バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ: 映画/エンタメ
 この時間に記事アップ。所謂、裏番組です(笑)。購入から随分と経ちましたが、ようやくゆっくりとDVDを観る時間が。そう、『ロシアン・ドールズ』。
 前作『スパニッシュ・アパートメント』から5年。お堅い仕事を蹴って、作家志望の物書きになったグザヴィエ(ロマン・デュリス)。いやぁ、このグザヴィエの仕事ぶりが、なんともリアルで、私自身とかぶるんです。で、その5年前のスペインでの留学経験を基にした作品を書き上げるも、出版の宛てもなく、原稿を大事に抱えて、日々納得のいかない仕事にも精を出す。
 前作が、まさに日本で言う「ふぞろいの林檎たち」から「愛という名のもとに」「白線流し」的、大人一歩手前の青春群像ドラマで、パリからバルセロナに訪れた青年が、雑多な人種的ルーツを持つ同世代の若者が混在するアパートで共同生活をする中で、自分探しをする物語だったワケですが、その続編たる今作は、完全な大人が主人公の恋愛ドラマ。恋愛映画、ではなく。
 実際、前作にあったような、青臭くも甘酸っぱい、なんともいえない不安だけど能天気な若さ独特の活気はなく、どちらかと言えば、日本でならテレビ対応のドラマ的作り。映画にもなりません。しかも、完全にグザヴィエと、まさかの相手との意外な恋の行方を中心にストーリーが展開し、そろうはずの“林檎たち=アパートの仲間たち”は、ほとんどがちょい出演のみ。
 じゃぁ面白くないのか、というと面白いんです。続編というより、スピンオフした再度ストーリーみたいな味わい。加えて、内容はありきたりなのに、カットの切り方、音楽が格好良かったです。それから、グザヴィエと、必然性なく結ばれてしまう(ま、愛ってそんなもの…かな?)ウェンディの弟・ウィリアムが大化けしましたね。ま、何かやらかすと思っていましたが、相変わらずのバカっぷりに、笑いを禁じえません。
 ウィリアムのみならず、人種的なネタをジョークに挟み込みつつも、ただのジョークにせず、時代性を限りなくリアルに反映した、“って感じ”ってなフィーリングで表現しながらも、それがある程度正確性を有していたのが『スパニッシュ・アパートメント』だったわけで、そのあたりのケレン味のなさが、今作にもうまく踏襲されていたのには好感が持てました。
 しかし、オドレイ・トトゥ、損な役だなぁ。今回も。(了)


 ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2






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Last updated  2007/01/01 09:06:28 PM
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