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9月9日の金曜の夜、JTBの池袋支店の海外旅行の責任者という人から電話がかかってきた。その時の会話はこんな感じだったように記憶している。 JTB社員 「私JTB池袋支店で海外旅行の責任者をしている○○と申します。TK9115さまの担当をさせて戴きました△△の上司のものです。・・・」 会話はこのように始まり、私のコンコルドホテルズとのやりとりについてなど、話は核心に進んでいった。その中で今でも印象に残っている言葉がいくつかある。それは、 JTB社員「当社ではお客様との言った言わないとの問題が起こらないように、担当がお客様と行った商談は、翌朝の社内ミーティングで確認しています。また必要によっては、会話を保存するために録音させていただくこともあります。」というものである。私との会話は録音して置きたいと言うことか。。。(苦笑)。またこんなフレーズもあった。 JTB社員「当社は手配旅行ということで手配した内容について約款上法的な瑕疵はありません。もしtk9115様がコンコルドホテルズとこれからもやり合いたいというのであれば、ご自由にやっていただいても構いませんし、裁判でも、消費者センターに連絡して戴いても構いません」・・・何も言うべき言葉は見あたらない。 JTB社員「あなたの目的は何ですか???」 目的は何ですかと言われて、何と言ったらいいのだろう???。私の旅行は成立しているし、それに相応しい代価を払う容易はある。しかし、どうしても許せないのは、ここに至るまでのやりとりの中で、どうも私が理解していたことと異なることが多々あったという事なのだ。私はその事について、知りたいのだ。しかし、相手は私の目的が違う所にあるように思っているらしい(苦笑)。 こんな感じでJTBとのやりとりは始まっていったのである。 私は極めて素直な質である。裁判を勧められたので、実際に裁判が可能であるか、考えてみた。海外旅行に行くときによく保険に入るであろう。もしかして、旅行に関する裁判費用が保険から下りるのではないかと。。。だがこれはボツであった。また消費者センターについても訴えることを勧められたので、どのように消費者センターに申し出るのかも確認した。消費者センター日常仕事が忙しい人の相談にも対応出来るように、土日の相談窓口がある所もあるのだ。これは私にとっては未知の知識であり、少し賢くなったかも知れない。 ともあれ、会話の中で JTB社員「tk9115様がJTBを利用して良かったと思えるような対応を探していきたいと考えていますので、この件については私にお任せ下さい。当社のお客様係とかコンコルドホテルズにご連絡するのはお止め下さい」という話だったので、争うのが本意という訳ではないので、言われるままに問題を預けることにしたのである。問題の解決案が見つかったら私に連絡をくれると言うことであったので、連絡先を教え、19時以降に連絡するように依頼した。週明けの9月12日の月曜日には連絡が出来るだろうと言うことだった。 12日の19時過ぎTELがあった。勤務中につき電話に出られなかった。翌13日にもTELをいただいたが、昼頃の時間で勤務中に付き電話に出られない。仕事が終わる19時半過ぎは、JTBの電話が勤務終了に付きつながらない。。。そうこうしている内にJTBからの電話もなくなった。それで私はJTBのお客様担当にメールを打った。※以下がメール本文です。 従前より何度かクレーム申し上げた8月19日、貴社池袋支店で海外ホテル手配をお願いした件につき、月曜日の19時頃と、火曜日の正午過ぎ、貴社池袋支店よりお電話を頂きましたが、当方勤務中につき、電話に出られませんでした。この件につき、当方よりご連絡を差し上げたいのですが、貴社支店営業時間中にこちらよりお電話を差し上げることがなかなか難しく、当方に連絡内容があるようでしたら、記入のメールアドレスにメールしていただけたら幸いと思い、メールいたしました次第です。以上よろしくお願いいたします。 この週の週末17日の土曜日の昼過ぎ、JTB池袋支店から電話があった。※執筆途中です
2005年09月26日
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前回・前々回の続きになるが、私はコンコルドホテルズ東京に3度目のメールしたのである。その結果今回の騒動の原因に漸く辿り着くことが出来た。※本文 コンコルドホテルズ 東京 予約課 ×× 様 再度にわたるご返信に感謝いたしますとともに、お手数をおかけいたしますことお詫び申し上げます。 オーバーブッキングについての当方の所感でありますが、この件に関しては依然として極めて不愉快であります。日本と海外の商慣行の違いから、怏々としてオーバーブッキングが生じることに関しては、理解はしているつもりですが。 私がひどく不快に感じ、かつ主張したいのは、従前申し上げている通り、オーバーブッキングに対する貴社グループホテルの対応の問題であります。例えば飛行機については、満席便でも正規運賃を出す旨を伝えると、満席のはずの便に席が用意されることさえあります。正規運賃は格安チケットに比べて、収益率が良いため、他の客からオーバーブッキングのボランティアを募り、ボランティアに対して、他の便での客席のグレードアップや、あるいは便待ちのホテルの宿泊、更には迷惑料としての500ドル程度の小切手など、ある程度のコスト負担をしても利益を捻出するのが可能であるため、このような行為が行われるのだと考えます。ボランティアの側もそれを知っているから、自席を他者に譲ることができるという側面もあると考えます。 しかしながら、今回のオーバーブッキングの件で、航空機のオーバーブッキングと明らかに異なる点があると考えます。航空機のオーバーブッキングの場合、空港にいる同じ席種の全ての利用客に対して、ボランティアの募集がかけられるのに対し、貴社グループホテルの私に対するオーバーブッキングの連絡は、特定の対象に対して、ピンポイントにホテル移動を要求した結果のように感じるからです。ご存じの通り、私は貴社予約センターを通じた「正規の利用客」ではありません。仲介業者が入り、価格帯の低い料金で宿泊予約をした、いわば「cheap」な客であり、かつ団体行動が必要なグループや団体客でもないからです。貴社グループホテルはもっともホテル移動を行うのに、融通の利く、ホテルへのクレームも付きにくい客と判断されたのではないでしょうか。しかも、その後の対応に関しても、貴社グループホテルが当方に行った対応は、差別的であるとさえ感じます。個人客と団体客を区別していないとおっしゃる××様の御主張をそのまま受け入れがたく、現在も非常に不愉快に感じているのはこのような理由からです。 ××様のおっしゃる通り、契約に問題が生じた以上は、旅行社が仲介業務をとった以上、旅行社経由でクレーム等をあげるのが、手順としては正当かもしれません。しかしながら、オーバーブッキング連絡後のホテルのアップグレードの件についても、JTBは仲介業者として必ずしも信頼に値しないと考えるからこそ、貴社宛に直接このようにメールを差し上げた次第です。いままでの経験の中でホテルのオーバーブッキングの際に、客室のアップグレードを受けた事もありますし、またディナー招待を受けたり、部屋に果物かごが届けられた事もありました。何もなくとも、チェックインの時に迷惑をかけて申し訳なかったというようなねぎらいの言葉くらいはありました。しかしねぎらいの言葉もなく、しゃあしゃあとあのような当初予約したコンコルドサンラザールと同程度のカテゴリーである「最低ランク」の部屋に通されたのは初めてです。同グループ内でのホテル移動をしたのにも関わらず、このような扱いを受けたことに、未だ怒りを禁じ得ません。これが貴社HP上にある「Whether you travel for business or pleasure ,experience the utmost in comfort and luxury」だとしたら悲しいことです。 かなり失礼な文面であったかも知れないが、コンコルドホテルズからは、すぐに返信のメールが返ってきた。そこには恐るべき内容が書いてあった。この件についてコンコルドホテルズで再度、JTB池袋支店へ履歴の確認をした所、今回のオーバーブッキングはホテルコンコルドサンラザールがオーバーブックを起こしたのではなく、JTBが手配上仲介している企業間のシステムトラブルにより発生したものである事が判明したというのである。また「コンコルドホテルズでは部屋のグレードアップ等のサービスはしない」という事も、JTB社員が「客への説明としてわかりやすいように」ホテルへ確認をした所・・・という表現を使ったらしいという事であった。また代案ホテルの提案もJTBの仲介業者の提案によるもので、コンコルドホテルズの提案ではなかったようなのだ。 これって一体なんだ???。JTBとの出発前のやりとりで言われたことの多くは「ウソ」ってことじゃないのか???。JTBって会社はいったい何なんだ???。ちょっとひどすぎるのではないだろうか。コンコルドホテルズとメールのやりとりを行わなければ、この事実を知ることはなかっただろう。これ以降、私とJTBとのやりとりとなったのである。
