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2022.11.13
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第39話「奇跡の雨」

飢饉に見舞われた西南。
西平(セイヘイ)港刺史・劉昌平(リュウショウヘイ)は朝廷に援助を上奏していたが、なぜか食糧ではなく斛珠(コクジュ)夫人がやって来た。
西平港商会会長・百里塬(ヒャクリゲン)は女子に救済役など務まらないと高を括っていたが、淳容(ジュンヨウ)妃方(ホウ)氏と言えば前左菩敦(サホトン)王を仕留めた凄腕、劉昌平は見抜かれやしないかと気を引き締める。
すると海市(ハイシー)は早速、百里塬の自尊心をくすぐった。
「″百里″とは宛州南淮(エンシュウナンワイ)の百里氏か?」
「さようです、よくご存知で…ですが百里氏は衰退し、今ではその話をする者もおりません」
「方氏も百里氏も名門ゆえ当然、知っている、かつて先祖たちは交流もあっただろう」


一方、方鑑明(ホウカンメイ)は鮫珠のおかげで小康状態となった。
しかし鮫珠で血毒を取り除いても大本を絶てたわけでないと分かっている。
すると鑑明は早速、皇帝に謁見し、淳容妃の出発はいつだったのか聞いた。
( ー̀ωー́ )<…チッ、誰から聞いた?!
( ತ _ತ)<陛下が昏睡中の私に…
(; ̄▽ ̄)<朕か…
褚仲旭(チョチュウキョク)は海市自ら救済の任を努めたいと申し出たと釈明した。
「方海市は籠の鳥ではない、翼を広げて飛んでこそ幸せになれるのだ…
 心配なのは分かる、だが生涯、守り続けられるわけではない
 鑑明…お前にも手放すべきことがある」

その夜、駅間でささやかながら歓迎の宴が開かれ、斛珠夫人は気分良く部屋へ戻った。

どうやら用意していた偽の公文書さえ出番がないようだ。
「片付けますか…決めた通りに進めればいかようにも対処できます」
しかし劉昌平はどこか懐疑的だった。

海市は酔ったふりをして部屋へ入ると、急にしらふに戻った。
どうやら刺史たちは何か隠している様子、そこで早速、偵察に出かけることにする。

「覚えておいて、干ばつに苦しむ西平港のため私は部屋で雨乞いをする
 雨が降るまで一歩も外へは出ないとね」



夜の炊き出し所。
被災民たちはここで水のような粥だけもらい、なぜか街を追い出されていた。
海市は状況を探るため被災民たちをつけて行くと、実は被災民たちは斛珠夫人が去るまで山の窪地で過ごさねばならないという。
「以前は2つの市場に炊き出し所があって朝晩の粥には飼料も混ざっていたけど生きられた
 倉の白米は数月前まだ平穏だった頃に劉昌平が船団の頭領に売ったわ、倉に残ったのは飼料だけ
 龍尾神の使者・斛珠夫人が運んできたのは食糧ではなく厄介ごとだけよ
 劉昌平と商会は事実を知られることを恐れ、残り少ない米を穀物倉庫へ入れた
 体裁上、臓物の汁を粥に変えたけど、数が足りないから私たちを追い出しているの」

翌朝、劉昌平は駅館に斛珠夫人を訪ね、劇団を手配するので観劇してはどうかと勧めた。
しかし玉苒は夫人が雨乞いの祈祷に専念するため部屋から出られないという。
劉昌平はならば食事を届けると食い下がったが、その時、殿内から声が聞こえた。
「劉大人、心遣いに感謝する、だが留まられては気が散る」
「では何なりとお申し付けください、失礼いたします」
劉昌平は引き下がったが、夫人の声が違うと気づいていた。

駅館に戻った海市は大徴軍からの鳥文に目を通した。
すると食糧を乗せた船がまだ越州を出港していないという。
商会は荒波で船を出せないと言っているとか、しかしこの季節の波は高くないはずだ。
「故意に引き延ばしているのね」
一方、刺史府では劉昌平と百里塬が密偵の報告を聞いていた。
斛珠夫人は確かに駅館の部屋にこもっているという。
2人はひとまず安堵したが、百里塬はこのまま越州から食糧が届かなければ当地の白米はもたないと焦った。
「…夫人は雨を降らせると自らおっしゃった、ならば我らはそれを利用しましょう」

玉苒は越州に鳥文を放った。
「この知らせが届けば船は出ますか?」
「待たねば…」
なぜか夫人は雨が降るのを待つという。

その頃、食糧の到着が遅れていると聞いた方鑑明は再び皇帝に救援への派遣を嘆願していた。
このままでは暴動に発展するのは必至、この機を利用して海市の命を狙う者が現れる可能性がある。
「死んでも他の者には任せられません!」
しかし褚仲旭は方海市なら対処できると信じ、むしろ鑑明の身体の方が心配だと反対した。
すると鑑明は拝跪し、海市の無事を見届けなければ死んでも死にきれないと訴える。
褚仲旭は鑑明の決意が変わらないとあきらめ、せめて鮫珠の薬を持って行けと言った。

褚季昶(チョキチョウ)は方鑑明が出立したと聞いた。
方向から察するに西平港だという。
「私の策を見抜くとは賢い、しかし残念だ〜西南は遠すぎる、方海市を救たくても手遅れだ」

被災民たちは時間になると炊き出しに集まった。
そこで兵士は斛珠夫人が来ても食糧は届かず、雨乞いと言って炊き出しに顔も出さないと触れ回る。
こうして被災民の怒りの矛先は斛珠夫人へ向かった。
そこで劉昌平と百里塬は官吏たちと駅館を訪ね、夫人の安全のためにも西平港を離れた方がいいと説得する。
しかしその時、暗雲が垂れ込め、雷鳴と共に雨が降り出した。
「何とか間に合ったわ…船はすでに越州を出港した、食糧は3日以内に到着するでしょう
 明日からは町を見ます、そうだ、劉大人、食糧が足りるなら被災民を戻してはどうかしら?」
「直ちに手配します」
やはり夫人は只者ではなかった。

一方、方鑑明は道中で海市の動向を知った。
食糧は斛珠夫人の命で大徴軍が護送、すでに越州を出港したという。
また西平港では大雨が降り、暴動どころか斛珠夫人は被災民から本当に龍尾神の使いだと崇められていた。

玉苒はなぜ夫人が雨を降らせることができたのか不思議だった。
すると海市は駅館に到着した時、中庭で″風雨花″と呼ばれる赤い花を見つけたという。
故郷で良く見るこの花は湿気に敏感とされ、急に花を咲かせた時は7日以内に必ず雨が降った。
「到着した日にはもう十分に開いていたわ」
確かに南方の形勢は複雑だが、多くの人々が龍尾神を信仰していた。
海市はその信仰心を利用し、雨乞いが成功すれば必ず自分に畏敬の念を抱くと考えたという。
そこで越州に潜入していた大徴軍に″西平港で雨が降ったら食糧を運ぶ船を掌握せよ″と命じていた。
もし失敗した場合は巡回の印で脅すつもりだったが、血を流さず済んだのは運が良い。
玉苒はここで初めて夫人が巡回の印を大徴軍の首領に預けていたと知った。
「夫人は思慮深く機知に富み、男なら将軍か宰相の器です」
「ふっ、それより食糧が到着する前に西平港の虫けらを退治しなくては…」

斛珠夫人が官吏たちを引き連れ居北倉の視察にやって来た。
被災民たちは夫人の姿に驚き、何事かと集まり始める。
すると倉にはわずかだが確かに白米があった。
劉昌平と百里塬は胸を撫で下ろしたが、その時、海市の号令で大徴軍が現れる。
大徴軍は朝から軍営に出かけ兵糧を回収、しかしその中身は全て飼料に取り替えられていた。
海市は民を蔑ろにして西平港を苦境に立たせた劉昌平と百里塬を弾劾、さらし首にするよう命じる。
驚いた百里塬は全て自分の考えだったと認め、劉昌平は無関係だとかばった。
「1斤の白米を飼料に替えれば10斤です!
 数ヶ月前にはすでに干ばつの件を上奏しました
 だが奏状は陛下まで届かず、越州からの食糧も来ない!
 海は季節の強風が吹き荒れ、瀚(カン)州への商船は出航しても食糧を運ぶ船は来ません
 劉大人は倉の食糧を売るしかなかった、その銭で飼料を買いました
 だから今日まで皆、生きてこられたのです!」

全てを知った被災民たちは劉昌平と百里塬を許して欲しいと訴えた。
海市は善悪を一面からでは判断できないと話し、良心に恥じることがなければ生きられるという。
「必ず公正に判断しましょう」

すると再び恵みの雨が降り始めた。
海市が手のひらをかざすと、龍尾神が与えた印が光る。
被災民たちは海市が確かに神の使いだと感激し、その場で平伏し崇めた。
その様子を見ていた方鑑明は形勢が安定したと知り、海市に会わず、陰で見守ると決める。



つづく


( ๑≧ꇴ≦)師父、なぜねずみ男にw





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最終更新日  2022.12.04 21:57:56
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