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カテゴリ: Book Review
昨夜はAM1:30頃に寝付けずに起きてしまった。それで、何とか寝つけるようにするにはどうしたらいいか、ってなことを考えて本を読むことに。

しかし、次に読む予定にしていたのは科学モノのエッセイで、こんな夜中の、起きてるとはいえ半分ボケボケした頭では、そういう類の本は読みたくなかった。

そこで、本棚から取り出したのが、短篇集「愛してる」(鷺沢萠、角川文庫)。

クラブ”ファッサード”をに集う若者たちを描いた短篇集というか、連続短篇からなる長篇。最近読んだ 「海の鳥・空の魚」 とは正反対の、刹那的に生きる若者たちが描かれている。何といっても、お互いの名前さえちゃんと知らない、なんて連中もいるのだから・・・「ジュニア」や「ハンニバル」といった名前はアヤシ過ぎる。

それでもこの作品には、何か独特の惹きつけられるものがある。それは例えば、鑑とあとがきに書かれている次の言葉からも判る。

思ったり感じたりした者の勝ちだ。

(作品中にも出てきてるハズだが、いかんせん半分ボケボケの頭で読んだので、ちゃんと憶えていない…。)

他にも印象に残ったフレーズは幾つかある。

「したいこと」と「しなければいけないこと」が全面的に一致する人間なんていないと思う。もしいるとすれば、そいつはもの凄く何かを超越した頭の良さを持っているか、それでなければただの空気頭だ。 (「真夜中のタクシー」より)

―俺はさ、状況だけ見てキレイごとだけ言ってりゃいいんだから。

―仕事なんか、やってらんないわよ……。 (「雨に唄えば」より)

―ねえ、知ってる人がいるって、なんかいいよね。 (「傘の花」より)

―Every girl is a girl……。 (「恋と嘘」より)



人に言うのは、誰でも簡単なんだよね……。
(「オムレツを食べよう」より)





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Last updated  2012.04.18 08:30:11
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