2005年09月25日
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前回の国外編の続きになりますが、帰国してから早速クレームをあげることにした。クレーム先はコンコルドホテルズの東京である。JTBの担当者と私との出発前の交渉過程では、「オーバーブッキングがあったとしてもコンコルドホテルズでは、迷惑をかけた客に対して配慮を行わない」と言っていた。加えてコンコルドサンラザールホテルからオーバーブッキングと言うことで移動させられたコンコルドアンバサーダーホテルで通された部屋は、同じコンコルドグループ内でホテル変更したのにも関わらず、支払った金額に見合う物とは到底考えられず(客室番号567号室)、コンコルドホテルズにクレームをあげるのが適当であると考えたのである。(以下が9月5日にメールした内容である。)※本文 貴グループホテルのオーバーブッキング対応について抗議いたします。 当方8月19日に、JTB池袋支店で貴グループ海外ホテルの手配をお願いいたしました。当初パリ市内で25日から29日までの4連泊、第一希望としてコンコルドサンラザール、第2希望としてコンコルドアンバサダーをお願いしました。コンコルドアンバサダーはこの機関全室満室で1泊も確保できず、コンコルドサンラザールならば27日チェックイン29日チェックアウトで確保できるということでした。サンラザールは以前から宿泊したいホテルであったので、このホテルに宿泊することを目的に、やむを得ず、同一ホテルに4連泊せずに、前2泊は他のホテルに決めました。ところが、バウチャーが出てるのにも関わらず、出発直前になりオーバーブッキングという事で他ホテルへの移動を要求され、その移動先に割り当てられたのは、コンコルドアンバサダーでありました。これは一体どういうことでありましょうか? またJTBに、通常ホテルのオーバーブッキング等に遭遇した場合は、ホテルの移動に関わる交通費の支給であるとか、使用部屋タイプのグレードアップがあるとか、多少の便宜が図られる事が多いと経験しておりますので、多少の考慮はあるのかと確認したところ、貴ホテルグループでは、そのような対応はとらないとの1点張りでありました。それはJTBの判断ではなく、貴ホテルグループに対応を確認したところ、そのような意向であるとの話でありました。また、コンコルドサラザールの代替えに出されたコンコルドアンバサダー以外のホテルについてはホテル宿泊金額が当方がカード払いを行った金額の約半額の宿泊費という非常にグレードの低いホテルの提示でありました。この行為にも大いに疑問を感じざるを得ません。また、旅行当日泊まったコンコルドアンバサダーの客室はスーツケースを開けるスペースもないほど狭小で、窓からは別の客室しか見えないような、決して高級ホテルの金額に見合う部屋ではありませんでした。貴ホテルグループは団体によらない個人客に対して、このような処遇をとるのでしょうか。 あまりに配慮の欠いた対応ではないかと非常に不満です。 このメールについてコンコルド東京は迅速に対応のメールを返してくれた。本文掲載の了承をとっていないので、要旨のみ掲載すると、まず、不幸な出来事についての同情の言葉があり、オーバーブッキングでの移動先が当初満室と言われたコンコルドアンバサダーであったとしても、キャンセル等で空室が現実に出て、案内可能になることがあること、出発前にホテル変更を受け入れた場合は「ホテル移動とは解釈しない」ので交通費の支給は行わない等々であった。また、旅行社経由で予約を行ったものについては、ホテルには履歴が残らないので、調査が出来ないそうである。 こんなことがあるのかぁ???。