バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

PR

Profile

快筆紳士

快筆紳士

Calendar

Archives

2025/12
2025/11
2025/10
2025/09
2025/08
2025/07
2025/06
2025/05
2025/04
2025/03
2007/01/13
XML
テーマ: お勧めの本(7902)
カテゴリ: 書評
見出し:バタイユのエロス観を一冊で一望できる良書。

生田耕作訳、ジョルジュ・バタイユ著『マダム・エドワルダ』(角川文庫)

 結局バタイユのエロティシズムとは何なのか?それは、生命の源であり、つまりは生命の終焉である死である。?神的であり、同時に上品(じょうぼん)が下品(げぼん)を好むようなものである。これすべて、倒錯なのである。神を穢し、娼婦を崇める。そして、死のために性を欲望する。訳者自身がバタイユ最高の小品と呼ぶ『マダム・エドワルダ』もさることながら、スラップスティックな毒気の中に、おとぎ話的な安らぎを抱いてしまう猥褻なる『死者』が素晴らしい。『眼球譚』も収録されているが、これは初稿版が他で読める。面白いところでは、巻末に収録されているバタイユによるエロティシズムについての講演と、それをめぐっての議論である。字面で読むと実に可笑しいのだが、一方では、げにエロティシズムとは深遠なテーマなのだと改めて気づかされずにいられない。
 あらゆる倒錯したエロティシズムの対象が存在する現代日本に、バタイユを連れて来たかった。バタイユのエロティシズムは、回答にたどり着いたかもしれない。あるいは、さらなる迷宮へと彷徨っただろうか。(了)


マダム・エドワルダ






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008/04/02 09:46:59 PM
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Comments

プラダ バッグ@ gpzqtt@gmail.com 匿名なのに、私には誰だか分かる・・・(^_…
バーバリーブルーレーベル@ uqafrzt@gmail.com お世話になります。とても良い記事ですね…
バーバリー マフラー アウトレット@ maercjodi@gmail.com はじめまして。突然のコメント。失礼しま…

Favorite Blog

カードケースを試作… New! 革人形の夢工房さん

新・さすらいのもの… さすらいのもの書きさん
価格・商品・性能比較 MOMO0623さん
抱きしめて 愛の姫.さん
天使と悪魔 ♡ り ん ご♡さん

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: