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カテゴリ: Book Review
「入り江」(スティーヴン・キング、扶桑社ミステリー「ミルクマン」所収)を再読。

映画化のニュース が出ていたので再読してみた。主人公はある小島に住む老女。彼女は「入り江」を挟んだ対岸の本土には、生まれてこのかた渡ったことはない。そして、いつのころからか<愛しているかい?>という問いが彼女につきまとうようになっていたが、彼女はその意味が判らなかった。

そして、ある冬のこと、入り江が全面凍結して、歩いて本土までいける状態になった。そのとき彼女のとった行動とは、彼女の身に起こったことは…という話。

もちろんホラーのキングの短篇であるので、ホラー的要素は入っている。しかし、けっこう文学的な作品にも仕上がっているのではないかと思う。とすると、映画化の話というのも納得がいくかなぁ、という感じがする。でも私自身は映画館で観たいとは思わないなぁ。ちなみに本作が書かれたのは1981年。

ところで、「ミルクマン」全体を再読した時の感想は こちら に書いてあるのだが、本作については何のコメントもしていない。残念ながら、短篇集全体の中ではあまり印象に残らない作品なのかもしれない。いかんせん「生きのびるやつ」の印象が強過ぎるので。





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Last updated  2012.05.22 14:32:42
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