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今回は、面倒なので“内容”は、スルーさせてもらいます。お話としては、先日放送された“スペシャル 翔”の最後で発生した事件。その、、、顛末。。。。それだけ、と言っても良いかも知れません。細かい事を言えば、今まで曖昧にしか語られなかった“SPEC”の世界を色々な意味で映像化したと言えるでしょうが。ただ、基本的な部分では、これまでのお話の、、、ある意味、、《完結編》そして《新章》というだけで内容自体は、ある様な、ないような感じである。実際。。。。あくまでも印象であるが、小ネタひとつとっても、作品の5割くらい占めているのではないかな(苦笑)だから、内容らしいモノは、あまり感じられない。一応、戦いは表現されて、オモシロ味はありましたけどね。しかし新キャラ投入も含めて、少し奇を衒い過ぎている部分もあり劇場版ではなく、時間を短縮してテレビスペシャルで十分な内容である。ちなみに。個人的に、疑問があるのは、、、、“ク○ーン”(←伏せてない?)確かに楽しいネタなのは事実であるが、これを持ちだしはじめると、全てのスペックホルダーが再登場できるんですよね。え?能力が?そんなの、、、能力を取り込むスペックホルダーがいて、能力を操作できるスペックホルダーがいるならば、そこに“科学”が加われば、、、、、何だって可能である。そう。。。ひとりだけが再登場できるわけではないのである。出来れば、完成品が激レアであれば、違ったでしょうが。。。。あ。文句ばかり書いていますが。ファンならば、古くさい小ネタも含めて全ての部分、、、至る所、楽しめる作品だと思います。私自身も、十二分に楽しめていますし。でも、個人的感想と作品としての評価は別。。。。ということ。ちなみに、久々の映画感想。見ていないわけではないが、楽しくないので書かない。それだけである。あ。。。そういえば、最初と最後で挿入された“アレ”ですが。劇中で語られたように、未来は変える事が出来るし、変えられないこともあるので、なんらかのSPECがあれば、、、、そんな気がします。。。もちろん、今回、、、消滅したと思われるキャラにしても、同じコト。。。そのあたりは、ドラマチックに。。。ですね。ってか、それ以前に、ほんとにドラマ版で死んだのはオリジナルだったの???TBは以下のミラーへお願いしますhttp://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/7dd54817d622c1890fc29f0dcd97e3d0
2012.04.07
内容それは、ある夏の日の夜。警視庁で発生した。一仕事を終えた特命係の右京(水谷豊)と尊(及川光博)部屋で紅茶を飲む右京。。。一方、大河内(神保悟志)の剣道の相手をする尊。その尊が部屋に戻ろうとエレベーターに乗ろうとした時、妙な男女に出くわす。男(小澤征悦)の手には拳銃!?すぐさま、警視庁の職員と思われる女性(小西真奈美)の腕を引き寄せ、尊は、、、男から女性を引き離すことに成功する。不審者情報を右京に連絡する中、警視庁のいくつかのフロアで火災警報が鳴り響くのだった!!!異変を察する右京と尊だったが、、、すでに遅く、田丸警視総監(品川徹)長谷川副総監兼警務部長(國村隼)松下通信部長(名高達男)鈴木地域部長(大森博史)三宅生活安全部長(石倉三郎)内村刑事部長(片桐竜次)ら12名の警視庁幹部がいる定例会議の場を男は占拠。拳銃を持っていることもあり、全く身動きできない状態に陥ってしまう。中園参事官(小野了)を中心に対策が練られるが、打つ手がない状態。それどころか、、、全く要求がないという異常事態だった。やがて、右京と尊の機転で、男の身元が判明する。6年前退職した八重樫哲也だった!!!退職した警官が、幹部を人質に立てこもるという大失態に、体面を考え、SITらを投入し、即座に解決する必要に迫られてしまう。リスクが高すぎるため右京は猛反対するが、当然受け入れられずそして遂に。。。。。強行突入。銃声が鳴り響く中。。。。SITが突入した時には事件は終結していた。八重樫の死亡をもって。その後、大河内監察官による聴取が執り行われる。が。。松下部長の機転で、5~6人がもみ合って犯人の八重樫を取り押さえるが、そのさなか、銃の暴発により被疑者死亡と言う事になってしまうのだった。あまりの都合良さに、違和感を感じる右京と尊。そんななか、尊が助けた女性が、装備部の朝比奈圭子と判明。八重樫とは警察学校で同期の女性だった。八重樫とはほとんど関わりがなかったという朝比奈の証言に妙なモノを感じる中、7年前に発生した、1つの事件に突き当たる。当時、公安部外事三課に所属し、国際テロリストのアジトの突入が試みられた時、朝比奈の同僚・磯村栄吾(葛山信吾)が殉職した事件。その事件に、薬物に関わる中国系マフィアを追っていた組対部の八重樫が、関わっていたのだった。。、。外事三課が突入しようとした時、八重樫が別案件で先に乗り込んでしまい強行突入した朝比奈たちらとの大混乱の中、爆破が発生し磯村は殉職していた!!八重樫と朝比奈の関連性が見えてきたが、なぜ、立てこもったかの理由が分からない右京と尊。そして八重樫を調べていく中。タトゥーの男(本宮泰風)の存在が浮かび上がってくる。。。。敬称略↑まあ。。。3割くらい?内容としては、人質籠城事件が警視庁で発生しただけのお話ではある。その意味では、ベタと言えば、ベタであると言えるだろう。警察モノドラマにとって、定番のお話だ。それがただ『警視庁』だっただけである。ただし、『相棒』なので、そこで終わらずに広げていく。。。そこにある警察官僚達の闇。。。その事件が波及して、ひとりの男の命が。。。。と言う感じだ。事件解決に、回りくどさが少しあるため多少、分かりにくさは存在するが、『映画』ということのためもあるだろうが、ここは分かり易さ。。ということで、“尺”を稼ぐために、繰り返し、、、回想や、説明がなされているので、回りくどくても、事件の真相までたどり着けば、“納得!”という感じですね。ファンなら分かることですが、細かい部分で、真相にたどり着くヒントは提示されていますしね!“相棒”のなかでは、かなりディープな問題を取り上げているわりに、かなり分かり易い作品だったと思います。最終的に、、、、これも見えていることですが、サプライズなコトもありますしね!!ただ逆に。“TVドラマ・相棒”を知らずに今作を見た場合、正直、、、“前作の劇場版”に比べると、、、オモシロ味は少ないでしょうね。もちろん、前作の映画を観たからと言って、今作が楽しめるわけでもなく、簡単に言っちゃえば、テレビでスペシャルで良かったモノをわざわざ劇場公開した感じ。である。そういう雰囲気なので、好みの差だけでなく、細かい部分にまで表現されている“オモシロ味”は、テレビドラマを見ていないと、楽しめないでしょうね。残念ながら。個人的には、尊の存在感もシッカリ表現されるなど、そこそこ楽しめたのだが、やはり、テレビでやることが出来るモノを、劇場公開したという印象が強く大満足か?と言われれば、冷静に判断すれば、まぁ、、、、こんなものかな。。。。と言う程度だ。たしかに、劇場版だから派手にドンパチやっていれば、見に来る人なんて、なんとでもなるだろう。。。的な、、、テレビドラマからの劇場映画が多い中、しっかりと“らしさ”を、信念を貫いて描ききったのは評価できる部分です。そう、、表面的なモノではなく、“ドラマ”が描かれているからである。その意味では、満足なのだ。でも、、わたし、ファンだからね(苦笑)だからまあ。テレビを観ていないなら、オススメは出来ないと言うことである! とまあ、色々書いたが、私自身は満足している。ただね。どうしてもヒトコト。今回、、、相棒の初期から登場してきた名物キャラが退場する。これ。。。ハッキリ言わせてもらうが。別に、退場は良いのだ。がこういった名物キャラの退場劇を劇場でやるって言うのは、いままで、作品を観て、支えてきたファンへの裏切りだと思います。設定上、“9”が放送される“前”に起きていたと言う事になっている今作。劇場版を見なければ、なぜ、名物キャラが登場しないのか?が絶対に分かりませんよね!!こういうのって、、、良いのかな???これがokなら、何でもアリだよね!!そんなの、特徴のない脇役なら、問題なのだ。でも、退場は許せても、それを劇場版というのは許せません!ほんと、、、良いのか。。。これ。。。。あと、もうヒトコト。このキャラは、右京とともに、最も“変人キャラ”だった。それに官僚モノ、警察モノだったりしたとき、必ず登場させてまとめてきた、存在感あるキャラなのだ。なんと言っても、、2番手、、、神輿は軽いにこしたことはないと言いきる人物。そうでなくても、亀山君を含めここ数年で、名物キャラを次々退場させているというのにこうなると、右京の変人具合だけが目立っていき、演出的に、今まで以上に偏りが出るのでは?と言う不安である。だって、その右京とバランスをとるはずの“相棒”が、まだまだ“存在感”が薄く、、“キャラ”だって確立されていないのだ。そのうえ、以前、名物政治家を退場させた後なんて、政治モノのネタは、かなり少なくなってしまった。今回、、、この名物キャラを退場させてしまうことで、ネタの広がりが無くなってしまうのでは?という、、不安である。何度も書くようだが、別に退場劇に異論はない。かといって、後任になるキャラさえ存在しない状態で、これは、、、良いのかな??新キャラの名優たちでは物足りないということではない。それくらい、特徴的すぎるキャラだったと言う事なのだ。映画として楽しめたモノの、“相棒のこれから”に、少なからず不安を感じてしまった私である。そして超苦言。実は、、書きたくなかったんだが。“相棒”を尊に切り替えることも、あまり上手くいっていない状態の“ドラマ相棒”あの~~~もう少し後任を重ねるとか、キャラをもっと出すとか色々してから、切り替えしません?今のままじゃ、主人公が右京ひとりの“ドラマ相棒”になっていくような。。。そんな気がしますちなみに、、、、個人的には、相棒。。。。ある究極の展開があり得るのでは?と、、、想定はしているのですが。だから退場劇もあったと。ま。。。これは想像ですので、書かない事にしておきます。なんか、“そういう”ネタフリが多いですからね!
2010.12.25
内容光の国に飛来した、謎の飛行物体。。そして、ダークロプス軍団!!突如の襲来であったが、ウルトラマンゼロおよびセブンが中心となった光の国の戦士たちにより、なんとか、撃破された。ダークロプスの残骸にはエネルギー源と考えられる光り輝く鉱石が存在した。その鉱石は通信機能もあり、、遠き宇宙に向かって情報お送り出していると判明。そう。。それは光の国のある宇宙とは、別の宇宙を指し示し、ダークロプス軍団は、別宇宙から飛来し、光の国のある宇宙への侵略だった!!宇宙の危機を回避するため、別宇宙へ戦士を送ることが決まるが、全ウルトラ戦士のエネルギーを集めても、1人しか送ることができない!!別宇宙に入っても、、、、孤立無援であったが、そんなとき、ゼロが、自ら調査を志願するのだった。ウルトラの父たちは、ゼロにすべてのエネルギーを託し、そして父・セブンは、ウルトラゼロブレスレットを託し、ウルトラマンゼロは別宇宙へと旅立っていく。。。。。鉱石に導かれ光の国の宇宙を旅立ち、無数の宇宙があるマルチバースへその後、、、、、鉱石が指し示す宇宙へと入っていくゼロ。そのころ、惑星アヌーでは銀河帝国の機兵レギオノイドの襲撃を受けていた。対抗する手段が無く、逃げ惑う人々の中、わずかではあったが抵抗を試みる勇気ある人びともいた。そのなかには、ラン(小柳友)ナオ(濱田龍臣)兄弟も。。。ようやく、レギオノイド一体の破壊に成功したと思われたが、、、、、無傷。窮地に陥ったランとナオだったが、、、、戦いの中、ランが瀕死の重傷。レギオノイドによりとどめが刺されようとした時、光り輝く巨人が現れ、2人は救われるのだった。が、、その姿は、、、ダークロプスに似た姿。。。。ナオは敵意を向けるが、命が終わろうとしたランは、、その光の巨人“ゼロ”の意志を受け入れる。それは、長時間活動ができないゼロにとっても、1つの可能性だった。次の瞬間。。。。ゼロと一体化することで命を取り留めたラン。。。ランとナオは、ふたたび現れたレギオノイドの襲撃から逃走をはじめる。洞窟に入っていき、逃げ場が失われたか。。。と思われたが、突如、地面に穴が開き、、、、、気がつくと、2人は宇宙船の中にいた。そこには、1人の少女の姿も。彼女は、銀河帝国の襲撃を受け、宇宙船ジャンバードと逃走してきた、惑星エスメラルダの第二王女エメラナ姫(土屋太鳳)だった!!!そのエメラナ姫から、銀河帝国の皇帝がカイザーベリアルであると知るゼロ。そう、、、倒したはずのベリアルが、別宇宙で生きていた!!暗黒参謀ダークゴーネ、鋼鉄将軍アイアロンを従え、帝都要塞マレブランデスにより、、、星々を侵略。そして復讐のためダークロプス軍団などを作り上げていたのだった!!!話を聞いたナオは、かつて父から聞いた宇宙を護るという“バラージの盾”の伝説を思い出す。ラン、ナオ、エメラナは、銀河帝国に抵抗し、その情報を握ると言われる“炎の海賊”への接触を決める。が。。。海賊軍団の旗艦アバンギャルド号の3船長、ガル(平泉成)ギル(きたろう)グル(ベンガル)には、用心棒として、、炎の戦士グレンファイヤーの姿があった!!なんとか、理解してもらおうと、挑んでいくゼロ。やがてグレンファイヤーと理解しあい、ゼロは、バラージの盾の場所を聞き出すことに成功する。そこは、、、二次元世界“鏡の星”。。。エメラナを、銀河帝国の魔の手から救ったミラーナイトの生まれ故郷だった!!鏡の星へ向かったゼロ達だったが。。。。。。。。敬称略もう、パラレルだとか、そういう“次元”を超えたウルトラマンシリーズと言っても過言ではないかも知れませんね。なんと言っても、あの。。。別宇宙だらけのマルチバースなんて。。。。衝撃のヒトコトと言っても良いでしょう。ま、、そんなこんなで、ウルトラ兄弟の協力を得られない宇宙で、1人戦うゼロの物語である。良い感じで、友人、仲間を得ていく姿は、なかなか良い感じであり、ランとの一体化だけでなく、ブレスレットの受け渡しそのほかも、、バラージ、、、ノア。。。などなど。。。シリーズを知っていれば、“なるほど”“そうきたか”と言いたくなるほど、オマージュを感じられる作品になっています。そんな部分を置いておいても、かなり“定番”と言って良い感じの、友情物語。そして、特撮部分での大乱闘も含め、ウルトラらしさだけではない、良い物語を見た感じですね。なんといっても3人の戦士が登場した部分なんて、もう。。。古くからの特撮好きにとっては、ホントに良い雰囲気の演出がなされている。ただその分。。。カイザーベリアルが、アークベリアルになったとき戦いが、、、かなり手抜きでしたけどね。光線だけでは、イマイチ凄さが伝わってこなかった感じですね。そのあとに、窮地を救うために“友人”達が駆けつけてもアークベリアルの凄さが、中途半端なため、4人の戦士で戦えるくらいなら、ここ数年公開されてきた、ウルトラ兄弟の敵の方が強力じゃ?もちろん、ベリアルは、、除くわけだが。。。なんか、そんな印象も少しありますよね(苦笑)その部分だけを除けば、大きな子供の私のようなファンには、物足りなさは少しはあるが、小さな子供には、分かり易い物語の流れだったと思います。全体的には、かなり単純に見えるけど、良くできた作品だと言えるでしょうね。最後にヒトコト。どうしても気になったのは、やはり、新キャラ“ウルトラマンゼロ”をせっかく作ったというのに、たとえ、仲間を作ったとはいえ、別宇宙にひとり取り残されたことだろう。たしかに“チーム”は結成されるわけだが、なんていうか、、、、これ。。。。“次”は、このチームが中心になるわけで。となると、もう“兄弟”は、登場しないのかな???まさか、ノアの奇跡で!?かなり気になるんですけどね!!!来年、新作が作られるようだけど。。。。。ついでに。。。ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ STAGE II ゼロの決死圏 感想 ウルトラ銀河伝説外伝 ウルトラマンゼロVSダークロプスゼロ STAGE I 衝突する宇宙 感想
2010.12.23
