ハーブと一緒に私のスマートライフ

Free Space

ご訪問ありがとうございます。
横浜市在住のSumikoです。

自己紹介
北欧スウェーデンハウスでエコ生活を
実践している50代です。
中央大学卒業

お問い合わせはこちら！

シンプルスタイル(インテリア・雑貨) ブログランキングへ

ブログ村ランキングに参加しています。↓

にほんブログ村

お気に入りの雑貨やコスメがたくさん。

本の大好きな私は、楽天ブックスを利用。

1986年愛知県生まれ。
18歳より短歌をはじめた著者。
今現在は、大阪府内の救急科専門医として
救命救急センターに勤務して新型コロナ感染者の
治療にもあたっている。

犬養楓というのは著者のペンネーム。

この本は、

・赤い人質
・令和元年　十二月
・第一波
・第二波
・人降りし夜
・ひかりとかげと
・第三波
・新しい年
・解放
から構成されている。

医療現場で目に見えない新型コロナウイルスと

どれも素晴らしいのだが、その中のいくつかを紹介したい。

・息継ぎの時と場所とを探しつつ泳ぎ切らねばならぬ1日

・昼からは受験のごとく飯を食べ刑期のように持ち場に戻る

・使命感で続けられる強さなく皆辞めないから辞めないでいる

・速報は日々北上す前線の最多最多と桜のごとく

・ア行から感染棟に派遣され自分の姓を少し憎めり

・鼻腔より死後処置液を入れられて業者専用出口より出る

コロナ患者の受け入れを断った時の短歌、
感染で亡くなった家族に葬儀屋を紹介する短歌、
退職書類を引き出しにしまって仕事をする短歌、
それぞれに著者の想いをひしひしと感じてやるせない。

自分の想い、患者への想いを五・七・五・七・七の五句体
で表していることがなんとも切ない。

この本を読み終えたなら、医療従事者への敬意と
自分が今できることは何かが自ずと見えてくるのではないだろうか？

感染拡大を抑えるためにも家で過ごすのだと
私は強い意志をもつ。

また、短歌にはYouTube、セブン、スタバ、スマホ、アマゾン、LINE、
アプリ、テトリスなどの言葉が使われていて若さを感じる。

最後の【あとがき】で著者は、