2002年02月27日
テーマ： 異文化交流面白エピソード(13)
カテゴリ： カテゴリ未分類
ロンドン留学中、クラスメイトの殆どがブラジル人とコロンビア人でした。お陰で飛び交うポルトガル語とスペイン語。アクセントが強く、早口なそれらの言語を聞き取れる事は殆どありませんでした。
「クカラクチャ！」
それを聞いた途端、クラスメイトの殆どが同意の声を張り上げます。私は隣にいたブラジル人の友人に、それは何なのかと訊ねました。彼女は意味が解って大笑いしていたからです。だからてっきりこの単語もスペイン語とポルトガル語では同じか、似ているものだと思いました。
「知らないの？ほら、こそこそ這い回るあれよ」
こそこそ這い回るあれ…私はそれを想像しつつ、聞こえた単語を頭の中で崩していきました。クカラクチャ…クカラーチャ…ククローチャ…コックローチ…ゴキブリか！納得です。
コロンビア人もブラジル人も、他ラテン系言語の人はすぐそれが理解できたらしく、大いにゴキブリについて盛り上がっていました。なので私は確認の意味でブラジル人の友人に訊ねました。
「ポルトガル語でもクカラクチャって言うの？」
ところが答えはNO。ポルトガル語でゴキブリという単語を教えてもらったのですが、何処にも共通点が無い単語だったので忘れてしまいました。だけどそれでどうして解るのでしょう？類似点もあるでしょうが、ブラジルではスペイン語の授業が必修なのでしょうか。友人は似ているから解るとしか言っていなかったのですが。
そしてもう一つ、何故だかスペイン語で忘れられない言葉があります。それは本を読んでの事でした。
とある小説の登場人物に、スペイン系の女性がいました。彼女の名前がマリポーサ。実際の発音は知りませんが、綺麗な響きだと思い覚えていました。
次にまた他の小説で、話の鍵を握る単語として蝶が出てきました。ミステリなのですが、主人公が謎を解き明かす為、辿り着いたところがマリポーサというホテル。ここで初めてマリポーサの意味が蝶だと解りました。
奇しくも昆虫を表わす二つのスペイン語が、こうして私の中に根付いたのです。ちなみに昆虫はどちらかといえば、苦手な方なのですが。
決して忘れ得ない言葉…ですが使う機会に恵まれる可能性はかなり低いようです。
「クカラクチャ！」
それを聞いた途端、クラスメイトの殆どが同意の声を張り上げます。私は隣にいたブラジル人の友人に、それは何なのかと訊ねました。彼女は意味が解って大笑いしていたからです。だからてっきりこの単語もスペイン語とポルトガル語では同じか、似ているものだと思いました。
「知らないの？ほら、こそこそ這い回るあれよ」
こそこそ這い回るあれ…私はそれを想像しつつ、聞こえた単語を頭の中で崩していきました。クカラクチャ…クカラーチャ…ククローチャ…コックローチ…ゴキブリか！納得です。
コロンビア人もブラジル人も、他ラテン系言語の人はすぐそれが理解できたらしく、大いにゴキブリについて盛り上がっていました。なので私は確認の意味でブラジル人の友人に訊ねました。
「ポルトガル語でもクカラクチャって言うの？」
ところが答えはNO。ポルトガル語でゴキブリという単語を教えてもらったのですが、何処にも共通点が無い単語だったので忘れてしまいました。だけどそれでどうして解るのでしょう？類似点もあるでしょうが、ブラジルではスペイン語の授業が必修なのでしょうか。友人は似ているから解るとしか言っていなかったのですが。
そしてもう一つ、何故だかスペイン語で忘れられない言葉があります。それは本を読んでの事でした。
とある小説の登場人物に、スペイン系の女性がいました。彼女の名前がマリポーサ。実際の発音は知りませんが、綺麗な響きだと思い覚えていました。
次にまた他の小説で、話の鍵を握る単語として蝶が出てきました。ミステリなのですが、主人公が謎を解き明かす為、辿り着いたところがマリポーサというホテル。ここで初めてマリポーサの意味が蝶だと解りました。
奇しくも昆虫を表わす二つのスペイン語が、こうして私の中に根付いたのです。ちなみに昆虫はどちらかといえば、苦手な方なのですが。
決して忘れ得ない言葉…ですが使う機会に恵まれる可能性はかなり低いようです。
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