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2010.07.30
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カテゴリ: 映画
藤沢周平の時代劇が原作の映画
「必死剣 鳥刺し」
監督は平山秀幸、主演の剣士は豊川悦司。

藤沢周平原作の映画は何本か見ているが、舞台は武士の時代だけど、
話は現代にも置き換えられる人間のドラマで、ちょっと見やすい。

「必死剣 鳥刺し」は
タイトルの隠し剣を扱う武士が主人公で、
その必死剣を使わざるを得ない状況に翻弄されゆくというストーリー。

妃を殺めたものの寛大な処分により3年後に要職に復帰するのだが、
殺める場面から罪を償う場面が丁寧に、静かに描かれる。



そのあたりは、ややたるむ時間帯で、
ラストがいいだけに、この部分を引き締めればなかなか見ごたえがあったかもしれない。

なぜ寛大な処分になったかは、上層部の目論見があったのだが、
そのせいで、必死剣が登場する。

なぜ必死剣というのか、なぜ鳥刺しか。
中盤の何気ないシーンにその由来が挿入されたり、
ジョン・ウーの香港ノワールの世界にも通じる展開が触れ幅が大きくていい。

セリフに機微が感じられ、そこは素晴らしいが、
(原作に忠実なのだろうか)
雰囲気が平板で、もう少し映画的な色を出してほしかった。

新聞の映画評などでもあったように、ラストの殺陣(唯一の殺陣シーン)は一見の価値がある。

やむにやまれぬ思いが暴発する、感情を揺さぶる場面。
まさに「男たちの挽歌」だ。





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Last updated  2010.08.02 09:38:00
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