬴政は王宮にいれば麗姫を思い出してしまうため、それに耐えられず気晴らしに戦に出たと明かした。

しかし嬴政はそれが叶わない願いだと分かっていた。
「そなたは自由に生きよ、余は咸陽(カンヨウ)そして秦を守るために生きる…ふっ
 ところでなぜここだと分かった?」
「かつて韓へ同行したでしょう?
 あの時、韓と魏(ギ)を攻めることがあれば山越えの後、南陽を落とすと言っていたわ

嬴政は麗姫が自分の話を覚えていたと知って感激した。

一方、田光(デンコウ)は秦王が自ら兵を率いて韓に出陣したと知り、丹(タン)太子を訪ねた。
韓の次は丹太子の逃亡を理由に燕を討つかもしれない。
また樊於期(ハンオキ)をかくまっていることも秦には格好の口実となるだろう。
丹太子は粷武(キクブ)からも同じことを忠告されたが、樊於期を見殺しにできないと断ったと話した。
確かに樊於期を追放したところで、秦はいくらでも理由をつけて侵攻してくるだろう。
しかし燕が限られた時間で富国強兵を果たすことは至難の業、そこで田光は秦王暗殺を提案した。
「燕が生き残る唯一の方法かと…」

麗姫は嬴政の戦術を聞いて秦軍の勝利を確信した。
しかし蒙武は大王の身を案じて南陽への行軍どころではない様子だったという。
「移動していないのか?!余の命令に逆らうとは!厳しく罰しなければ!」
急に怒りだした嬴政に麗姫は呆れた。
蒙武は大王が心配で夜も眠れず、失踪が表に漏れないよう秘密裏に捜索し、韓と魏の両軍を牽制している。
そんな忠臣を罰するのかと嘆いたが、嬴政は軍令は絶対、何があろうと遂行しなければならないと言った。
「はあ~困った人ね、それなら伝書鳩で知らせましょう」
そこで麗姫は蒙武と李仲を罰しないよう説得し、あの2人を失うことは両腕を切られるに等しいと諌めた。
( ̄㉨ ̄)<ふっ、今でも余のことが心配なのだな?
꒰⌯͒*ತ _ತ)<だから何よ?

秦の陣営に伝書鳩が戻って来た。
「(はっ!)麗夫人からだ!大王を発見、南陽で落ち合おうと…」
李仲と蒙武は喜び、直ちに全軍を南陽へ移動させることにした。
|ω・`).oO(ってかいつの間に伝書鳩?!まさか野生?折りたたみ式?

麗姫と嬴政は平民の服に着替えて南陽の町に溶け込んだ。
そこで麗姫は餅菓子を売る露店の老婦人に宿屋がないか聞いてみる。
「どこから来たんだい?よそ者が珍しくてね」
「あ…大虎(ダイコ)と一緒に親戚の家に行くところです」
「(大虎って誰?余のことか?)あ…楚に従兄がいるので、その道中でして…」
しかし南陽は小さな町のため宿屋はないという。
すると親切な老婦人が自分のうちに泊めてくれると言った。

麗姫は手際良く料理を作った。
驚いた嬴政は麗姫の手料理を食べられなかったと残念がったが、急に麗姫の気分が悪くなる。
「どうしたんだ?病ならそう言えばいいのに…暮らし向きが悪いのか?」
「…いや病じゃなくて」
「(はっ!)もしや…余の子が?!」
「…牢の中で気が付いたの」
嬴政は思わず麗姫を抱きしめ、幸せを噛みしめた。
「お腹の子は男だろうか?女だろうか?ここ南陽にちなんで男なら陽児と名付けよう
 女なら月児だ、そなたは満月が好きだからな」
「…生まれてから決めましょう」
「戻って来てくれるのか!」
麗姫ははぐらかしたが、嬴政は思わずくちづけした。
「麗児…丹太子の件は余が間違っていた、余のためだと思い至らず嫉妬に駆られた
 韓申、丹太子、そなたの周りの男すべてに…あのようなことは二度とせぬ
 戻って来てくれて礼を言う」←( ̄▽ ̄;)いやまだ言ってない



その夜、麗姫と嬴政は老婦人と3人で夕食を囲んだ。
麗姫は何気なしに独り暮らしなのか聞いたが、実は老婦人の家族は皆、秦軍に殺されたと知る。
しかも息子の嫁は臨月にも関わらず、容赦なく殺されたというのだ。
麗姫と嬴政は言葉を失い、思わず箸を止めた。
「襲われた町の者は皆殺しだよ…暴虐の限りを尽くして根絶やしにする、それが秦軍のやり方さ」
まさか目の前に敵がいるとは知らず、老婦人は秦王に会うことがあればこの手で復讐したいと訴えた。

翌朝、秦軍が南陽を襲った。
秦兵は民に襲いかかり、老婦人の屋敷にも略奪にやって来る。
すると秦兵は美しい麗姫を見て連れ去ろうとした。
悲鳴を聞いた嬴政が慌てて飛び出したが、秦兵はまさか目の前にいるのが大王だと知らず、剣を振り上げてしまう。
そこへ蒙武が駆けつけ秦王に拝礼した。

老婦人は自分が家に泊めた若者が実は秦王だったと知り呆然となった。
蒙武は無礼を働いた秦兵を連れ出し、即刻、処分するよう命じる。
すると嬴政は親切にしてくれた老婦人に感謝し、欲しい物があれば何なりと言ってくれと聞いた。
「欲しい物?…私が欲しいのはお前の命だ!」
老婦人は落ちていた剣を拾って秦王に襲いかかろうとしたが、後ろにいた蒙武が咄嗟に老婦人を刺してしまう。

麗姫は老婦人を腕に抱き、涙に暮れた。
老婦人は麗姫に暴君と一緒にいてはならないと訴え、絶命してしまう。
「…別れるのよ」
それが老婦人の最後の言葉となった。
麗児は恩人の死に耐えられず、天下統一とは虐殺することかと嬴政に噛みついてしまう。
確かに乱世を終結させるべきだが、弱き民たちが犠牲になることに耐えられなかった。
「天明(テンメイ)やお腹の子には平和な世で育って欲しい!」
すると嬴政は改めて天下統一なくして平和はないと訴え、ただし軍紀を正して決して民に危害を加えないと約束した。

ある日、町に出た荊軻(ケイカ)と蓋蘭(コウラン)は借金取りに虐げられている露店の母子を見かけた。
蘭児は助けに向かおうとしたが、咄嗟に荊軻が止める。
その時、ある男が颯爽と現れ、見事な武功で母子を助けた。
S ゚ェ゚).oO(あの技は…
すると憤慨した借金取りが一斉に男に襲いかかろうとした。
そこで荊軻は道の石ころを蹴飛ばし、借金取りたちを転ばせて去って行く。
男は加勢してくれた荊軻に気づき、不思議そうな顔で見ていた。

荊軻と蘭児が屋敷に帰ると、なぜか大勢の客が来ていた。

すると秦舞陽(シンブヨウ)が現れ、ちょうど帰宅した荊軻を客人に紹介する。
「こちらが天下に名高いあの荊軻少侠だ」
客人の中には借金取りから母子を守った衛荘(エイソウ)もいた。

つづく


(* >ω<)ついに暗殺という言葉が出ました〜
麗児も宮中へ戻ると決め、いよいよ佳境へ!





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最終更新日  2021.09.18 22:00:33
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