「出発前にホテル変更を行った場合はホテル移動とは解釈しない」ということは、満室による別のホテルへの移動を前提に、あるホテルの満室を承知で予約を受ける事がこの業界ではありという事か???。主催ツアーで旅行に行った場合はツアー料金で格安に宿泊しているため、望ましくはないが別のホテルに振られても仕方が無かろう。でも特定のホテルへの宿泊を前提に手配した場合にも適用するとは絶対におかしい。それならば、旅行会社はホテル名で売りに出さずに、ツアーのパンフレットに載っているように、「パリ地区のAグレードホテル(どこのホテルに振られるかわかりません)」と売りに出すべきである。またコンコルドホテルズの「旅行社経由で予約の入った客については知らない」と言わんばかりの主張は、おかしいと考える。どこで手配をしようと、ホテルの客には違いないだろう。また、コンコルドホテルズがJTBの池袋支店にこの件で照会した所、JTBがコンコルドホテルズに連絡した内容が私の事実認識と大いに異なる部分があるのだ。絶対にこんな事は許せない。 そこで私はコンコルドホテルズの東京に再度メールした。(以下が2度目のメールの内容である。)※本文コンコルドホテルズ 東京 予約課 ×× 様 迅速なご対応感謝いたします。ご回答に得心する部分もある反面、私の方としては、納得できない点が数点あります。 これは貴社に申し上げることではありませんが、>JTBに確認した所、当初からTK9115様のご希望はサンラザールであった>ので、アンバサダーの空室は調べていない、との回答がございました。の部分に関しては納得致しかねます。JTBへの照会については「アンバサダーは全く確保できないが、サンラザールなら2泊分用意できる」との話であったはずです。当初はパリ市内に4連泊を計画しており、サンラザールとアンバサダーを候補にあげて4連泊の条件で話をしていたのですから。調べていないとは明らかに虚偽であると考えます。そのようなJTBの主張には大いに驚き、かつ失望しております。移動先の件については勿論、空室状況の変化により、案内可能になる場合もあるとは存じますが。 なお、>現地でチェックイン時など緊急に>ホテルの移動をお願いする事になった場合、移動先のホテルまでの交>通費は支払われるケースが多いのですが、今回のようにご出発前に代>案ホテルでご了承を頂けた場合は、ホテルとしては移動が生じるという>解釈はしておりませんので、弊社のグループホテルに限らず、通常交>通費はお支払いしておりません。 なるほどホテル側からのご回答としてはその通りかもしれません。しかしながら、オーバーブッキングによって、ホテル変更を迫られた際、出発を間近に迫られ、アンバサダーか、もしくはランクが相当下がるホテルの二者択一を迫られたのは事実であり、加えて出発が間近に迫っているため、他の代替えのホテルは用意できない旨を申し伝えられており、このような状況の際どのように対処せよとお考えでしょうか?支払いは現地払いではなく、カードで一括で全て済ませており、このような場合、支払いをキャンセルして、現地で自分で宿泊先を探すべきだとでもお考えでしょうか?それが適当であるとお考えなのでしょうか? アップグレードについては、日本出発前にJTBとの交渉の際に申し上げているはずです。リクエストがなくて実現しなかったというのは心外です。飛行機などのオーバーブッキングの場合は多少の好条件が提示されるはずだがと、JTBには確認したはずです。真偽のほどはJTBに確認されたらいかがでしょうか?しかしながら、そのような対応は貴ホテルグループでは行っていないとのJTBからの連絡でありました。こうした場合、現地にて強行に主張すべきであったのでしょうか?事後においてグレードアップがあっても然るべきといわれても、どうしようもありません。 宿泊の契約に関連しても大いに疑問があります。バウチャーが発券された段階で、宿泊予約が確認されたと考えますが、この場合はJTB(もしくはその手配会社)の責任の範囲はどこまであるのでしょうか?よくバウチャーを発券する旅行会社において、「仲介は行うが、サービスに関してはその責を負わない」等の但し書きがある場合があります。今回のように問題を孕んだ場合は、仲介業者JTBをとばして、貴ホテルグループに直接照会すべき問題であったのでしょうか?