t-cross Private Research Institute (tPRI)

t-cross Private Research Institute (tPRI)

PR

×

Calendar

Profile

t-cross

t-cross

Archives

2026.10
2026.09
2026.08
2026.07
2026.06
2012.02.08
XML
カテゴリ: Book Review
「不眠症(上・下)」(スティーヴン・キング、文春文庫)を読む。

以前ハードカバーを図書館で借りて読んだのだが、昨年文庫が出たのを「積ん読」してしまっていた。今回やっと再読した。

舞台は長篇大作「IT」でお馴染みのデリー。ひとりの老人ラルフは妻の死後、不眠症(早朝覚醒)に悩まされる。それと同時に、オーラや「風船紐」といったものが見えるようになるだけでなく、「チビでハゲの医者」まで見えるようになる。

そしてラルフは妊娠中絶賛成派のリーダーになる。このグループは全国的に有名なフェミニストをデリーに招いて講演会を開催しようとするのだが、反対派が激しく暴力的なデモを繰り広げる。反対派に対抗すべくラルフとその仲間たちがとった行動とは…。

この作品にも超長篇大作「ダーク・タワー」との関連があちこちに見られる。「ダーク・タワー」に出てくる「カ」や「カテ(「ダーク・タワー」では「カテット」だったか?)」、そして暗黒の塔そのものや赤い薔薇、そしてもちろん深紅の王(クリムゾン・キング)。終わりの方で子供が描いた絵には、暗黒の塔と赤い薔薇が出てくるし、「ダーク・タワー」の主人公、ローランドの名前も登場する。

近年のキングの作品に見られるように、この作品にも妊娠中絶や老人問題、家庭内暴力などの社会問題を扱っている側面もある。キングはただのホラー作家やファンタジー作家を超えて活躍しているのである。

ちなみにハードカバーを読んだ時の感想は こちら 。












お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012.02.08 08:07:06
[Book Review] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: