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大学生のころ、僕は原付に乗っていたんだけど、
スピード違反で免停になってしまい、バイトの家庭
教師先に自転車で1ヶ月間通っていた。そのバイト
先は下宿から20km以上あり、かなり田舎の田
園地帯にあった。バイトが終わって、岐路に着いた
のは夜の9時半ぐらいだった。自動車が通る道路
と50mぐらい離れたところの田んぼの中に農道が
並行して走っていた。僕は、民家も街灯も無い、真
っ暗な農道を、ひたすら自転車をこいでいた。
その道は直線で1km以上 あったと思う。道沿い こんな感じの木
のなんにも無いところに、高さ3~4mの木が1本だけ立っていた。いつもなら1km離れた
その木は見えるわけは無いんだけど、その晩だけは違っていた。暗闇でもその木ははっ
きり見えた。その木は光っていた。まるでクリスマスシーズンにライトアップされたツリーの
ように。子どものころ読んだ「 モチモチの木 」を思い出した。「 なんだろう ?」僕ははどきど
きしながら自転車をこぎ、その木に近づいていった。20mぐらい近づいたときその正体が
分かった。 つづく・・・