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2023.08.05
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最終話


息山神女(ショクサンシンニョ)・息芸(ショクウン)と長珩(チャンハン)の婚儀が始まった頃、東方青蒼(ドンファンチンツァン)は独り、息山にいた。
ここは代々、息山神女が凶神・太歳(タイサイ)を封印していた洞窟、すると予想通り自分の身体を乗っ取ろうと企む太歳が現れる。
「…ずい分、待ったぞ、身体と元神を私によこせばお前の望みを叶えよう」
「欲しいのならくれてやる」
東方青蒼は元神を差し出したが、太歳が元神を乗っ取ろうとした時、すかさず自分の心海に引っ張り込んだ。

東方青蒼は太歳を道連れに自分を葬り去るつもりだった。
東方青蒼独りの力で太歳を封じ込めることは不可能だが、情の木には小蘭花の痕跡が残っている。

何事にも動じない東方青蒼、しかし息芸の名前を出すと一瞬、顔色が変わる。
「…息芸がお前を忘れても良いのか?」
その時、太歳は小蘭花(シャオランファ)を案じる東方青蒼のわずかな心の隙を発見、身体の中に入り込んだ。
「うわああぁぁぁぁぁぁぁ~っ!」

水雲天では神仙たちが見守る中、天が定めた息山神女と長珩が永遠の縁を結び、婚礼の儀がお開きとなった。
その時、突然、三界に暗雲がたれこめる。
小蘭花は太歳がついに身体を手に入れたと気づき、砕霊淵(サイレイエン)にいると分かった。

砕霊淵に仙族が集結、すでに東方青蒼は太歳に身体を乗っ取られ、巨大な祟気(スイキ)をまとっていた。
雲中君は今さらながら赤地女子(セキチジョシ)の話が事実だったと知り驚愕する。
「初代息山神女が太歳を封印した折、太古の祟気も共に息山に封じられた
 しかし太歳が封印を破った際に解き放たれたのだ…皆で力を合わせ、鎮圧するぞ!」

「私に行かせて」
小蘭花は長珩が止めるのも聞かず、激しい祟気の中へ入ってしまう。

東方青蒼の身体を手に入れた太歳は力が回復していた。
蘇ったばかりの小蘭花はまだ完全とは言えず、勝ち目があるとは思えない。
「我々は息山神女のために全力で時を稼ぐぞ!」

その時、月族が駆けつけ援護する。
実は觴闕(ショウケツ)は月尊から仙族を手助けし、共に凶神・太歳を倒すよう命じられていた。
しかし幽王は相手が月尊だけに困惑する。
「巽風(ソンホウ)殿下、水雲天のために月尊に手向かうと?」
「…そうではない、三界の皆のためだ」
こうして仙族と月族は力を合わせ、共に太歳に立ち向かった。

小蘭花は祟気を突破、太歳に身体を乗っ取られた東方青蒼の元へたどり着いた。
そこで昊天塔(コウテントウ)で出会った時のように唇を重ね、再び東方青蒼の心海へ入ることに成功する。
その時、2人の身体からまばゆい光が放たれた。
「…小蘭花の至高の霊力が目覚めたのか?」
「これは業火(ギョウカ)だ!兄尊が目覚め、業火も戻ったのだ!」
しかし雲中君は長珩も巽風も違うと否定した。
「これは琉璃火(ルリカ)、太古に失われた慈悲の火だ
 七情や八苦の試練を受けても真心を失わず、愛と慈しみを持つ者だけが操ることができる」
雲中君は月族の東方青蒼がこの琉璃火を身につけられたことに衝撃を受けた。



息山神女の力が心海に広がり、東方青蒼が自分を取り戻した。
「小蘭花、私を殺せ…私と太歳の元神は融合している、私を殺せば太歳も死ぬ
 早くしろ、もう意識を保つことができぬ」
「太歳!東方青蒼を放して!」
しかし太歳は息芸が愛する東方青蒼を殺せないと高をくくり、決して手放そうとしない。
「小蘭花、殺さなければ太歳は三界に害を与え続ける、お前の努力が無駄になる」
「民を救うのは私の使命、あなたではない!」
「…お前を救うことが私の使命なのだ」
すると東方青蒼は再び苦しみ始めた。
「私はもうもたぬ…頼む…早く殺せぇぇぇぇぇ!」
小蘭花は覚悟を決め、息山神女の力で太歳を滅ぼした。

東方青蒼は自分の使命を果たし、小蘭花の運命を変えることに成功した。
全てを引き受け、自分を犠牲にした東方青蒼、すると小蘭花の目の前で身体が消散してしまう。
「待って!行かないで!だめよ、東方青蒼!」
しかし東方青蒼は小蘭花が握りしめていた手をすり抜け、闇の中へと消えた。
すると悲しみに暮れる小蘭花の元に小さな三日月だけが戻ってくる。
「世の万物は絶え間なく変わる、だけど愛だけは変わらない」

…数万年にも及んだ仙族と月族の戦い
しかし三界で最も不思議で最も強い力が最後に全てを変えた
それは愛
あれから500年、誰もがその愛により変化を遂げていた

誰より己を抑えていた長珩は戦神を辞し、気ままに各地を旅していた
すると丹音(タンイン)が雲夢澤にいる長珩を訪ねて来る
丹音は幼い頃、赤地女子(セキチジョシ)に憧れて戦神になりたかった夢を思い出し、軍に入ることにした
かつてのわがままな令嬢の面影は消え、今では意志が強く、広い心を持つ
「どうやら空いた戦神の座には君が就くようだ」
「ご心配なく、すぐです」

蒼鹽海(ソウエンカイ)にも愛により成長した者がいた
かつて狭量で嫉妬深かった巽風、しかし愛により寛容となり、月尊としての威厳を増している
「兄尊はいつか戻られるだろうか…」
また人間不信で嘘つきだった結黎(ジエリー)も觴闕の深い愛により、誠実で信頼を得られる者へと変わっていた…

司命殿の花壇には東方青蒼が残した小さな三日月が今日も草木の生気を浴びていた。
…愛は非情な者に悲しみと思いやりを分からせる
…愛する者のために己の命さえ捨てることを教えてくれる
小蘭花はいつものように三日月の様子を見て笑顔になると、書斎へ戻ることにした。
その時、ふいに気配を感じて振り返る。
「戻ったぞ」
そこには笑顔の東方青蒼が立っていた。



おわり

(* ̄0 ̄)<ら〜いぶーじー♪





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最終更新日  2023.08.05 22:19:55
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