乱筆乱文縦横無尽

2010年04月01日
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カテゴリ: 読書日記

さきほど起きました。


昨日がユーロ高(円安)だったので、戻りを狙って 売り を仕込んでおきました。寝る前はユーロ安に振れていて、利益が出ていたので安心していました。しかし目が覚めて為替をチェックすると、 今宵もユーロが暴騰 してました127円ジャストでストップロスにしていたので、あえなく撃沈。これで今週の負けは決定的です


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さて今日は3月13日に読み終えた『 中南米が日本を追い抜く日 』を紹介します。副題は「三菱商事駐在員の目」。中南米各国に駐在する三菱商事の社員によるレポートを、朝日新聞サンパウロ支局長の石田博士氏が構成・編集した著作です。



中南米が日本を追い抜く日  朝日新聞出版(朝日新書) 2008年 ★★★★☆


BRICs や VISTA と呼ばれ、豊富な資金が流入しています。なかでもブラジルは世界金融危機以降、急激に資金が流れ込み、株価はリーマンショック後の最安値からほぼ 倍増 このブラジルを中心にして豊富な資源を有する中南米諸国の21世紀をまとめたのが本書です。


本書の対象国は、ブラジル・アルゼンチン・チリを中心に、ベネズエラ・ボリビア・コロンビア・ペルーなど、主に南米諸国が中心となっています。執筆内容は経済面にとどまらず、政治面にも及んでいました。


面白く読んだのは左派系の政治指導者たちの姿です。ユニークさでは定評のある チャベス (ベネズエラ大統領)以外にも、先住民として初めて大統領となった モラレス (ボリビア大統領)という人物もいました。 選挙公約は、コカ栽培の合法化 のほか、左派系ならではの資源の国有化などを訴えて当選したとのことです。


話はちょっとそれますが、グローバリゼーションの拡大とともに、世界各地で左派が勢力を拡大しているのはとても面白い現象だと思います。資本主義の世界的拡大が新興国国民の危機意識を喚起し、保護主義的な穏健左派に票が集中するわけです。これは同時に、自由の名の下に経済が暴走してしまった反省とともに、経済の統制を本質とする社会主義に一定の期待が集まっているともいえます。自由を国是とする先進各国に対して、資本主義から自国を守ろうとする左派が新興国の政治の主導権を握って対峙するという枠組みは、案外21世紀の世界を規定する構造になるのかもしれません。


話を戻して、他に南米各国の中で興味を持ったのはコロンビアです。コロンビアといえば、サッカーの代表チームの選手が射殺されたり、現地の駐在員がたびたび誘拐されたりと、治安の悪さで知られる国です。それらの事件の背景には、コロンビア内のもう一つの国家ともいえるFARC(コロンビア革命軍)の存在でした。しかし、新たに大統領に就任した ウリベ によって、急速に反国家勢力は解体されているとのこと。そして潜在的な経済力も、決して他の南米諸国に劣ることはなく、今後の経済発展が見込める国だそうです。すでに日本はコロンビアからコーヒーや花を輸入しており、とくに 日本が輸入するカーネーションの8割がコロンビア産


興味深く読んだ本書ですが、ただ一つ残念なのが出版時期です。奥付を見ると発行日は2008年6月で、世界金融危機以前の出版でした。続篇を期待したいと思います。


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Last updated  2010年04月02日 02時52分41秒 コメントを書く
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おこめ@ Re:中島京子 『ハブテトル ハブテトラン』(05/11) 突然のコメント失礼します。 人違いであれ…
逆立ち天子6189 @ Re:斉藤光政 『偽書「東日流外三郡誌」事件』(07/05) 東日流三郡誌を真書とした古田氏は残念で…
悪女6814 @ Re:ジノリのプレート(ロイヤルブルー)(05/22) おはようございますヽ(*´∀`)ノふぉろーし…
尼尊太郎@ Re:金容雲 『日本語の正体』(11/09) こちらを見てください。 韓国の学界でも…
Sonic @ こんばんは コメントありがとうございます。 本書…

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