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Last updated Jan 28, 2005 07:57:28 PM コメント(0) | トラックバック(0) | コメントを書く Jan 22, 2005 そして僕は美しい良家の子女を二人従えるようにして、夕暮れの表参道を歩いた。 [ 女優系 ] 彼女はお嬢様で、異性と二人きりで会うことは禁止されていた。だから僕達のデートにはいつもだれかしら彼女の女友達がいた。彼女は21歳になっていたが、家の世間体で変なうわさが立つことは避ける必要があった。世間というものはそういうゴシップが好きだったし、東京は狭い都会だった。 むろん僕はそういった古風な彼女の家に敬意を払い、なぜか焼肉ばかりを食べる彼女のデートのために、いつも三人分の焼肉代を払っていたが、それは彼女と会うための必要経費だったし、彼女のお友達も僕のことを大切にしてくれた。 もしかすると私より綺麗で聡明でかわいい女の子はたくさんいるよ、ほんとうにわたしでいいの?という彼女のメッセージだったのかもしれないが、僕は彼女達の電話も聞かないし、僕にメールが来たこともない、それは彼女の「彼氏」だと彼女のお友達に認められていることだったかもしれないし、彼女の友人に恋におちる僕ならば、彼女との純愛は手をつないで歩くこともなく終わりを迎えるだろうだろう。 そして僕は美しい良家の子女を二人従えるようにして、夕暮れの表参道を歩いた。「僕達、なににみえるかなあ」「お友達じゃない?」「新任の助教授と生徒にみえないかなあ」「あなたは教授というより、あやしいPRODUCERって感じよ」「何の?」「そうねえ、お金儲けがすきな、知的なPRODUCER」「ちがうよ、業種だよ」「私達がいるってことだから、怪しくないわ」「禿げ同」「ねえ、幸子どう思う」黙って聞いていた彼女の友人がいった。「そうねえ、てるちゃんは、おぼったチャンだから、おぼっちゃんとおじょうちゃんにみえるかもね」的確な答えで感動した。 彼女達はあまり職業に意味を見出さない。良家の子息は、会社経営といっても株を保管しているだけの実業家が多かったし、仕事をすることが、人生で必ずしも尊いことではないことに気がついていた。三代くらいの範囲で成功した親族がいれば、一族仕事をしなくてもいいくらいの資産は皆所有している。仕事というものは、趣味的というより、社会貢献のように考えている。そしてその収入は、そのまま寄付しても一族の生活には特に変化はない。「じゃ餡蜜でも」「うん」 僕達は彼女たちが幼稚舎から行っているいきつけの骨董通りの甘味屋に歩いていった。そういった狭い生息地帯だったので、僕はBMWを持っていなかったし、そもそも自分で運転などしない。免許などもっていなかった。 僕は週末には自由が丘のスタジオに籠っていた。自宅の作業のテープを再生して、ギターを鳴らした感じを確かめてみた。自宅からの機材は赤帽の田中さんがいつも運んでくれた。当時はBANDブームで、そのスタジオには、学園祭用のにわかROCKERであふれていたからベネトンのカバンを持っためがねをかけた僕はういていた。いつも一人できて、すごいカラオケをモニタしてた。 僕は人の人生を左右したくなかったし、そういったBANDをかりそめにすることは自分の音楽の実現には支障のほうが多いと感じていたので、一人で居たが、ボーカルの女の子がいないので、リードパートが録音できないでいた。 明子は北千束のお嬢様で、なぜか都立高校に進学している2年生だった。彼女は、スタジオがはけたあとにパイを食べに行くレストランでたまたまKEABOADMAGAGINEを読んでいた僕に話しかけてきた。「キーボードのひとなんですか?」「ギターですよ」「ええええーー」 彼女達は4人だった。ケンドーンのお魚Tシャツをきた彼女は明子と名乗り、僕にバンドの練習をみてほしいと依頼された。断る理由はなかった。 僕は彼女達のためにBONJOBIを5曲コピーした。彼女達の行きつけの都立大学の安い古い狭いスタジオで、僕はドラムをたたいてみせて、ベースを弾いて、ギターを指導した。 彼女達はスタジオ代を僕に出させようとしなかったので、よくパイを食べにつれていった。 僕がそんな楽しい時間を過ごしていたときも高橋は、安いギャラのハマハの仕事をしていた。やがて彼はデビューしてしまう。 ある日スタジオのブッキングに失敗して、自由が丘のロータリーで僕達は相談してた。「じゃあ テルのマンションにくるか、アンプあるし」「そう、いいじゃん」 結局僕の部屋に高校二年の乙女が5人来た。「汚なーーーい」「そうかなあ」 当時その部屋で僕は地方の良家の子女と同棲していたし、ほかに大学生の彼女がいた。 バスルームから出てきた明子が言った。「女の髪、みーっけ」「えええええ」「そうよじゅうたん、おんなの髪だらけ」そのころにはキーボードの順子はキッチンの皿を洗い始めていた。「短いのと、長いのあるじゃん」ドラムの裕子は冷静にみていた。「ガムテある?」 彼女達の部屋の掃除が始まった。 結局その日は掃除だけして彼女達はグレープフルーツジュースを飲んで帰った。田園調布の駅で僕は感謝してると言った。僕は近眼で髪のことは気がつかなかったといった。「てるちゃん わるい女に気をつけるんだよ」「うん」 明子は母のような不思議な台詞を残して自由が丘方面のホームに消えた。 部屋に帰ると、彼女がいた。「なに、あれ」「え」「もてもてだねえ」「ちがうよ、音楽教えてるんだ」「なにおしえてるんだか」「ねえ、一つきいていい」彼女は長い髪を不機嫌なときのようにかきあげていった。「なに?」「あのさ、このへやの短いソバージュの髪だけどさ」「それがどうしたの」「しってた」「あそこにも おちてるよ」 彼女が指差した先をみると、BEDがあった。僕はその視線をとうしたものかと、激しくためらった。恐ろしく長い沈黙がそこに支配していた。「てるちゃんと、愛のあるSEXがしたい」 それは誘いというより叫びだった。受け取った私は過日交わした情事に愛がなかったことが問題なのかと考えてみた。たしかに問題があった。彼女が私を愛していたかはともかくとして、私は彼女を抱いたが、その間彼女をあいしていたかどうかは不明だった。 彼女のメールを穴のあくほど眺めて、彼女が私を愛してくれていたかについて思い出そうとしたが、記憶はさだかでなかったし、確かに彼女は懸命だったが、それが愛によるものか不明だった。 つまりどうやら彼女は私を体であいする準備ができたという趣旨のメールだと判断せざるを得なかった。しかし私にその準備はなかった。5分準備について考えた。結論は無理だった。一方で私だけ愛していないSEXをしたという仮定から再構築した。 前言通理にそれは事実だったはずだった。そこまで来て、自分が愛のないSEXをできないことに気がついた。たしかに愛のない行きがかり上のSEXはあるがそれは最後の暴発をともなわないのだった。それは奉仕のような状態のことを意味していた。貝原益軒は接して漏らさずといい、よみびとしらずは、接して行かずと言っていた。男と女は深い。 すると私はあいされていたと思い込んでいたことになる。 私は返信にこまった。もう一度愛してという意味なのにここまで考えて、考えすぎの自分の暇さに嫌になった。 すくに彼女に電話して、とりあえず食事することにした。「おとなはいいよね、とりあえずって何?」 今年20歳になった彼女はそういって電話を切った。 彼はときどき携帯が止まる。理由ははっきりしない。しかしそのあいだ彼のPCにメールを打ち、かつ、ドメイン許可指定するか、無制限にEMAILを受ける携帯しか彼と連絡が取れなくなる。 彼が携帯をいくつ使用しているかは知らない。自宅の電話番号は知っているが、かけても呼び出し音が鳴るだけだ。聞いたことがかるが、彼の部屋には電話機という機械がないらしい。あれだけ機械だらけなのに。 彼は携帯が止まっている時間に、激しくPC対携帯のメールの送受信をしているらしい。自身の携帯がEMAIL拒否の設定になっていて、彼にMEILを打っても返信を受信できない淑女がいる。 彼の交友関係で経済的な事情なくNET環境にない方々は微妙だった。すくなくとも彼の友人にはなれないかもしれない。 彼のPCメアドはサーバー移転があった1997から変わりはない。 そんな状態から彼の携帯以外に彼へのアクセスができないグループの交友関係が彼の懸念だった。 すべての問題はそのあたりにあった。信じられないが、いまだに職業上の理由でメールを使用しない職種があるのだ。 饒舌な彼は実は寡黙な男だった。以前の同居人たちはそれを責めた。「なにかんがえてるの」 いえないことを考えていた。さて、携帯だがどうしたものかと考えていた。事実上ある世代は音声の会話を必要としなくなっていた。リレーションは感性で直接的なもので、音声のニュアンスのない事務連絡のようなものになった。
Jun 30, 2007
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愛 [ 女優系 ] あなたはためらいがちに そういったはじめてのキスや はじめての抱擁を 二人のためにたいせつに封印して19歳になった 消えかかった蝋燭の火が、夜通し灯り続けたなら 二人の思いは獣の愛で、燃え盛ることになる 背中の割れたドレスを着て、飲んだくれている 私のプリマドンナ 私だけの舞踏をはやくみせておくれ 夢のなかで あなたが壊れる ふしだらな普通の女になる時間 そういったあなたの表情の 少女の面影が希薄に感じられる時間 愛はすべてを無意味にし あなた以外の女がみえない そうして私は孤独になる あなたがだきしめてくれることを 生きがいにする残された時間に抑止at 2004 11/09 00:49 編集 彼女のやさしさは彼の抑止を破壊した。こわれたように感情を表出させた。「あいしてる」「きみがひつようだ」「きみがほしい」 そういった確信の裏打ちにない感情の発露を彼は長い人生で排除してきた。彼の感情はなかった。そうしたなにが面白くていきているかわからないと彼の周りは心配していた。 彼の情緒の障害は深刻だった。奔馬のごとく彼は彼女を愛しはじめた。だれもふたりを止めることはできなくなった。 愛したいat 2004 11/09 12:13 編集愛されるより愛したい 愛されたいat 2004 11/11 11:25 編集愛する苦しみをそれで癒されたい 愛とはat 2004 11/11 11:57 編集愛とは乾ききった喉の一杯の生ぬるい水である。乾いていないときだれもそれに見向きもしない。 しかし愛とはat 2004 11/11 11:58 編集悲しみをうすめたりしちゃう そして愛とはat 2004 11/11 11:59 編集愛されているとき、愛があるとたぶんきずかないかも あるいは愛とはat 2004 11/11 12:00 編集顔文字の微笑み 表情at 2004 11/12 05:29 編集ただそこで彼女は時間を彼らと共有した。深夜の彼女は日常の表情をして、西海岸まで愛が届くように、やさしい穏やかな表情をしている。みんなはそういった表情を、すこしばかり楽しみにしていたりする。 ある愛at 2004 11/14 00:25 編集 彼女の体の記憶を消し去るために、おびただしい新しい体を求めた。彼女を愛していたような、あいまいなそういった行為は、心の場所のある体を、代償の体を求めていく不毛な情事の堆積がかさを増していた。「私、愛してる人がいるの」 夜明け前の私の部屋で、コーヒーのマグを抱え込むようにして、うつむきながら彼女は言った。覚悟はできているのか?と聞こえた。 私は白んでいく夜の気配の窓の外を見た。車のライトが遠景を流れていく。「どこに帰るのかしら、さみしい川のながれのよう」 私は彼女の虜で、いくらほかの女たちにだかれても、このやっかいな乾きの心は満たされることなどないと承知で、泣きながら目覚める朝が怖くて、眠れないでいる。 彼女が私を必要としたPHASEを反芻しながら、素の彼女が愛している男には見せない表情や、状況のなかで、私を求めた事実だけが、その厄介な恋の行方を照らし始めている。 信頼at 2004 11/16 21:30 編集 あなたがわたしになにをしてくださるかで、あなたのことが理解できるようになるでしょう。 あなたの行動が、あなたを表現する一番最適な方法です。あなたを理解すれば私の信頼と、許容をあなたは勝ち得ることになるでしょう。 あなたが私をほしいのは知っています。 しかし使い捨ての人間関係なら、必要ありませんし、わたしがあなたを特別に大切にしていることを自覚いただかないと、私を理解することは困難でしょう。 だから私を愛しているといわないでください。 そのたびに私が引いているのに気がついてください。 あの夜のままat 2004 11/16 22:01 編集ふたりでいる楽しい時間を知ってそしてあなたのいない夜を知るあなたの表情と匂いをわすれないようにそういった重ねた夜を思い出してあなたのいない夜をすごすあなたのことを考えている夜にたどりついてあの夜のまま動かせないでいる玄関のあなたの脱いだスリッパがかわいらしくわたしを迎えてくれる雨の夜at 2004 11/20 00:44 編集「あいしているといって」「あいしてる」 夜更けの電車で送られて、お部屋に帰った彼女に、ひどく酔ったままの彼から、電話が入る。 彼はわたしに愛されたがっている。私はあいすることをしらない。私を欲しがっている、私の時間や、笑顔や、身体や、知性を。「どこにいるの?」「ガオカだよ」 土砂降りの雨の中で、彼は愛していると繰り返した、私があいしているかと繰り返した。 なんてかわいそうなひとなんだろう。そんな日曜日が終わってしまった、午前2時の土砂降りの雨の中、彼は私を欲しがっている。「風邪ひくよ、うちにおいでよ」「うん」 彼女のマンションを訪ねた。雨は夜明けまで降り続いた。二人の夜を覆いつくすように。 夜at 2004 11/18 10:52 編集地下鉄出口で待ち合わせた夜、駅近くの、スーパーの、夜の食品売り場で、柿とローストビーフと白ワインを買った。私の家に並んで歩きながら、彼女はハミングしていた。彼が食品を買うのは、稀なことだった。そのように二人は愛し合っていたが、お互い気がつかないふりをしていた。 ワインの栓はなかなか抜けなかったし、あまりおいしくなかったと彼女はいった。彼の大きすぎるキッチンで、ローストビーフを丁寧に彼女が切っている後姿は、無防備で、彼への信頼を表している。「つまんでみる、ていうかわたし試食したし」彼女はちいさなビーフを彼の口に差し出した。「おいしい?」 「おいしいね」「問題があるんだ」「何」「食事をするテーブルがない」「これでいいと思う」 彼のデスクを指差した。デスクの上のコンピュータを床に移動して、レストランは開店した。愛at 2004 11/18 11:31 編集 彼女がはじめて彼の部屋にきた日、待ち合わせの時間、彼は百均で、彼女のために赤いチェックのちいさな箸とクリームイエローのスリッパを買った。 そして切れているトイレの電球を買うとき、切れているバスルームの電球を買うべきか、迷った。彼女は多分バスルームをつかわないだろうと思って、電球はひとつしか買わなかった。 そういった買い物はしたことがなかった。それをみた19歳の彼女は、{百円なの、おかいもの上手ね、380円くらいに見えた}と言った。 彼女を愛していたので、お金があればエルメスの箸とスリッパを西武百貨店の財前にもってこさせるのだか、彼のその行動は、彼女の気に入ったが、ふと、私は使い捨ての女なのかなと感じた。その夜、彼女は泣いた、ピンクのBEDで。 海岸at 2004 11/18 11:50 編集 彼が出国審査を受けているころ、東京は雨になった。3年が過ぎていた。 アメリカは彼に優しかった。 彼女との恋が終わって、彼はスタンフォードに行ってしまった。ハイテクの権化の大学の聴講生になった。しかし、その三年間は不幸な経済状況を背景として、シリコンバレーはレイオフにあふれていた。「2年前だったら、紹介状を君の希望するCOMPUTERMAKERに書いてあげられたのになあ」「いいんですよ、あなたのせいでなく時代です」 すまなそうに担当のクリス教授は言った。 「NYは人種差別がひどいよ、西海岸のほうがいいよ」 彼はNYにいっていたらどうなっていた三年間だったのだろうかとうつろに考えていた。「ご搭乗ありがとうございます」航空会社の黄色い日本人の女が彼に話し掛けた。もう日本の女はこりごりだった、メアドの書いた名刺を渡されたが、ジャケットのポケットにしまいこんでいてわすれさっていた。 由佳は臨時雇用者のある航空会社の国際線アテンダントだった、世が世なら、男は選び放題の仕事だったが、時給1800円の彼女は、OFFの夜六本木のクラブでバイトして家賃をたたき出していた。 フライトアテンダントがクラブでバイトしていると、彼女はおもったが、世間はホステスがエアホステスをしていると考えるものだ。 そうして結局、クリーニング屋が、ジャケットと彼女の名刺を持ってきた夜に、彼はメールを打ち、彼女の夜のバイト先にのみにいくことになった。 ほとんど間歇的にat 2004 11/19 09:11 編集 朝はそれでもやってきて、雨は止まない。男は私のBEDで、夜通し、私の体をほしがり、繰り返し間歇的に愛しているとささやいたが、なにも起こらなかった。夜at 2004 11/19 21:07 編集 愛していることに確信が持てないと、裕子はわがままをする。愛される確信がないと不安になった。スケジュールが詰まった予定帳が彼女の支えだった。乾いている彼女を落ち着かせる男はいなかった。自分を王女扱いしてくれる男が必要だった。そしてその時間が極限的にすてきである必要があった。ドンペリニオンを飲みすぎた女は、失った恋の痛手だけ深い悲しみに満ちて、一層その美しさを増した容姿に男たちが群がり、崇拝し、侮蔑する。「うざいのよ、おこちゃまはこれだからいやだわ、もうかえってちょうだい」 午前3時に彼女のBEDでまどろんでる学生に彼女が罵る。ジーンズを履く気配に背中を向けて裕子はいまごろ祐介はどんな女を抱いているのか考えたりしている。 安っぽい貧乏医学生は、ポルシェを都合のいい若い女のマンションに向かうことになる。結局そんな夜はそんなに重要でない愛のシャッフルが続く、夜明けまで。 うざい女at 2004 11/20 00:38 編集 最後の電話をたたききって、わたしは大きな声を出して泣いた。BEDに倒れ込んで泣いた。 私のうざい部分は、こういったクリスマス前の年末年始のバケーションの相手を争奪する時間に、ストックしている愛のやさしさを、指折り数えていく金曜日に、男をあおったり、放置したり、切ったりしている。 結局今年の冬に北欧でスキーをする女はわたしではなかった。 彼は私の真心で満ち足りる男ではない。 女たちの献身や裏切りの中で、彼の周りで女たちが渋滞をしている。 結局クリスマスを彼と過ごすことはないのだから、私は彼に冷たくした。 秋めいた夕暮れのテラスでドンペリニオンをたたきつけた。こなごなになったガラスとシャンパンの液体が、ベランダを静かに流れた。「夕べ、だれとどこにいたの?」「きみは?」 彼は澄んだひとみで私を見つめている。 彼はガラスで指を切った。たそがれの終わった東京湾は、冷たい静けさにおびえている。「電話したのに、なぜでてくれない」「いそがしかった」私は携帯を叩き壊した。「これで気が済んだ?、私はあなたを愛しているの、どうしてわかってくれないの?」「すまないが、かえってくれないか、来客があるんだ」 海蛍が遠景に浮かんでいるのが、急に滲んだ。私は泣きながらエレベータに乗り込んで、しゃがみ込んでしまった。そとに出るとはげしい雨が降り始めた。
Jun 30, 2007
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レールデュタン [ 女優系 ] もちろん彼が嫌いではなかった。 けれど二人目の子供が懐妊してからSEXは拒否した。 私は正妻の立場だった。 彼のフェラーリでプロポーズされたとき三年で離婚する予定で承諾した。 財産の相続の問題があったので、彼の子供を生む決意を固めた。 予定通り3年で別居し、告訴した。 養育費、生活費で9000万円になった。 いま娘たちは20歳になった。 夫は激務で結婚後10年で死亡した。心臓。 数ヶ月して保険会社から8000万円振り込まれた。 彼とは婚前交渉はなかったが、男性経験は人並み以上だった。 別居していた36ヶ月の20ヶ月は妊娠していたが、 かれとの性行為は20回程度だった。 性行為一回が約100万円という計算もできる。 私は若い頃愛しているからという理由で無料のSEXをしたりされたりした。 ある日気がついた、愛とSEXは関係がないことに。 そして彼らが安価なSEXを恋愛と呼んでいることに不思議な感覚を持った。 美辞麗句はいい。私は女に生まれそれを強要される。 男は女を求める。 ではSEXはなにか?種の保存でしかない。 その機能を大人たちはさまざまに利用する。 ある女性SEに職業上の交渉で女を武器にした経験はあるかと聞いた。「あたりまえじゃん」 清楚な笑顔で彼女はそういった。「出会ってから半年はさせちゃだめよ」「うん、なんで?」「かるくおもわれるよ」 出会って半年以内でする男はかるくないのか? 彼女の記憶は強烈で、散々男と楽しんだ挙句、親会社の幹部候補に嫁いだ。 私はそんなはらぐろい女です。でもいつからそうなったのかなあ? まあ 女をやってるから資産が増えたけど、 それはそれでハエのような男たちがうるさくなった。 暇になった私はあまり京都にいない。イタリア フランスが多い。 かといって恋愛をしにいくわけでもない。 あまり日本人が好きではない、性格には西洋の感覚のほうが好き。 職業は詩人だが、それで利益はでない。 出版社を2つ所有しているが、実業家ではなく、亡夫の遺産の一部だ。 実家は田舎で、父は公務員をして普通に暮らしていた。 お見合いで母と結ばれた彼は幸せな人生を送っていた、私が生まれるまでは。「なんであんなやつと結婚したの?」母に聞いたことがある。「失礼ないいかたねえ」 そんなこんなで私はさっさと奨学金つきで 東京の女子大にいったまま実家にはかえらなくなった。 あえていうならば大学デビューのPTSDだろう。 私はぼけぼけ2年くらい社会人や学生たちのいいおもちゃになっていた。 いいおもいもしたが、やすいおもちゃだった。 それらの恋愛が私の青春というなら、 高校のときわかれた地元密着がたの雄介と結ばれて 母のような安定した幸福を感受すればいい、見飽きた顔の雄介と。 弱気になるとそれをおもった。 今気になってるのは二人の娘たちの恋愛模様より自分の毎日だった。
Jun 30, 2007
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ある寒い夜に [ 女優系 ] その年の瀬に、年内最後の勤務の打ち上げのクリスマス過ぎに、僕は彼女と初めてふたりだけで、駅への道をあるいた。 彼女はミュージカル女優の夢をあきらめないで、仕事の合間や有給の範囲でそういった仕事にならない仕事をしていた、二年余り前同じ部に配属になって、公演を見に行く約束は、はたされないままだった。 フロアの会議室横のパーテーションのCOPYにいくと、背の高い彼女の目線がそこにあった。彼女はアイコンタクトをした。 彼女のグルーピーの若手はやたらCOPYにいく回数が増えている。「もう一軒いこうか」「はい」 僕たちは雪のない道を海のほうに歩いた。海岸に面した、40Fのラウンジに、上った。 CONFERENCEにはよく利用していたが、そのようなところに行く時間はなかった。午前7:30 会社のデスクの端末を上げる。いつも終電で帰る僕たちには、そんな時間に社外にいることは稀だった。社内の飲み会のあとも、会社に戻って仕事を続けた。そんな時代だった。 北海道に明日帰郷するといった。「じゃ、今夜ここには泊まれないね」「そうね」 僕たちは人気のない駅に終電車を迎えた。 反対方向に、別れ際、どちらともなくHUGしようといった。 彼女と僕はHUGをした。 列車の近づく音がきこえるまで、HUGは続いた。 年があけて、ある新年会である部長にいわれた。「たかゆきさあ、あかねちゃんとクリスマスにキスしてたんだって?」「だきましたが、キスはしてませんよ」「そうか、そりゃよかった」「どうも」彼はビールを手になにもなかったように隣のテーブルに移動していった。目をあげると、雨宮が怖い目でこちらをみていた。
Jun 30, 2007
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HEART OF THE NIGHT [ 女優系 ] 「なにもいわないのね」 FENの流れる深夜の、そう彼は深夜にしか時間がとれない、所詮彼女は深夜の女だった、ベイエリアの見える彼の部屋のベランダで、風にふかれながら、彼は海の方向をみたままで、彼女の視線を気にしない様子で、なぜそんなに強気で生きているのかわからない。「きみのマンションが見えるね、部屋は反対側だけど」「そうね、ゆりかもめに乗ると、あなたの部屋が、この部屋がよく見えるのよ、いつもブラインドで覆われているけれど」 白いタオル地のガウンを着て、洗い髪の彼は、ビールを飲んで、その週末の深夜に訪れた女を抱くのか、シャワーのあとの軽い運動のように、そしてそれは本当に軽いのか、この男は愛されていないことを意に介さない様子で、深夜にやってくる女を抱くのか、そんな軽さで。「シャワーあびてくれば?」「そのままだけば」 彼女はカシスソーダの飲みすぎで、どうかしている。明日になればすべて覚えていないだろう。「きみはここになにをしにくるの?」「あなたに抱かれるためよ」「それは愛なの」「そうだけど」「ひどく簡単だね」「そうよ、わたしは簡単な女なのよ」 別れるのが正しいのならなぜであったのか。ふたりは終わることを恐れないで会話している、そんなことはいままでなかった。 月曜の朝4:00 ふたりはとりかえせないところまできていた。
Jun 30, 2007
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きみの芸名で検索をしてみる。ぼくはTVをみないので、きみの状況は検索でしかしらない。 きみは高校時代のB級アイドルをやめて、大学にはいると、女優をめざして、痛い芝居をしていた。高校時代に出入りしてた出版社の、コネクションを上手にひろげて、早稲田の学生という価値だけで、やはりB級の舞台をこなしていた。 きみはある冬の舞台のはねたロビーで、ぼくの花束をふりながら、強い照明の逆光線のなかに消えた。 そういったぼくのことばは、きみの誇りを傷心させたかもしれない。 B級のDVDのアマゾンのサイトのきみの表情は、ぼくのしらないものだった。きみはぼくのしらない世界でおよいでいる。 検索をしようとして、そんなきみの名前を、おもいだせなくなっているぼくがいた。 あのころきみは18で、そしてきがつけば8年という時間がそこによこたわっている。ぼくはこうしてあいかわらずデビューもなく、ふつうな日々をすごしている。いまおもえばもうすこし大きな花束にすればよかったと、感じた、こんなことになるならば。
Jun 30, 2007
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時は経る現れる人去る人雑踏と無人の原野のひろがり ぼくは 変わる より ぼくであるようにぼくは 変わらない より ぼくであるように ぼくを 必要なら その手は さしのべられているぼくが 必要でないなら それは そうなのかもしれないそしてきみが そうあろうとも そうでなくてもぼくは ぼくでいる 変りゆくもの ありつづけるものながれゆくもの あがらいおよぎつづけるもの なにものにも 影響をうけずぼくは ぼくとして ここにいる そのことは わすれないでいてくれ
Jun 30, 2007
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ひぐらし日傘夏のきもの蝉しぐれ女優はすずしげにあるいている
Jun 29, 2007
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「年金記録システム」と、「年金給付システム」が、つまり記録する仕組みとその記録にもとずいて出金する仕組みが、ことなる会社が作ったとの報道があった。 みなさんはなぜこんなことが起こるのか コンピュータシステムとはこんなものなのかと 素朴にあるいは強烈に御感じになってると思います。 上記の はいって→でていく この流れがなにか気になります。 民間の会社の受託としてこの問題を見ると、某国ならば、膨大な訴訟が容赦なくそのシステムを構築した会社群に起こされることは必至とおもわれ、民間企業ならば、非常に厳しく精査され、原因究明と抜本的解決策に、誠実かつ的確な対応をせざるを得ないでしょう。 あるいは、官をバッシングする流れから、民間企業の責任へと、バッシングが変化している風向きを感じます。 文責;山崎貴之 このコラムは特定の国家あるいは会社およびその仕組みを誹謗するもの、あるいは揶揄するものではありません。 あるいは報道された会社について筆者の個人的な感想において、決して本件の原因がシステム受託会社の業務、運用に起因すると考えにくい印象であることは否めません。
Jun 29, 2007
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佳き人の 寝顔しのばゆ 独り寝かな
Jun 27, 2007
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添い寝して 寝顔みし 夜更けかな
Jun 27, 2007
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きみの頬 ふたつの手でつつみ くちづけの 嵐降らせます
Jun 27, 2007
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瞳閉じれば きみの笑顔
Jun 27, 2007
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おぼこな まるいかわいい おでこ が 好き
Jun 27, 2007
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唇かんで きみの優しき くちびるを 想ふ
Jun 27, 2007
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三年が過ぎ 僕はまだ あなたに 恋してる
Jun 27, 2007
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逢いたくて 恋しくて 切なくて
Jun 27, 2007
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シャクナゲの花に 朝露 太陽のない朝は しずかにあけて どうして ありきたりに どうして いつものよに NEWDAY あたらしい誕生 なれあいのけだるさのように きみは そのあさを むかえる とくに いいことも おこらず とくに 苦痛もない いちにち ああ 朝が きたのに 沈んだ 気分を もちあげる なにかを さがすけど いきれの 寝室で 背をむけたままの女 それは まぼろしで 清浄な 荘厳な その朝の あけはなたれた 窓に 風が ふいている すこしはまだ かなしいけれど NEWDAY おはよう すこしはまだ かなしいけれど
Jun 26, 2007
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浅き夢見し 面影の はかなき いとしさ えもいわれぬ あやうさにメール打つ手をふととめる 私なしでも 君生きらん (at 2004 05/17 12:06 編集)
Jun 25, 2007
