バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ: フランス旅行記
 今回の旅は“リフレッシュと勉強が半々”、そういうイメージを自分なりに抱いていました。まず向かうルールドは、キリスト教(特にカトリック)における聖地のある街ですが、ここで信仰や文化、人種や性別を越えて“癒しとは何か”について、実際に見聞するのが目的です。

 ホリスティックな健康のあり方とは、言うまでもなく、肉体のみならず、精神も心も(あるいは、拡大解釈すれば、その人をとりまく人間関係や社会関係にいたる“関係性”を含めることも出来るでしょう)全てにおいて、健全なバランスが保たれていることです。
 ルールドという信仰の地は、当然皆癒しを求めて人々が集まるので、そこでは想いや祈りがエネルギーとして凝縮されているでしょうし、またそれに応え続けて来たルールドという土地自身が、あるいは癒しの磁場として、これまたエネルギーを放出してるでしょう。
 この人と土地が相互に関係し合う“交差点”ルールドで、全人的な健康に欠かせない心身の癒しについて体験する訳です。

********************

 日本からパリ・ド・ゴール空港までの所要時間は約12時間。機内では、特に退屈もせず過ごしました。映画は『Mr.インクレディブル』と『スカイ・キャプテン』が上映。どちらも楽しく鑑賞。なるほど、パリへの上空で“スカイ・キャプテン”とは!!粋な偶然。
 現地時間17時20分、パリ・ド・ゴール空港に到着。ここでエアバス(国内便)を駆って、1時間弱でトゥールーズへ。緯度のせいで、夜でも日本の夏のように陽が高く明るいのです。余談ですが、ここトゥールーズは学問の都としても知られています。

 バスで2時間あまり、やがてルールドに到着。ホテルは、“奇跡の泉”という聖地を擁する聖域にほぼ隣接し、この聖域までは徒歩にして3分弱という好ロケーションでした。ここルールドは、人口わずか1万5000人の街であるにも関わらず、年間600万人近い人が、各国から巡礼に訪れる土地で、なんでもパリについで二番目にホテルの多い場所とか。
 辺り一帯お土産屋や神具のお店で賑わい、夜中でも人通りが絶えません。さながら伊香保温泉の佇まい。しかり、日本の温泉も各々のルーツをたどれば、奇跡や伝説に彩られ癒しの場として機能して来た、いわば聖地。そこは、聖俗の混在する場だけが放つ独特のエネルギーに満ち溢れていました。(つづく)

*写真は小高い山の中腹から望むルールドの街。街は自然に抱かれ、聖地は街に抱かれ、人は聖地に抱かれる。そういう場所です。





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Last updated  2005/05/20 07:57:51 PM
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