バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

PR

Profile

快筆紳士

快筆紳士

Calendar

Archives

2025/12
2025/11
2025/10
2025/09
2025/08
2025/07
2025/06
2025/05
2025/04
2025/03
2006/10/29
XML
カテゴリ: 映画/エンタメ
 最近、観たい映画を見逃しがちなkieroも、『 ブラック・ダリア
 一見、もうこれは、完全に“ダーク版・アンタッチャブル”です。あるいは“大人向けアンタッチャブル”。『 アンタッチャブル 』が、当時キレイ&クリーンなアメリカ俳優イメージに転向しにかかったケヴィン・コスナーを得て、勧善懲悪のお手本のようなストーリーを描いてみせたのに対し、『ブラック・ダリア』は“一筋縄でいかない”勧善懲悪の物語。現実は、きっと『ブラック・ダリア』の方に近いでしょうね。
 『アンタッチャブル』も、仲間たちは飽くまでサポーターで、正義感に駆られる主人公の心の葛藤と身体的躍動のダイナミズムを描いていましたが、『ブラック・ダリア』でジョシュ・ハートネット演じるところの主人公は、心身両面で徹底的に葛藤します。ちょうど、ケヴィン・コスナーのネガのような形で。
 『 サンキュー・スモーキング 』で注目を集めた、ジョシュ演じる主人公の“ダークサイドの権化”を演じたアーロン・エッカート、巧かったですね。なんでもっとブレイクしなかったのか…顔が、嘘のように長いんですけど、そのせいとしか思えないほど、巧い。特に、職人気質の監督には、これからも引っ張りだこになるのではないでしょうか(これまでもそうでしたけど)。
 かように、この映画は、常に明暗、陰陽、悪魔と天使、二律背反を軸に作られています。『アンタッチャブル』とのネガ・ポジ関係、二人の、個性際立つ男たちの対比、氷と炎、過去と現在のつながり、二人の“父親”、相似の顔の女、二人のファム・ファタール…。意図された三角関係よりも、二軸が基本となって、そのドライバとして第三の要素が在るストーリー、と考えるほうが適切のような気がしました。
 しかし、スカーレット・ヨハンソンは見事に“腰掛け”、しましたね。タイミング的には、日本でのPRの広告塔になっていますが、実際は添え物的なイメージ。むしろ、新境地開拓のヒラリー・スワンクの怪演が、作品自体が持つねっとりとした因果を象徴して、非常に印象に残りました。話題性に惑わされず、じっくりと対峙したい佳作でした。(了)

アンタッチャブル(期間限定)(DVD) ◆20%OFF!
アンタッチャブル(期間限定)(DVD) ◆20%OFF!







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006/10/30 01:57:15 AM コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Comments

プラダ バッグ@ gpzqtt@gmail.com 匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_…
バーバリーブルーレーベル@ uqafrzt@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
バーバリー マフラー アウトレット@ maercjodi@gmail.com はじめまして。突然のコメント。失礼しま…

Favorite Blog

カードケースを試作… New! 革人形の夢工房さん

新・さすらいのもの… さすらいのもの書きさん
価格・商品・性能比較 MOMO0623さん
抱きしめて 愛の姫.さん
天使と悪魔 ♡ り ん ご♡さん

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: