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2023.03.18
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カテゴリ: 夢華録 全40話



第16話「闘茶」

今や茶湯巷(チャユコウ)の多くの店が半遮面(ハンシャメン)を真似た菓子や飲み物を安く売って客寄せしていた。
何でも清茗(セイメイ)坊では半遮面の貴賓室に対抗し、一日中、琵琶の演奏が聴けるという。
沈如琢(シンジョタク)から偽の菓子を受け取った宋引章(ソウインショウ)は怒り心頭で趙盼児(チョウパンアール)に報告、早速、3人で菓子を食べてみた。
しかし見た目を真似ることはできても味は孫三娘(ソンサンニャン)の菓子に遠く及ばない。
パンRは商売敵あってこそ本物が際立つものだと諭し、自分たちはこのまま上質な物を作り続ければいいと自信をみせた。

パンRの予想した通り、安さに惹かれて茶湯巷へ行った客は満足できずに半遮面へ戻ってきた。
またパンRは清茗坊の琵琶奏者・素娘(ソジョウ)を半遮面に招き、引章と同じ曲で弾き比べさせる。


素娘の話を聞いた清茗坊の胡(コ)店主は激怒し、茶湯巷の店主たちを引き連れて半遮面に押しかけた。
悔し紛れにパンRたちを妓楼まがいの下劣な商売だと罵る胡店主、そこで今後、半遮面に出入りする客はもてなさないと断言する。
「我らは一介の商人だが、卑しい妓女どもと同列に語られるのは心外である、ふん!」
「(゚∀゚ノノ゙88888~♪ではなぜ侮辱する店の真似をするのかしら?
 …うちの宋引章は幾度も皇上に呼ばれているわ、引章をおとしめるなんて皇上を何だとお思いで?」
パンRに言い負かされた胡店主だったが、一方的に話を終わらせてしまう。
「皆におかれては茶湯巷か半遮面かどちらに通うか選ばれよ、では失礼!」
「待ちなさい!」
胡店主はパンRたちを甘く見ていた。
残念ながらパンRたちはこのまま黙って泣き寝入りするような娘たちではない。
パンRが冷静に正当性を訴えて役所で方を付けると言えば、それに呼応するように三娘が感情的になってまくし立てた。

包丁を片手に怒号を響かせる三娘、これには店主たちも及び腰になってしまう。
しかし胡店主は引くに引けなくなり、闘茶で白黒つけようと言い出した。
「どうだ?受けて立つか?」
「…喜んで」



半遮面と茶湯巷の闘茶が始まった。

判定は馴染みの文人たち5人、そこへ騒ぎを聞きつけた民衆が押し寄せたが、その中に杜長風(トチョウフウ)がいた。
しかし杜長風は眼鏡を忘れ、書院の生徒に説明を頼む。
どうやら老舗の胡店主は茶器も何もかも全てが一流で、誰の目にもパンRの劣勢は明らかだった。

パンRは茶葉を碾(ヒ)く前に突然、舞を披露した。
その美しさに胡店主も思わず目を奪われたが、ふと我に返ってパンRを侮辱する。
「まさに妓女の振る舞いだな」
すると思わず杜長風が闘茶とは腕の競い合いだと口を挟んだ。
「金臼の使用を俗だと非難していない相手を悪く言うのは己の格を下げることに…」
その時、偶然、顧千帆(コチェンファン)が店にやって来た。

パンRはしなやかな身のこなしで団扇を器用に操りながら舞っていた。
「あれは…祭りで見た撲蝶舞(ボクチョウブ)に似ています」
生徒の解説を聞いた杜長風はそろそろ点茶が始まると分かった。
するとパンRはまるで琴(キン)の弦を引くかのように茶をたて始める。
今ではめったに披露しないが実はパンRは琴の名手、耳を澄ませると茶せんで陽関三畳(ヨウカンサンジョウ)を奏でていた。

♪チャンチャカチャンチャンチャチャンカチャンチャン〜


パンRと胡店主の茶が完成した。
まずは見た目から色と泡立ちで勝敗を決めるが、双方の茶も申し分なく引き分けとなる。
次は泡立ちの勝負、パンRと胡店主は自分の茶を盆に広げた。
胡店主は泡の上に″茶″と書いて泡の強さを示したが、パンRの繊細な泡は今にも消えそうに見える。
「趙娘子…こたびはそなたの負けのようだ」
「よくご覧になって…」
その時、パンRの泡に見事な絵が浮き上がった。
「何と!これぞ茶の絵画″茶百戯″ではないか!」
パンRの思わぬ妙技に歓声があがり、当然ながらパンRの勝利となった。

最後は味の勝負、茶を飲んだ5人が気に入った茶を選ぶことになった。
茶湯巷に2人、半遮面に2人、すると最後の1人がパンRの茶を選ぶ。
「確かに胡店主の茶は美味であったが、茶湯巷へ行かずとも飲めると感じた
 だが趙娘子の茶は唯一無二、他では決して飲めぬ、よって私は半遮面を勝者としたい」
闘茶に勝利したパンRは拝礼して感謝した。
「茶の道にある者は道に準じてこそ己の技を存分に発揮できます
 私は父の罪によりご存じのとおり賎民でした、今は良民ですが、茶をたてる時は舞うのが好きです
 いわく″茶は人の如く人は茶の如し″、茶に心がこもっていればおのずと称賛を得られましょう
 ならば皇帝御用達の葉であろうと銭塘(セントウ)の葉であろうと関係ないはずです」
胡店主はパンRの言葉に感銘を受け、素直に負けを認めた。
「我ら茶湯巷は趙娘子の来訪を心から歓迎しよう」
すると遠目で見守っていた顧千帆はそのまま黙って帰ってしまう。

三娘は闘茶の勝利を祝い、上階を開放して文人たちに茶と菓子を振る舞った。
文人たちは楽しい時間を過ごして引き上げることにしたが、杜長風は最後の様子がどうだったのか教えて欲しいと頼む。
その時、杜長風がうっかり敷居につまずき、顔から倒れ込んだ。
ちょうど菓子用の粉を持って来た三娘が咄嗟に足を出し、かろうじて杜長風の顔面を守ったが、かごをひっくり返して粉をぶちまけてしまう。
2人は互いにどこかで会ったような気がした。
しかし杜長風は眼鏡がなく、三娘が自分を川に突き落とした女子だとは気づかない。
一方、三娘も粉まみれの杜長風を見ても思い出せなかった。



その夜、パンRは半遮面の中庭にある小さな演舞台で久しぶりに舞を楽しんだ。
すると顧千帆がひょっこり現れる。

つづく


|ω・`)えーっ?!ここで終わるのかーいwww
それにしても杜長風のくだりがイマイチ分からないわ
気づかないとかあるかな?…まあどうでもいいんだけどw





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最終更新日  2023.03.18 15:33:39
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