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カテゴリ: Book Review
「シャイニング(上・下)」(スティーヴン・キング、文春文庫)を再読。

この作品を初めて読んだのは私がキングにハマりはじめた高校生の頃だから、かれこれ17年ぶりくらいの再読である。17年って凄い。

はじめに驚いたのは、冒頭の献辞で本書が息子のジョー・ヒルにささげられていることである。ヒルといえばいまやキングと肩を並べて小説を書いている作家である。

おまけにこの作品がアメリカ本国で書かれたのが1977年。ちょうど私が生まれた年。これまた凄い。

で、本書は最近文春文庫でリバイバル版が出ているのだが、さすがに同じ小説を2セット持っていてもしょうがないので、今回読んだのも17年前の古いバージョンのほうである。既に日焼けして古本みたいになっていた。

さて作品であるが、コロラドの山中にある名門ホテル「オーバールック」の冬季管理人となった父とその妻、子供が主人公である。主人公といってもこのホテルは冬場は雪で外界から途絶されているので、彼ら以外のメインの登場人物は数えるほどである。

そして、父親がひょんなことからホテルの歴史に足を突っ込んでしまい、ホテルの不思議な魅力に引き込まれていく。一方で、不思議な能力を持ったまだ幼い息子は…そしてそこで起きる事件。さて、3人の運命は…という感じ。

キング作品と言えば、私は常々「人間の狂気を書かせたら右に出るものなし」と評価しているのだが、それはこの初期の作品にも既に表れている。しかも、幽霊屋敷モノ・超能力モノといったホラーの王道を外さずにそれを描いているのが凄い。やはり「栴檀は双葉より芳し」なのかと再認識した。


シャイニング(上)/スティーヴン・キング


シャイニング(下)/スティーヴン・キング






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Last updated  2012.11.03 09:52:36
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