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2023.03.04
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カテゴリ: 夢華録 全40話



第12話「東京の茶房」

西上閤門使(セイジョウゴウモンシ)兼皇城司副使に昇格した顧千帆(コチェンファン)は自分の衙門(ガモン)を持った。
主の立派な姿に大感激の陳廉(チンレン)、しかし顧千帆は緋衣(ヒイ)を着ただけでは真の五品とは言えないという。
「10年以上進み続けてきたが、道はまだ長い」
すると顧千帆は自分の二月分の俸禄と褒賞を全て集めるよう頼み、趙盼児(チョウパンアール)たちの家の賃料と当面の生活費に充てると言った。
「今後、私は多忙になる、欧陽旭(オウヨウキョク)を探る密偵を手配しろ」

一方、欧陽旭は高慧(コウケイ)の情を利用し、退路を残すことにした。
そこで徳(トク)叔に自分が都を離れたあと、高府の周りを歩き回って高慧に接触するよう指示する。

「で、あなた様をこんな目に遭わせた趙盼児は?」
「今、示唆してやっただろう?思慮深い者なら分かるはずだ」

パンRたちは東京(トウケイ)出身の陳廉に助言を頼み、茶坊の準備を着々と進めていた。
店舗も決まり開店に向けて忙しくなるパンRたち、しかし何かと出費がかさむ。
すると孫三娘(ソンサンニャン)が欧陽旭からもらった金子が銭塘(セントウ)にあると思い出し、誰かに盗まれやしないかと心配した。
しかし陳廉がパンRの店と宋引章(ソウインショウ)の家に見張りをつけてあると安心させる。
そこでパンRは財産の隠し場所を教え、全て飛銭に替えて書画と共に届けて欲しいと頼んだ。
またこの機に引章の蓄えも返すことにする。
「そうすれば顧千帆に銭も返せるし、茶坊を開く元手にもできるわ」
陳廉は銭塘を引き上げても後悔しないか聞いたが、パンRの決意は固かった。
「賭けに出たら後戻りはしない、逃げ道は作らないわ」


「きっと反対するわ、元気だとだけ伝えて、開店してしまえばこっちのものよ」
それにしても探花の欧陽旭が都を追われ、お尋ね者だった顧千帆が緋衣を賜るとは皮肉なものだ。
…官界は海のごとく不安定だわ
…欧陽、あなたは自分の位に満足できるかしら?なぜあなたはそんなに変わってしまったの?
…でも私は祈っている、私の物を返してくれる日まであなたが官界で多くの苦難に恵まれるように




息子も同然の顧千帆が重傷を負ったと聞いて心配になり、顧千帆が来る日を待てなかったという。
そこで顧千帆は雷敬(ライケイ)と江南の役人が結託した証拠を見せた。
斉牧は顧千帆の手腕を褒めたが、まだ雷敬に手を下す時ではないという。
実は皇帝は鄭青田(テイセイデン)の件で多くを処分し、これで終わらせたいと考えていた。
例え今、雷敬を告発しても一撃では倒せないという。
「はい、お言葉に従います」

顧千帆は清流派が皇城司に送り込んだ間者だった。
これも蕭欽言(ショウキンゲン)のような奸臣を排除するためだったが、斉牧は若く優秀な顧千帆を武官に転じさせ皇城司に入れたことで屈辱を味わわせてしまったという。
今や″生きる閻魔″と恐れられるようになった顧千帆、しかしそれでも後悔はないと言った。
すると斉牧は蕭欽言がまもなく宰相として都に舞い戻ると話し、雷敬が近づこうと必死だという。
「奴らが組めば国と民にどれほどの災いとなるか…探る時は十分に気をつけてくれ」

翌朝、西京(セイケイ)に向けて屋敷を出た欧陽旭は偶然、緋衣をまとった顧千帆とすれ違った。
…あ、あの男だ
欧陽旭は拝謁を終えた時、入れ違いで紫宸之殿に入った若い男だと思い出し、あの時に昇格したのだと気づく。
…いつの日かあの男のように堂々たる姿で戻ってみせる

一方、パンRたちは開店準備で慌ただしい毎日を送っていた。
するとパンRが三娘に茶房の看板を書いて欲しいと頼む。
「ダメよ!知っている字は100文字もない」
「この店の売りは素朴な里のような趣よ?子供みたいな字の方が文人に受けるの」
「じゃあ書いたら必ず使ってよ」
三娘が決めた店の名前は結局、″趙氏茶坊″だった。

趙氏茶坊が開店した。
しかし店の前で呼び込みをしても客の反応は悪い。
その時、何四(カシ)たちが通りかかった。
可四はパンRに目配せして他人のふりをすると、大声で店の宣伝をしてくれる。
「まずければタダだって?…美味くても今なら5割引き?!こりゃ試さない奴はバカだ!」
お陰で続々と客が集まり店内は満席、パンRの美しい茶芸と三娘の料理は大好評だった。



