2003年02月04日
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バスは熊野川に沿って下っていく。山半分が削り取られて、見事な柱状節理が剥き出しになっているのが見える。熊野灘の海岸線は柱状節理の地形が多く見られるので、それが山の中までずっと続いているのだろう。いまさら理科の復習でもないのだが、ガイドさんが柱状節理の出来る理由を話してくれた。

ぶ厚い溶岩がゆっくりと冷えると、体積が収縮する。そのとき割れ目は冷却面に垂直に低温側から高温側へ、つまり外から内側へ伸びる。こうして柱状節理が出来るのだが、断面は基本的に6角形になる。

tetywestが柱状節理の6角形の断面を初めて実際に見たのは中学2年の時で、場所は東尋坊だった。船に乗って海上から蜂の巣状になった岩を見上げた記憶がある。ただし、その時はどうしてそうなるのかはわかっていなかった。

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しばらく熊野川を下っていくと、一本の川が合流する。その川は北山川で、上流には「瀞峡(とろきょう)」があり、瀞八丁(どろはっちょう)とも呼ばれている。熊野川と合流した地点から500メートルほど下流の「志古」という所からジェット船に乗って観光できるそうだ。国道沿いに「瀞峡ジェット船乗り場」と書かれた建物があった。

北山川をもう少し上流に行くと、「全国唯一の飛び地の村」=「北山村」がある。村の周りは奈良県と三重県に囲まれているのに、何故か和歌山県なのだ。(※なぜ飛び地になったのかは 「北山村ホームページ」 に書いてあります)

去年の夏、tetywestが「京都への旅」で「保津川下り」を書いている時に、和歌山県出身のshilfy1さんから教えてもらったのだが、ここには 「筏下り」 がある。ライフジャケットの着用が義務付けられ、健康保険証を携帯していなければ参加できないという、かなりワイルドな川下りらしい。それを知ってからというもの、ぜひ機会があれば体験してみたいと思っているtetywestだったので、地理的な目星がついただけでも来た甲斐があったというものだ。しかし、実際にここまで来るとなると、香川県からはかなり遠い・・・いや遠すぎる(涙)

やがてバスは熊野川から逸れ、トンネルに入った。そして、短いトンネルを抜けると、そこは「新宮市」だった。道路の両側は家並みが続いている。



「新宮市は『熊野速玉大社』、『徐福の墓』、『浮島の森』が有名です」
とガイドさんが説明してくれる。熊野速玉大社の神木は「ナギの木」で、その葉脈が特徴的なのだそうだ。細い葉脈がたくさん平行に走っていて切れにくいために、縁結びにご利益があるといわれている。
「新宮市の国道42号線沿いの街路樹にも使われています」
とのことだったので、どんな木なのか、またどんな葉っぱなのか興味深々だったのだが、残念なことに見つけられなかった。

バスはあっという間に新宮市を抜けて、一路今夜の宿泊先である那智勝浦町へ向かう。






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最終更新日  2003年02月04日 12時21分13秒
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