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カテゴリ: Book Review
「秘密の窓、秘密の庭」(スティーヴン・キング、文春文庫「ランゴリアーズ」所収)を再読。

「Four Past Midnight I, II」という2冊の中篇集に「図書館警察」「サン・ドッグ」「ランゴリアーズ」とともに収録されていた1作。何故かこの作品だけ再読していなかったので、読み直してみた。

主人公の作家モートに突然の訪問者シューターが訪れ、自分の小説を盗作したなと云われる。もっともそんな憶えのないモートは、自分の小説の方が先に出版されたという証拠を突きつけてみせる、と息巻く。

ところがいざ証拠探しを始めると、まるでシューターが先回りしたかのように、とことん証拠となる品が手に入らなくなっていく。そんなシューターのせいで徐々に正気と狂気の間の一線を越えようとしていくモートの運命は…という話。

作家を主人公としたキング作品には「ミザリー」や「ダーク・ハーフ」があるが、本作はモートvsシューターという争いを描いているという点で、どちらかというと「ダーク・ハーフ」寄り。それにしてもキングは人間の狂気というホラーを描かせたら天下一品だなと思う。

ちなみにこの作品は映画「シークレット・ウィンドウ」の原作である。映画と小説で結末が異なっているが、是非両方お楽しみ頂きたい。






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Last updated  2012.05.24 14:31:46
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