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今、Paddy Glackinのフィドルの貴重な音源を借りて聞いています。ストレートで高速のエネルギッシュな演奏は、これぞまさしく、ドニゴールのスタイル!です。ピュアなドニゴール・フィドラーで私が好きなもうひとり、James Byrneと同じジグのレパートリーを弾いていて、この「揺れない」ストレートなジグは、なんだか、聴いていてとっても元気になります。こういう勢いのある演奏って本当にいいなあと思います。明るいジグ曲を選んで、弓をしっかり弦にのせて、はっきり発音させて、元気よく弾いてみましょう。全部の音がべたべたにならないように、拍子の最初の音にだけ弓をたっぷり使うことを忘れずに。
2009年05月29日
前々回の、フィドルのハーフシャープについての続き。ある曲をナチュラルとシャープをきちんと音程をとって弾くと、なんか、きれいに収まりすぎるなあ、と思うことがあります。一昔前のフィドラー、例えば、Mairtin ByrnesやBobby Caseyの音源を聴くと、いっぺんに昔にタイムスリップするような、時空がゆがんだ世界に放り込まれるような気がします。調弦を含めて音程の取り方が大きな要素になっていることは確かでしょう。特にハーフシャープについて注意深くよく聴いてゆくと、例えば、Gの指使いのキーのとき、A線のドのナチュラルは全部ハーフシャープにとっているようにも聴こえる(夢で教えてもらったとおり!)けど、G線の3の指のドはナチュラルにしっかりとり、E線のソまでがハーフシャープになっていたりすることもあるので、こう言えるかもしれません。ハーフシャープは、フィドルの楽器の特性上生まれた音程で、E、A、D線上での2の指の使い方のいわば指癖のようなもの。その味わいある音程は当時の人々のフィーリングにマッチしていた、と。ちなみに、DやAの指使いのキーのとき、ドやファのシャープの音は、ちゃんとシャープにとっていたりします。耳慣れないと、彼らの音楽は最初聴きつらく感じるかも知れませんが、このハーフシャープの世界をぜひ、楽しんで聴いてみて下さい。そして、自分でもチャレンジ!
2009年05月26日
フィドルで曲をいくつか弾けるようになったら、初心者ほどセットを作って覚えておくと便利です。セットを作るとき、お手本となるセットの音源があればいいですし、The Sessionのサイトでも、音源で使われたセットの記録があるので、参考にすることもできますが、もちろん、自分でも作ってみるのも楽しい。曲のつなぎがよいもの、変調がわくわくするもの、同じ雰囲気の曲をつなげたりあるいはその逆であったりと、セットはお洋服でいうコーディネートのようなもので、美的センスがあらわれるなあと思います。Matt Cranitchは、セットのセンスがいいなあと思う大好きなプレイヤーのひとり。先日、生徒さんからもらった初期の音源は本当にすてきなセットばかりで、大喜びしていました。特に、Morrison's Jigは、個性の強い男性的でハードな印象の曲で、同じ雰囲気でセットをつくって最後に持ってくるといいかなあと思っていたのですが、なかなか見つからないでいました。その音源では、Garrett Barry'sのあとに合わせていて、ハードさが和らいでなかなかよいのです。ちなみに、私は、Tom Billy'sあとにGarrett Barry'sを合わせるのが好きです。お試しあれ。
2009年05月24日
ときどきですが、私は夢で亡くなった祖父母と話をして教示をもらったりすることがあるのですが、今朝は私の亡くなったかつてのバイオリンの先生が出てきて、「(フィドルの)ハーフシャープについて」教えてもらいました。私が小学4年ごろから高校生まで教わったおばあさん先生は、真正面を向いて熱心な口調で「バッハやあの時代(17,18世紀の音楽、先生はバッハを専門にしていた)は、狭いファやドの音は使われず、ファやドのナチュラルはみんなハーフシャープで弾いてたの。だから、2の指は1と3の指のちょうど間に落としていた。みんなそういうやり方をしていたのに、シャープの音と、もっと離して区別したいということになって、だんだんハーフシャープが落ちていってナチュラルが生まれたの。」私は、ハーフシャープはところどころで引っ張られる音と捉えていたので、「もともとはナチュラルとしてであった」というのは、リアルな夢の中で目からうろこでした。ハーフシャープについては、私自身、理解不十分と感じていたのか、先生も、これを伝えたくて「わざわざ来たの。」ともいっていた。夢から覚めて、ほんとうにそうかなあと考えているのですが、例え、違っていても、こんな形でバイオリンを続けていると知っていて?くれていることが、メッセージだったかも知れません。おばあさん先生は、いわゆる趣味の人には教えない先生でしたが、レッスンのとき、座りながら大きく足踏みして拍子を取っていた(生徒は立って足踏み)ところなどが、「あの時代の音楽」の証なのかなあと思ったりもします。
2009年05月20日
ピートクーパー先生は、私のフィドルの先生です。今朝、来年3月末~4月頭の来日のスケジュールのことについて確認事項があって、メールをしました。私は、いつも最後に「これでいいかがですか。リクエストがありましたら何なりと言って下さいね。」と書き添えるのですが、先生の答えはいつも「うん、いいね。すばらしいオーガナイゼーションありがとう。」です。決して、「これは、ちょっと・・・」とか、「これこれこうしてくれ」とは言ってくれないので、私としてはある意味とても楽な部分、一番いい方法を自分で一所懸命考えなければいけないハメになります。そういえば、フィドルを教わるときもそうでした。たくさんの「Very Good!」と、細かい指図はせずに生徒に考えさせるのは、教師の極意であって、ほんとうにいい先生だと思います。
2009年05月19日
最近、パソコンで書いていることが多いのですが、ここ何日かやや楽器の練習よりも優先させなければいけなかった後、どうも、右肩の調子がおかしいことに気がつきました。パソコンに向かうときって、どうしても頭部を前のめりにする姿勢をとってしまい、おまけに、自己流のキーパンチなので、利き手である右手がたくさん動かす。そうして、長時間何日も続けていると、肩の後ろにうっすらと筋肉が一枚ついたような、弓の運動をしてみると、もったりとした感じがするのです。運動選手も、トレーニング後のケアが大事といいますが、あわてて、猫のポーズや肩のストレッチをやって元の感覚をとりもどしつつあります。あまり神経質になってもいけないのですが、日常生活は、姿勢を正しくしたり、両手は特に左右均等に体を使うようにしていますが、パソコン業務は仕方がないですね。せめて、ときどき、腕を伸ばしたり、のびをしたり、歩き回ったりしながら(ずいぶん落ち着きがないように見えますが・・・)、やろうと思います。
2009年05月17日
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