『仮面ライダーダブルfeat.スカル』内容その日は、亜樹子(山本ひかる)と竜(木ノ本嶺浩)の結婚式当日だった。翔太郎(桐山漣)とフィリップ(菅田将暉)は、仮面ライダーWとなりメダルをばらまく謎の怪人“プテラノドンヤミー”と戦っていた。が、そこに結婚する条件で亜樹子にメモリ、ベルトを取り上げられていたにもかかわらず、やって来る竜。そんな姿に、、、亜樹子はブチギレるのだった!!父も仮面ライダー、周りも仮面ライダー。。。我が身の不幸を嘆く亜樹子。呆然と街を歩く亜樹子を見つけた怪人が、ライダーの記憶集めをするため亜樹子を連れ去ろうとした時、怪人が持つガイアメモリの力で、亜樹子は妙な“記憶”を目の当たりにする。それは、、、10年前のこと。父・鳴海荘吉(吉川晃司)と相棒の“マツ”こと松井誠一郎(山本太郎)が、鳴海探偵事務所で様々な事件にたずさわっていた。。。在りし日の出来事だった!10年前、荘吉は、懇意にしている歌手・メリッサ(山本ひかる・二役)から、ある依頼を受けていた。。。クモ男・・・スパイダー・ドーパントから届いた脅迫状。上手く歌えなければ、観客の命はないと。警護に向かった荘吉とマツは、メリッサが所属する事務所の社長・矢口孝三(佐戸井けん太)の側らにガイアメモリを売る謎の女・小森絵蓮(かでなれおん)がいると知る。資料集め、分析を得意とするマツが、情報収集したところ、矢口と小森が、芸能人を利用しメモリの実験を行っていると判明する。そのうえ、、、小森は、、、バット・ドーパント!!2人が犯人と見た荘吉は、尾藤勇(小沢和義)に紹介された、通称“ストーン”(つぶやきシロー)と矢口邸に乗り込むのだが。。。。。。バット・ドーパントに殺されてしまうストーン。そのうえ、矢口まで、スパイダー・ドーパントにより殺されてしまう。スパイダー、パット、、、2体のドーパントに追い詰められていく荘吉。そこに、荘吉を陰で支える幼なじみの“シュラウド”こと文音が現れ、荘吉にスカルのベルトを手渡すのだった!!!やがて、、、悲劇的な結末を迎えることになる荘吉。そんな“仮面ライダー”の悲しみを知りショックを受ける亜樹子。そして次の瞬間。。。。『仮面ライダーオーズ ノブナガの野望』内容鴻上ファウンデーションにより、洞窟から発掘された1つのミイラ。それは、鴻上(宇梶剛士)が、欲望のカタマリと考える、天下まであと一歩に迫りながら死んでしまった、、、織田信長だった!鴻上は、生体研究所の真木(神尾佑)に命じ、セルメダルを利用し人造人間“ノブナガ”(大口兼悟)として復活させる。が。。その直後、ノブナガは研究所を脱走し。。。。偶然、映司(渡部秀)はノブナガと知り合い、面倒を見始める。親しくなった映司と清掃のアルバイトをはじめたノブナガであったが、情報を収集しはじめたノブナガは、一気に、、、企業の社長へのし上がっていく。そのころ、映司、アンク(三浦涼介)は、殺人を繰り返していく謎の鎧武者の怪人との戦いに奔走中だった。逃げ足が素早いこともあり、取り逃がしてしまう仮面ライダーオーズ。そして社長となったノブナガは、比奈(高田里穂)の知り合いでもある明智よしの(彩也子)と、会社が行うオーディションで知り合うのだった。かつて、、裏切った明智光秀の末裔・・・よしのに憎しみに目線を向ける一方で、ノブナガは、よしののバレエ姿に心惹かれていく。そんななか、鎧武者の怪人により負傷するよしの。よしのの、踊りたいという欲望は、プテラノドンヤミーを生み出すのだった!オーズとなってプテラノドンヤミーを、ナントカ撃破した直後。ヤミーの中にあったコアメダルが、鎧武者に入り込み、ついに、完全体の怪人となるのだった!!が、、、その鎧武者の正体は・・・・そして苦しみの末、倒したオーズだったが。。。。。。。『MOVIE大戦CORE』内容亜樹子の目前のプテラノドンヤミーが持つガイアメモリに、どこからともなく、とんできたコアメダルが合わさり、ついに、悲しみのライダーの記憶から、、、仮面ライダーCOREが生まれる。そこに、やってくる映司、翔太郎、フィリップ。。。。そして竜。。。。。敬称略↑結構省略していますが、3部構成なので仕方なく書いている部分もあります。内容としては、『仮面ライダーダブルfeat.スカル』が、スカル誕生物語と、、ダブルの完結編。『仮面ライダーオーズ ノブナガの野望』は、、、これからのオーズのための、いろいろとお披露目。。。というお話。『MOVIE大戦CORE』は、そんな2つの物語を、ナントカしてつなげちゃった!そんな感じである。正直、厳しい言い方をすれば、間違いなく評価は二分される作品であると言う事である。かといって、高評価または、好評価は、、、残念ながら、かなり少ないでしょうね。というのが事実でしょう。たとえば、脚本が、、、誰だから。。。ということだけでなく、根本的に今作が間違っているのは毛色がまったく違う2つの仮面ライダーを融合させようとしたことにある。。。ということでしょうね。だって、全くニオイが違いますからね!!!ニュートラルな立場で見れば、それぞれに、それぞれに『らしさ』が表現されているし、時間の短さにより、物語の中途半端さはあっても、かなり上手く2つの物語を融合させたということはできます。ま、個人的には、一部ボロボロの手抜き合成などがあるためイヤになる部分もありますが、そこはそこ。最終的に、完結させるための物語というコンセプトの『ダブル』とこれからのお披露目というコンセプトの『オーズ』を、、、ほんと、それぞれに魅せ場を作って、まとめきっているとは思います。ただね。。。この2つの作品。ニオイが違いすぎますからね。。。。。たとえばの話。『ダブル』を気に入っている人にとっては『オーズ』部分は不快であり、『オーズ』を気に入っている人にとっては『ダブル』は。。。。。ということなのだ。そう『好み』というのは、誰しもが持っているモノであり今作が、どうしても乗り越えられないのはその部分にあるのは事実なのだ。一方で100点でも他方で0点なら、50点となると言う事。そんな作品、よっぽど好意的に見るしか、評価のしようがありません!!たしかに、キレイにまとまっているんだよね。『物語としての穴』は、、たくさんありますけど。オススメか?と聞かれれば、かなりの許容力を持った上で、見ている途中で頭を切り換えることをオススメします(苦笑)1つだけ言えるのは小さすぎるお子様には、色々な意味で難しい部分がたくさんあると言う事でしょうね。ま、、、そんな作品である。個人的には、かなり大目に見て、悪くはない。でもオススメではない。恐いモノ見たさで見て、ガッカリしないで下さい。と言う感じでしょうか(笑)念のため、最後に書いておきますが。あの~~~~~~~~まだ、『電王』使うんですか????本気で、そろそろ『過去の栄光』にすがるのは、辞めましょう。ここまで使い続ければ、さすがに。。。。。。惨めですよ。
2010.12.18
内容突如、空座町に現れた仮面とフードの男たち、襲撃を受ける黒崎一護。その強さに圧倒されるが、恋次、ルキア。。そして謎の男コクトーに助けられる。だが、フードの男、、、、地獄の咎人シュレンの目的は、、、一護の妹だった!返して欲しければ、地獄の門を破壊しろと。。。。。。。遊子が地獄に連れ去られてしまった!!!って、、、、ところかな第299話が序章でしたので、その、、、続き、、、のような印象もありますが、もちろん、劇場版なのでオリジナルと言えばオリジナルですが、シッカリとウルキオラたちとの戦いの後と言う設定で、物語を見ても、悪くはないお話だったと思います。あくまでも個人的印象ですが。これまでの劇場版3作は、一護を無理に主人公にしようとしていた雰囲気がありました。そら、友人だから無関係ではないだろうけど、そこで、一護か!?っていう雰囲気があったのも事実でしょう。1作目は、、、、ま、、、一護でなくても良かったかなぁ。。。そんなところもありますしね。ですが今回は、一護が主人公であり一護でなければならない戦い。。。。そして、物語だったと思います。正直なところ。無理に主人公に祭り上げられているのが見えている作品ほど、やっぱ、主人公は、特別扱いなんだ。そういう印象が強くなるモノですが。今作のように、『愛する妹』が絡むと、流れもスムーズですよね。もちろん、極論を言えば、誰かが人質になり、救出戦!!!ということでは、定番パターンですけどね。ですが、『妹』というモノを強調し、物語を作り色々と比較させたことで、単純だけど、物語も、そこそこ楽しめた感じだ。そのうえ、今作が、これまでの3作と大きく違うのは、登場人物の少なさ。。。でしょうね。一護、恋次、ルキア、雨竜この4人だけが動き、活躍しているため、戦いもそれぞれがシッカリ描かれ、見やすくなっている。大乱戦とか、大人気キャラをわざわざ登場させるよりはよっぽど、観やすくて良かったと思いますシンプル・イズ・ベストと言う感じで、悪くはなかったと思います。ま、、、後半が、少し引っ張り気味でしたけどね。ただ、、、あえて書いておきますが。こういう設定や、物語作りがあるのならば、無理矢理な『大人の事情』で、アニメの引き延ばしを図るなら、『地獄篇』を、丁寧に描いて、2クールくらいで放送して欲しかったと思います。それにしても、久々に映画を劇場で観ました。今作が、面白そう。。。ということではなく、、面白そうな映画、押さえておこうと思う映画が、わたし的に、、無かったと言う事ですhttp://app.blog.ocn.ne.jp/t/trackback/73577/22126866
2010.12.04
内容アンブレラ社の日本の拠点を破壊するため、アリス(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、自らのクローンたちと襲撃した!だが、アルバート・ウェスカー(ショーン・ロバーツ)の容赦ない核攻撃により東京本部は、アリスクローンたちとともに消滅。飛行機で逃走するウェスカーを、追い詰めたアリスだったが、次の瞬間、山に激突し。。。。。。なんとか、命拾いしたアリスは、クレア(アリ・ラーター)たちが目指したアラスカの“アルカディア”へ向かうアラスカの指定ポイントには、多くの小型機が存在したが、誰もいなかった。やはり、デマだったのか?そのとき、異様な人物に襲われるアリス。。。。変わり果てたクレアだった。クレアの胸には、妙な機器が取り付けられていて、取り外しても記憶がない状態。思い出そうとしても、全く思い出せなかった。そのまま2人は、わずかな生き残り。。。希望を捜し、小型機でロサンゼルスへ。そこで、刑務所の屋上に、数名の生存者を発見する。高い塀のため、アンデッドが侵入できず、生き延びていたようだった。建物の屋上に不時着したアリスとクレア。そこで、犯罪者として生き残った人たちに監禁されているクリス(ウェントワース・ミラー)と出会う。脱出方法を知っていると言うが、全く信じてもらえず。一方で、“アルカディア”が、ロサンゼルス近くに停泊している“船”だと知る。そんなとき、アンデッドの猛攻が始まり、クリスを解放し、脱出を試みるアリスたち。すると、、、クリスの口から、驚くべき言葉が発せられる。クレアが。。。。。妹だと。。。。。敬称略言わずとしれた、“バイオハザード”シリーズの第4弾である。あくまでも個人的な印象ではあるが、いままでで、最もゲームに近いような演出と展開であるとともに、いままでで、最もストーリーがないお話と言う感じである。乱暴な言い方をすれば、1~3が、、、3部作4から始まるストーリーが、、、と言う雰囲気。そのため、次への展開の。。。“繋ぎ”という印象しかない感じである。たしかに、いろいろな大人の事情が絡み、コレからも続けるつもりがある“シリーズ”だろうことを考えれば、“繋ぎ”であっても、悪くはないのだ。今回など、クリス&クレア。。。というゲームキャラがもの凄くカッコ良くて、それだけで、満足できるのだ。ま。。。。アリスは、、いつもどおり(苦笑)魅せると言うことにおいても、“フル3D”ということもあり、あの、、、話題になった“アバター”と、、、彷彿とさせるだけでなく、映像の描き方が、奥行きあるカット割りが多いため“3D映画”の進化の一端を見た印象もある。そういう意味では、ちょっとした。。。オマージュなどはともかくとして、監督の、、、いろいろなこだわりが見えて、楽しめることは楽しめます。一部を除けば、“2Dからの変換である作品”とは大幅に違う印象がありますし“アバター”と比べても、“映像美”という点は、、、横に置いておけば、映画としての、真っ当な進化を見た印象はあります。ただ、これで、、、、ストーリーが、シッカリ描かれていれば、もっともっと、満足できたでしょうに。展開自体が早く、次々と“戦場”が切り替わり、ほんとに、ゲームのような印象が強い。シリーズファンから見れば、繋ぎと考えて、どうでもないことであっても、単独で見るのは、ほぼ不可能の作品ですね。せめて、雰囲気と、細かいネタを知るために“3”だけは見る必要性が高いでしょうね。それにしても、、、3Dは、、、良い感じだったが、物語。。。。もっと、色々描けなかったのかな。。。アリスを目立たせたい監督の“気持ち”も分かるが、“繋ぎ”であることで、割り切り、いっそのことクリス&クレアを目立たせた方が、完全な3人主人公となり、次からの物語作りが容易になったんじゃ??そんな印象ですね。悪くはないけど、見る人を選ぶようになってしまっています。
2010.09.12
内容麻薬組織の壊滅のため、メキシコに潜入していたジョン“ハンニバル”スミス大佐(リーアム・ニーソン)は、組織に捕まり処刑されかけるが機転により、何とか窮地を脱する。そして逃走後、向かったのは同じチームの“フェイス”ことテンプルトン・ペック中尉(ブラッドリー・クーパー)のもと。フェイスも、作戦途中、いつもの調子で女性に手を出した為、処刑寸前だった。だが、そのおかげで、ハンニバルが捕まってしまったのも事実だったが、それでも“戦友”。。。フェイスの救出へと向かうのだった。その途中、一台の車を止め乗り込むハンニバル。モヒカン頭の運転手に銃を突きつけるが、その運転手“B.A”バラガス(クイントン“ランペイジ”ジャクソン)が、元レンジャー部隊の軍曹であると知り、協力を求めると快諾。ハンニバルとB.Aは、そのまま処刑寸前のフェイスのもとに駆けつけ、銃撃戦を繰り広げた末、何とか救出に成功する。その足でハンニバルは軍人達が入院する病院へと向かい、ヘリコプターを操縦できるマードック大尉(シャルト・コプリー)を“調達”少し、、、クレイジーな男だったが、マードックの操縦するヘリは、追跡する敵組織のヘリを翻弄しながら、そのまま、、、ハンニバルの“作戦”どおりに、、、、アメリカ領空へ。。敵ヘリは撃墜され、ミッションは成功するのだった!!!この瞬間、とんでもない男たちが集まった最強の特殊部隊“Aチーム”が、誕生した。それから、、、8年後。80以上のミッションをこなした“Aチーム”は、名実ともに最強部隊。イラクでの作戦を終え、帰国しようとしていた時、CIAの“リンチ”を名乗る男(パトリック・ウィルソン)が現れる。ゲリラ組織がアメリカ紙幣の原版を盗み、印刷した大量の紙幣を持ち国外逃亡しようとしているという。ただ、同じ頃、フェイスの元恋人で、国防総省犯罪捜査局のソーサ大尉(ジェシカ・ビール)が、作戦を実行しないようにとフェイスに助言していたのだが、どうやら、米軍が雇うパイク(ブライアン・ブルーム)が率いる傭兵たちも動くらしく、親友のモリソン将軍(ジェラルド・マクレイニー)の了承を得て、“Aチーム”の原版奪還作戦が開始される。ゲリラ組織へのハンニバルの作戦は完璧で組織のメンバーを掃討すると同時に、原版の奪還に成功するのだが基地に戻った彼らを待っていたのは、、、、悲劇たっだ。目の前で、爆殺されるモリソン将軍。強奪される原版。そして逃亡するパイク。。。。。明らかに“ワナ”作戦自体もモリソン将軍が口頭で了承した秘密作戦だった為、Aチームの行動は認められず。軍法会議が行われ、ハンニバルたちは不名誉除隊。そして軍刑務所へと収監されてしまうのだった。半年後、ハンニバルの元に現れる“リンチ”原版が発見されたという。すでに、すべてを知っていたハンニバルは、“リンチ”に協力を求め、脱獄に成功。。。そして、メンバー達の脱獄へと向かうのだった。目的は。無実の罪を着せたパイクたちへの復讐戦!!!!そして汚名をそそぎ、名誉を回復することだった!!だが、その作戦の途中、黒幕の存在とその陰謀に気づくハンニバル。。。。敬称略言わずとしれた、TV版“特攻野郎Aチーム”の劇場リメイク版である。ま、細かいことを言わずとも、ただただ、爽快、痛快、バカバカしく楽しめる娯楽作ですね。序盤は、キャラ紹介とその後のキャラたちのやりとりの為の“因縁”づくり。そして、名声を得た後でも、いわゆる“国家”のために、信念で行動するAチームを描いている。もちろん、ドタバタと!!!もう戦車が空を“飛ぶ”のだから、そこにある“作品”がどういうモノか理解できるだろう。TVシリーズを知らなくても、十分楽しめる作品に仕上がっている。演出的にも、“天才”ハンニバルの作戦の凄さを魅せながら、作戦をしっかりと見せて魅せることが行われ、見事なほどの、、、痛快作である。4人それぞれの個性も、シッカリ描かれているしTVシリーズのファンであっても、充分に満足できるだろう。ただし、楽しかったのは、、、だいたい、序盤から、7割弱、、、かな(苦笑)その後の展開が、それまでの演出と異なる部分も多く、最終決戦も、暗闇演出となってしまっている為、そこにあるはずの、“Aチームらしさ”は、急速に失われてしまっている。ストレートに言えば、CGなどの合成や、特撮の為に行った暗闇の戦いにより、映画としてのオモシロ味としては成立しているが、“Aチーム”としての、見せて魅せるという演出。そう、根本的なモノが壊れていると言うことだ。だから、最後に盛り上がるはずの戦いは、それなりに楽しめているが、序盤、中盤ほどではない。かなり、もったいない感じになってしまっていますね。“Aチーム”でなくても出来る“普通のこと”をわざわざやった感じで、おかげで、なんか、、、“普通の映画”に落ちぶれてしまった感じである。展開自体も、若干、拙速。。。というか、やっつけ仕事でまとめた感じだしね。ま、キャスティングと、中盤までが面白いので、充分に楽しめるとは思いますけ。。。。。尻すぼみですが。。。そういえば、エンドロール後。TVシリーズファン向けと言って良いでしょうが、カメオ出演によるサービスシーンが!初見の人にとっては、意味がないシーンですが、ファンの1人だった私に言わせれば、そんなコトなら、他のシーンでも。。。。とちょっと思ってしまったのは言うまでもありません。嬉しかったですけどね
2010.08.21
先ずは。『天装戦隊ゴセイジャー エピック ON THE ムービー』内容ある日のこと、地球に、2つの隕石がふってきた。ニュースなどで騒がれる中、アラタ(千葉雄大)は、奇妙な気配を感じる。向かうと、謎の女性ラシル(磯山さやか)がいた。“笛”を探していると言うが。。。。そのママ、姿を消してしまう。。。そんななか、データスが奇妙な反応を検出する。“ウォースター!?”アラタたちが向かうと、、そこには、超新星のギョーテンオー、明星のデインバルト、、そして彗星のブレドランが!!ギョーテンオーたちは、落下した隕石を2つとも強奪し“角笛”を完成させる。かつて“ラグナロク”という災厄を生み出した“角笛”を使い、地球を滅ぼそうとしていたのだった!!!!ギョーテンオー達の追跡を逃れる為、ラシルが角笛を分割していたのだ。。。。。完成させた角笛の威力は凄まじく、倒したはずのウォースター軍団も復活し、圧倒されるゴセイジャー達。敬称略ヒトコトで言えば、良くも悪くも“ゴセイジャー”そのものである。ただ、TVと違って、低予算の演出が見えながらもそれなりの戦いを魅せてくれているので、期待していなかっただけに、意外と満足度は高いかもしれません。ま、、、比較ですけどね。。比較。逆に、戦い方自体を、劇場版のこの程度でも、してくれていれば、TV版も、もう少し満足できるだろうに。。。。ということである。TVの場合、テキトーに肉弾戦を行っておいて、オモチャの宣伝を兼ねている巨大化したメカ戦がメインですからね。。。たしかに、それはそれで、良い部分もあろうが、やはり、“正義の味方がカッコイイ”と感じるのは、仮面ライダーではないが、、、本人自身が戦っていることなんですよね。この映画の場合、肉弾戦、連携などが描かれ意外と満足度が高い戦いだったと思います。もちろん、、もう少し出来ることは出来るだろうが、これ以上求めるのも酷というモノだろう。物語自体も、地上に被害をもたらしている状態を描いていますし、TV版よりも、“地球を護っている”というのが見えたのは良いことです。とまぁ、そんな感じで、作品としては、ゴセイジャーらしくチープなのですが、TV版と比較すれば、十分満足できるお話だったと思います。あ。。。。でもね、“シンケンジャー”の時のように、“もっと見たい!”“もう、終わり?”って言う気持ちにはなりませんでした。ここが、今作の限界でしょう。次は『劇場版仮面ライダーダブル FOEVER A to Z/運命のガイアメモリ』内容“T2ガイアメモリ”を移送中の財団Xのヘリが、謎の集団の襲撃を受けた。それと同時に、風都では、ドーパントが頻出し、大暴れする事件が発生する。翔太郎(桐山漣)フィリップ(菅田将暉)の仮面ライダーW照井竜(木ノ本嶺浩)の仮面ライダーアクセルが、、メモリブレイクを試みると、意外な人物が姿を現す。ウォッチャマン(なすび)サンタちゃん(腹筋善之介)が、ドーパント!?ふたりの話によると、、空からガイアメモリが降ってきて、勝手に体内に入り込みドーパントとなってしまったと言うことだった。と同時に、国際特務調査機関員のマリア・S・クランベリー(杉本彩)が接触してくる。“NEVER”という凶悪な組織が、メモリを強奪したというのだ。大道克己(松岡充)をリーダーとする。泉京水(須藤元気)羽原レイカ(矢代みなせ)芦原賢(出合正幸)堂本剛三(中村浩二)の5人組であり、超戦闘集団だった!奪われたのは“E”エターナルメモリ。。。残り25本が風都の街にばらまかれていた!!!すぐさま回収に乗り出す、翔太郎達だったのだが、フィリップは、マリアに、、、、母・シュラウドを重ね。。。。。そんななか、翔太郎達に襲いかかるルナ、ヒート、トリガー、メタルドーパント!そして大堂の策略により回収されたメモリが奪われ、そのうえエターナルメモリの能力により、Wおよびアクセルのメモリが無効化されてしまうのだった。やがて大堂は、5人の仲間とともに風都タワーからメッセージが発表される。最後の1つのメモリを持ってきた者に。。。。。敬称略仮面ライダーの世界には、1つの鉄則がある。ライダーになるには条件、、、いや、資格があるのだ。それは、同類である敵もまた同じ。もちろん、一部には、イレギュラー的な者も存在するが、ライダーは、その変身する資格のある人物しかなれないのである。だが、ガイアメモリという設定を盛り込んだ瞬間、誰しもが資格者であり、誰しもが敵になる可能性があると言うことなのだ。そう、その設定を、大きく拡大し悪意により風都全体に広げた時、、、どうなるのか?そのために、ドーパントが頻出させた。そしてその瞬間、もう一つの問題が浮かび上がってくる。誰しもに可能性があるという“システム”があるならば、“システム”であるがゆえ、封印がなされる可能性があると言うことなのだ。そのために、ライダーシステムが使えなくなってしまった。そうなのだ。設定を十二分に利用しきった今作。ある意味、“仮面ライダーW”の究極の世界と言っても過言ではない物語である。さて、物語。。。そんな仮面ライダーWの世界観を突き詰めた物語である。そのなかに、フィリップの、、、、母への気持ちを描きながら、それをまた物語にフィードバックさせるなど、なかなか、凝った仕掛けになっている。一方で、仮面ライダーといえば、、、戦闘シーンであるが、ラストの戦いも含め、“W”の能力を最大限に利用した戦いである。特に、バイクのシーンなどは、、、、“ライダー”なんだなぁ。。。と良い感じの戦いで魅せてくれています。そう、、いろいろな意味で、大満足といって良い作品なのだが、どうしても、気になってしまったことが1つある。それは、、なぜ、風都が狙われたのか?である。途中で、風都タワーの占拠で犯行声明らしきモノが出される時刃野“何が目的なんだ”という、、、警察としては定番の言葉が。。。ここなんですよね。最大の問題は。実を言うと、戦いなどを魅せてくれているし、物語も魅せているのだが、どうしても、、、“動機”が曖昧。確かに、ミュージアムとの因縁も描かれているし財団Xとのことも描かれているだからといって、、、メモリを移送していると言うことはあるが、風都を破壊する必要性はないわけである。そら、、“アレ”があるからなどというのは、後付けの解釈の1つ。本来は、ここにこそ、ミュージアムとの因縁を深く描くべきだったんじゃ?メモリさえ奪えば、風都以外の場所から風都を攻めることも出来るわけだし。。と、、、いろいろな疑問が浮かんでくるわけである。どうもこのあたり、フィリップのことを取り上げている為か物語としては中途半端で、かなり曖昧。“死”を彷彿とさせる発言にしても、“NEVER”なのだからホントは、もっと意味があるわけなワケだし。。詰めの甘さが見えたところですね。ま、楽しめたので、これはこれで良いかな。仮面ライダージョーカーが、、、良い感じだったし!
2010.08.12
内容サトシ、ヒカリ、タケシたちは、旅の途中で“ポケモンバッカー”というポケモンのスポーツの大会が開かれると知る。出場者の中には、ライコウ、エンテイ、スイクンという伝説の3ポケモンを操るコーダイネットワーク社長グリングス・コーダイも出場するという。ゲームの面白さ伝説の3ポケモンと言う部分にも惹かれ一路、大会の開かれるクラウンシティを目指すのだった。その途中、サトシたちは、見たことのないポケモン“ゾロア”と遭遇する。変身を得意とするポケモンらしく、“マー”と呼ぶ存在を捜すため、クラウンシティを向かっていた!サトシたちは、ゾロアに手助けを約束し、再びクラウンシティを目指し始める。そのころ、開幕を明日に控え、クラウンシティーの盛り上がりは最高潮。そんななか、街の人たちにセレビィの姿が目撃される。街の守り神のひとつ、、、セレビィ。。。それは20年ぶりのことだった。が、、そのクラウンシティを災厄が襲いかかる。なんと、守り神であるはずのライコウ、エンテイ、スイクン伝説3ポケモンが、街で暴れだしたのだ!!逃げ惑う人々。。。。クラウンシティの旧市街は閉鎖され、人は退去。。。大会の盛り上がりは急速になくなり、人っ子ひとりいない街となってしまった。すると、、、コーダイからのメッセージがテレビで流れ出す。大会に出場するはずだった伝説3ポケモンが、悪のポケモン“ゾロアーク”に操られ、大暴れしているという。事態終息のため、ゾロアークの捕獲に乗り出したと言う事だった。クラウンシティの到着したサトシたちは、その“ゾロアーク”こそが、ゾロアの捜しているポケモンだと知る。ゾロアークは、コーダイに操られているらしく、ゾロアもまた、コーダイから逃れてきたポケモンだった。そんなとき、新聞記者のクルトと出会うサトシたち。クルトによると、コーダイは未来を予測するようなあやしい行動が多く、何か秘密があると、調べていると言う事だった。封鎖された街に、何かがあると考えたサトシたちは、クラウンシティ出身のクルトとともに、地下道を通って市街地へと潜入する。一方、街を封鎖したコーダイは、ゾロアークの捕獲を部下のグーンに任せ、自らは、、大会のために設置されたカウントダウンクロック周辺を捜索していた。彼が見た未来の。。。“ビジョン”クロック周辺に、必ず“時の波紋”が存在するはずだと。セレビィが現れたことが、何よりモノ証拠だった。街に入ったサトシたちは、木々が茂り、街と一体化するその美しい街の姿に魅了される。クルトは話を始める。。。。20年前、、一度、緑が無くなったという。。。人々とポケモンたちが必死になり、ようやく元の姿に戻ったと。だが、そのとき、クルトは奇妙な事実を知る。テレビ映像で流れていた、街の破壊が、、、、ほとんど行われていない!?クルトは確信する。。。ゾロアークの幻影の力で暴れているように見えて、すべては、、、嘘の映像が流されていたと!!が、次の瞬間、サトシ、クルトたちは、コーダイの部下グーンにより捕らえられてしまう。そのころ、コーダイの秘書を務めるリオカは、ついに、コーダイの“悪事”に繋がる証拠のデータを発見していた!!そこに運ばれてくる、、、、サトシ、クルトたち。。。。クルトの仲間だったリオカは、みんなを解放し、、、コーダイの秘密を話し出す。20年前、クラウンシティが崩壊した理由。。。。そしてコーダイが、未来を見る力を手に入れた秘密を。。。。。。↑これくらいで、辞めておきます。だいたい。。。5割くらいでしょうか。ほぼ風物詩状態になっているポケモン映画。今回は、“DPシリーズ”完結編。。。というお話である。来年は、“ベストウィッシュ”以下“BW”秋から放送予定のTVの新シリーズの流れですね。。。その“BW”に繋げるための最後の物語。と言う感じの、ちょっとしたネタフリの物語である。印象としては、ひさびさに正統派“ポケモン映画”という感じの映画ですね。昨年までの3年間の3部作は、壮大になりすぎてしまい、主人公たちの存在の意味が無くなりつつありましたのでこれくらいの物語が、“ちょうど良い感じ”という印象である。お話を大きくし過ぎてしまうと、活躍が見えにくくなりますしね!旅をして、新しいポケモンと出会いそして、街の人たちと問題を解決する。。。。基本中の基本に戻った感じである。原点回帰ですね。キッチリと、ポケモンたちの活躍も描かれているし、“BW”のための繋ぎであっても、良い感じの冒険モノの面白さがあったと思います。ってか、これこそが、ポケモンだよね!!っていう感じでしょうね。ま、、、TVの延長線上の雰囲気もあるためその意味で既視感はあることはあるが、それはそれということで。今作の最大のポイントは、やはり、、登場ポケモンでしょうね。“BW”用の、ゾロア、ゾロアークだけでなく、既出のライコウ、エンテイ、スイクンという伝説3ポケモンそして、、セレビィを加えてきたことでしょう。なぜセレビィ?という究極の疑問は存在することは存在するが、だって、、、ジラーチでも良かったんじゃ?って。。。きっと、初期の映画で登場したポケモンをプラチナ、ゴールド、シルバー含むDSソフト・ポケモン“DPシリーズ”。。。に、なんとか、、“図鑑の穴埋め”を。。。。。そんなところでしょう。今回で、ゴールド、シルバーのシステムまで使えば、バトナージとのリンクも加えれば、『DP』発売後、、ほぼ全てのポケモンをゲットできたことになります。そう考えれば、オトナの事情というか、ファンの事情の雰囲気もあるが、良い選択だったと言えるでしょう。ただし。1つだけ、気になるのは。前売りで配信される色違いのライコウ、エンテイ、スイクンでしょうね。私もゲットしているが、やはり、、、3匹もらいたいのが人情というモノ。引き替え場所に行けば、多くの人が、、、3匹ゲットしている。。。。もう、、、明らかな、、、いや、強烈な“オトナの事情”が見え隠れ。。。ただまぁ、某CDセールスで投票作戦よりは、低予算なので家族で行けば、、、どうってコト無いことでしょうけどね。と、、、ま、、色々描きましたが。物語としては、久々に楽しませてもらった作品だったと思います。ちょっと違和感のある部分もあったけど、ま、子供向けなので、良いでしょう。ちなみに、どうでも良いことを。わたし的には、他に観たい映画!!があったのだが、なぜか、ポケモンを優先してしまいました。あんまり、混み合っている劇場には、行きたくないんですけどね。。。でも、わたし的には、秋の『ソウ』とともに風物詩。夏休み前に。。。。そんな印象ですね。それにあっちを後回しにすれば、観に行く時、空いているだろうし。。。そういえば、、、どうしようかな。。。。完成している図鑑が溢れる寸前である。次作など、、、までに、ナントカしなきゃなぁ。。。。牧場も一杯だし。。。ってか、、、なんで、ハッサムなんだよ。。。。
2010.07.10
内容天才科学者であり軍事企業スターク・インダストリーズCEOであるトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.)は、自らが“アイアンマン”であることを告白した。超ハイテクスーツである“アイアンマン”。告白は、世の中に大きな影響を及ぼしていく。。。6ヶ月後には、議会の公聴会へ呼び出しを受けるトニー・スターク軍事企業CEOが生み出した、明らかに“武器”である“アイアンマン”への不安が招いたモノであった。そこには、議員だけでなく、ライバル会社ハマーのジャスティン・ハマー(サム・ロックウェル)も招かれその“力”について問い出されるのだった。国家。..軍の管理下に置く方が良いという議員達に対し、平和のための抑止力であると持論を展開するスターク。スタークの親友であるローディ中佐(ドン・チールド)の援護射撃もあり、なんとか、乗り切ることに成功する。が、、、“アイアンマン”スタークにとって、苦悩はそれだけではなかった。自らの命の維持の源であり、“アイアンマン”の動力源でもある“リアクター”その毒素が、スタークの体を蝕み始めていたのだった。命の維持をするためのモノが体を蝕むという回避できない悲劇。やがて追い詰められたスタークの心は自暴自棄になっていく。。。そこでスタークは1つの決断をするのだった。最も信頼し愛している秘書のペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロウ)をスターク社のCEOに指名したのだ。ペッパーとペッパーが雇ったナタリー・ラッシュマン(スカーレット・ヨハンソン)に全てをまかせたスタークは、、、、残り少ない時間を、気ままに過ごし始める。そんなとき、、、衝撃的な事件が発生する。モナコで開かれたカーレースに参加していたスタークの前に、“スーツ”をまとった謎の男(ミッキー・ローク)が現れたのだ。それは、軍や政府関係者が不安視していたことが現実に起きた瞬間だった。ペッパーたちがスタークに携帯型の“アイアンマン”を渡すことで、なんとか男を捕らえることに成功するのだが、、、、事件は、世界を震撼させる。その様子を見ていたハマーは...謎の男・イワン・ヴァンコに接触し。。。。一方、スーツの登場に衝撃を受けるスタークに、軍での管理を勧めてくるローディ中佐たち。そして、、、スタークに接触してくるニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)スーツの登場により、全てが動き始める。。。。。敬称略当然のことながら、、映画“アイアンマン”の続編である。物語は、大雑把に言えばアイアンマンの登場に揺れる世界そして、、その反動で体が蝕まれ葛藤する主人公。戸惑う友人達。。。陰謀、、、復讐。。。。と、言ってみれば、ヒーローモノなら定番のネタをアレコレと組み合わせた“ベタな物語”に仕上がっている。それなりに丁寧に描かれているため、“面白いかどうかは別として”、物語は、、、ある程度楽しむことが出来ます。実際、細かいことを気にしなければ、前作を見なくても、そこそこ楽しめる作品にはなっています。ただね。こういう作品が大好きだから、ハッキリ書かせてもらうが。序盤と、終盤。。。そこにある魅せ場は、ホント良くできているんですよね。が、、、中盤である。たしかに、流れ自体に間違いはないのだが、この中盤、、、、だいたい30分ほど削除しても事足ります!そうなのだ。明らかな不自然さが、中盤に存在する。たとえば、、、問題解決のために“私物”を手に入れるシーン。この部分なんて、直前にヒントが語られているのだから、その流れで持って行かなきゃオカシイのに、なぜだか、、、妙な偶然演出。完全に“父の思い”。。。無視しています。そうでなくても、屈強のモノが監視についているというのに!!ほんと意味不明である。そしてもう一つ、その部分と対比するために登場する2つの出来事。一方は、復讐に燃える男。もう一方は、友人として行動する男。これ、、、友人の方なんて、わざわざ決着シーンのネタフリのためだけにドタバタやっている印象が強く、そのあとの、展開も、、意味不明。そして最も意味不明なのは、、復讐男表現されていることは表現されているが。。。復讐心。。いや、、悪意と言っても良いかもしれない心。。。この表現が、かなり中途半端。でいきなり、軍団登場に繋いでいくなんて、、、意味分かりません。そうなのだ。明らかに中盤の繋ぎ部分で、ワケのわからないことをし過ぎ正直。。。。描き込みの足り無さと、無駄な描き込み。。。その両者をふんだんに見せつけられ、、、苦痛である。何度も書くようだが、“大きな流れ”では、間違っていなくてもそこに達するポイントの描きが中途半端では盛り上がるモノも、盛り上がりません!ってことで、全体を見て、、今作の最大の難点は、、、ニック・フューリーの登場の可能性があるのでは?そんなコトまで感じてしまうほどである。印象で言えば、“次の映画”のための“繋ぎ映画”という印象になっている感じだ。特撮のシーンは魅力的ではあるが、欠けているモノが多すぎる作品であったと思います。“1”のほうが、、、満足できる作品だと思います。。オススメできるかどうかで言えば。。。。う~~ん。。。。こう言うの好きな人なら、気にならないでしょうが“見たい!”と思っても、一度頭を冷やした方が良いかもしれません。あ。。。最後にヒトコト。“次の映画”を見るつもりが無ければ、どうでも良いことですがEDのあとに、、、まだ、映像ありますので!
