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カテゴリ: Book Review
「タリスマン(上・下)」(スティーヴン・キング&ピーター・ストラウブ、新潮文庫)を再読。

実は今年1・2冊目を飾るはずだった作品。年末年始に読み切る予定が読み切れず、その後「読書できない症候群」に見舞われてほったらかしとなり、「症候群」回復後は他の本を読んでいた。そして最近になってやっと読みかけのところから再出発して冒険を終えたのである。

そう、冒険。この話は冒険の話である。かつて一世を風靡した女優リリーは癌に冒されていて、アメリカ東海岸のホテルに身を寄せている。その息子ジャックは、西海岸まで大陸横断の旅に出て、母の病気を治せる「タリスマン」を探し求める、というストーリー。

しかもそれは単なる旅ではない。現実世界とファンタジー世界を行ったり来たりする「フリップ」をしながら進む旅である。ファンタジー世界には、現実世界の人間に対応する「ツイナー」がいたりいなかったり。現実世界・ファンタジー世界それぞれに登場するキャラクタ設定も面白いし、何よりも「冒険物語」として楽しめる。最後は感動させられた!

因みに本作の続編に「ブラック・ハウス」という作品があるのだが、本作では「ブラック・ホテル」としてそれが登場している。作品の「むすび」には「トム・ソーヤーの冒険」を引用して、物語に続きがあることがほのめかされている。

それから作品終盤に カール・セーガンの「ブローカの脳(邦題:サイエンス・アドベンチャー)」 の名前が顔を出すのも、私にとってはほくそ笑みポイントだった。

とにかく掛け値なしの感動冒険物語である。古い本ではあるが、是非一読して頂きたい。

これで今年6・7冊目読了。






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Last updated  2014.02.11 17:06:29
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