田舎のブログ

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2025年03月20日

米生産経費(米が高い？）2　20年先は

テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(566504)

カテゴリ：農業

前日記からの続き
お米が高いけど農家は儲かっていない

詳細は前日記に記載しましたが　　 前日記リンク
１反あたりの取れ高　　　　10万円

１反あたりの生産コスト　　10万円　　　　
人件費　　　　　　　　　　 8万円
減価償却　　　　　　　　　16万円
　　　　　　　　　　　計　34万円

１反当たり　24万円の赤字

これが日本の大部分の中山間地稲作農家の真の現状でしょう　

仮に今のお米価格とします
５ｋで4千円　　　30ｋで2万４千円　　
反あたり10袋分の収穫　　　 24,000×10　　24万円

人件費を抑える為
田の畔だけの草刈りにする　毎日の田の水の管理も2日おき　その他

　これで人件費が6万円となる

減価償却の考え方を変える
○200万位の中山間地に適した小型のコンバインは中古にする

○10年の減価償却としたが20年とする
　　長く使用すると修理費が多くなるし実際20年も使えないけれど
　　税法上の減価償却は5年が大半　低温貯蔵庫は10年

そのようにすると減価償却が約5万円

　　　　　　　　　　　今の米の価格で24万円で計算

　　　　　　　　　　　　　人件費　　 6万円
償却費　　 5万円
計21万円

今の米価で田をほったらかし稲作手法でやっと
　　　　　　　　　　　　一反あたり３万円の利益

　　　　　　　　　　　　　17年位前の親父　77歳の時かな？　
　　　　　　　　　　私が会社勤務の為、代わりに田のしろかき　
　　　　　　　この後、田植え数日前にもう一度植え先つくりで田をおこす
　杖ついてまで田を　しかし顔はにこにこ撮影者が綺麗な女性だったからから？
　　　　　　　　　※撮影者　国府台女子学院の高等部教員　

なぜそれなのに稲作をするのか
　　　　　　　○兼業農家だから会社の給与をつぎ込める
　　　　　　　○農機具類は親から受け継いでおりすべて買う必要がない
　　　　　　　○無料報酬の手伝い度
　　　　　　　　　妻、息子　両親がおり　人件費は実際に払う事はない

○田が好き、　生まれた環境が長男、　自分の米が食べたい

○田を荒らしたくない　　子供の時の田園風景をなくしたくない

○親が苦労してほとんどの田を買い　寝ずに働く姿をみてきた

○田の中を歩けなくなった私に　
　　施肥まで同時にできる田植え機を親が買ってくれた

○両親、特に親父の思い　自分で食べる分位作れよ　息子よ

ほとんどに農家は利益など考えていたら
かいだるく出来るものではない
心の持ち方なのです
大平野で20反（２町）位の作付け面積なら利益もでるでしょうけどね

減反、転作、大規模化、そして近年の防獣対策
バカな農政　酪農農家が一番の被害と思う

違反を犯し国に供出米せずに小売りに走った農家　今は自由ですけどね
生きていけなかったのです

最近は国民年金だけでは生活困難として農業者年金に加入を勧め
就農支援を推し進め
バカなのでしょうか　
根本はそこではないでしょう　貧乏しなさいといのなら

そもそも５ｋ　1200円位と生産コスト試算した
政府やある新聞社　
大規模農家のサンプル試算でしょう
そんなん　30ｋｇで7200円でしょう　

恐ろしい事を言いますね
誰も米作りをしなくなりますよ

ほっといても　
米農家の平均年齢　約70歳
あと10年で　日本から米が消え始めるかも
日本米の味も知らない連中や
知っていても外国米が美味しいという人たちが主流になり
外国産の米が主食になるかも
これでいいのか

世界的気候変動
安全保障面
死んだ親父が言っていた　米が高くなり買えなくなる時代がくる
自分で食う分は自分で作れと
しかしまともに歩けない私には不可能

参考
米農家のユーチューブチャンネル
次回アップしたいと思うけど
日記に張り付ける方法わすれた　どうしよう

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