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大雨の土曜日、用ができて高知に行くことになった。ならば、行かねばということで、へんぴなミュージアム「海洋堂ホビー館四万十」まで足を延ばした。ミュージアムまであと数キロの四万十川町打井川は大雨による激流で、川からもうもうと水煙が立ち上がっていた。「へんぴなミュージアム」とは、ここのキャッチフレーズ。 「ようこそ!」と迎えられて、「やれやれ」と答えたいくらい遠かった。この写真で想像がつくように、廃校になった打井川小学校の体育館を改築して作ってある。二本のトーテムポールがシンボリックなエントランスで、太平洋のイメージか、ブルーの海に泳ぐクジラや、魚や動物のモノノケのようなキャラクターが賑やかに迎えてくれる。駐車場わきの広場には、おびただしい数の河童の彫刻。800円でチケットを買うと入場記念品をくれる。組み立てるとこんな感じ。いかにも海洋堂。ワクワクする。入場すると、ケンシローの特大フィギュアが迎えてくれる。スタッフに確認すると記念撮影がOKだったのでパチリ 入ってすぐの左手にはガレージキッドの体験コーナーがある。ミュージアムの真ん中には、海洋堂プロデュース作品の巨大「カタロニア船」が配してあり、中にぎっしり様々なキャラクター・フィギュアがディスプレイされている。食玩でおなじみの恐竜や動物、映画やテレビのヒーロー・ヒロイン、歴史上の人物まで、どんだけ幅広い仕事をしているかが一目瞭然。一目瞭然というより、ただ唖然かも。奥に映像コーナーがあったり、二階には造形作家を紹介したコーナーがある。そのコーナーの入り口に「一生懸命趣味に没頭していたら、 40年たって趣味が仕事になった」という趣旨のことが書かれてありジーン。ボーメ(BOME)さんは小学校4年生のころから海洋堂に入り浸って現在では海洋堂を代表する美少女フィギュアの造形師。フランス・カルティエ財団から「キング・オブ・オタク」と認められた人。ちなみにボーメの由来は、帽子とメガネが可愛い少年だったから、とか。他にも、恐竜模型の荒木一成さんや松村しのぶさんなど世界が認めた人たちがずらっと紹介されている。よくわからないながら、「モノづくり日本」の最後の侍…の感あり。辺鄙なところではあっても、たくさんの人に来館してもらって、改めて日本の気骨に触れてもらいたい、と強く感じた。
2012年06月17日
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高知にドライブとなれば『ダバダ火振』ってスイッチが入るよね。(何しろ愛媛の酒店ではなかなかお目にかかれない)無手無冠(むてむか)酒造のこの焼酎は生栗を50%使用なので、香りが甘く、飲み口が柔らかで、後口がすっきりしている。芋や黒糖とはまた違うほっこり感が癖になるお味。ちなみに、無手無冠とは、「冠におぼれず、飾らず、素朴な心を大切に、 ひたすら自然を生かした地の酒つくり」という意味であり、創業当時からの酒造りの姿勢が由来だという。生憎の大雨であちこち訪ね歩くわけにもいかず、道の駅「あぐり窪川」に賭けたけれど、一升瓶はなし。仕方なく、特産品をいくつか買った。窪川町の豚まん。少し前までは冷凍のものは頼み込まないと分けてくれなかったけれど、今は冷凍用の商品ができていた。この豚まんはとにかくジューシー。玉ねぎや筍がたっぷり入っているので蒸しても中の具が固まらない。皮と具に隙間ができない。かぶりつくとスープがこぼれてくるのも嬉しい。それに高知県一押し食材の生姜の加工品と、ネーミングに負けて「たったひとつのマヨネーズ」を買った。このマヨネーズは四万十町こだわりの逸品で、上品な味わいと安全性を極めた神果卵(しんからん)に四万十川源流域の伏流水を使用し、化学合成物質をいっさい使用していない商品。マスコミも大注目だそうで、楽しみ
2012年06月17日
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高知県須崎市の名物「鍋焼きラーメン」を食べた。画像では分かりにくいけど、土鍋に親鳥の肉・ちくわ・長ネギ・生卵・ラーメンが入って古漬けの沢庵と白ごはんが添えられている。麺は細麺のストレート。出汁は親鳥のガラでとっているので、すすった瞬間は魚介系のスープかと思うくらいしっかりとした醤油味。戦後の食糧難の折、須崎市街の路地裏に誕生した「谷口食堂」の店主が、出前のラーメンが冷めないようホーロー鍋に入れたのが始まりで、今ではこの辺りのソウルフードとなり町おこしの起爆剤となったようだ。ラーメンとして食べてるぶんには全くフツーな感じ。ところが、ラーメンを食べ終わって白ごはんを混ぜ込むとめっちゃ美味しい。子供の時、よく食べた感じの懐かしい味に大変身。親鳥のガラスープとベストマッチ。だれにとってもソウルフードと思えるお味。日本の味。けど、やっぱり土佐丼の方が美味しかったけどね。カツオの刺身に、ネギや大葉、にんにくのスライス、擦ったわさびにコクのある醤油ベースのたれ。カツオが宝石のように光ってますから
2012年06月17日
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戯曲の勉強会で『ウィンドミル・ベイビー』を読んだ。オーストラリア先住民のアボリジニの老婆が回想形式で民族に起こった出来事を語るという話。一人芝居で、12人の登場人物を演じ分ける。タイトルの「ウィンドミル・ベイビー」とは風車の赤ちゃんという意味だそうだ。作者はデービッド・ミルロイで、彼はこの作品でオーストラリアで最も権威のある戯曲賞「ホワイト・パトリック賞」を受賞している。翻訳は須藤 鈴さん、演出は和田 喜夫さん。和田さんは演劇企画集団・楽天団代表でありオーストラリアやカナダなど各地の少数民族の劇作家・アーティストとの共同制作により日本で未紹介だった優れた作品を舞台にしている人だ。アボリジニについては文字文化を持たない民族、といったことしか知らなかったので、Wikipediaで学習した。要約すると、不毛の大陸であったオーストラリアで自然と音楽をよりどころに誠実に生きてきた民族が西洋の植民地化によって受けた悲しい迫害の歴史が載っていた。バックグラウンドはこの辺にして…物語は、陽気なアボリジニの老女が若いころ洗濯女として働いていた白人のお屋敷での出来事を回想する。可笑しくて、悲しくて、そして美しいエピソードの数々。肌の色の違い、雇うものと雇われるものの立場の違い、生活文化の違い、死んだ人と生きている人の違い…。様々な隔たりの中を、愛だけが自由に行き交う。象徴的な緑の菜園。幸せな場所。けれど、渡りきることのできなかった川。風車の影。特に、身体の不自由なアボリジニの庭師・ワンマンの台詞は純粋で、清らかで胸に迫る。「愛ってどんな色かな? 雨水みたいな色かも、それとも 君がなくしたきれいな指輪みたいな赤い色かな。 でもただ真っ黒ではないと思うし、 真っ白でもないと思うんだ…」もう号泣ですから この舞台が7月4日から、東京北とぴあ ペガサスホールで再演される。
2012年06月13日
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韓国の詩が気になって調べていると国民的詩人としてリュ・シファが紹介されていた。図書館で検索すると、一冊だけ翻訳されていた。(やはり訳者は蓮池薫さん)『君がそばにいても 僕は君が恋しい』もう題名だけで、すでにノックアウトです。哲学的で、スピリチュアルで、正直、理解できない詩もあるが透明な世界観に一気に飲み込まれる。そうか声に出して読まないと入ってこないのだ。言霊だから。ハートで感じなきゃ
2012年06月11日
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新居浜港黒島第2岸壁に羊蹄丸を見学に行った。昭和の高度経済成長を彩った旧青函連絡船だ。船内の一角に昭和30年代の青森駅の様子がジオラマで再現されていた。人形の表情がおおらかで楽しげな感じ。そういう時代だったんだろうなぁ…なんて。操舵室。船の頭脳ともいうべきところだけれど、やっぱりのんびりした感じで、古色ムード。今後、香川県多度津町の港に曳航(えいこう)され、解体されて、いよいよ長い歴史に終止符が打たれるという。実のところ、宇高連絡船ならともかく羊蹄丸には何の思い出もなく、興味もない。