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2010.09.14
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カテゴリ: 映画
2009年のSABU監督の映画「蟹工船」をDVDで見る。

小林多喜二原作の、なぜか一時期話題になった「蟹工船」
閉ざされた船の中で抑圧される労働者が決起するという社会派小説だが、
映画はあくまでSABU監督の世界で表現される。

1996年の監督デビュー作「弾丸ランナー」から
「ポストマン・ブルース」「アンラッキー・モンキー」「MONDAY」など、
ひたすら疾走感(実際に走っている)ある映画を作り続けてきた。

また、登場人物のイメージをも挿入するコメディタッチの作風は、
とくにこの「蟹工船」に受け継がれている。



自分の意思に反して奇妙なことに巻き込まれてしまう人たち、
というSABU監督のいつもの描き方は、
脚本も書いている「蟹工船」でも健在。

しかもシュールな展開はSABU作品の期待を裏切らない。
皆で時化の船内で首を吊ろうとするシーン、
ロシア船、そしておとなしかった青年が意を決して海へ飛び込むシーンなど、
滑稽極まりない。

蟹工船監督役(悪役)の西島秀俊は役不足な印象だったが、
労働者リーダーの松田龍平は案外よかった。

ただ、労働者の不満が募ってゆく感じが希薄だった。





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Last updated  2010.09.15 11:17:06
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