2010.06.12
内容今まで以上に音楽に打ち込もうと千秋(玉木宏)は、のだめ(上野樹里)と離れることを決断する。“これで良い”そう考えていた千秋であったが、思いがけない仕事が舞い込むのだった。エリーゼ(吉瀬美智子)によれば孫Rui(山田優)が、自らの復帰公演に千秋との競演を望んでいると。だが、、、演奏される楽曲は、、、のだめが見つけたと言っていた“千秋先輩”との競演するはずの楽曲。。お互いに上手く気持ちが伝えきれないまま公演の日を迎える。その演奏を聴き、想定していた以上のモノを見せ付けられてしまうのだめ。ショックを受けるのだめは、一時的に、千秋に救われたが、どうしても、先に進めなくなってしまう。その悩みに気づいたシュトレーゼマン(竹中直人)は、のだめに提案する。シュトレーゼマンのコンサートで競演すると言う事を。。。。。戸惑いの中、コンサートの日を迎える。それはのだめがデビューすると言う事でもあった。見ず知らずの女性が巨匠との競演。。様々な意見が渦巻く中、、、、ついに、、、のだめは鮮烈なデビューを。。。。。が、、、そのデビューは、のだめに暗い影を落としはじめ。。。。。敬称略言わずとしれた“のだめ”である。ヒトコトで言えば、“完結編”というところかな。正直、適切な表現が難しいのだが、ドラマ、そして、原作、、、に、、様々な予告編。全てをひっくるめれば、今作のような物語になるのは見えていたわけであり、良く言えば、上手く作られている悪く言えば、想定内の物語。それだけである。だから、可といえば不可もなく、、と言いたいところなのだが、そういう“普通状態”ではない。正確な表現をするならば、ドラマおよび原作を考えれば、上手く描かれているところは、上手く描かれているでも、意識しすぎて、無駄も多い。そう!かなり良い部分と、無駄と思われる部分両方介在してしまっている作品である。だからと言って、面白くないのか?と言われれば、面白い部分もたくさんあるのだ。ほんと、たちが悪い。たとえば、今作が良かったところ...1つ言えと言われれば、悩んだ末、、、こういうだろう。“原作よりも分かり易くなっている”と。逆に、面白くなかったところを言えと言われれば、“原作に妙に忠実なところ”と言えます。まるで、原作を否定しているようにも聞こえるかもしれませんが、そういうことではありません。原作のアレンジの仕方が、良い部分と悪い部分が両方ある。そういうことです。もちろん、“好み”にもよるのですが、はじめから“結末”は決まっているのだから、無駄部分や、ブレが多すぎているために物語に中途半端の印象の部分があると言う事である。終わってみれば、素直に楽しめている部分と、まったく楽しめていない部分が混ざりすぎてなんだか、スッキリしないそんな感じですね。結局、、、ただの完結編。。。前回中途半端な終わりだったのを、最後まで観た。それだけだなぁ。..と言う感じだ。しかしまぁ、もう少し無駄を省いて、凝る部分を凝ってくれなかったかなぁ。。。
2010.04.25
内容幼き頃、奇妙な夢を見たことのあるアリス。自分がオカシイのかどうか、、、分からないまま、、、父の言葉だけが耳に残る優れた人は、みんな頭がヘン。。。それから、十数年後。19歳になったアリス(ミア・ワシコウスカ)は、母に連れられ向かった大きな屋敷で、普通の、、、いや、、なんの変哲もない男から求婚されるのだった。直前に、偶然知っていたとは言え、戸惑うアリス。すると目の前を、服を着た白いウサギが。。。。。後を追いかけていくと、木の下に大きな穴があった。のぞき込んだアリスは、、、深~い深~い穴に落ちてしまい。。。。気がつくと、妙な部屋にいた。でも部屋から出ようにも、扉が小さすぎて出ることが出来ず。目の前にあった小瓶に詰められた薬と大きくなるケーキを食べ、ようやく、外に出ることが出来た。そこは、、、見たことのあるような、、、ないような。。。。奇妙な世界。そして目の前には、白いウサギだけでなく、ヤマネに、双子。..ドードー鳥!?どうやら、“彼ら”がアリスを、奇妙な世界。。“アンダーワールド”に呼んだようだった。彼らは、アリスが、本当のアリスかどうかを疑いの目で見ていた。本当のアリスなら、預言の書に書かれてあるように、独裁者の赤の女王を倒してくれるかもしれない。。。。。。。敬称略言わずとしれた、、、“アリス”の。。。続編?である。正確には、13年後の未来。.と言う方が適切でしょう。成長したアリスは、どうなったのか???ま、そういった設定で描かれている作品である。お話自体は、簡単に言えば。。。すでに大人となり、子供の頃のような生き生きとした感じではなくなり、何かを悟ったような、生きる目的などを見いだせないでいたアリス。そんなアリスが、再び不思議な世界に舞い戻り、色々なことを感じながら、、成長、、、変化。。。して良く物語である。アリスの設定を使い、少女から大人へ、、、それも、独立心旺盛な...立派な大人への一歩それをファンタジーで描いている。。というだけで。ベタと言えば、ベタな成長物語である。アリスとしてのオモシロ味もあれば、成長物語としてのオモシロ味もあり、良くできた作品だとは、思います。ただ、、、あくまでも、ベタな物語にティム・バートン監督独特の味付けがなされているだけで、実際問題として、既視感が支配しているのは確かでしょう。たしかに、監督の作品を観たことがない人にとっては、そのシュールな世界観も含めて、インパクトがある映像美など目新しさは、存在します。逆に、私のような監督の作品のファンからすれば、オモシロ味は感じても、既視感も感じる状態なのである。それは、アリスの世界観の表現についても同じ。原作を壊さないために、、“無茶”しているわけではありません。その意味でもまた、既出のモノとの“差”は、独特の雰囲気以外は、感じにくく、これまた既視感を感じる部分でしょう。面白いことは、面白いんだけどね。あくまでも、個人的な意見ではあるが、面白いことは認めても、既視感があるため、目新しさを感じにくく、序盤の数分で、その後の展開全てが見えてしまった。と言う感じである。予定調和過ぎて。。。想定内であったということですね。否定はしませんが、肯定も出来ないというのが、個人的な見解である。実は、今回、、ワザと吹き替えで視聴しました。基本的にオリジナル重視をするため吹き替えは見ないのですが、どうしても、気になることがある場合は、吹き替えでワザと見ます。で、、今回、なぜ、吹き替えで見たのか?理由は単純明快である。番宣も含め、いつだったかの某監督の映画番宣と同じく視聴のしやすさや分かり易さを強調するようなことをしていること。そして、、子供も見たくなるような雰囲気の宣伝をしていること。じゃ、、どうなのか???そんな疑問が、頭の中を支配したからである。ストレートに言えば、私が入った劇場内に、思った以上に子供は存在しました。が。。。。。子供たちの行動を見ていると。。。。そらそうである。あくまでもティム・バートン監督なのだから!!!そこを間違って観に行くと、、、、困ったことになるかもね。気楽に観に行けば、どうってコト無いだろうけど。。。。。http://app.blog.ocn.ne.jp/t/trackback/7487/21566564にしても、荒い3Dだなぁどーせ、D社の施設へ使い回されるのだろうが、、、子供騙しだな。。。それだけが目的だとしか思えないような作品と言っても過言ではないのかもしれない。
2010.04.18
内容1982年。突如、南アフリカ・ヨハネスブルク上空に“宇宙船”が姿を現した。その瞬間“地球人”となった人間たちは、彼ら“異星人”の次の行動を待った。侵略なのか?それとも。。。。。友好関係を築こうとしているのか?だが、、、、何も起こらず。仕方なく南アフリカ政府は、“宇宙船”に調査隊を派遣する。そして、薄汚れ疲弊した“彼ら”を見て驚愕する。宇宙船が故障し、ただ流れ着いただけの難民だった。。。。地球人達は、悩んだ末、“人道的見地”から、その下の“第9地区”に仮設住宅を設置し、周りを柵で取り囲み、受け入れる決断をする。だが、言葉が通じにくいだけでなく、地球人から見て異形の姿。そして地球人と密接する区域であったため、多くのトラブルが発生し、排斥運動も多発するのだった。やがて、そのゴミをあさる行動や外見から“エビ”などと蔑まれることになる。そんな状態が長く続き、、、2010年。ついに地球人は、決断をするのだった。異星人を地球人との接触が少なくなる地域へ移住させること。異星人の管理を任されている軍事企業“MNU”に、その移住計画を一任するのだった。MNUでは、責任者をヴィカス(シャルト・コプリー)に命じ、多くの傭兵を利用した移住作戦が、穏便かつすみやかに実行に移されるのだった。内容2移住作戦が、穏便に進むワケもなく、トラブルも多発。地球人、異星人ともに、多くの負傷者を出す状態だった。それでも誠実に“仕事”をこなしていくヴィカス。そんななか、様々な仕事をしてきたヴィカスにとっても、思わぬトラブルが発生するのだった。地球人から見て、“下等”だと思っていた異星人“エビ”の中に、明らかに“知性”を持つ者がいる!!その者の小屋には、文明を感じさせる実験設備などがあったのだ。それまでの対応とは違い、丁寧に対応を試みようとするヴィカスであったが、対応の最中、怪しげな液体を浴びてしまうのだった。カメラ撮影もされていたため、カメラを止め何事もなかったかのように、調査を再開したのだが、その日の夜。自宅に帰ったヴィカスは、家族達の前で倒れてしまうのだった。その後、病院に運ばれたヴィカスであったが、そのヴィカスの身に異変が起き始め。。。。。。。。。。。一方、調査された通称“クリストファー・ジョンソン”という異星人は、小屋にあった液体が紛失していることに気づき。。。。。。敬称略これは、なかなか、、、意味深というか奥が深いというか、。。。面白いことをやったモノですね。物語は、かなり単純化してしまえば良く作られる、異星からの脱出モノという作品の逆バージョンですね。だから、終わってみれば、、、いや、作品の途中から“既視感”のようなモノは存在するのですが、描かれている奥深さは、そのような、単純なアクションモノではない。キッチリと、両者の対立を描き、地球人から見た異星人そして、異星人から見た地球人を丁寧に描きその中で、自分自身もその姿だけでなく、扱いが“普通”ではなくなっていく主人公を描ききることで、彼自身の行動が、一気に転換していくのは見事と言って良いだろう。それくらい、細かい心の機微や変化など、本当に見事な演出だと言って良いだろう。そして、描かれる、、、差別問題。もちろん、南アフリカと言う事の意味もあろうが、それ以前に、姿や行動などで、他を差別、区別するのは人間は日常茶飯事その部分を臆すことなく描ききったのは、大会社の下で作った作品ではない所以もあり、監督やプロデューサー達の決意を知る作品だと言えるでしょう。その時点で、SF作品だったのはヒューマンドラマであり、社会派ドラマになったのは言うまでもない。特撮的な魅せ方も含めそのアクションも見どころがある、かなり面白い作品だったと思います。もちろん、、、気になるところは、たくさんあります。セキュリティーが、、どうとか。。。ケータイが、、、どうとか。。ドキュメンタリー演出部分で演じていない俳優がいるとか。。。。そのほか、細かい部分でのツッコミどころはあり、詰めの甘さはあるが、、、ま、、それは本筋ではないしスルーしても良い“気になるところ”その一方で、異星人達の知性を感じさせる部分とそれ以外の部分が、あまりにも極端すぎて違和感があるとかホントに友好的なのか、攻撃的なのかどうかとか“感染”と“時間経過”に違和感があるとかスルーできない、都合のよすぎる“気になるところ”もたくさん存在する。ま、、その部分は、、、、映画だと、、、何とか思いきって無視をすれば、“異端作品”でありながら、多くの“賞”などで好評価、高評価を得た作品なのは、よくわかりオモシロ味のある作品だったと思います。ただどうしても、この手の作品は好きになれない!とかいう“好み”は、どうしてもあるとは思いますけどね。
2010.04.11
内容“名探偵”と呼ばれる、、その男・シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニーJr.)は、急いでいた。怪しげな黒魔術を使い、罪もない若い女性たちを5人殺した連続殺人犯が、6人目の犠牲者を出そうとしていたからであった。情報通りに、とある地下室に駆けつけたところ、やはり、、ブラックウッド卿(マーク・ストロング)の儀式の最中であった。遅れてやって来た“相棒”のジョン・ワトソン医師(ジュード・ロウ)とともに、瞬時に見張りの男たちをなぎ倒していき、ついにブラックウッド卿の確保に成功。無事、、、生け贄になりかけていた女性も救い出すのだった。彼らが解決するのを待っていたわけではないが、スコットランド・ヤードのレストレイド警部(エディ・マーサン)が来たところ、犯人のブラックウッド卿を引き渡し、“仕事”は終了する。これで事件は解決した。。。。。かに思われた。そんな名探偵も、事件が終われば、、、やることもなく。いつも通りに、怪しげなことを続けていた。そして、、ふた月ほど経ったある日のこと。ワトソンがやってくる。ブラックウッド卿の死刑が決まり、卿がホームズとの面会を希望しているという。それはワトソンにとっても、ホームズとの最後の仕事。卿の死を確認する仕事を終えれば、長年一緒に暮らしてきた親友でもあるホームズとの同居を終え、婚約者メアリー(ケリー・ライリー)と結婚し、医師として暮らしていくつもりだったから。。。。。ホームズにとっても、大きな意味の持つ別れは近づいていた。絞首刑の当日。ホームズはブラックウッド卿と面会する。どやら、怪しげな言動を繰り返し、看守達を怖がらせているようだった。それほど意にも会さないホームズであったがブラックウド卿の残した言葉は、妙に引っかかるのであった。“私は復活する。そして、あと3人死ぬ。。。”明らかにあり得ない言動。.....そして執行される処刑。ワトソンもブラックウッド卿の死を確認し、ただの思い過ごしかと思われた。が3日後。目が覚めた時、ホームズの前に“あの女”がいた。世界中の財宝を狙う犯罪者であるが、ホームズの手から2度も逃れた女。かつ。。その魅力にホームズが唯一愛した女アイリーン・アドラー(レイチェル・マクアダムス)だったからだ。そのアイリーンが妙なことをホームズに依頼してくるのだった。失踪した男を捜して欲しい。。。ある人物に頼まれている。。という。まさかのことであった。何か妙なモノを感じたホームズは、隠れてアイリーンを尾行するとあのしたたかなアイリーンすら怯える。。。男から依頼を受けている!いったい、誰なのだろうか?そんな疑問を持ちつつ、帰宅すると。スコットランド・ヤードから知らせが。。。ブラックウッド卿が甦ったと!!!すぐさま墓地へと向かうと、墓は“内部”から開けられたよう。確認のため、卿の柩を開けてみると。。。。その中には、男の遺体が!死後それほど時間は経過をしていないよう。だが、それ以前に..その遺体の身元こそ、アイリーンに依頼された失踪者リオドンだった!!敬称略言わずと知れた、“シャーロック・ホームズ”である今作は、オリジナル作品として話を作ったそうであるが、それでも“魅力”は、存分に描かれたと言って良いだろう。たしかに、これまで様々な物で描かれたホームズ像は、今作のようなモノではない。どちらかといえば、、、ブラックウッド卿役の俳優さんのようなイメージである。そう簡単に言えば、、まさに“英国紳士”が、今作は、少し違う。その基本はある程度押さえながらも、ホームズの趣味や行動などを、かなりデフォルメし、その部分を、より特化させ、作品として、冒険モノの“シャーロック・ホームズ”を描いたという感じだ。正直。個人的に、色々と見てきたり、読んできたりしているので。一瞬、唖然とした感じにはなりました。しかし、細かく散りばめられた“ホームズらしさ”そして演出される“知能”それらを名優ロバート・ダウニーJr.が演じていることもありその魅力からか、違和感は一瞬。。。そのあとは、、、気がつくと慣れてしまった状態である。結局、細かく散りばめられたエッセンスも含め、キャラのブレが少ないと言う事なのでしょうね。だから、ある程度受け入れることが出来る“ホームズ”だったと思います。お話自体は、探偵モノですので、小さなネタフリをしながら、最終的に、知的に解決!そして、アクションも、、なかなか、見どころのある感じ。若くないホームズで、冒険モノを作ってみたら、どうなる?(ワザと、若くないとしています)そんな感じである。多方面からの苦言が少ないようにと言う事もあるのだろうがネタフリの詳細さと、作り込みは、スゴイモノと感じるとともに逆に、観ている者が、理解できない部分があったのも確かであろう。これは、かなり好みの分かれる部分ですね。個人的には、“なるほど”と思えることであっても複雑すぎる部分が、ありますからね!ですが、世界観。。我々が“未来”だから、“過去”が楽しく感じられるというホームズの基本中の基本は、きっちりおさえていますので。コミカルさだけでなく、ホームズの知能。.そして凄さは、知らない人であってもよく分かる作品だったと思います。かなり褒めちぎっている私ですが...ヒトコト。ただし、、私が不満に感じたことも書いておきましょう。全体として楽しめているのですが、ま、、予告通り、話の展開で3人が死ぬわけなのです。3人死のうが、2人死のうが、そこは本編には関係ないしそのウラが大事なので、そこは書かないことにしておきますが。この3人が、、かなり、展開が辛いモノがあると言う事ですね。観ていて。。。。2人で良かったんじゃ?と思うほどに、冒険者としてのドタバタの魅せ場はたっぷりあるのだが逆に、、引き延ばしすぎて、、、まだやるの?と、、普通に思ってしまいました。1つのドタバタで、、かなり長かったですからね!そのうえ奇妙なのは、事件解決のための説明があるとはいえラスボスとの戦いが、アッサリしていること。。。(苦笑)予算が無くなったのか?と感じるほどで。。。もうちょっと、盛り上げのポイントをボス部分にしてくれなかったかなぁ...と言う感じですね。言ってみれば、雑魚で盛り上げすぎ!と、、、苦言も書いてみましたが、全体としては、そこそこ楽しめる作品だったと思います。
2010.03.13
内容セミファイナルを戦い終えファイナルステージを辞退した神崎直(戸田恵梨香)。普通の生活が始まったかに思えた。。だが、その直にファイナルステージへの招待状が届く。戸惑う直。すると現れたライアーゲーム事務局の谷村光男(渡辺いっけい)が、説明をする。棄権したプレイヤーが現れ、“枠”が空いたと言う事だった。出場をためらう直。。。もし出場すれば、秋山深一(松田翔太)の足手まといになってしまう。。。。その様子を見て取った谷村は、このままでは秋山が敗退してしまうと告げると。秋山を助けるためにと、、直は出場を決断するのだった!!ファイナルステージの島へ向かった直は、事務局のエリー(吉瀬美智子)に導かれ、10人のファイナリストと出会う。いままで、一緒に戦ってきた秋山深一。そして福永ユウジ(鈴木浩介)敗者復活戦で救われた江藤光一(和田聰宏)4回戦で戦った西田勇一の双子の弟・二郎(荒川良々)それ以外に、坂巻マイ(濱田マリ)武田ユキナ(関めぐみ)百瀬ノリカ(秋本祐希)久慈サトシ(永山絢斗)五十嵐衛(松村雄基)そして、仙道アラタ(田辺誠一)直を合わせ、11人でのゲームが開始される。ディーラーのケルビムから発表されたゲームは、、、、“エデンの園ゲーム”金のリンゴ、銀のリンゴ、そして赤いリンゴプレイヤーは、3種類のリンゴから1つを選択。多数決で一番多いリンゴを選択すると勝利。ただし、、金、銀のリンゴが選ばれている時に、赤いりんごを選択すると負け。全員が赤いりんごを選べば、全員が勝利。そんなゲームを合計13回行う。。。。ゲームであった。もしも、全員が赤リンゴを選び続けることが出来れば、全員が勝利できる。だが、勝者には50億の賞金が。。。誘惑だった。説明を聞き、勝利を確信する直。敵は事務局であると言い、みんなで信じ合い赤リンゴを選択すれば良い。。。と。最後くらいは、一泡吹かせてやろう。。。。そして投票が始まったのだが結果。。。赤リンゴは4つ。。。。裏切り者が7人も!!!そのころ、ひとりの男が、エリーに呼ばれファイナルステージの島に現れていた。ヨコヤノリヒコ(鈴木一真)だった。。。。。内容2裏切り者の1人・福永は、直に甘すぎると断言。そして勝ち抜くため、、みんなで赤リンゴを選ぶために、チーム作りを勧める。過半数をとり、力の差が分かれば、結果的に協力できるはずだと。直、福永、ユキナ、サトシ、秋山、、、そして仙道の6人でチームを作り第2回目のゲームが開かれる。すると、、、、直たちが勝つはずだったのに。。。負けてしまった。。。。福永がマイと結託し五十嵐、百瀬、西田、江藤の6人でチームが出来ていたのだ!絶望に包まれる直たち。勝利を確信するマイと福永たちが、、、第3回目の投票で、、なぜか、全員が同じリンゴを選択。。。。秋山は、何を投票するか分かっていると、勝利宣言をする。その言葉に揺さぶられ、、マイたちのグループは疑心暗鬼となり崩壊。再び、赤リンゴの投票がかけられるのだが、、、、また裏切り者が出てしまう。そんななか発表されている獲得賞金では、謎の人物“X”がタダひとり勝ち続けていた。。。誰かが、ゲームを影で支配している!!秋山は、ある作戦を考え出し、あぶり出しを狙うのだがいつの間にか、秋山はワナにはまってしまい、負債が5億を超え、秋山は退場となってしまう。。。。。。。残りの10人で、ゲームが再開されるのだが。。。。。。敬称略言わずと知れた、TVで放送された連続ドラマ。。。の劇場版完結編である。あくまでも個人的印象ではあるが、ここ最近作られた、完結編の中では、もっとも、完結編らしい感じの完結編である。いや、本来、完結編とはこう言うことですよね。。。と言う感じだ。物語の方は、連ドラに続き、、、ファイナルステージである。一進一退で、騙し、騙され、“シーズン2”よりも“1”に近い感じの雰囲気。そこに、オモシロ担当の数名の配役により、緩急の付け方も、良くできていて、物語の起伏と、、、そして、、最終的な結末に至るまでの顛末お見事な流れだったと言って良いでしょう。やはり、“何か”がなければ、変わるというのは難しいので。そういう意味でも、これだけの展開を、良く作り込めたと感心するばかりだ。全体にばらまかれた謎やネタフリも含め、多少、、、分かり難いゲームであっても、序盤からチーム作りをさせるなどドラマのオモシロ味とともに、分かり易さも追及されているのが分かるところ。正直、、、ほとんど活躍していないキャラも2人ほどいるのだが、ミスリード要員のためには、仕方ない部分でしょうね。そう!連ドラを見てきた人にとっては、納得出来るお話に仕上がっています。いつものような演出も多くありますし、見どころ満載である。かなりの面白さだったと思います。“オチ”もついていましたし!!ただ、逆に、初見だと、、、サスガに“クセのある作品”ですので、評価に差が生まれるでしょうね。この部分だけは、捉え方の違いになってしまいます。せめて、“2”だけでも見ていれば、、、まだ、納得出来るかな。。。でも、そうでないと、、、どうなんでしょうね。ほんと難しいと思います。オススメできないと言っても良いかも知れませんね。全体としては、ある程度の許容力があれば、見ることは出来るんですけどね。。。最後に、もうヒトコトだけ。見る人によって評価が分かれてしまう映画だとは思いますが、個人的には、、ファイナリストの勝ち上がってくる姿を、スピンオフドラマにして欲しいですけどね!特に、、、今回の、、“X”だとか、、武田、坂巻なんて、、、見たいところです。
2010.03.06
内容その日は、高野吟子(吉永小百合)にとって特別な幸せの日のハズであった。夫が亡くなり、“高野薬局”を経営し、必死になり育ててきた娘・小春(蒼井優)の結婚式。が。。その式場で、事件が発生する。夫の13回忌以来音信不通だった旅役者の“弟”丹野鉄郎(笑福亭鶴瓶)が、突然やって来たのだ!あの日、酒を飲んで大暴れし、皆から白い目で見られた鉄郎。。。その突然の出席に、兄・丹野庄平(小林稔侍)や兄嫁・信子(茅島成美)そして義母・絹代(加藤治子)は慌てるのだった。すると、今日は飲まないと鉄郎は宣言。ウーロン茶を頼んだまでは良かったが、宴もたけなわになると、いつの間にか酒に手を出してしまい。。。。。司会者の話も聞かず、大暴れ!!!一気に、場をしらけさせてしまうのだった。その後、庄平、吟子が、相手方に謝罪し、なんとかすることが出来たが、当の鉄郎は、泥酔状態で眠り込んでしまっていた。。。。両親を早くに亡くし、自らの手で育てた弟にショックを隠せない吟子だった。翌朝、母のごとく、鉄郎を叱りつけた吟子であったが、旅役者だけでなく、タコ焼き屋もやっていると知り、そのうえ、“彼女”もいると分かると、真っ当に生きるよう諭す。そして鉄郎の気持ちもくみ取り、大阪への電車賃を手渡し、帰すのだった。それから、半年もしないうちに、小春が実家に戻ってくる。多忙な医師でもある夫・寺山祐介(田中壮太郎)と意思疎通が出来ず、鉄郎のことを知ってからは、冷たくなってしまったという。やがて、、離婚をする小春。と、そんなとき、妙な女が、吟子を訪ねてくる。鉄郎が話をしていた“彼女”大原ひとみ(キムラ緑子)であった。3ヶ月ほど鉄郎と会っていないというひとみは言う。鉄郎に貯めていたお金を持ち逃げされてしまったと。鉄郎らしい乱暴な字の借用書を見せられただけでなく、ひとみの苦労を知り、吟子は、弟の借金返済に預金を引き出し、全額を返済する。それから、ほどなくして、現れる鉄郎。その放蕩ぶりを叱る吟子であったが、“誰も分かってくれない”と言い残し鉄郎は去っていく。同じ頃、小春は、幼なじみの大工・長田亨(加瀬亮)に惹かれていた。それを知り、吟子の頭からも鉄郎は消えはじめ、幸せな日々が。。。。だが、悲劇は突然やって来る。そんな状態でも鉄郎を心配で、捜索願を出していた吟子のもとに、連絡が入る。生き倒れて見つかったという!しかし、もっと衝撃的なヒトコトを医師から聞くことに。。。。。弟の残り時間は、短かった。。。。。敬称略山田洋次監督に、吉永小百合さん、笑福亭鶴瓶さん、、、扱うテーマが、、、姉弟愛、、、そして、命。。死なのだから、ま、細かいことを、あれこれ言わなくても、それなりに感動作に仕上がっている。細かい気配りも見えるし、作品としては、本当に納得出来る。絶妙な主人公ふたりの演技なんて、、ホント、良いんですよね。。普通に涙する物語だと思います。ただね。水を差すようだが、私の中で、どうしても違和感が発生してしまったのだ。タイトルが“おとうと”ですので、あくまでも主人公は“姉”そのため、姉中心で描きすぎて、物語のきっかけになっているとは言え、その延長線にある娘の存在がかなり中途半端。たしかに、支えにはなっているし、ポイントの1つではあるが、どうも違和感を感じたのは、小春が必死になっているのとは裏腹に、“おとうと”への気持ちがイマイチなところだ。正直、必要なかったような感じがします。そしてこれは究極の疑問なのだが。明らかに、吉永小百合さん、笑福亭鶴瓶さん“ありき”で作品が作られているという部分だ。そのため、大阪が舞台にもなるのだが、これがまた、キャストも含めかなり無理矢理で。。。。。なら、関東近辺で生き倒れでも良かったんじゃ?とか、、、俳優さんを関西圏の人にした方が、良かったんじゃ?とか、距離と言葉で、かなりの違和感。この部分、俳優さんがどうかよりも、シチュエーションを考えれば、明らかに失敗のような印象だ。物語は、本当に良い感じで、どこも悪い部分はない。タダ、キャスティング優先が生み出したプラス面とマイナス面この違和感だけは、どうしても拭い去ることが出来ない。そこまで無理しなくても、東京在住で良かったと思いますけどね!http://app.blog.ocn.ne.jp/t/trackback/90034/21410372
2010.01.30
内容宅配ドライバーの青柳雅春(堺雅人)は、その日、休みをとっていた。学生時代の親友・森田森吾(吉岡秀隆)との再会。卒業以来数年ぶりだった。釣りの準備をして出かけた青柳だったが森田の姿を見て驚く。スーツ姿!?考えてみれば昔から、そういうヤツ。気にしないことにしていると、森田に連れて行かれたのは懐かしのファーストフード店だった。ファーストフード店を評価するサークル仲間だったふたり。買い物をして森田が用意していた車に乗り込み、思い出話に花を咲かしていたのだが、いつの間にか青柳は意識を失ってしまう。気がつくと30分ほど眠らされていたと知る。森田は青柳に手渡した水に薬を入れておいたと悪気もなく言ってのける。あいかわらず食えないヤツだ。すると、続け様に奇妙なことを言い出すのだった。“おまえ、オズワルドにされるぞ!!”さすがに森田が言ったこととはいえ、全く理解できない青柳。話を聞こうとすると、逆に質問されてしまう。誰かと出会ったり、ビラ配りをしなかったかと。。。。。。。森田の質問に面食らってしまう青柳。ちょうど2ヶ月ほど前、マンガ喫茶にいると妙な女・小梅(相武紗季)が話しかけてきたのだ。その後、小梅と親しくしていた青柳。でも、ビラ配りなんかした覚えはない。すると、森田は言う。“イメージしろ”と。そして、誰かに脅され青柳を呼び出したと告白をはじめる森田。次の瞬間、車の後方で爆音が響き渡るのだった!ふと思い出す、オズワルドというキーワード。まさか。。。。。今日、金田貞義総理大臣が、仙台に凱旋しパレードが行われていたのだ!!内容2騒動が収まらないうちに、なぜか、車に駆け寄ってくる警官達。森田は言う。。。“車にも爆弾がしかけられている。お前は逃げろ!”状況が理解できない青柳であったが、明らかにオカシイ状況なのは確かだった。青柳が車から出た次の瞬間、、、再び爆音が響き渡る。森田の乗っていた車が爆発したのだった!!集まってくる警官達。。。青柳は、逃げ出すしかない。。。。。が、、2年前、アイドルの凜香(貫地谷しほり)を強盗から救い有名人である青柳は、どこに逃げても、すぐに顔を見られてしまう。そんなとき、小梅から電話があり、小梅の部屋に向かうのだが、部屋のテレビでは、総理暗殺時の映像が流されていた。ラジコンのヘリコプターを使ったようだった。我に返る、、、青柳。。。小梅の部屋は、ラジコンのヘリだらけ!?まさか。。。。。。。慌てて部屋を飛び出すと、すぐに刑事達が姿を現す。仕方なくサークルの後輩“カズ”こと小野一夫(劇団ひとり)の部屋に向かう青柳。と、、テレビでは、青柳らしき犯人の映像がニュースで流れはじめていた。カズは、近くのファミレスに彼女に会いに行くと言うのだが。。。。。。。敬称略総理暗殺犯に仕立てられてしまった男。なんとか、必死になって逃げようとするのだが。。。。という、良くある既出の作品。。。に見えるのだが、そこに、“オズワルド”というキーワードからも分かるように、大きな悪意。。。意思により、いきなり、命を左右され、人生を左右される男の物語となっている。普通に“逃亡モノ”だったら、色々なアクションなどを見せられたりするのだが、それを描きながら、大きな陰謀に巻き込まれている状態を描いているから、秀逸なサスペンスに仕上がっています。大きな力の前では、誰でも起こりうること。日常生活の中に、そう言ったシチュエーションを丁寧に描き込んだことで、どの部分をとっても、面白く、、人間関係から生まれる次の展開も含めて、かなり面白い作品になっています。もちろん、細かく散りばめられた“ネタフリ”から、次に向かうための展開が生まれてくるのだから、一部、、強引すぎる部分はあるモノの、そう言った演出の楽しさも、ほんとうに素晴らしいほものがあります。見事に描き込まれたサスペンスドラマに、色々な意味でヒーロー視される主人公など、ギャップの妙で生まれるオモシロ味。ここが、一番の見どころでしょうね。俳優さん達も、素晴らしいし。一番良かったのは、細かく入れられる、様々なカットでしょうね。“まさか、そうつながっていくのか!!”と、驚かされること数度。特に、エンディングなんて、、、ちょっと、泣かせますよね。。。まさに、エンターテインメント作品と言える映画。本当に面白い映画だったと思います。個人的に、スゴイと思ったのは、堺雅人さんと濱田岳さん。う~~~ん。。。このふたり、素晴らしすぎます!!ちなみに、いくつかの場面。特に、過去と現在を混ぜている部分などで、ビミョーな違和感はあるのだが、それを忘れちゃうほどの面白さですので、ま、、、これはこれでいいだろう。
2010.01.30
内容2007年。ロンドン。とある酒場前に馬車が止まる。すると馬車が引っ張っていた大きなモノが開きだし、現れた大きな舞台。そこには座長パルナサス博士とその娘・ヴァレンティナそして、彼女を想うアントンに、口うるさい小人パーシーが現れる。鏡に入れば、入った者の願望が表れると言うが、誰ひとり寄りつこうとしない。酔っぱらい達に絡まれ、警官隊に追われてばかり。。。。が、、団員達の表情とは裏腹に、ひとりパルナサスは悩んでいた。。。“その時”が迫っていると。かつて、大きな影響力を持つ僧侶だった彼。ある日彼の前に現れた“悪魔”が、囁いたことですべてが変わった。そのとき、賭けをして負け、、不死の体になってしまった。。。そして、人里離れた場所から街に出て出会った美女。。一目惚れだった。すべての欲望を捨てたはずなのに。。。彼女を自分のモノにしたい。。。。が、老いさらばえた体。。。再び落ち込む彼の前に現れた“悪魔”は囁く。“若さ”を与える代わりに、生まれてくる子が16となった時、、もらいうける。パルナサスの決断は早く、、恋に落ち、、、娘が生まれた。それがヴァレンティナだった。その“約束の日”まで、あと3日に迫っていたのだ。為すすべもない。。。再び賭けをしようにも、人々に相手をしてもらえないならどうにもならない。。。。そんなとき、一座は、橋につり下げられた男・トニーを助ける。そして、約束の日の前に現れる“悪魔”再び賭けが始まるのだった。。。。。。↑かなり省略していますが、ま、、、こんなところだ。第一印象としては、テリー・ギリアム監督らしい、、、作品。そのひと言に尽きるだろう。正直なところ、今回のテーマは重く。。そして難しい。かといって、わからないと言う事ではなく、逆に、結果的に話題となってしまった“遺作”と言う事で、若干、一部方向にブレが見えている感じもある。そこが、かなり難解にしている部分だろう。お話自体は、単純明快なのだ。娘を悪魔に取られたくないという元聖職者が、必死になって悪魔と戦うお話である。、、、きっと、そのはずだったと思います。その“ハズ”なのだ。実を言うと、明らかにゲストの脇役だったはずの。。。トニーが、若干前に出た印象となっているため、本来の物語が、わずかだが、薄くなっている。そのため、、どうしても“ハズ”という言葉しか出ず、大きな意味で、、、転換が行われたのだと思われます。主人公の事件と言う事ではなく、もっともっと、大きなところで捉える、、、ヒューマンドラマとしての。。。人間の選択。。。と言う感じに。そしてその流れから、一気に、パルナサスとトニーのふたりが、、“選択”の、あっちとこっちに分ける演出となっている感じなのである。だから、比較が出来て、面白いといえば面白いんだよね。ホントは“元”聖職者という部分が、本来の目的だったんでしょうけどね。さて、お話は元に戻して。基本的に、神だとか悪魔だとか、そういうのがタブー視されるところがありますのでそこを突破し、心の中を具現化した世界、人間の葛藤を描いているのが今作。その方法論の1つが“鏡の中”であったのだ。そんな風に考えていけば、人間というモノをある時は面白く、あるときは厳しく描ききったヒューマンドラマだと言えるだろう。人間の本質における“選択”なのだ。聖職者の現在と過去。現在の聖職者とトニーこれらの部分の“選択”こそが意味があり、人間というものを描く監督らしさ、、、かなり奥深く、面白いお話だったと思います。俳優さん達の素晴らしい演技と、ヒース・レジャーの盟友達の、、名演技。。。ホント良いです。演出的にも、かなりはまっていた印象ですしね。最終的な結末部分も、明らかに暗示しているモノがありますので、このあたりも、監督らしさ。。。というところだろう。ただ、そのタブー視というモノから描かれる“選択の世界”が、少し分かり難すぎるのは、、、、サスガに、辛いんですけどね。。。ここだけが、“らしさ”で片付けることも出来るが、わたし的には、もう少し“差”が見たかったかな。。。。
