荷葉団団

荷葉団団

2016.03.20
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異常に「ものもちのよい人たち」というのに、縁があるのか、時々お会いすることがあります。

先に断っておきますが、この場合の「物持ちのよさ」というのは、なんでもかんでも買ったものを捨てずにどこかにつくねておいて、いざ引っ張り出してもくしゃくしゃ、シミ&カビ&虫食いがついてて使えないという状態のことではありません。

Aさん(ボランティア先でお会いした方)は、「この服は20年前のものなんだけど、最近流行ってるみたいだから出して着てみたの~。そしたら、昔の服は毛糸の質がよくて重いのね。今の服のほうが軽いわ♪」(ウールのラグラン袖のセーターでした)などとのたまい、私を驚愕のズンドコに突き落としました(笑)。

また、Bさん(以前の会社の上司、♀)は、何年前のものかわからないけど十年以上前の服をもっていて、リアルに着まわししていました。あからさまに流行遅れな点は確かにマイナスポイントではありましたが、私はその「ものもちのよさ」についてはひそかに評価していました。
(服の出どころまで聞いたことはないので、どこかからもらったものである可能性もあります)

あと、身内をほめるようで恐縮なんですが、【私の母方の祖母(故人)・大正生まれ】がそうでした。
この人は今でいうところのハンクラーで、非常にたくさんの種類の手芸に手を出し、厖大な種類と量の材料を持っていました。
しかし、死ぬまで脳がおとろえず、どこになにがあるのか全部把握していました。状態は、さすがに毛糸・レースで編んだものなどは糸が弱ってきています。

こういう人は

2、それを長期間、合理的に保存しておけるスペース(引越し等がない)
3、モノにダメージを与えないように保管しておくためのスキル
に恵まれているんでしょうね。

私個人は20年前にどんな服を持っていたとか、ほとんど覚えてもいませんし(苦笑)、ウールのものはクリーニングに出して、防虫剤を詰めて保管しても、絶対虫に食われます。最近はウールの服は最初から買わないことにしています(九州は虫天国なので)。

☆★☆
しかし、こういう方々はなまじ物に対する管理能力が高いせいか、いつまでも物に対する執着から抜けきれず、死ぬときには大量のものを残して、子孫に多大な金銭的肉体的時間的処理負担を強いるケースもおおいのではないかなと思います。AさんとBさんに関しては、今は交流ないのでわかりませんが、少なくとも先述の私の祖母はそうでした。

あと、こういう方が知り合いにいる、あるいは直接の子孫であるとしても、同じことを自分もできるはずなどという幻想を抱いてはいけませんね(笑)。できないのが普通です。

【私の父方の祖母(故人)・明治生まれ】
この人は、戦後台湾から引き揚げてきた際に、嫁入り道具にと自分が買った家財を全部失い、それ以来物に対する執着をなくしたそうです。
わりと健康法マニアで、なんだかわからない超マニアックな健康器具(しかもかなり高価)を時々買ってたり、妙なサプリメント的なものを私にくれたりしました。
あれをちゃんと系統立てて説明もつけて保存してあったら結構歴史的価値があったのかもしれませんが。



私個人は遺伝子的にも、時代背景的にも、こちらの方向に進化していきそうな感じですし(笑)、たぶんそうするだろうと思います。

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これは、母方の祖母の遺品で、『家庭に於ける實際的看護の秘訣』(通称:赤本)というものです。
>>この「赤本」の著書:築田多吉(つくだたきち)は元、日本海軍の看護特務大尉でした。民間療法への関心を深め自ら全国を訪ね歩いて、研究、収集し、それぞれの地域に昔から伝わる漢方薬や和漢薬の薬草類、現在でも良く知られている指圧療法、青汁療法、灸、カイロプラクティク、断食療法などを「赤本」で紹介しました。「赤本」は海軍関係者のみに配布されていた本であったそうですが、徐々に評判が評判を呼び、戦前の家庭には「一家に一冊」の大ベストセラーになりました
http://www.akahon-tukuda.co.jp/company/akahon.html

父方の祖母のほうの遺品は上記の理由でまったく持ってないのですが、両方の祖母のことを一度に思いだせる優良な遺品です(笑)。

























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Last updated  2016.03.20 18:15:08
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