今回の目的は、『黒島』というロケーションにあった。まだ幼稚園にも入らない頃、このあたりに住んでいた。新居浜市内からバスで帰ると停留所のわきの店で必ずアイスを買ってくれた。「お利口でした」のご褒美がもらえるほど不便なところが黒島だったのだろう。塩田を眺めながら、大きな犬を連れて(連れられて?)散歩をしていた記憶がある。近所の大人が褒めてくれるので、磁石を引きずって、わずかの砂鉄を集めて歩いていた。この頃、住友の人のために海上の飛行場があった。父の背中におぶさって泳いでるすぐそばを、プロペラ機が離発着し、大きく海を揺らした。今や、黒島は埋め立てられ、整備されて、ずいぶん立派になって、わたしを思い出の世界には近づけてくれない。
2012年06月11日
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お家のお花。カサブランカと胡蝶蘭。どちらも真っ白。『浄化』なのかしら。気分的には、すでに紫なんだけど。お花に語りかけていることは、ひとつ。もし、目に見えないものが見えるなら、一番にお花の妖精が見てみたいって。
2012年06月07日
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今から、今から。一番楽しい時間。
2012年06月05日
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地元のほたる祭りに行った。オープニングの水軍太鼓。外国の方も熱演。出店で、焼き鳥やら鯛めしやらビールやらいただくうちにめんどくさくなって、蛍も観ずに帰ってきた。地元には夜市がないので、子供たちにとっては一大イベント。みんなお洒落して楽しそうにしてたのが印象的。まっ、蛍は大勢で観るものではないからね。というより、腰を据えて飲みたかっただけだけどね
2012年06月03日
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映画は好きだけれど、必ず劇場で、というこだわりはない。けど、このシリーズに関しては劇場でなければ意味がない。初の3D鑑賞と胸を躍らせたが、ツレが メガネon3Dメガネ は落ち着かないということで通常の字幕版で見た。3Dは吹き替え版だったので、少しホッとした。自宅で用事をしながらDVDを見るときは吹き替えが便利だが、お金を払って劇場で見るときに吹き替え版だと損した気になる。特に、ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズのような芸達者な役者の声は映画を構成する重要なファクター。聞かないともったいない。キャラのたった二人の掛け合いはいつもながらに面白い。ストーリー展開も奇想天外だし、美術も凝っているし、とにかく楽しい。痛快。これぞハリウッド映画って感じ。ところが、それだけで終わらないのが今作品の素晴らしいところ。テーマは『愛』伝えて、受け取って、また伝えて、循環していく。そのやり取りが人生を創り上げ、歴史を織っていく。しかも、伝えるものは真実でないと決して伝わらない。そんなメッセージに胸が熱くなる。脚本が見事です。間違いなく、このシリーズの最高傑作。あぁー、若き日のエージェントK役の方がいい。あの役者を見つけて、キャスティングできた時点でこの映画の成功は確約されたんでしょうね。その夜、プリティ・ウーマンを観た。大好きな映画の一つ。観ると確実に気分がアガル。特に好きなところは、街の女だったビビアンが自分を大切にすることに目覚めてからみるみる背筋が伸びて輝いていくところ映画を観終わって、リモコンを取ろうとすると、手がピカピカに光っている。そう、わたしは楽しいと身体から金粉が出る。意図して出しているわけではないので、金粉を見て、逆に楽しく思ってるんだと気づくことが多い。それを見た瞬間、自分が愛おしくなって声をあげて泣いた。生まれてきたことに感謝せずにはいられない、そんな気分だったから。いい映画を2本も見て、こころがいい塩梅にほぐれていたのかなぁ。
2012年06月03日
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