PR
Calendar
Category
Comments
僕は舳先に乗っていたのだが、
その舳先に当たってできる波が光っている。
その光はますます、青白く、どんどん明るく、なっていく。
船は青白く透き通ったゼリーのような光に包まれた。
船の後ろには20m以上の光の帯ができていた。
手を海につけるとしぶきが光りながら飛び散る。
みんなすごくはしゃいで、さけんだりしていた。
港を出て5、6分走っただろうか、
漁村の裏手に入り江があった。
主人は黙ってエンジンを切り、静かに入り江の中に船を進めた。
異常に興奮していた僕たちだったけど、
そこでは、しばらくは声が出なかった。