仲介業者を相手にせず、直接ホテル側との交渉は可能なのでしょうか?今回のホテル予約の件について、正直なところJTBを信頼し、仲介してもらったことに大いに後悔をしているのですが。 正直言って、貴ホテルは高級感ある優れたサービスを提供するホテルであると考えておりましたが、今回の件についてはどうも疑問点が解消できない点が少なからずあります。 2度目の私のメールに対しても、コンコルドホテルズ東京は迅速な返信をしてくれた。要旨はJTBを経由して予約が行われている以上、JTBを通じてクレームを行って欲しいというものであった。 この点について私には同意出来ないものがあった。それは今回の一件について、JTBはコンコルドサンラザールホテルと連絡をした結果、コンコルドアンバサダーホテルをホテル変更先に指定したと言っているし、またコンコルドサンラザールからの提案で、オーバーブッキングにも関わらず、部屋のグレードアップも行わないと言っているのである。しかし、パリ宿泊の際、アンバサダーでは、私がオーバーブッキングによって、このホテルに宿泊することを強いられた事を知らなかった様子であった。どうも話の辻褄が合わないのだ。少なくとも私には理由を明らかにしてもらう権利くらいはあろう。 私はコンコルドホテルズの東京に3度目のメールした。
2005年09月23日
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昨日、係争中?の一件が一応の妥協を見た。なので、備忘の意味も込め記録しておこうと思う。 実は私、本年中に有効期限が切れるANAのマイレージを55000マイルほど持っていました。8月の中旬、月末にまとまった休みが取れると判明したのでフランスに行くことと致しました。そこで航空券は行きが日本発8月25日、帰りがパリ発8月29日の便を確保し、フランスで現地時間8月25・26・27・28日の4泊分の宿を確保することと致しました。以前より泊まってみたい宿があり、そのホテルはパリ市内のサンラザール駅駅前のコンコルドサンラザールホテルでした。。。フランス観光局のホテルランクでは5階級中4つ星デラックス!。つまり最高級ホテルなのです!。今回はマイレージ特典の航空券を使うので、分不相応とは思ったが、奮発してこのホテルに泊まることとしました。なんとこのホテルのロビーはエッフェル塔を建てた建築家エッフェルが手掛け、フランスの重要文化財となっているのです!。またサンラザール駅はパリ市内最古の鉄道駅としても知られ、印象派の巨匠モネの作品にも描かれ、またドガの小説にも登場する駅なのです。 私の休日が確定し、上司に届けを出し、航空券の手配、ホテルの手配をしたのが出発を6日前とした8月19日の事でありました。航空券はANAのマイレージクラブ事務局にTELし確保、またホテルについては、日程も差し迫っているため、大手の旅行代理店にて、手配するのが最適であると考えました。そこでJTBの池袋支店にTELをしたのです。しかしこれが長く続くトラブルの幕開けになるとは気付きもしなかったのでした。 先程も書いた通り、19日にJTB池袋支店にTELし、ホテル予約を行いました。この時のやりとりはこんな感じでした。 私「25日から4連泊でコンコルドサンラザールとりたいんだけど・・・」 JTB社員「4連泊はとれません」 私「じゃあコンコルドアンバサダーは?」 JTB社員「アンバサダーはもっと無理です。あっ、でもサンラザール28・29の2泊ならとれますよ。」 私「じゃあ、私サンラザールが希望だから、前2泊は他のホテルにしますよ。」 こんな具合に25・26はベルサイユにあるトリアノンパレスアンドスパに、そして27・28はコンコルドサンラザールに泊まることとなった。8月20日にサンシャイン通りにあるJTB池袋支店に行き、支払いを済ませ、バウチャー(宿泊券)を引き取ったのであった。 ところが22日の晩に突然池袋支店からTELがかかってきた。電話に出るとコンコルドサンラザールの部屋が確保出来ていないと言う。昨日は確約済みだと言っていたのに(怒怒怒)!。しかしオーバーブッキングは海外旅行で良くある話である。直前になって状況が変わることもあるので、ホテル変更はとりあえず拒否した。なぜなら、コンコルドサンラザールに泊まることがこの旅行の目的の一つだったからである。 