2010.01.23
内容14年前、ロボットと人間の脳の接続が容易となり、その後“サロゲート”と呼ばれる身代わりロボットが生まれた。そして、、、数年前には、全人類の98%以上がサロゲートを使用し、事故や、事件などから逃れる“安全な世界”となった。が、、、事件が発生する。サロゲートの破壊事件。。。そしてそのオペレーターがサロゲートを通じて殺されてしまった!!!安全装置が付いているため、あり得ない事件が発生したのだ。残された映像から、“何か”を使い事件を超したことが判明する。FBI捜査官のグリアーは、いつも通りサロゲートで捜査を開始するのだが、逃走犯が向かったのは、サロゲート反対の団体が設置した独立区!!追跡するも、住人達の手でグリアーのサロゲートは破壊されてしまうのだった。本当の肉体も、犯人のアイテムにより少なからずダメージを受けたが、グリアーは、生身の体で、捜査を再開する。すると、、、思ってもいなかった人物と犯人との繋がりが判明し。。。。。↑ま、、、こんなところだろう。人間がサロゲートを通じて生活をするようになった“理想世界”そんなときに、起きるはずのない殺人事件が発生!あとは、、、、らしい感じの刑事モノだ。完全に“既視感”はあるが、演出的な部分も含めて、仕方ない部分でしょうね。だって、その“既視感”を描いた張本人が関わっている作品なのだから!(何のことかは、書きません)そういう部分を気にしなければ、サスペンスとしても、SFとしても一種のヒューマンドラマとしても、楽しむことの出来る作品になっている。バレバレではないが、ある程度ミスリードもされているし、多少、主人公夫婦のドラマが、おかしな方向に描かれているのは気になるが、ま、、、ここは、そんなに気にすることなく楽しめるだろう。最終的な“結末”も、どこかで見たようなディザスターな感じですが、、、ま、こんなところだ。ベタベタな物語ですがそれなりには楽しめるかな。。。ただ、ある程度楽しむことの出来る作品にはなっているのだが、明らかに欠けている部分も多く。。。たとえば、、主人公夫婦の関係なんて、ビミョーなズレがありますよね。そして根本的に、真犯人の行動も例えミスリードだとしても“動機”が曖昧だし。。。。欠けているよなぁ。。。悪くはないが、もう少し物足りなさがあるのはこのあたりのドラマの描き方なのでしょうね。後、、5分くらい、、何とか追加できなかったのかな。。。
2010.01.23
内容ある日の朝のこと、出勤しようとしていた鈴木一之助(三國連太郎)は、妻・久江(奈良岡朋子)から、長女・紀子(高畑淳子)次女・恵(かとうかず子)ふたりの娘がやってきていたことを聞かされる。一之助が持つ莫大な“遺産”を、生前に整理しようと言う事だった。“何をバカなことを”そう思った一之助であったが、ふと、前原運転手(笹野高史)に定年後について聞くと、定年後は個人タクシーをやる予定で免許も取得済みだという。“そういう年になったのか”。。。胸に去来する様々な思い。そのころの鈴木建設では、世間の例に漏れず不況の波が襲いかかっていた。とれない仕事。。。成績は下がるばかり。浜崎伝助(西田敏行)の営業三課でも舟木課長(益岡徹)を筆頭に、リストラもあるかもと、戦々恐々としていた。そんななか、内密の情報で、役員会議の内容が流れてくる。鈴木会長が、堀田社長(鶴田忍)秋山専務(加藤武)原口取締役(小野武彦)に、給与の返還を申し出たというのだった。その話は、やがてニュースとなり世間を驚かせる。浜崎は、それでも自分には関係ないそぶりで、今だからこそと同僚に笑顔を訴えるが、スーさんの決断に妻・みち子さん(浅田美代子)太田八郎(中本賢)は心配する。そこでみち子さんは、ハマちゃんに伝える。ダメ社員だからこそ奮起すれば、みんなに伝わると。。。愛妻・みち子さんに促され、浜崎は、浜崎なりに考えはじめる。不況とはいえども、活況な分野もあると舟木課長らから知らされ、ふと思い出す。イマムラ・トレーディングスの原部長(岸部一徳)とは、原の息子の釣りの師匠となったこともあり、懇意にしていると!あ。。。そういえば、、息子に約束の竿を渡し忘れていると会社に向かうと、部長は、常務となっていてアポ無しではダメ。竿だけを。。。と帰ろうとしたところ、原常務が会ってくれることに。。。。ひきこもりがちの原の息子のことで相談に乗る浜崎。原が会議があると帰ろうとしている時、浜崎に、、、ふと漏らす。。。。そして、ひと月後。。。原が漏らしてくれた情報により、200億を超える商談成立!浜崎伝助は、“会長賞”をもらうのだった。鈴木会長から食事に誘われる万年平社員の浜崎。向かったのは、、スーさんが、いきつけの料亭“沢むら”スーさんの今は亡き親友沢村の娘・沢村葉子(松坂慶子)が女将をする店であり、店の開店から、懇意にし、葉子を、我が子のようにかわいがっていた。するとそこへ、北海道で獣医をしている葉子の娘・裕美(吹石一恵)が現れる。友人の結婚式で、顔を見せたと言うことだった。やがて、会長賞で休暇をもらったハマちゃんは、同じく休暇をもらったスーさんとともに、北海道へ親友沢村の墓参りと共に釣り旅行へと出かける。と、、、なぜか、同じ便に葉子の姿!!娘・裕美の家に行くと言うことだった。。ハマちゃんとスーさんは、旅館“藤や”の主人・岩田益男(六平直政)から手ほどきを受け、渓流釣りを楽しんでいる頃。葉子には、思わぬ事態が待ち受けていた!娘・裕美が、久保克臣(平田満)弘恵(角替和枝)が営む久保牧場に、、、、下宿。。いや、、、跡取り息子の俊介(塚本高史)と同棲をしていたのだ!敬称略↑気合いを入れて書いてみました。基本的に、パターンが決まっているのであれこれ言うまい。それでも楽しいのがこの作品“釣りバカ日誌”なのである。定番のハマちゃんの釣り関係で仕事ゲット!定番の恋バナそして、、これも何度か登場の一之助隠し子疑惑ま、これだけ“定番”とつけることが出来るのだから、やはり、、長寿シリーズだったことを思わせますよね。でも、、飽きない。。。飽きない魅力と、面白さ。それが、“釣りバカ日誌”なのである。正直なところ。今作をヒトコトで言えば出演者も、スタッフも、今までのことをすべて踏まえて、すべてやりたいことをやりきった。そんな感じだ。最後の、、、“あの世”なんて、まさにその部分です。松竹って言うのもあるだろうが、海原はるかかなた師匠が!!エンドロールに繋がるシーンなんて、一瞬、、、なぜ???と思わせるハマちゃん達の登場など意外性の中から、、、カーテンコール!!谷啓さんも登場され、まさにオールスターキャスト。ファンだけでなく、万人が楽しむことの出来る作品。シリーズ最高傑作かも知れませんね。魅力たっぷりのお話でした。完全にラストからすると、、よっぽどのことがない限り、続編はないだろうけど。個人的には、、1クールくらいの連ドラ化を希望します。ま、、、ないかな。。。スーさんだって幕を引いたわけだし。いや、、、それこそ、“その後”でやってもいいかも。。。。http://app.blog.ocn.ne.jp/t/trackback/90034/21240468
2010.01.17
内容ラブの家に集まる美希、祈里。せつなも加え、、、パジャマパーティー開催!みんな楽しむ中、妙な事件が発生する。街から、オモチャが消えた!そんなとき、ラブの部屋のクローゼットから声がする。。。。子供の頃大切にしていたぬいぐるみ“ウサピョン”だった。ウサピョンの話では、おもちゃの国のトイマジンの仕業だという。。。。。ラブたちは、すぐにおもちゃの国へ旅立つのだった!ま、見ていたのだが、まさかTVシリーズで。。。エンジェルが!!という驚きがありましたので感想を書いておくか。。ということである。実際、ラビリンスモノにして、TVで放送しても良い感じなのだが、良い感じで、おもちゃというアイテムを使うなどなかなか、見どころ満載である。攻撃できない。。。ラブ。と言うのも、良い設定だしね。あとは、映画だから。と言うのもあるがカッコ良くみんなで戦う。。。以上である。ホント良くできていますよね。『フレッシュ』の強化方法って、アイテム依存ですから、完全にフォーム変更をしちゃうなんて超強敵ならでは。。ということなのでしょう。正義の味方だからこそ、こういった丁寧さは、大切である。それにしても、TVの流れからすれば、エンジェルは出さないだろ。。。と思っていたのに、まさか、出してくるとはね!それも、映画公開から、かなり時間が経っているのに。。。。普通に驚いています。上手く説明してくれることを願って、、、、明日に期待します。
2010.01.16
内容指揮者コンクールで優勝した千秋真一(玉木宏)その後、希望していたデシャン管弦楽団でタクトを振るうも、常任は落選。コンクール2位のジャンが選ばれてしまいショック。するとその千秋の姿を笑うエリーゼ(吉瀬美智子)は、“ル・マルレ・オーケストラ”という歴史あるオケの常任指揮者にしてしまう。かの“マエストロ”シュトレーゼマン(竹中直人)も、若かりし頃、音楽監督をやっていたというオケであった。決定事項であるため、渋々了承する千秋そんななか、同じアパルトマンに住むフランク(ウエンツ瑛士)に連れられ向かったのは、“マルレ”であった。。エキストラとして、参加をするのだという。そこで、事務局員のテオ(なだぎ武)にあいさつをしたあと、ヴァイオリンのエキストラとして参加する千秋。が、、、よくみれば、、エキストラだらけのボロボロオケであった!話によると、コンマスのシモンと折り合いが悪く、最近3分の1が辞めたところ。指揮を振る前にショックを受ける千秋であった。やがて、公演前に、指揮者が来ないという事態が発生し、常任指揮者となる前に、マルレで指揮を振るうことになってしまう。しかし、、、シモンの高圧的な態度、やる気のない楽団員。公演までの少ない時間を練習に費やしても、どうにもならない状態。そして、ついに、公演の日。あろうことか、チェレスタが欠けてしまうと言う事態に!!仕方なくのだめ(上野樹里)に連絡を入れ、演奏をしてもらうことになるのだが、偶然にも、やってきた孫Rui(山田優)が引き受け、、公演が始まる。はじめは上手くいくかと思われたのだが、やはり、、、大失敗、、、、、いや、、大失態だった。ショックを受けおちこむ千秋の姿を見て、“オーケストラは良いですね”と言うのだめ。。。千秋は、心機一転、、、先に進む覚悟を決める。すぐさま、シモンとともに、新楽団員オーディションを決行!多くの優秀な団員の獲得に成功する。その中には、Sオケで一緒だった黒木泰則(福士誠治)もいた。ようやく、再出発のマルレ・オケ以前のリハーサルとは違う“指揮者”千秋の姿におどろくオーケストラの面々。が、その千秋を補助するかのようにシモンも。。。。。そして、、千秋の常任指揮者としての初めての公演の日。。。。。。敬称略連ドラに、SPドラマに、、と、、今まで色々あった今作“のだめカンタービレ”ついに、、映画化!というか完結編は映画館で!!そういうことである。お話自体は、ヨーロッパ編。千秋の失敗、、、そして成功。言ってみれば、未来への第一歩。そんな感じだ。細かい部分はさておき。パターンは、日本編のSオケと同じで、ボロボロオケを立て直す!そんなところだ。そこに“マスコットガールのだめ”を、楽しく面白くトッピング!!である。一応、、、“らしく”仕上がっている感じで、千秋の葛藤、悩みを丁寧に描き、失敗から成功まで、一気に描いている。そして、最後は、千秋の成功が及ぼす、、、のだめへの影響。と“後編”へのネタフリは万全。千秋の物語として見れば、良くできたお話だったと思います。全体として楽しめるし、TVドラマを見ていれば、納得の今回。ただまぁ、苦言もヒトコト。が、、違和感があるのは、、やはり、のだめ。原作を読んでいればわかるが、のだめのセリフ。。。その言葉、今回だけじゃ出てこないだろ!そんなの、たくさんありますよね。。。。。そう!のだめの物語としてみれば、欠けている部分が多すぎるのである。たとえば、ラストあたり。“のだめは苦労しているのに、千秋先輩はアッサリ”そんなセリフが存在する。バッハを課題にして奮闘するのだめの姿があってこその、このセリフのハズなのだ。が。。。奮闘は、ほとんどない。全くないわけじゃ無いんですけどね!逆に、千秋も同じで、原作を読んでいればわかるが、このピアノには、のだめへの影響だけじゃなく、千秋自身にも及んでいる。。。そう、、千秋の父だ。確かに、どこかを削る必要はあるし、表現しなきゃならないコトはたくさんある。だからと言って、セリフをそのまま出してくれば、違和感も生まれるのである。もしも、2時間に収めるためにカットしたところがあるならば、“後編”では、そんな事してもらいたくないモノである。と、、、不満も書いておきました。全体としては、無駄を削り、納得出来る作品ではあるんですけどね。原作じゃ、“あれだけ無駄”があるのに、、、、、納得感はあるけど、違和感もある。私の中では、そんな感じですね。後編に大いに期待!思い切って、後編の前に、前編をディレクターズカットにして地上波で放送してもらいたいモノである。最後にどうでも良いこと。映画を観る前に、、もう一度原作を読んでおこうとして、こんな時期の映画鑑賞となりました。
2010.01.16
内容8歳になる少年マックスは、学校で友達とたくさん遊んでも、家に帰れば不満いっぱいだった。一緒に遊ぼうと姉に言っても相手にしてくれない。ママなんて、恋人といちゃつくばかり。たまには言う事を聞いてくれるけど。。。。ある日のこと、ついに大爆発するマックスは、家を飛びだしてしまう。行くアテもなくたどり着いた目の前には、、、ボートが。。。ボートに乗り荒海に繰り出していくマックス。気がつくと目の前に大きな島が迫っていた。島に上陸したマックスは、驚いてしまう。そこには、見たこともない大きな体をした“かいじゅう”がいた!!遠くから観察していると、そのうちの1人が大暴れで、住処を壊しまくっている!!近づくと、こっちまで大けがをしてしまいそう。。。。。でも、その独りぼっちの“かいじゅう”の不満爆発の姿を見ているウチに、体が動き飛びだしてしまうマックス。そのオオカミ姿のマックスを見て戸惑うかいじゅうたち。やがて、自分の素性をゴマカシ話しているうちに、“おうさま”になってしまうのだった。暴れていたかいじゅう・キャロルは、、マックスに可能性を見ていた。“おうさまなら、バラバラのみんなをひとつにしてくれるかもしれない”初めのうちは、楽しく過ごしていたのだが。。。。。。↑だいたい。。。4割くらい。有名な絵本の実写映画化と言う事だだから雰囲気は、、まさに“絵本”その時点で、脱落者が出てもおかしくないくらいだ。そのうえ、描かれている表現が、“子供の視点”で描かれているため、どうしても理解できないという人は、必ずいるだろう。が、、、ふと思うのだ。みんなこどもだったのだ。。。子供とは、こう言うモノである。そう考えれば、すべて納得出来るモノになっていく。お話は、簡単に言えば家族に不満を抱き、家出した少年が奇妙な生物の中で、なにかに気付き。。。。ま、、、子供の成長物語である。キッチリと、シチュエーションを対比させるなど、なかなか、丁寧に作られている印象である。秀逸だったのは、少年の不満を丁寧に描き、そして、、、そこにあった少年の喜びもまた描いていることであろう。劇場に原作が置かれていたので、読んだあと。。視聴すると。かなりの部分が“補完”されていることが分かる。そら、仕方ないよね。“絵本”だもん!大人として子供の行動が理解できなくても少年の行動が他の人たちに及ぼしていく影響を少年にキッチリ感じさせるなどお見事といって良いくらい、丁寧に描かれているため、最終的な少年が出した“答え”が、原作の状態よりもより一層鮮明になっています。その意味じゃ、かなり分かり易い童話になっていると言えるだろう。最終的な結末が見えていても、そこに至るまでの“心”が映像化されているのだから、たとえベタであっても、心に響いてくるモノがある。とまぁ。。。結構、良い感じの映画でわたし的には面白かったのだが。ただまぁ、やっぱり、理解できない人にとっては、理解できない作品であり、子供の行動は、特に理解できないモノである。そこを寛容に見ることが出来るかどうかが、この作品の評価の差になって現れると思います。わたし的には、、、大人、、よりも、、、子供向け。。。と言いたいところではあるが、かなりピンポイントで言えば、小さな子供がいる親が子供と一緒に観る映画。もしくは、小さな子供と接触する機会の多い人の映画。と言う感じだと思います。少し大きく、、、そうですね、小学校も高学年くらいになれば大人に近くなるので、バカバカしく見えちゃうかも知れませんよね。。。難しいですね、この手の映画ってのは。でも、心を空(から)にすれば、、そして子供の気持ちに添えば、きっと、なにかを感じることの出来る映画ですね。