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そして僕たちは森へ行かなくなった。静寂さが耐えられなくなっていたし、噎せ返るような森の香りは有機的すぎた。言葉で伝えることがなくなっていた。二人部屋の中互いの気配を消しあうように、息使いさえ慎重にした。もはや飽和した関係なのを早く悟るべきだった。
Jun 25, 2007
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移り香残り香君の匂いのフローラルの清純で清楚な愛らしく愛おしい秘めた思いと実らぬ恋の行方切ない恋心の眠れない夜に思い出すのは君の香り風のような君が過ぎるときの君の香りうっとりとして僕の気分を夢見ごこちにしてしまう香りの魔法抱きしめたなら消えてしまいそうな仄かな 君の香り
Jun 25, 2007
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傘をさしてひとり歩く京の雨の黄昏しのびやかに漆黒が迫ってくるあなたのいない夜がまたくる
Jun 25, 2007
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195000 まで もうすぐだね
Jun 24, 2007
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17歳のぼくの誕生日に、きみは短い手紙にそう書いた。ちいさな、木製のかわいらしい女の子の人形が、白い箱に入っていた。 いま思えは17歳の小娘の、愛の告白は、おもはゆくも、愛らしいものにすぎないが、やはり純真な少年には、刺激がつよすぎたことも事実だった。 それはなにかしらの永遠を手にいれてしまったような、人生の大半の幸福の保障のように感じた。 その幼い愛に、愛された、短い季節のことは、いたずらな気まぐれの季節にすぎないかと思えば、さにあらず、その後の愛ということばに、怖じい影響を及ぼすことになろうとは、そして、いまもその便箋の、ちいさな文字を、脳裏からはなれることはなく、愛に思うとき、その風景はまざまざと、浮かんでくる一部なのだった。
Jun 24, 2007
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あなたの電話 すこしだけ すこしづつ かからなくなってる すこしだけ すこしづつ わたしが嫌いになっていく すこしだけ すこしづつ 体を離すのが はやくなってるの 感じてた あなたは 背中を向けて シャツを着る 夜更けの 私の部屋 私を 抱くだけ 抱いて あなたは 帰る 何処へ
Jun 23, 2007
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一人の部屋であなたの電話を待つ今夜も来ないのかしら通う恋私は不安になるあなたにふさわしい男になれるかな東京 雨あなたはこない待つ男一人
Jun 23, 2007
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あなたは古の姫わたしは落人愛はすべてを受け入れて私はあなたを永久の夢にするあなたは私を癒してもう一度都へという私は誉れはいりませんこうしてあなたがいるだけでこれ以上の夢はありませんだめですあなたが必要な人々があなたの帰還をお待ちですおゆきなさい姫の優しさは私のささへわかれゆく道なき道に降りしきる雪の体に覚ゆ姫の名残かな
Jun 23, 2007
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二回の結婚でわかったことは、なにもない。ただ夫という存在は、茶飯事の妻の報告を聞く義務があるらしい。それらは、とりとめのない話で、ありふれた雑事の雑感のような、批判のようなもので、僕はぼんやりと聞くふりをしていただけだったのかもしれない。しかしむしろそういった会話はすべてを意味していたような気がする。 高尚な会話でないにしても、妻達はなにか聞いてほしい、話したいことがあるとする、それを耐えながら聞く夫、それは大切な儀式なのかもしれない。しかしそれらの話の解説は、どこかで聞いたことのあるような、ああ、そう、と、僕はうつろな返事をして、たしなめられたりしていたかもしれない。 土曜日の自由が丘は、ちょっとした、ショッピングで、日頃のうさを晴らすのだろうか、いくつものブテックをひきずりまわされて、おつきの人のような、それはそれで、たのしいものかもしれない。 夕方の東急ストアに、夫たちの姿はない。彼らは発泡酒を呑んで野球をみているのか、あるいは、高級外車のならぶシェルガーデンにも、夫たちの姿はない。彼らは葉山のゴルフ場に接待されて、週末は箱根で宴会なのだろうか。 家庭はそういったさまざまに、あるいは似たような、すばらしい、陳腐などうどうめぐりの、とりとめのない日々がすぎていくもので、つかれはてた僕には、とうてい苦痛以外のなにものでもなくなっていた。 忙しい夫たちは、長い休暇をとって、海外へ妻をつれていく、やがて愛する妻専用のベンツを買う。それは、理解ある夫で、元気で留守なためこのうえない。 週末の過ごし方を間違っていたのかもしれないが、いわゆる価値観のちがう相手を二度におよんでえらんでしまったことに過ぎない。 いまおもえば変化していく価値観に追従しないままに、僕自身が、その風景のなかに、ふつうに老いていくことに耐えられなくなってしまったというのが本心だろう、妻たちは、もはや僕がなにかになることを望んでいなかったし、僕が変化していることにすら、興味もなかった、彼女たちはきわめて日常的な要求を僕が夫としてクリアすることだけで、まあ、安泰の位置にいたのかもしれない。 それはとても幸せであることの具現性であって、社交であって、幸せにいきていることのお披露目、お裾分けのパーティーの連続だったから、僕はにわかシェフとしてそれなりにつかれた週末を、アンチョビサラダをもりつけて、ボンゴレビアンゴや、まぐろのカルバッチョなんかを作っていたわけだ、幸せなよき夫として。 (これは 著作で日記やまして回想ではありません:念のため)
Jun 23, 2007
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「かえらないで」 不意にきみらしくない言葉をきいた。 ぼくたちはこのままこうやって、くらしていくのがいいのだろうか。「わたしにはあなたが必要なの、そばにいてほしいの」 たじろぎもせず、真摯なことはがひろがっていく。 すべてすてて、この時に、すべてをゆだねていくのだろうか。「わたしがあなたの最後の女になるわ」 サイゴの? それはどういう意味かわからないまま、こうして今夜もそこにぼくたちはいるのだった、それはぼくたちの居心地のいい場所で、なんの不自由もかんじない、ただふたりいる、それだけの場所だった筈だ。
Jun 23, 2007
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Jun 23, 2007
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午前4時の オープンカフェ チンザノの赤い色の滲む雨の気配 ことばを なくして ひとみを みかわすこともなく 夜があけるのを まっている そんな 気分じゃない うつつを ぬかして くつろぎすぎたのか そんな 風情じゃない 弱い背中みせてしまったのか きみの きらいな わたしは わたしじゃない ぼくの なかの きみを みただけさ 気分じゃないの そういうけれど ぼくは 最初から わかってた あきたセルロイドのおもちゃ とりかえるように この時間のくること
Jun 23, 2007
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鴨川の眺めの風景 [ 恋愛都市 ] 京都に高層ビルは似つかわしくない。そこは和室の小部屋で、鴨川の暮れなずむ風景に、白鷺がまどろんでいる眺めを、彼女の横顔の向こうに眺めながら、三 寸を前にして、やはり日本酒の冷えたグラスも、切子のガラスで、まちがっても銀座のように発泡ワインなどそこに似つかわしくない。 かの女は、着物をきない京女で、くつろぐ様子は、シルクのドレスの畳に広がりを見せている。 ふたりこの部屋で長い時間をかけた食事をする。 そこにいけばどこに行くわけでもない。 南座の歌舞伎がはねて、ふらふらと先斗町をながして、いつものこの料理屋にたどりつくと、ふたりその会席を、無口に楽しむだけだった。 彩のない部屋の、夜の気配に、ましてその様相の場違いな印象の、その女の、艶やかな黒髪や、すきとおる肌のきめ細やかな、その部屋の行灯のぼんやりとし た光線にさらされている、この世のものとも思えないうつくしい風情で、さきほどから箸をその小鳥のような口元に運んでいる、その横顔を眺めていた。 「舞妓はん、よんではるんでしょ」 「いや」 「そ、うちみたかったけど」 男は襖の向こう側のひんやりとした踊り場の金屏風の、その舞妓たちのあでやかな舞を、思いうかべていると、どこからともなく、三味の音が流れてきた。 「松の緑だねえ」 「待つの?」 「そうだね」 仲居が二の膳を運んでくる気配に、かの女は、くずした足を元の正座に戻した。 静かに夜ながれている、それは永遠のような印象を受けた。
Jun 23, 2007
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ああ [ 恋愛都市 ] わたしのこと ほっといて あなたは 風の中 わたしは めしたき女じゃない わたしは 湯女じゃない わたしは 掃除がかりじゃない わたしは おつかい女じゃない わたしは 電話交換手じゃない わたしは 娼婦じゃない わたしは 編集者じゃない わたしは マネージャじゃない ましてや あなたの 姉でなく あなたの 妹でもなく あなたの 母でもない ああ わたしは あなたの なにになりたいのかしら ああ あなたは わたしのなにに なるつもりなの
Jun 23, 2007
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「あ、山崎さん!」「こんばんわ」 露地の出口で彼女たちは、自転車を置いて立ち話をしている。「ああ、びっくりした、だれかとおもった」「ふふ」 夜更けのこれは、やはり誘うべきなのかな、とおもったが、彼は通りすがりのひとの風情で、彼女たちを一瞥すると、むりに笑顔をつくり、「では、おやすみ」といって、夜道をきえていった。
Jun 23, 2007
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「愛してるよ」「なにいってるの?」
Jun 23, 2007
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スキューバにいったきみは、あんなに白かった肌が、ほんのり褐色になって、すこし精悍な綺麗さになっている。アクアラングの装備で、海中に泳ぐきみを想像してみた。 「てるちゃんにもみせたかった」 ぼくたちは、その程度の関係性で、飽和している、顔見知りのような印象で、恋はそのきみの複雑な人間関係の中へ、ぼくをまねきいれることもなく、そして、ぼくはきみのおだやかな日々の、風景のひとつに落ち着いてしまっているのを感じた。 ぼくは以前のように、きみをふいにおもいだすこともなくなっていた。
Jun 23, 2007
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トワイライトハイウエイ おまえの運転するサルーンに 涙雨がふりしきる どこへいこうと かまわないが 俺のことは わすれないでくれ しばらくは 覚えててくれ こんな 不器用さで 愛されたら きついぜ
Jun 22, 2007
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なにをどういえばいいのかわからない おまえによくおもってもらいたいきもちもない しょせん この こころ とどめたところで いまさらのように おまえを あいしているかどうかそれを おまえは きにする そんなものは どこにもないのさただ ながれる この砂上の楼閣でおまえに あえたことその なまぬるい水 できょうまで しのいだことそれだけで いいんじゃないか あしたのことは しらないがおれたちならなんとか なる 気がするぜ その手をはなさないでくれまた どこかに きえちまいそうだから
Jun 22, 2007
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浄められてく 遠くなる意識流れてく 時間の混沌の 座標消えてく 逡巡の たどり着けない 指標 RAIN NEVER RAIN黄金郷の その風景RAIN NEVER RAINひとつの水滴の 映しこまれたRAIN NEVER RAINその世界の あなたにRAIN NEVER RAINこのオモイ とどきますように
Jun 22, 2007
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今日は、何かにつけて経済的な面での話題があり、積極的に行動していく心構えを持つことで、財運に恵まれるでしょう。また、今日は周囲から注目を集めやすいので、言動には十分に注意することが大切です。いかに行動力を見せるかによって、大きな幸運を得ることができ、またトラブルがあった際にも助けられたりします。今後のあなたの幸運を自由にコントロールできるすばらしい一日と言えるでしょう。恋愛運 恋愛運 9 あなたの将来を案ずる異性が側にいます。人間関係に幸せな出来事がたくさん訪れそうです。これまで付き合いのあった人の中に、親友と思える人が現われたり、尊敬できる人生の師と崇めるような人物が登場するでしょう。この時期に出会う人物は、あなたによい刺激を与え向上させてくれる存在ですから、大切にすることです。相手の好きなものや趣味などを事前に調べておくと、話題にも事欠きませんし、楽しい雰囲気で盛り上がることができるでしょう。 恋愛運 恋愛運 8 異性の言葉や協力で困難を乗り越えよう。
Jun 22, 2007
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194000 2007-06-21 17:27:53 iモード
Jun 21, 2007
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遅延されたアクセスリプライのないログ ふとした はずみに恋をしてちょっと そんなふうに恋をとめる きみのシステムぼくにはわからない 好き?ちょっとそんなふうに午後のシエスタなにごともなかったようにひらいたはずの 心閉じる ちょっとなんかそんなふうなきみのシステムぼくにはわからない だからすてき
Jun 21, 2007
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グロリアスな 輝きに みちた日々 だったと あした おもえるように ひとつ ひとつ一分 一分大切に いきている それを おしえてくれたのはあなた あなたにであってからすべては そういった輝きに つつまれてる
Jun 21, 2007
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人はその身にふりかかる出来事より それをどう考えるかによって 傷つくことが多い *「貴之 注釈」ものごとの捉えかたによって解釈がことなるけれどもその捉え方の 引き出しをたくさんもつことで一喜一憂することの諸行無常を克服できるはず 貴之の経験では史上最高の喜び⇔史上最高の責任史上最低な出来事⇔史上最高の出来事の予兆で ある。
Jun 20, 2007
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たぶん それは 愛のようなもの?
Jun 20, 2007
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きみの 愛され方 おしえてくれないか?
Jun 20, 2007
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その夜、彼から返信はなかった。食事のあとに連れて行かれたホテルのラウンジで、彼は何度か着信や、メールを受けていたが、知らん顔して彼女との話を続けていた、なぜマナーモードにしていないのか不快だった。 そういった激しい土曜日の夜に、彼女を終電で送ったあとに、ちょうど女のいる場所にたどり着いた時間を見計らってメールを打つと案の定、彼は返信できな い、あるいは眠り込んだのか、いずれにしろ、タクシーを止めた彼のマンションの駐車場で、その女を見届けるつもりだったが、彼はホテルの部屋にいたので、 朝までだれもその部屋には帰って来なかった。 そして彼女は、疲れてしまった。 なにが彼女の地雷だったのか、考えてみた。 恋文にメールはなく、彼女の友人にさえなれなかった。職業上の愛嬌を勘違いした男は、比較的無視された他人行儀な彼女の反応にそういった地域社会や、彼の行状のうわさが彼女の耳に入ったことを感じたし、それを確かめない彼女はその彼の風評を信じているのかもしれない。 そういった彼のものにならない彼女の鋭い目線はおそろしく美しいのだった、彼は得たことの無いものの喪失にまた陥っていた。彼女はからかわれていたと感 じたのか、そういった振られた男という印象で、手持ち無沙汰をなだめていた夕暮れに、彼の携帯は鳴り出して、聞きたくも無い話を聞かされることになる。 彼女は抱かれなかった。それは精神的なものでなく、物理的なコンフリクトを避ける目的だった。やがて彼女は彼の妹のような存在になっていった。そう考えなければ、彼のバランスが揺らいでいく、あるいはもはや取り留めの無い状況になっていた。 彼は振られた男の立場を維持して彼女のことを考えていた、あるいは多忙を理由に保留のままそういった曖昧な社交を続けるしかないのか。しかし、世界はそ んなことを認める訳はないのだった。翌朝の宅急便業者や、配車したタクシーの運転手や、最寄り駅のモニターを見ている職員は、その雨の日曜日の午後の彼と 彼女の行動を、そう認識している。 事実はあっけないもので、実はこんどというものはこないのだった。今の連続性の必然の中だけですべては決定されていたし、いずれにしろ、彼が愛されていると感じないのだから、結局彼を愛している女などいないのだと、思い知らされる日曜日の黄昏だった。 「だからそういったややこしい話でなく、いくかいかないかだけなんだから」 そういって彼女は傷ついている目つきになった。彼の懸念は現実化した。そのように圧力をかけて、どうなるかこのひともわかっていない。どうしてこんなこと、つまり彼の人生に通りすがる人ばかりが、彼に強いることを切り返していくのだろうか? 「惚れたものまけなの?」 「あたりまえでしょ」 彼女の価値観の中で、揺れている。そうした義認や信頼を壊すことでしか、自分の特異性に終止符を打てないのか、深夜から早朝にかけて、誠意に満ちた取引 のようなものは、物別れに終わった。前提条件ならいくつも覆されているが、たぶんそれも忘れたふりでいることの試すような真似を、あるいは容易い男と思わ れていることを、これ以上放置できない、ある臨界点に来ていた。 朝焼け前の神屋町のレストランの窓に逸れた台風の早い雲間に、中秋の名月が顔を出していたが、彼女の席からそれは見えなかった。 国産のEXECTIVE用のその黒塗りの大型車に、ゆっくりと彼女は乗り込んだ。お抱えの運転手に彼は銀座といった。 ポールスミスの仕立てのいい背広は下ろしたてで、彼のどちらかというと下品な育ちにはにあっていなかった。 由香はこの男をどうしようとは考えていない。 白いレザーのパンツスーツをそのベルベットのシートに横たえて、彼女はその男のことを考えている。 すきな男とうまくいかない由香の淋しさを考えた。スポウンサーなのか支援者なのか、愛人なのか、男は気まぐれに由香の体を求めたスイートルームで、キャビアまみれの指で彼は由香に触れてきた。 その指先は彼のなかで唯一美しいものだった。 今夜は抱かれないでかえってやる、そういった気分の悪さを感じたとき、あの長髪の男のことが気になっている。 彼はそのホテルの上客だった。ホテルの格式が、彼の来訪を満足させ、彼のホテル内部での存在感はそのホテルの格式、雰囲気を上げた。疲れた彼を包み込んで彼の神経を沈静させるそのホテルは、彼を回復させる。 「部屋に行こうか?」 「わたしとSEXするの?それはだめよ」 彼女の父親は、取引先の新宿のデパートの食堂を寝付けない幼い彼女のために開店させた。 彼女はバニラアイスクリームを深夜の食堂で食べたと言った。祖父は大抵の彼女の望みを果たした。彼女はそれを当然のことと考えていた。なぜなら彼に愛されていたから。 朝に近い夜更けに男は一人でホテルに帰ってきた。人気のないタワーへの連絡通路で朝刊の準備に忙しいボーイとすれ違う。28Fのその部屋は、ルームサービスも下げられ、彼女がいた気配はなくなっていた。 彼の恋はプロセスを無視している。複数の異性と同時に交際するが、それは純愛でしかない。おびただしい量のPACKETとつながらない電話が彼のプレゼン スだった。彼の母親は素人を泣かさないように忠告していた。彼は素人に泣かされることになる。いずれにしても泣くことになる、赤子のように。 量の問題でなく、質を求めた。いっせいに送信される彼のメールへのレスポンス、いきかう細かいメールによる交渉、彼の今夜の最高の女が決まる。陳腐な最 高。B級大学生、事務員、受付嬢、秘書、中途半端な芸能人、キャンペンガール、蜩。彼の人間関係は煩雑だが、だれも彼の部屋に来たことはない。理由がわか らない。 彼と食事をする。高価な食事、普通の人生ならばそれは一世一大事な会食、それがあっけなく展開する。 彼は話を聞く。彼女たちは、彼を顧客にしたがるが、ビジネスは彼のほうが勝って、曖昧な状態で、煮え切らないビジネスがそこにある。 