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カテゴリ: 書評
見出し:悪魔を祓う“仕事人”たちの“実録”。

鬼塚 五十一 、 白井 一男 著『サタンよ去れ!戦慄の悪魔ばらい(エクソシズム)―人間にとりついた悪魔との恐怖の対決』(学研)

 ムー、である。1985年に刊行された本書は、随所に時代性が反映されていて面白い。特に、2000年に悪魔がこの世を支配する、などといった件は、小学生の時にはノストラダムスの予言におののいた私でさえ、少々苦笑いを禁じ得なかった。映画『エクソシスト』が実話を元にした映画であるとした上で、日夜悪魔と闘うエクソシストの活躍をルポルタージュ風にまとめたもので、奇書として読んでも、普通に読んでも、結構面白い。まして、キリスト教の知識があると、案外真面目に読めてしまうのも不思議だ。
 後半、心霊学(今で言うならば、コマーシャル的なスピリチュアリティは、当時の心霊学クラスの権威を得ているのであろう)について触れられているが、心理学との当時の距離感が分かって興味深い。また、こうした一見荒唐無稽なテーマを、あくまで真面目に、緊張感たっぷりに、理路整然と読ませるムーのマジックに、改めて頭が下がる。
 本書の最後に、「ETたちは地球侵略を開始している!!」などと新刊案内が掲載されているのもご愛嬌だが、同じページに『ルールドの奇跡』なる本が紹介されているのは若干不穏だ。なお、私の著書に登場するルールドは、場所こそ同じだが、オカルティズム的な観点で語ってはいないことは先に述べておきたい。(了)





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Last updated  2008/04/03 09:10:20 PM
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