翌23日の晩になって、また池袋支店からTELがあった。要件は同様であった。私はコンコルドサンラザールに泊まることを旅行の目的にしている旨を再度主張した。しかしJTBの担当の方は折れない。宿の変更を要求するのである。そして変更先が幾つか提示されたのだが、正直言って納得いかない。その時一番不愉快に感じたのは提示先にあげられたのが、コンコルドアンバサダーであったことだ。そのホテルは部屋無いっていってたじゃん・・・って感じで、正直私は切れた。。。しかし担当の方はどうしてもホテルの変更を求めてくる。そこで私は提案をした。 私「部屋が無いというのならば、変わらざるを得ないけど、オーバーブッキングはそっちの責任だから、多少の条件提示はあるんでしょ?」 海外において、飛行機会社でもホテルでも、キャンセル含みで席数以上に予約を受けることは多々ある。その結果の余剰分がオーバーブッキングであるのだ。大抵の場合、席や部屋を譲ると、その迷惑料って感じで、部屋のグレードアップが受けられることなどが多いのである。 JTBの社員「ホテル側はそのようなサービスはしていないと言っています」 私「???」 正直これには驚いた。勝手にオーバーブッキングしておいて、部屋を変更しろと言っておいて、部屋のグレードアップも、移動に関わる交通費も出さないとホテルは言っているらしい。コンコルドホテルズは海外で大規模にチェーン展開をしているホテルグループである。こんな事があるのか?。正直非常に不愉快であった。私が宿泊を考えていたパリ市内のオペラ地区において提示されたホテルは、アンバサダーともう一つ。アンバサダーは価格的にはサンラザールと近いが、もう一つのホテルは金額が半額程度であった。私は驚愕した。オーバーブッキングの際、ホテルが提示したホテルを受け入れると、宿泊契約が成立したと言うことで、ホテル代金に差額があったとしても返金がないことが多い。オーバーブッキング処理がスムーズに行くように、だからホテル側は同程度以上のホテルを用意したり、部屋のグレードアップをするのではないだろうか。今回は何の条件提示もなく、ただ部屋の変更を求めているのである。私は真剣にこの非常識さに激怒していた。ひどいホテルだ。ふざけるのもいい加減にしろ。しかし、出発を間近に控え、受け入れざるを得ないと判断したのである。これ以上もめてもしようがないだろうから。 JTBの社員「それではバウチャーはお宅にファックスします。」 私「私の家にはファックスはないんだ。」 JTBの社員「それでは速達で送付します」 私「速達で送られても困るよ。出先からそのまま成田に行くから家に送られても受け取れない。空港で受け取ることは出来ないの?」 JTBの社員「空港渡しは出来ません」 これも正直言って不快だった。職場の旅行や海外出張などで急を要するときは、必要なものは空港で今まで受け取ってきたのだ。池袋支店ではないが、JTBの都区内にある他支店ではこんな対応は当たり前にしてくれていた。なぜ池袋支店はしてくれないのだ。。。 JTBの社員「バウチャー無しでも問題なく泊まれるように手配しておきますから。。。」そうしてTEL終了。。。そうだ!。メールで送ってもらえばいい!!!。慌てて池袋支店に電話するが営業時間外のため不通。。。私が他支店で予約をした際には、時間外でも繋がる電話番号も教えてもらっていたのだが・・・正直サービスが悪いのではないかと考えた。 出発前日の24日、休憩時間に、たまらずJTBのHPのお客様窓口に苦情のメールをすることにした。するとJTBのお客様係の人から、TELがあり、池袋支店に確認してもらえることとなった。結果として、旅行当日の空港で急遽、バウチャーの受け渡しが出来ることとなったのである。正直ほっとした分もあったのだが、トラブルは現地に入ってからも続いたのである。 日本時間25日に成田から乗ったのはNH205便だったと思う。飛行機の旅は従来と特に変わったことはなかった。飛行機が定刻より少々遅れたため、パリで寄り道した私が宿泊先に着いたのは現地時間の21時前になってしまったのだった。 タクシーでホテルに乗り付けるとすぐに建物の中からポーターが登場した。私の荷物を運転手から受け取ると、フロントへと案内してくれた。最初の宿泊地であるトリアノンパレスアンドスパも4つ星デラックスのホテルなのである。本館は白亜の城館という感じであり、メインダイニングはミシュランの星も獲得している。