彼と食事をし、店に彼を連れて行くと小額の金が手に入る、ふつうの21歳なら7日間は生きられる程度の。しかし彼と街を歩くと街が振り返る。それが一番気持ちよかった。 気が向くと彼は抱きしめてキスをするがそれ以上のことは起こらない。どこかにそういう女がいるのかもしれない、あるいは不能。 省略されたプロセスは出会い方と別れ方だった。 彼の恋愛にはその2点が欠損している。 雨夜に電話した。ふりかえると君がいたあの午後10時5分前 あの時間に戻りたい。きれいな指先に挟まれたタバコ。雨の青山通りの車の中できいた。消去 された携帯番号。あの夜も雨。どこにいるのとくりかえして切れた電話。二度と話せなくなった気がした。暫くしてあなたの声は涙声になった。戸惑う僕はこめ んねと繰りかえすだけ。 ある夜なにげなく検索すると、モーターショーや、DVDのやばい仕事をいれていた。 MEDIAにも秋から露出をグラビア系に数本入れていたので、微妙な状況になっている。 大学は退学になってしまうかもしれない。 夏の終わりに、折り返し電話をするといって切れたままだった。 いったいどこにいこうとしているのだろう。 彼女に最後に会ってから10ヶ月が過ぎていた。 私の誕生日の夜に会えないでないていた女が、そのような形で芸能生活を続けている。 胸がいたむ、らしくないといえばそれまでだが。 アマゾンのwebでみた彼女は、すこし痩せたような惨い腰つきをこちらに向けて、 両手を床についたまま曖昧な表情で、褪めた視線をしている。 オーストラリアに行く私を見送りに、彼女たちは空港に来ていた。 私は32歳になっていた。 私は二人の女に愛されていたはずだが、二人がかりでも私をささえることはできなかった。 上京し家電メーカーのCOMPUTER事業部でDOCUMENT作成をしていた。裕子は卒業して保険会社にいた。 転居時にあの小娘とはわかれてと、下りきった夫婦坂の交差点を右折しながら不意に私に言った。 多分あの助言を受け入れなかったことを、後悔することになるとは考えていなかったが、わかれたとき、彼女は私の前から消えていた。 空港で、手をふっていた。私はあの旅行にいったまま、まだ帰ってきていない感じがしている。 一人の部屋で、音楽と明かりを消して、彼女たちが私を必要としなくなった理由をぼんやりと考えている。 彼女たちは私がいなくても大丈夫だと感じた。また私は彼女の不在に飼いならされてしまった。 彼女たちは絶頂にあった。彼の必要はなくなった。私達はそういったかけがえのないものを失うのに慣れていた。 空腹の彼女は一切れのパンの恵みでもういちど徘徊に戻る。 愛のない生活は彼女を破壊した。 取り返しのつかない時間の中で、儚い夢にうつらうつら落ちていく。 彼女たちには悪意はないが未必の故意は意識しているようだ。 私たちはささえあって生きている筈なのだが、ときにはなんで支えられるかを考えざるをえない一日があったりする。 「あなたは いっているのよ」 「もう私はあなたの味方ではないわ」「あなたなんか愛したりしたことないわ」 「わたしが彼女の恋人だったこと、わかっていたでしょう、あなたの正体の話は、彼女や、あなたの知人から個人的に聞いていたよ。あなたは彼女から僕を手に入れた。だからあなたは残りの人生をかけて、彼女の名において、私を幸せにする義務があった筈だ」 どうしてそんな人になったの、なにがあったの?
Jun 20, 2007
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不在着信あなたでさえない履歴をみてもあなたはいない
Jun 20, 2007
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なにげない あなたの 言葉はわたしを 幸せにしたり不幸にしたりする
Jun 20, 2007
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理恵はすべてほしいものは手にいれた、祐介以外は。 祐介は理恵にわずかな時間以外なにもあたえなかった、メールでさえ、渡したメアドにいちどもくれたことはなかった。 祐介を愛してるのは事実だったが、好奇心にすぎないことを彼は理解していた。 「ねえ この電話切っていい?」 「いいよ」 その始めての電話以降二度と祐介は電話してこない。理恵は手に入らないから、祐介を愛しているし、わたしのからだを欲しがらないから、祐介は理恵を愛しているにちがいないと確信していた、彼が我慢していると考えないと機が狂いそうになった。 彼はモデルや売れない女優を引きずりまわしながら、愛を探していた。そんなものどこにもないのに。 「いまどこ?」 「田町だよ」 「いま銀座なの、いっていい?」 「ごめん、来客だから又こんどね」 「はーーい」 そんな短い会話はあやしい。 彼女たちはむかついていた。どうやら彼は一度寝た女と二度と寝ないらしい。なぜなんだろうと理恵は考えていた。 祐介もほしいものなどなかった。彼女たちが彼を愛する理由は、ハイアットの食事や、彼の車や、彼の容姿や、ひりひりする会話が目的だった。彼女たちは、 祐介の女だと西麻布のクラブで思われたかったのかもしれない。彼はクラブには姿を見せないが、そこはそういったゴシップで満ちていた。 彼のマンションの地下駐車場から、酔ったふり、眠ったふりの、政治経済学部の、トヨタのキャンギャルが、彼のフロアで、げろを吐いて、その朝方、彼に抱 かれたが、キスされなかったらしい、、などといった、真実めいた話がかわされていた。彼に夢中になった千駄ヶ谷の女医志望の広尾の女子学生は、お熱のあげ すぎで、二浪になった、、、彼の部屋で彼のひざに乗ったことを言いふらしてる、横浜の高台の英文科の子は、3歳の時の話だということだった、、そういった 本人でさえしらない情報がかわされている。 理恵は彰子からそのような彼の情報を得ていた。 この男を自分のものにしてやると彼女はかんがえていた。
Jun 20, 2007
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