2003年02月03日
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今回の「南紀の旅」はいきなり「道成寺」から始めてしまったので、tetywestがどうしてバスに揺られているのかをまだ説明していない。

実はこの旅行も「JAがらみ」なのだ。

JA観音寺支部には生産される農作物別に専門部会がある。思いつくままに並べてみても、レタス、イチゴ、ブロッコリー、タマネギ、露地ミカン、ハウスミカン、キウイ、花、畜産・・・と、かなりの数になる。専門部会は農家の代表が役員になって、生産や販売に関するいろいろな事がらを決定する。tetywestは「果樹部会」の役員になっている。

専門部会の役員の任期は3年で、今年は最終年度にあたる。「役員の皆様、ご苦労さんでした」という慰労を兼ねて、3年に1度JAが「専門部会役員研修旅行」を企画している。したがって旅費はタダなのだ。今回の旅行の参加者は100人を超えている。果樹部会からは5名の参加だった。役員はそれぞれの支所ごとに3台のバスに分乗し、JAの管理職も同行している。

一応「役員研修旅行」という名目なのだが旅程表に研修先はなく、もろに慰安旅行だった。バスの中でビール、酒、コーヒー、ジュースが飲み放題なのはJAの旅行では常識のようだ。それぞれのバスにガイドさんが1人ずつ同乗して、バスが通過する地方、地方の歴史や文化を説明してくれる。車窓の風景を眺めながらガイドさんの話を耳を傾ける旅というのもなかなか楽しいものだ。

中辺路のふれあいパーキングでトイレ休憩をした後、
「今から、時間当てクイズをしましょう。ホテルに到着する時間を書いてください」
と、ガイドさんから紙が回ってきた。
「正解された方には3万円以下の賞品を差し上げます」

「ホテルまでは約70kmあります。ホテルに着いて運転手さんがサイドブレーキを引いた時の時間を当ててくださいね」
と言う。

そのときの時間は午後2時だった。tetywestは、この山道ではいくら国道でも平均時速は35km/hくらいのものだろうと、4時19分と書いた。

山の中の渓流に沿って上っていたバスは、峠を越えて下り始め、やがて大きな川に突き当たった。熊野川だ。ここからは国道168号線になる。「イロハ」国道とは覚えやすい。上流に行けば熊野本宮大社がある。さらに上流に行くと奈良県の十津川村へと続いている。

しかし、バスは熊野本宮大社には行かないで下流に向かって走る。熊野川は川幅が広いので、山の中を走っていたときより空が大きくなったように感じる。

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所々で護岸工事をしている。去年大雨が降って、熊野川はかなり水位が上がり、岸が削られたのだそうだ。ガイドさんが十津川村を襲った洪水の話をしてくれた。明治22年の洪水で十津川村はものすごい被害を受け、翌明治23年に村をあげて2500人が北海道へ移住したのだそうだ。そして「新十津川村」が出来た。明治23年といえば、偶然にもtetywestの産地に初めてミカンが植えられた年と同じだった。今から115年前のことだ。(詳しい資料は新十津川町ホームページの 新十津川開拓史 にあります)






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最終更新日  2003年02月03日 21時14分03秒
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