勿論私は本館の客ではなく、割安な別館の客であったが。。。私が宿泊した部屋は1331号室であったが、清潔感漂う客室は1人で宿泊するには充分すぎるほどの広さであり、浴室には洗面台が2ヶある事からもツインの部屋のシングルユースであることが窺われた。ホテルの位置はヴェルサイユ宮殿の庭園の中といってもいい場所にあり、翌朝の散歩が楽しみな感じであった。 翌朝、ホテルのカフェでの朝食は気分のいいものであった。別館から本館に向かう私に対して、ホテル従業員は笑顔で軽く声をかけてくれた。食事中も給仕の方が「ソチャヲドウゾ」などと片言の日本語を使ってきたり、随所に心配りが見られたように思う。ホテルを去るとき、最寄りのヴェルサイユリブドロア駅まで、送迎を頼んだのだが、やって来たのが三つ揃いのスーツを着た運転手と高級車・・・。駅にて支払いを済ませると「領収書をお書き致します」って感じだった。ホテルのサービスとしては非常に感じがよいホテルだった。 ヴェルサイユリブドロア駅からはフランス国鉄でパリまでおよそ30分くらい。到着したのがサンラザール駅。駅の構内は確かに100年前にモネが描いたのと同じおもむきを残していた。構内を抜けると左手にホテルコンコルドサンラザールが見える。最高に気分が悪い。一度宿泊許可を出しておきながらオーバーブッキングとして私を追い出したホテルである。このホテルの前からオスマン通りをおよそ700メートル近く移動し、コンコルドアンバサダーホテルまで行くのである。非常に中途半端な距離である。タクシーで行けば楽勝で1メーターの距離である。その1メーター分のタクシー代も私をホテル変更させたコンコルドホテルズは出さないのだが(怒怒怒)。 「荷物持たせてこんな所歩かせやがって(怒怒怒)」 日本語でつぶやきながら私は歩いた。免税品店ギャラリエラファイエットの前の人混みを抜けると、目指すホテル、コンコルドアンバサダーがあった。 ホテルにチェックインする。客室番号は567号室。キーを受け取り、ドアを開けると唖然。明らかに狭いのだ!!!!!。パリでコンコルドアンバサダーに泊まる機会がある人は一度この部屋をのぞいたらいい。とにかく狭いのだ。狭い上にセミダブルのベッドが部屋いっぱいに押し込んであり、スーツケースを置く場所が見あたらない。部屋の扉の前に置くかバスの扉の前に置くしかないって感じである。部屋の外に出るときにはスーツケースをベッドの上に移動するとか、トイレにはいるときも、まず荷物を移動してから入るって感じの部屋であった。こんな状態であるから、スーツケースを開く場所がない(怒怒怒)。しかもこの部屋景観もすこぶる悪し(怒怒怒)。窓のカーテンを開けると、向かい側の客室しか見えない。灯り取りのために必要最小限の窓を用意した感じである。コンコルドグループがオーバーブッキングの客に対して用意した部屋はこんな劣悪なものであった。 「ふつーはオーバーブッキングでホテル変更させた相手に対してこんな部屋は用意しないだろ。コンコルドホテルズさんよぉーーーー(怒怒怒)」 仕方がないのでフロントに行って交渉・・・。 通じたか通じないかよくわからないが、フロントで私が文句を言うととにかく確認はしてくれた。ここで判ったのだが、どうやらホテルは何故か私がオーバーブッキングの客だという認識はないようなのである!!!???。したがって私の払った金額に見合った「正しいサービス」がされているそうだ。確かにこのホテルは公式料金が1泊360ユーロとされているから1ユーロ130円で計算すると1泊46800円となる(勿論私はこんな額は払っていませんが・・・)。このくらいの金額を払わないと「人間らしい扱い」は受けられないのかも知れない。。。このホテルで私の払った宿泊費は前泊のトリアノンパレスアンドスパの宿泊費より高いのだ!!!。きわめて個人的な感想だが、団体で連れて行かれるならともかく、もう2度とこんなホテルには泊まりたくないものだ。 語学力も問題もあり、私の交渉は不調に終わった。どうも納得のいかない私は日本でクレームをあげていくことになるのだが、その結果、意外な事実を知ることになるのである。(「フランス旅行でのトラブル」国外編 完)
2005年09月19日
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