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この日の日記で宣言した 殯の森 」を観てきました。

いざ公開!となると、単館ロードショーな上に1日の上映回数も少ないので「DVDが出るまで待つかな~」と消極的にもなったのですが、割引券も手に入れたことだし、せっかくだからと行くことに。
観終わった感想は、、
まぁ、特に映画館で観なくてもよかったかも?というのが正直なところ・・・(酷)
でも今年のカンヌ映画祭グランプリという話題性のおかげか、1日2回しか上映がないせいか分かりませんが、土曜の夕方のこの回は100人未満収容の小さい上映室だったとはいえ、前3列を除いてほぼ満員になるくらい人が入っていました。
パリではなく地方都市で、どういう人達がこの日本映画を観に来ているのか観察できただけでも、映画館まで足を運んだ甲斐があったという気もしています。
客層で多かったのは熟年カップル、次に熟年カップルと同じ世代のおじさま・おばさまグループ。この世代で日本文化やアジアに興味を持っているのは、そのこと(日本やアジア文化に造詣が深いこと)がステイタスになっている人達でもあり、皆何となく感じが似ています。
映画の後は日本料理屋でSUSHI(この街は日本人経営でない店ばかりなので、あえて”寿司”とは書かない・・・)を食べに行ったりするんだろうな。
次は若い男女2-3人のグループ。中には友達に誘われて何気なく来た人もいたみたいで、上映前に
「これってカンヌでグランプリ獲ったやつだったっけ?」
なんて仲間に確かめている声も聞こえたり。でもこういう人も含めて独立系映画中心の映画館に来る人は「 本当に映画を観たくて 」来ているので、上映の最中に立ち上がって出て行くパターンが殆どありません。大手シネコンだと毎月決まった料金で何本でも鑑賞できるサービスを行っている故か こういう アクシデントに見舞われたりもしますが、今回は映画によく集中できました。
そんな理想の環境だったにも関わらず、「別に映画館で観なくても、、」と思ってしまったのは何故かと言いますと、手持ちカメラによるブレた映像が多くて、頭が痛くなってしまったから。大スクリーンである必要はなかったかなと、、
臨場感を出すための効果でもあるのかもしれないけれど、焦点の合わない映像が何度も出てくると、目が無理やり合わせようとするから疲れます・・・
でも 近親者の死から立ち直れない感情 というのは、国や年齢を問わず誰にでも共感できるテーマで、話には非常に入りやすかったのだと思います。上映後に目をウルウルさせているフランス人を何人か見ましたよ(余談ですが上映室内に他に日本人はおらず)。
あとは認知症の老人を介護する立場について。2歳児のパワーに圧倒されている私なんてまだまだ甘いと思わざるを得ないくらいの大変さが分かったような気がします。その場を治めるだけだったら子供は力ずくでやめさせることも出来るけれど、大人相手の場合はそうもいかないですからね。意思の通じ合いが大事なのは、どちらも同じなんだけど。
それから日本の森林とか山ってやっぱり 青くて いいなと思いました。大陸にはない青さですね。今住んでいる地域は山もないので余計に感じます。山育ちではないけれど、毎年夏休みは家族で長野の山に行っていたので、暑い季節になるとあの日本の山のしっとりした青さが恋しくなることがあります。
映画の感想はそんなところでしょうか。
しかし今回思ったのは、カンヌのグランプリというのはこの映画祭の次点にあたるんですけど、最高賞(パルム・ドール)との格の違いというのを見てしまったようにも感じました。
例えば最近でいうと、2004年のグランプリ作「 オールド・ボーイ 」とか・・・
韓国映画「オールドボーイ」ビデオCD(VCD)(直輸入 韓国版)
↑これは日本語版DVDさえ出ていない・・・
それから2005年グランプリ受賞の「 ブロークン・フラワーズ 」ですね。
どれも題材なり映像なり面白い映画なのだけど、観終わった後に今ひとつ物足りなさが残るところが共通しているかな・・・(偉そうなこといえる立場じゃないんですが~)
お時間のある方は歴代のパルム・ドール受賞作一覧→ こちら と、
審査員特別グランプリ受賞作一覧→ こちら を見比べて、
なるほど~♪ と頷いてくださいまし(もちろん反論もおありかと思いますが!)。
以上、オタク日記で失礼しました。
続けて前回の日記のコメントへお返事するところでしたが、マプッペが昼寝から目覚めてしまったので、落ち着いてからゆっくりお返事書かせていただきます・・・すみません。
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