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2006年01月06日

Jose再び　Part2

カテゴリ： BALLET

Matthew Bourne's Swan Lake Paris Premiere
6 JANUARY 2006 Theatre Mogador 　　　
マシュー・ボーンの「スワン・レイク」パリ初公演
Part2

第3幕

入場するセレブたち。
アーロンがハンガリーのエスコート。すごくかっこいい～
ヘンドリックがレベッカ・ジャクソンを伴って登場。モナコのプリンセスとエスコート。レベッカは金髪を結い上げていて美しい。
イタリアのエスコートはアシュリー・ベイン。

「王子と花嫁候補達の踊り」の音楽で踊りだすセレブたち。
ストレンジャーが登場。
女王の手の舐め上げで客爆笑。むちをくるくる回すところも受けまくり。ストレンジャーが酒を飲むところでも笑。
『ロシアの踊り』で、ハンガリープリンセスが酒を飲んでストレンジャーと踊り始めると、アーロンが執事に文句を言っている。4人のプリンセスと踊るストレンジャー、プリンセスの背中を撫で上げるとプリンセスが背中と腰をぷるぷる振るわし、客は爆笑。
ソロダンス。ソロの3回転のピルエットはしっかりルティレで3回転。下手に向かって腕を抱え込むように空中で2回転。上手にむかってグラン・ジュテしてくるくるシェネしてテーブルに飛び乗る。優雅で完璧で美しい。

女王は退場し、スペインの踊りが始まる。ストレンジャーは周回し、イタリアの王女にちょっかいを出す。
『ナポリの踊り』。アシュリーはコミカルに演じていた。日本公演のときほどマジギレでなく、コミカルに変えていた。これはデーミアンとのバランスで変えたんだろう。日本公演ではピーターがコミカルだったからわざとコミカルさを封印していたように感じたから。　

『チャルダーシュ』
『黒鳥と王子のパドドゥ』女王とのダンス。女王は手袋をぬいでいてゆらゆらさせてストレンジャーの胸を手袋で撫でてから思いっきり高く投げて袖に放りこむ。
ここもホセはすばらしい…　出だしの大きなソテも相変わらずすばらしい。途中の2回転の追加も相変わらず。女王を迎え入れるように大きく手を広げて後ろに下がるところも、なんともティージング。

王子と入れ替わるところ、客笑。王子とのダンスはもう…すごい。客席に向かって足を出すように後ろ向きでアチチュードして激しく王子を引き寄せる。そして後ろに低くアチチュードした状態でくるくる2回転。

崩壊した王子。
女性たちの踊り。
集団の群舞。
テーブル越え。
王子の乱入。

王子の手術。
ベッドの下から這い出すスワンたち。センターがポール・スメサースト。この人はとてもうまい。シリアスな表情。おでこが出ている感じ。その上手はドミニク。
私はショーンの幻影を見てしまう。あの下手のあのスワンはショーンだったのになあと。ショーンはロンドンでシザーだってのに。

スワンたちが消えて王子は狂ったように踊る。そこでベッドを突き破って出てくる大きな白鳥。客笑。
ザ・スワンとスワンたちの戦い。新鮮だったのがポール・スメサースト。徹底的に王子をいじめてる。このスワンが次のリーダーらしい。ザ・スワンを食い殺したスワンたちは雄たけびをあげる。王子は死亡。慟哭する女王。ベッドの上に現れるザ・スワンと幼年の王子。
全幕了。

カーテンコール。ホセは茫然とした表情。まだ抜け出していない。

客は大熱狂。カーテンコールして暫くすると次々に皆が立ち始めた。そしてほとんど総立ちのスタンディングオベーション。ホセ、そして皆さんすばらしかった。ありがとう。

aaron