顧千帆は今さらながら欧陽旭が宮観官になったと知った。
副使に隠し事をしている手前、気もそぞろの陳廉、すると顧千帆に報告を故意に遅らせたと気づかれてしまう。
「都から逃げ出すほど欧陽旭が怯えているとは…パンRは何をしたんだ?」
「それは…その…」
しかし顧千帆はそれ以上、追求しなかった。

翌日、皇城司では孔午(コウゴ)が陳廉に銭塘から3日以内に飛銭が届くと報告していた。
「それから紹介してくれた茶坊、良かったよ~特に趙老板は絶世の美女だな~」
その話を後ろで顧千帆が聞いていた。
「飛銭?茶坊?…何の話だ?」

ついに趙氏茶房は顧千帆の知るところとなった。
顧千帆は陳廉の案内で店に現れ、自分が援助するので目立つことはするなと反対する。
「君の存在を高家に知られたら危険だ」
「一生、隠れていろと?!」
パンRは寛大な顧千帆に感謝しながらも頼ってばかりでは気が引けると言った。
「それに数十回、数百回となればあなたも銭を貸せないでしょう?」
「数千回、数万回でも貸すさ!」
( ゚д゚)ぽかーん
陳廉はたまらず三娘がいる厨房へに逃げ込んだ。
( ๑≧ꇴ≦)<痴話喧嘩かっ!
すると引章が現れ、顧千帆の姿に気づいて挨拶に出ようとしたが、陳廉が咄嗟に止めた。
「喧嘩中だ、2人に関わらないで…」

パンRは東京で欧陽旭の帰りを待つため茶坊を開いたと話した。
欧陽旭が帰京したら夜宴図(ヤエンズ)を返してもらうという。
顧千帆は絵の件ならただの公務のため無理をするなと説得し、今は多忙でパンRを守りきれないかもしれないと心配した。
しかしパンRは他人の助けなど必要ないという。
「私は他人か?」
「赤の他人とは言ってない」
実は開店準備で久しぶりに茶壺(チャコ)や算盤を手にしてみたパンRは不思議と怒りや屈辱を忘れていた。
すると顧千帆は一月の期限で賭けをしようと持ちかける。
「一月後、まだ繁盛していれば私は何も言わない、ただし損が上回ったら…」
「分かったわ、その時は言うことをきく、帳簿を調べて」
「いいだろう、私にも茶を入れてくれ」

パンRの作法は優雅で美しかった。
顧千帆はパンRに見惚れながら、ふと初対面でのことを思い出す。
「確か前回は茶に何かを加えられたような…」
「あなたは嫌な感じだったわ」
「そっちこそ」
2人の言い合いを見ていた陳廉はただの戯れ事だと分かっていたが、引章は驚いて飛び出してしまう。
「パンR姐姐を責めないで、私を良民にするため欧陽旭の恨みを買ったの
 この茶坊も私が開きたいと言ったんです」
顧千帆は困惑し、パンRのことも引章のことも責めていないと釈明した。
「ただ東京で生きていくならよく考えることだ
 多くを学び、努力し、自分を大切にして、強くなることを覚えろ
 欧陽旭のような者に対し無力を嘆くだけでなく、何ができるかを…」
すると顧千帆は引き上げていった。

( ๑≧ꇴ≦)もう完全に惚れてるやろw


引章は顧千帆の助言をかみ締めながら、琵琶を弾くことしかできない自分がどうすればパンRの力になれるのか考えた。
その時、ふと張好好(チョウコウコウ)のことを思い出す。
張好好のようになって皇帝と皇后から賞賛されれば高家など恐れることはなくなるかもしれない。
そこで翌朝、引章は具合が悪いので茶坊を休むと嘘をつき、東京の教坊司を訪ねた。

引章は教坊の中を散策しながら、稽古に励む楽妓たちに触発され、回廊に腰掛けて孤月(コゲツ)を弾き始めた。
するとその見事な旋律に人だかりができる。
「素晴らしい西涼州(セイリョウシュウ)だ」
引章を褒めたのは公務で教坊司に来ていた著作部の沈如琢(シンジョタク)だった。

引章は秀(シュウ)州の許(キョ)知州がくれた手紙を元長河(ゲンチョウカ)教坊使に渡した。
江南一の琵琶弾きという噂を聞いていた元教坊使は評判にたがわぬ腕前だと引章を絶賛、許知州の紹介状もあり東京の教坊司への移籍を認めてくれる。
そこでまずは琵琶色で指導から始め、数月後に掟に通じてから宮中で演奏を献じるよう提案した。

東京の教坊司には雲韶(ウンショウ)部や法曲部、鼓笛部などが置かれていた。
実は琵琶部には4人しかおらず、色長も空席で教官は引章1人しかいないという。
「半月ごとに2日間、教坊司に来て演奏の献上と指導を行ってもらう
 どのような稽古をするかはお任せする…では自由に見て行ってください」
すると沈如琢が引章に声をかけ、自分が教坊司を案内すると申し出た。

つづく


( ๑≧ꇴ≦)引章!気をつけて~w





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最終更新日  2023.03.04 21:02:47
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