バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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 行って参りました、大分は中津。大分空港からバスで別府に出て、そこから筑豊線という在来線の特急/快速ソニック(この線の快速はすごいです。車両がどれも、良く言えば近未来、悪く言えばオモチャのような仕様で、結構ビックリしました)で揺られることさらに30分。駅前のパチンコ屋さんらしきお店の名前が秀逸。「マックス・オブ・ゾロ」だって???もちろん、元ネタ、アノ映画ですよね。


<中津 宝来軒本店>手造り生ラーメン
<中津 宝来軒本店>手造り生ラーメン

 創業は昭和33年。当時中津で唯一のラーメン屋さんだったとか。先代がお店を切り盛りしていた開業後の10年間、ご主人は、大分、福岡、久留米、で和食と洋食の修行をしたそうで、この料理修行が「中津 宝来軒」さんのラーメンに活かされているとか。
 ラーメンにゃウルサイ九州エリアでも一目置かれる肝心のラーメンの方ですが、ご主人曰く「ラーメンの決め手は、麺とスープ、これに尽きます」!!
 麺は超極細麺。40年間麺を打ち続けているベテランの職人さんがおり、究極の麺を求めて日々苦心されているとか。気温、湿度への配慮は並々ならぬ細心さ。特に冬場はボロボロと麺が切れるので水気のバランスが難しいとか。かと言って水を加えるとコシがなくなる。一番細く打って、なおかつコシを出そうという至難の業にあえて挑んでいるのですから、その道40年の職人が苦労するのもムリないですね。
 スープの方は、巨大な五右衛門鍋を使い、1釜で300食分を一気に取る豪快さ。これは創業当時からの方法で、これまたご主人曰く「スープはお客様が食べに来てくださる時間によって濃い薄いに差が出てしまうので、一定した濃さのスープを作るために、大きな釜で、大量にスープを取るのです」とのこと。ご主人のスープへのだわりもまた凄まじく、「一回で300食分スープを取るので気の緩みは許されません。特に豚骨は傷みやすく、匂いが生じやすいので、“味が違うなぁ”、と思ったらそのスープは処分してその日は閉店にすることだってあります」というストイックさ。
 お味の方ですが、豚骨ベースの濃厚で複雑なコクのあるスープが、コシのある超極細麺に絡み付き、しっかりとした味わい。とかくしつこくなりがちな豚骨スープも、ご主人の徹底したこだわりに洗練されて、むしろさっぱりとまろやかな口当たり。風味豊かなスープの滋味が細麺とともに運ばれ、舌の上でほぐれて“ふぅわり”と広がる瞬間は、まさに至高の絶品のみが垣間見せてくれる桃源郷のごとし。
 しかし何よりも感服したのは、これだけおいしいラーメンを作り、日本全国にファンを持ちながら、いまだに工場を使用せず、お店で出す分は勿論、全国発送する分もすべて自分のお店で作っているということ。その膨大な作業に費やされる、ご主人以下スタッフの皆さんの情熱とエネルギーにはまさに超ド級。
 中津に宝来軒あり!!その謳い文句にふさわしいお店でした。


 写真は、帰りしな立ち寄った杵築駅のホームにあった、ちょっぴりトホホでかわいいベンチ。柑橘の街、杵築ならではのオレンジレンジならぬ「オレンジベンチ」。思わず携帯カメラで撮影。(了)





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Last updated  2005/03/26 06:26:33 PM
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