バベルの図書館-或る物書きの狂恋夢

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カテゴリ: パピルム(出版)

 しかし思い直して、やはり、だからこそ文筆を仕事とする者は、言葉の力が軽視され、消費されるだけの長物とされる時代に、 私はしっかりとこの葛藤を引き受けて、言葉の宿す力と責任、言葉でしか伝えられないことの意味や素晴らしさを微力ながらも守れるよう、一層精進しようと決めたのだ。
 その後私は、今度は公的な事情で、突発的に「どうしようもない時間」を与えられてしまったので、ふらりと四谷の教会へと足を運んだ。そこで私は「今夜のパーティが、どうか人を和する宴となりますように」とだけ祈った。
 「どうしようもない時間」を作ったのは、仕事のクライアントが抱えてしまったトラブルのフォロー作業だった。「どうしようもない時間」から、今度はその対応の時間がやってきたので、オフィスに戻る。そこで、きわめて現実的な時間を真剣に過ごす。こうした事情で、パーティ会場へは予定していたよりも遅く入ることになってしまった。
 会場にはすでに、このパーティのために協力を惜しまなかった方々が準備に取り掛かっていた。また招待客でもある弟は、現地でさっそくカメラやビデオの設営に取り掛かる。こうしたタイトな進行の中で、共著者に対しては申し訳ないことに、事前打ち合わせも十分にできないまま、パーティはスタートした。くしくも、共著のテーマと重なるように、たった一日の中で生と死と舞踏し、光と影の中で思索をめぐらせ、心を揺り動かすこととなった。この日、パーティはとても素晴らしいものとなった。
 このパーティは、共著『何のために生き、死ぬの? 意味を探る旅』(地湧社)にとっては、実は本当の意味で巣立ちの夜となったと思う。出版された日が巣立ちの日、と思っていたが、その後はもう少し育てる時間を要した。自分でも、よく育てた、と思う。だから、このパーティから、この本は本当の意味で一人歩きを始めるのだと思う。“親”の一人として責任は十分に果たした。愛してやまない子、かわいい子だからこそ、どこまでも歩いていって欲しいと願うばかりだ。
 この場を借りて、改めて出版パーティ当日お手伝いをして下さった方々、また駆けつけてくださった読者や応援くださった方々(それまでお顔を知らなかった読者にもたくさんお目にかかれた)、家族と、講演もいただいた青木新門氏、出版社と共著者の近藤裕先生に感謝の意を示したい。(了)

*写真は、出席された方から寄せられた花束や手作りのリース、記念品などです。御礼の意を込めて、記念にブログに貼っておきます。ありがとうございました。

著作です: 何のために生き、死ぬの?





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Last updated  2007/12/10 05:22:03 PM コメントを書く
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