2010.01.16
内容戦闘による負傷で車いす生活を余儀なくされている元海兵隊員のジェイク・サリーは、ある日、、、亡くなった双子の兄にかわり、“パンドラ”という星へと向かう。パンドラには、“ナヴィ”という先住民が存在し、彼らの居住地地下に、莫大な富を得る鉱物が眠っていた。その彼らとの交渉も上手くいかず、戦闘も発生し数年が経過、停滞状態だった。交渉や研究の基本となっていたのが“アバター・プロジェクト”地球人とナヴィのDNAを操作し作られたハイブリッドの体。兄は、その操縦者。。。ドライバーであったのだ。ジェイクは、双子と言う事もあり適合が早く、まもなく、科学者の1人グレイスらとともに、パンドラの調査へと向かう。そこは、地球人にとって美しく、、、そして、、、凶暴な世界であった。その調査中にグレイスらとはぐれたジェイクは、凶暴な未知の生物に襲われそうになった時、ナヴィの女性ネイティリに救われる。やがて、居住地に招待されるも、地球人らの行動から、ジェイクもまた拒絶されるのだった。が、ネイティリの言葉で、とりあえず留まることは許され、そして、、、言葉や習慣などを学んでいくのだった。一方で、ナヴィへの接触に成功したジェイクを見て、クオリッチ大佐は、足の治療を交換条件にスパイとしての役割を命じる。交渉が上手くいかない場合には、、、最後の手段を執る必要があったからだ。期限の3ヶ月が過ぎようとした頃には、ジェイクはナヴィの暮らしに慣れ、理解しつつあった。そして、、、ようやく、“仲間”として受け入れられたのだが、業を煮やした大佐たちは。。。。。。。。↑かなり短めですが、、これで、、、5割くらい。お話自体は、異星人とのコンタクトを描きながら、その一方で、欲に目がくらんだ地球人が動き出すというま。。。。ある意味、定番のお話である。だからと言って、ベタな印象を強く受けない感じである。その最大の原因は、やはり“映像”であろう。宣伝などでもあるように、本当に美しい。そして、様々な“世界”。。。。動植物を含めて、見事な“美”なのである。最終的に表現される戦闘シーンも含め“3Dありき”で作られている作品であるため、3Dでなくても、良い感じの距離感を感じるほどである。個人的には、都合で。。。3Dは苦しいので見ておりませんが。。。それを映像で魅せているのだから、なかなか、良い感じだ。作品としては、この部分がかなり際だってはいるのだが、物語の方も、関係の構築に始まり、様々な訓練などを通して世界を魅せ、最後にはベタではあるが、、、恋バナへと。かなり丁寧な作りになっています。もちろん、最終局面のためのネタフリも万全で、先が分かってはいても、納得しながら見ることが出来る感じだ。そのなかでも、思った以上に秀逸だったのは、心の表現にビデオを使っていることだろう。それが、次へと繋がり、地球人の仲間との関係にも役割を果たしているのだから、なかなか、、、抜け目のないアイテムの利用法である。たとえ、見たような展開であっても、物語の丁寧さと映像美により、満足度は高い作品になっています。ま、、このあたり、、さすがジェームズ・キャメロン監督というところでしょうね。映画が芸術作品であると同時に、エンターテインメントであることを分かっておられる。とまぁ。。。かなりべた褒めの私ではあるが。気になった部分も実は存在する。それは映像に“完璧さ”が見えるがゆえ、違和感があると言う事である。本来、人間も含め、その内面だけでなく、外面は完璧ではあり得ない。だからこそ魅力を見いだすことが出来るし、妙な違和感を感じにくいと言う事があるのだ。が。。。あまりにも完璧な部分が多く、作られているような印象を受け取ってしまう。言ってみれば。実写映画、CG映画、特撮映画であるのだが、アニメを見ているような感じである。これは、完璧、そして美しすぎるがゆえの違和感であると思われる。どうもね。。。私の中じゃ。。。満足度がかなり高い作品なのに、あれ??これ、、アニメだっけ?そんな気持ちが。。。。。。実は、予告の時点で、感じていたことなんですけどね。。これ。
2010.01.03
内容数ヶ月前、夫・ウィルを亡くし、カウンセリングを受けている女性が居た。女性はノーム在住の心理カウンセラーのアビゲイル・タイラー友人の心理学者エイブルに依頼し、催眠療法を受けていた。あの日の夜、“誰か”が寝室に押し入り、刃物のようなモノで夫を殺した。犯人を見たはずなのに、思い出せず、催眠療法を受けていたのだ。だが、それでも思い出せない。。思い出せば“何か”が分かると思っていたのに。自家用機でノームに帰ったタイラーは、何事もなかったかのように、“患者”のカウンセリングをはじめる。ここのところ、不眠症で悩んでいる同じような体験をした患者達が多発していた。カウンセリングをすると、皆一応に同じコトを言う。。。。“白いフクロウが窓の外からのぞいていた”と。多くの人が同じように答え、そのうえ、思い出せずにいた。それが、ほぼ同時刻に発生していたのだ。まったく意味が分からないタイラーそこで、ひとりの患者トミーに了承をとって催眠療法をかけてみることに。トミーは、突然恐怖に怯えだし、叫びだし暴れだしてしまい治療は中断する。タイラーは問いかけるが、、、“何か”を見たようなのだが、答えようとしない。いや、思い出そうとしても、思い出せないようだった。その日の夜、事件は発生する。オーガスト保安官から呼び出しを受けトミーの自宅に向かうと、トミーは拳銃を持ち、家族を人質に立て篭もっていたのだ。なんとか、説得を試みるタイラーであったが、“理由が分かった。もう、これで見なくても良い”と奇妙なメッセージを残し、家族を道連れに引き金を引くのだった。衝撃を受けるタイラー。直前にカウンセリングを受けていたこともあり、オーガスト保安官は、タイラーに疑いの目を向けるのだが、予想外の事態で、何があったか、まったく説明できなかった。そんななか、エイブルの立ち会いの下、他の患者・スコットに催眠治療を試みると、、、トミーと同じコトが発生する。が、、思い出そうとしても、思い出せず苦悩するスコット。やはり“何か”を見たようだった。タイラーは亡き夫が研究していたこともあり、ある仮説をエイブルに打ち明ける。“4th Kind”地球外の生命体による誘拐“アブダクション”奇想天外な仮説に驚くエイブル。そんなとき、受付の女性がタイラーにレコーダーを手渡すのだった。それは、タイラー自身が体験した記録した“音声”そこにはタイラーの声だけでなく、、、聞いたこともない奇妙な声が。。。。。↑かなり補足しています。一部、分かり易いように変更。基本的に、ドキュメンタリータッチで作られた作品ですので、どこかを補足し、削除しておかないと。。。。ってことです。作品としては、サスペンス調の雰囲気で始まり、徐々に、奇怪な現象から、、、ホラ-、、、いやオカルト風へ最終的には、ちょっとしたSFモノ。そんな感じの作品である。作品自体は、“実際の映像”と言われているモノを再現映像を交えながら、かなり衝撃的に、かつスタイリッシュに描かれた一風変わったSF映画という感じだろう。もちろん、細かく語り出すときりがないので、雰囲気は、そんな感じだ。“白”“窓”“扉”など、キーワードを連呼し、様々な場所で見せ付けるというかなり古典的な手法により、観客へ刷り込みを行い良い感じで恐怖感を煽っている。映像にしても、劇中では“ホンモノ”と言われているが、本当のところ“ホンモノ”かどうか、よく分からない映像を交えながら再現にすり替えたり、音声だけを利用したりと緊迫感と、実際に発生している雰囲気を見事に生み出している。結果。作品で描かれている“テーマ”に、上手く真実味を持たしているのだ。それぞれに、古典的ではあるが、ドキュメンタリータッチとしては、かなり秀逸な描かれ方をなされ、作品として、本当に面白い仕上がりになっています。細かいことは気にせず事実かどうか、真実かどうか、、、そんなコトさえ気にならないほど、“エンターテインメント”としてのオモシロ味は、本当にある作品である。ただまぁ、この作品が描こうとしている“部分”に関しては、様々なとらえ方が出来るように、工夫し、断定しないようにしているため。“ハッキリさせろ!”ってな、ことを言う人にとっては、イライラさせられる結末。が、、よく見れば、備品なども含め、どう捉えられても良いように、“保険”は見え隠れしています。そう、、ホントは、人間の犯人が居るんじゃ?ってことね!その意味じゃ、TVなどで、同様の番組があるのとあまり変わらない線引きの作品にはなっています。と、、、個人的には、保険や演出が目につきすぎてしまってはいるが、この手の作品が好きな人にとっては、結構楽しいモノであったのは確かだろう。信じるか、信じないかは、、ひとそれぞれ。まさに、そんな感じだしね!ちなみに、番宣などで使われている映像以外にはショッキングではあっても、衝撃的な部分は少ないので、心の準備さえ出来れば、普通に驚くこともなく楽しめる感じかな。最後に、、、わたし的な感想私の場合、“4th Kind”をかなり昔から知っていましたので、実のところ、“どういう方向にまとまるのか?”だけにしか興味がなく、一部、展開が遅い部分もあり、睡魔が。。。。。結局、ドキュメンタリータッチなのか。。と知り、ちょっと残念な気持ちもあります。オカルト、ホラー、サスペンス、SF、、、そういうのって昔から大好きですので、“作品”として、監督がどういった答えを表現するのかだけが楽しみだったわけです。ま、、でも、こんなのも、良いかな。。ってところかな映画として、演出なども楽しめましたし。あくまでも私の希望ですが、この監督のホラー映画、サスペンス映画を観ていたいモノです。そういえば、私が一番衝撃を受けたのは、観客の少なさかな(笑)開始5分前くらいまで、私ひとりでしたので!
2009.12.19
『ディケイド編』内容夏海(森カンナ)の見た世界“ライダー大戦”が、勃発してしまった。なんとか、士(井上正大)ディケイドを止めようとするが、見つからない。それどころか、ディケイドは、次々と仮面ライダーを倒しカードにしていく。そして、ついに残るは、ユウスケ(村井良大)だけになってしまう。傷ついたユウスケを夏海が助けていると、ナゾの女性・岬ユリコ(広瀬アリス)と士が、目の前に現れる。説得を試みる夏海であったが、話さえ聞いてもらえない。。そしてユウスケは、クウガに変身しアルティメットフォームで挑んでいくのだが、圧倒的なディケイドの力の前に、倒されてしまうのだった。“やはり、止めることが出来るのは自分しかいない”そう考えた夏海は、キバーラの力を借りて、“仮面ライダーキバーラ”に変身!ディケイドに戦いを挑んでいくのだが、力の差は歴然。最後の力をふりしぼり、キバーラサーベルで突っ込んでいくと、なぜか、士は、サーベルを自らのバックルで受けるのだった。自らの旅の終わりを告げた士は、そのまま消え去ってしまう。駆けつけた海東(戸谷公人)とともにショックを受ける夏海。すると、突如、周りの空間が暗闇に代わり、どこかへ。。。。そこには、謎の男・紅渡(瀬戸康史)がいた。ディケイドの死と共に、他のライダー達が復活したこと。だがディケイドには物語がないため、復活は出来ないと告げられるのだった。話を聞いた夏海は、気付く。。。たった1枚だけ自分が撮った士の写真がある!!希望が見え始め、現像をしたのだが、すでに感光していた。。。。もう、だめなのか。。。そんな思いがよぎるも、夏海、海東そして復活したユウスケ、、およびライダー達の願いが、奇跡を起こすのだった。同じ頃、スーパー死神博士(石橋蓮司)となってしまった栄次郎は、ゾル大佐となった鳴滝(奥田達士)蜂女(及川奈央)とともに“スーパーショッカー”を組織する。そして切り札として究極の“ネオ生命体”を生み出すことに成功していた。そのネオ生命体が、新たな怪人を作り出し、スーパーショッカーは、ディケイドたちに、最後の戦いを挑んでいくのだった!!!!『W編』内容おやっさん。。。こと、鳴海荘吉(吉川晃司)に、まだまだだと言われる翔太郎(桐山漣)。。。。死んだはずなのに。。。気がつくと、亜樹子(山本ひかる)が中心となって、ウォッチャマン(なすび)サンタちゃん(腹筋善之介)クイーン(板野友美)エリザベス(河西智美)らと、クリスマスの飾り付け。そして相変わらず関心があるのか無関心なのかわからないフィリップ(菅田将暉)そう、、、明日はクリスマスだった。と、そこへ、1人の女性(渋谷飛鳥)が訪ねてくる。“姉を捜して欲しい”仕事の依頼だ!飾り付けは置いておき、話を聞き始める翔太郎たち。女性はアイドルの睦月安紗美。姉は、、数年前まで一緒にアイドルをしていた恵理香(沢井美優)すでに事故で亡くなっている女性!?幽霊探しなのか!?すると5日前、目の前に姉・恵理香の姿を見たという。。。間違いはないと。急きょ、情報屋達も街に出かけ調べてみると、恵理香の事件だけでなく、風都の街では“死人還り”事件が多発していた!まさか、、、死体が甦るなんてことがあるのか??海難事故で死体さえ見つかっていないたが、手がかりをつかむために、恵理香の墓を訪ねみることに。牧師のロベルト志島(手塚とおる)に案内されたが、特に何も無し。帰ろうとする翔太郎と亜樹子の前に、デス・ドーパントが現れるのだった!“死を司る”というドーパントらしい。。。このドーパントが、死人を復活させているのか??疑問がわきながらも、翔太郎とフィリップは変身する!!が、次の瞬間、翔太郎達の目の前に現れた見覚えのあるスーツの男。。。おやっさん!?鳴海荘吉だった!!荘吉は、スカルのガイアメモリを使い仮面ライダースカルに変身!Wに戦いを挑んでくるのだった。翔太郎は戸惑ってしまう。。。亜樹子には、死んだことも知らせていないのに。。フィリップは、死んだのは事実だと戦えと言うが、動けない。一瞬にして、スカルにやられてしまうのだった。あの“ビギンズナイト”の日。。。翔太郎とフィリップを庇い死んだ荘吉。翔太郎は気がつくと、、、あの因縁の場所にいた。そして、そこにはフィリップの姿も。二人は思い出しはじめる、、、、ビギンズナイトの出来事を。。。仕事の依頼で、ある天才少年を救い出しに行った荘吉と翔太郎。が、、荘吉の命令を聞かず、翔太郎は大失態。ついには、荘吉が命を落としてしまったのだ。あの時、勝手な行動をした翔太郎。あの時、行動を起こさなかった少年。それが、ひとりの男性の死を導いてしまった。。。。“罪”ようやく、翔太郎とフィリップは、行動を起こしはじめ、ついに判明する、、、デス・ドーパントの正体は。。。あの牧師!!戦いを始めた仮面ライダーW。。すると、、、デス・ドーパントは、、、ダミー・ドーパントへ!?そしてタブー、クレイドール、ナスカが、ダミー・ドーパントの加勢!なんとか戦いの渦中から逃れ、ダミー・ドーパントの追跡を開始する“W”と、、、そこにあったのは。。。。。敬称略ということで、かなり長くなりましたがま、ココまで書かないと、ダメかなぁ。。って物語は、『ディケイド』の終わりの物語と『W』の始まりの物語2本立て。。ではない。。。1本の物語である!!正直、前半を見たときには、、、バカにされているのでは??と思ってしまったのは言うまでもない。それくらい腹が立ったのは事実なのだ。ちなみに、これは、後半を見ても同じ。ヤッパ、、、バカにされている?と、、感じた次の瞬間。。。画面は右と左に分割される。そして、、、1つに交わる物語!!!そうなのだ。細かい部分ではツッコミどころはあるのだが、思った以上に納得の結末だったと思います。こういった『作り』であるならば、ディケイドのことも利用しているし、『ライダー大戦』も使っている。そのうえ、ダブルにも、、、ディケイドがあるからこその『結末』がある。結末だけを見れば、かなり良くできた物語だったと思います。もちろん、、ディケイド部分については、かなりの分かりにくさは存在する。が、、きっと、こう言うことなのだろう。。。すべてのディケイドのお話は、ディケイドの物語ではなく、それぞれのライダーの物語であり、本当の意味でディケイド単独の物語がスタート!そんなところである。ちなみに、、、W部分。。。もっとビギンズナイトを描くのかと思っていたが、、、、ちがった。。。これはこれで、ある意味ショック!ま、、、ギリギリかな。。時間ないし!何度も書くが、ツッコミどころは、それぞれに満載。ですが、それなりに納得出来る『1本の物語』だったと思います。
2009.12.12
内容それは突然に訪れた。宇宙のあちらこちらで、怪獣たちが暴れだしたのだ。メビウスたちウルトラ戦士たちは、各地で戦いを続けていた。不安を覚える“光の国”のゾフィーをはじめとしたウルトラ戦士たち。が、、そんなとき、ついに事件が発生する。宇宙牢獄に封印されていた“最凶”のウルトラマン“ウルトラマンベリアル”が、ザラブ星人により封印を解かれたのだ。すぐに、タロウ達が向かい捕らえようとするのだが、そのベリアルの手に握られていたのは“ギガバトルナイザー”圧倒的な力により、大苦戦のタロウたち。何とか追い詰めようとするも、ベリアルとの戦いは“光の国”へと移ってしまう。多くのウルトラ戦士たちが囲むが、圧倒的な力のベリアルの前に刃が立たない。倒れていくゾフィー、ウルトラマン、セブン、エース、ジャック、そして80。。ベリアルの狙いは、“光の国”に光を与え、ウルトラ戦士たちに力を与えている、光の国の中心のそびえ立つ“プラズマスパークタワー”そのなかにある、、、プラズマスパークのコアだった!!倒されていく戦士たち。。。ウルトラの父、母の力を持ってしてもダメ。。。。ついに、プラズマスパークは、ベリアルの手に落ちてしまう。スパークを失った光の国は、急激に冷えはじめ凍り付いていく。。。。。。ウルトラ戦士たちも凍り付いてしまうのだった。なんとか、タロウが最後の力でわずかな“光”を守ることしかできない状態。そのタロウも凍ってしまう。残されたのは、ベリアルにより宇宙に投げ飛ばされたメビウスと。瞬間的にバリアーを張ったウルトラマン、セブンだけだった。。。。1度に百体モノ怪獣を操ることの出来るギガバトルナイザーレイオニクスの力を持つベリアルと戦うには、同じレイオニクスの力を持った、、、あの男に頼るしかない。ウルトラマン、セブンは、地球人のレイオニクスであるレイ(南翔太)の力を借りるようにと、メビウスに命じる。内容2そのころ、ZAP SPACYのヒュウガ船長(小西博之)率いるスペースペンドラゴンは、ムサシ(杉浦太陽)からの情報で、惑星デントに向かっていた。そこは、怪獣もいない平和な惑星。ヒュウガ、ハルナ副長(上良早紀)クマノ(俊籐光利)オキ(八戸亮)は、その惑星の姿に懐かしんでいた。。。まるで、故郷“地球”のような風景に。話を聞き、レイもまた、いつかたどり着くであろう地球に思いを巡らせていた。が、、、そこに、突如、怪獣ザラガスが出現する!!!レイは、バトルナイザーでゴモラを操りはじめる。そしてスペースペンドラゴンクルー達の助力により、ザラガスの撃破に成功する。次の瞬間、、ナゾの光の巨人が現れ、レイを連れ去っていくのだった。あっけにとられるクルー。オキによると、、、ウルトラマンメビウスだという。。。。いったい、なぜ?ナゾの空間に連れ去られたレイの前に、ミライ(五十嵐隼士)が現れ、光の国の歴史、そして、いま宇宙に迫りつつある危機について話し始める。さかのぼること、27万年前。太陽を失った惑星があった。凍り付く惑星に、科学者達は人工的に太陽の代わりとなるモノを作り出した。それが、“プラズマスパーク”であり、、甦った惑星が“光の国”であった。“光”を手に入れた光の国の住人達。その光とともに、スパークは地球人と同じ体の住人達を超人へと変化させていく。ウルトラ戦士たちの誕生であった。莫大な力を持つウルトラ戦士たちは、宇宙の平和のために活動を開始する。だが、そんななか、ひとりの戦士が、より強い力を手に入れようとスパークを我がモノにしようとしたのだ。1度は追放された戦士。。。その闇につけこんだレイブラッド星人が戦士をレイオニクスへと変化させてしまう。。。。ベリアルだった。ベリアルは、ギガバトルナイザーを使い、怪獣軍団を率いて光の国を襲撃!!圧倒されつつあったケン(のちの父)マリー(のちの母)ゾフィーであったが、ウルトラマンキングの力により、宇宙牢獄に封印されたのだった。最凶のウルトラマンベリアルの復活。その手には、百体モノ怪獣を操るギガバトルナイザーミライの話から宇宙の危機を知ったレイは、光の国へ向かう決断をする!!同じ頃、ベリアルは怪獣墓場で、怪獣たちを復活させ。。。。。。敬称略↑、、、、。。。こんなに書いても、、3割弱である。もう、内容云々よりも、今回は、凄いことをやっていますよね。何と言っても、、、ウルトラマン。。。が主人公のようで、主人公じゃない。で、、だれが主人公かと言えば、ウルトラマンゼロ&レイ&ウルトラマンベリアルの、3人だと言って良いだろう。そう。。『大怪獣バトル』のタイトル通りで考えれば、主人公はレイ&ウルトラマンベリアルウルトラシリーズだと考えれば、ウルトラマンゼロ&ウルトラマンベリアルいままで、分離されて、色々と放送され、出版されていたモノをすべてひっくるめて、何でもあり状態である。大怪獣バトルのようで、大怪獣バトルじゃなくウルトラシリーズのようで、シリーズじゃない。かなり上手く融合されていると言って良いだろう。もちろんこれは、戦いにおける表現だけでなく、物語に描かれている『ベリアル』という存在自体が、両者の架け橋になっているのだ。わたし的に秀逸だと思ったのは、『ゼロ』の存在そのもの。セブンの息子であることは、宣伝などで流されているがゼロもまた、ベリアルになる可能性があったという設定である。これは、かなり思い切った設定ですよね。ウルトラマンは、基本的に『正義』を売りにするモノ。が、私利私欲に走った結果こそが『ベリアル』であり『ゼロ』なのだ。セブンの葛藤も含めて、意外と物語に『深さ』を作り出しているのである。ま。ベリアルという存在だけでも、スゴイって言えば、スゴイですけどね!ここで重要なのは、ゼロで重ねるだけでなく、レイでもベリアルと重ねていることだろう。今作でも、『暴走レイモン』が登場しましたが、ヒュウガの行動もあり、正気に返るなど。ベリアルとの『差』を印象づけているシーンだと言えるだろう。そう、、『レイ』もまた、『ベリアル』なのである。そして、レイ、ゼロの世界観ををつなげる存在こそがベリアルなのだ。まさに、集大成的作品だと言えるでしょうね。戦いの表現でも、圧倒されるウルトラ戦士たちなんて、ほとんど見たことがありませんし、そういう部分だけでなく、ビームによる攻撃、肉弾戦など『まさにバトル』見るだけで興奮状態である。そして最終的には、ベリアルの目的が『復讐』ですので、光の国で大乱戦が繰り返されるわけなのですが、これもまた、シリーズのファンにとっては目を惹くシーンでしょうね。光の国。。。いままで、あまり表現されてきませんでしたからね!まさか、“あんなに大勢のウルトラ戦士”を見ることが出来るなんて!!光の国の表現だけでなく、ワクワクさせられてしまったのは言うまでもありません。と、、、ファンの視線からすれば、オモシロ味のある作品だったのだが。注意点もある。それは、、、“大怪獣バトル”を知らなければ、イマイチ、楽しむことが出来ない部分が多いこと。そして、、設定が理解できない部分が多いことである。たとえば、バトルナイザーに操られている怪獣は、基本的に操っているキャラの能力に左右されてしまうと言う事。怪獣の潜在能力ではないのである。ウルトラマン誕生物語ならば、知る人ぞ知るなので、どうってことありませんが、、、、バトルがねぇ。。。。これ、完全に好みがありますから!!!個人的には、“大怪獣バトル”であると割り切って、“カードシーン”を出して欲しかったのですけどね。。。。。残念です。とまぁ。そんな作品。細かい映像の演出でもシリーズ上でもあまり見たことがない演出もありますし、結構楽しい作品だと思います。ま。。“こう言うのもウルトラシリーズ”だと、単純に考えれば、気にせずに楽しむことが出来るかな。。。最後にヒトコト。。個人的には、、ゼロのストーリーが見たい!!ホント、カッコイイゼロでした。そういえば、、小ネタも満載でしたね。。。って、、もうやめときます。強化ギプスとか、ここで、ペダニウムランチャーか!?とか。。。あ。。。そういえば、、岡村のプレッシャー星人。。。登場していましたね。。。あ。。。もうひとつ。。。ギガバトルナイザーって、、、“ゴーストリバース”の設定だよね。。。一応、繋がりあるか。。。。
2009.12.12
1。1941年。ナチスの占領下にあったフランスの片田舎をナチスのハンス・ランダ大佐は訪れていた。目的は1つ。。。ユダヤ人狩り。それゆえ、“ユダヤハンター”として恐れられている人物だった。とある酪農家を訪れ、追及するランダ大佐。かくまうユダヤ人一家をことごとく始末したかに思われたのだが、タダひとりの少女を、まるで後の狩りのために取っておくかのように大佐はワザと逃がすのだった。。。。。2.同じ頃、ヒトラー総統さえ恐れる集団が居た。彼らの名は“イングロリアス・バスターズ”。アルド・レイン中尉を筆頭にして組織された連合軍の秘密部隊。ナチの制服を着るモノはすべて惨殺。。そして、一部を人間を“印”を入れ、ワザと生かし自らの部隊の存在感を高めていった。3.数年後。。。1944年。映画館の女主人のミミューは、ひとりのナチ兵から言い寄られていた。数日後、突然、乗り付けた軍の車により連れて行かれるミミューとそこには、、その男・フレデリック・ツォラーと。。。そして、ゲッペルス宣伝大臣が居た!!フレデリックは、数百人の敵を殺し英雄視されている人物でありゲッペルスにより、国威発揚映画“国家の誇り”が製作されるほどのに男だった。彼らがミミューに告げたのは、プレミアム上映をミミューの映画館でやりたい!どうやら、ミミューに恋心を寄せるフレデリックの発案のようだった。当然断ることなど出来るわけもなく、了承するミミューするとそこに、警備担当の将校が現れる。将校を見て一瞬顔色を変えてしまうミミュー。。。だが気付かれては居ない。そう。。ユダヤハンター。。。ランダ大佐!!!ミミューの心の中にわき上がる復讐心。3年前、家族を惨殺された少女。。。ショシャナこそ、、ミミューその人だった。ナチの上層部が一同に集結するというプレミア上映会。ショシャナは決意する。。。映画館もろとも、焼いてしまえ。。。。と。4.そのころ連合軍の司令部に、1つの情報が入る。スパイとして潜入している女優ブリジット・フォン・ハマーシュマルクから、ナチ上層部が一堂に会するプレミア上映会が開かれるということだった。司令部は、ヒコックス中尉に命じる。フランスに潜入し、バスターズとの接触後、ハマーシュマルクから情報を得て、プレミア上映会で作戦を実行しろ。と。。。だが、ハマーシュマルクが指定した居酒屋で事件が発生!!プレミア上映会の作戦は、破綻しかけてしまうのだった。それでもレイン中尉は、自らの部下とともに思い切った作戦を作り上げる。5.プレミア上映会。。。当日。。。。。総統も出席する中、ついに上映は開始される!!かなり、おもしろい映画ですね。そこに表現されている展開だけでなく、複雑な人間関係。。そして、、、シュールなオチに至るまで。まさに、クエンティン・タランティーノ監督作品。。。いや、、真骨頂と言って良い。細かく表現される小ネタに至るまで、あきらかに、様々な映画へのオマージュが見受けられるだけでなく、そこに、タランティーノ監督らしい殺伐とした情景が表現され、ファンならば、大満足の作品と言って良いだろう。ほんと、よく、この作品を作りましたよね。個人的には、あちらこちらで、、、ニヤリとする場面が多数あり、本当に楽しい作品だったと思います。ただし。。。。ここで問題があるのは、基本的にタランティーノ監督作品は、万人受けする作品ではないと言う事。そのため、一度も味わったことがなかったり、堪能できたことがない人にとっては、、、、正直、、かなり苦痛である。もちろんそれは、監督作品を観たかどうかだけではなく、一昔、、、いや、、ふた昔ほどの作品を観たかどうかと言うかなりシュールな部分にまで小ネタが及んでいるのである。ま。。。そんな作品群をすべて網羅してみるのは不可能に近いためせめて、、、どんなジャンルでも良いので、少しくらい見ることをオススメする。そうでなければ、、かなりハードルの高い作品になっています。ただし、それほど知らなくても楽しむことの出来る作りにはなっているので気にしなくても、ある程度の満足感の得る映画ではあります。ですが、それでもいや、、最低限、タランティーノ作品の2~3本を見て、納得出来ていなければ、間違いなく、、楽しむことの出来ない作品であるのは確かでしょうね。オススメは、、一番雰囲気の似ている“レザボア・ドッグス”かな。。。ただ、それでも期待しすぎると、痛い目に遭うかもしれませんけどね!おもしろいんだけどね。。難しいよね。こういう作品は。完全に“好み”って言うのが別れちゃいますし。監督作品がダメなら、絶対にダメだと思います。お世辞にも大衆映画とは、言えませんから!最後にヒトコト。この作品公開にアタリ、あちらこちらで番宣する監督。ま。。それ自体は良いのだが、配給会社が、あまり“おもしろい”という言葉を連呼するのはやめた方が良いと思いますけどね。そら、好みがあう人にとっては、本当におもしろい作品なのだが基本的に、好みが分かれる監督なので、結局、番宣を見て観に行ってみれば、、“おもしろくない”“つまらない”って感じるヒトって多いと思うんですよね。たしかに、配給元としては、回収しなきゃならないものがあるだろうが逆に、ガッカリ感が積み重なれば、監督の評判が落ちると思いますけどね!そうなると、、次が難しくなるわけだから、あまりね。。。そういった番宣はやめた方が良いと思います。
2009.11.28
内容2009年。アメリカ科学技術作成局の地質学者エイドリアンは、地質学者の友人サトナムのインドの研究所に呼び出されていた。サトナムに提示されたデータは、かつてない大きさの太陽フレアの情報と思われたが、違った。放出ニュートリノの異常反応で、地球のコアに異変を発生させているデータ。それは、科学的にあり得ないことであった。帰国後すぐ、大統領補佐官のアンハイザーに報告したところ、すぐにウィルソン大統領へ伝えられる。。。。。。地球の危機だった!!大統領は、各国首脳に報告後、極秘裏にミッションを開始する。2010年、、2011年、、そして2012年。。。。売れない作家のカーティスは、妻と離婚後、離れて暮らす子供達と久々の旅行に出かけた。そこは、イエローストーン。。。妻・ケイトとの思い出の場所。が、、、国立公園だというのに、立ち入り禁止区域がある。。。興味を覚えたカーティスは、子供達を連れ潜入すると、湖があった場所には、何もなかった!!次の瞬間、多くの軍用車がカーティス家族を取り囲むのだった。連行された先で、地質学者のエイドリアンと出会うカーティス。偶然にも、カーティスの作品を読んでいたため、好意的に迎えるエイドリアン。そして、、、この地域が、不安定であることが伝えられ、帰されるのだった。何かがオカシイ。。。。そう感じるカーティス。そんななか、イエローストーンから妙なラジオを流し続ける謎の男フロストが、カーティスに驚くことを伝えるのだった。2012年、世界は終わる。。。。。。。まさか!?だが、頻発する巨大地震。雇い主が突然の旅行。何かがある!!!↑2割くらい。う~~~ん。。。先ずヒトコト。困ったものである。確かに、ローランド・エメリッヒ監督らしいと言えば、、その通り。が、もう明らかに、妙な部分を意識しすぎていますよね(苦笑)ここからは本題。先ず書いておきますが、一部の表現において多少違和感ある表現がありますが、その方が分かり易いと思うため、そういう表現をしています。決して、差別的表現として書いているわけではありませんので。物語としては、かなりベタな部類に入るディザスタームービーである。正直、この手の映画って、描き尽くされていますので目新しさは、まったく無いと言って良いだろう。だから。。。感じたののは、“こういう地球の壊し方しましたが、どうでショー”そんな、特撮を楽しむ程度の映画である。が。問題なのは、実際、物語を考えても、物語は描かれていないに近い状態。ということである。その状態にしてしまった最大の原因は、あからさまに、不公平無く描こうとしている人種“白黒黄”の問題であろう。最終的な部分では、活躍するのは、白もいれば、黒もいる、ついでに黄もいるわけである。そのうえ、それ以外にも様々なキャラを描き並列的に物語を描こうとして、結果的に、メインのふた組も中途半端な物語に陥ってしまっているこうなると、目も当てられない状態だ。きっと、こうなのだ。白を強調すれば、黒が薄くなる、だからと言って黄を描かないわけにはいかない。あれこれ描きすぎて、結局、、なんだこれ??って感じになっている。ということだ。本来なら、誰かに絞り込めば良かっただけのお話なのだ。それなのに、色を意識しすぎる。そして裕福なモノも描けば、貧しいモノも描く、普通のモノも描く。。。最大の問題は、描く必要性のないキャラまで、描こうとしていることなのだ。方舟だから、そういうことなのだろうが、これだけキャラを描けば、物語としては表面的な描き方になり、かなり薄っぺらな内容になってしまっています。結局あぶはち取らず。。。。二兎を追う者は一兎をも得ずそんな感じだ。おかげで、盛り上がりも・・・・イマイチ確かに、御都合主義な部分は、多分に存在します。ですが、それは、映画なのだから、仕方がない。そういうのは、目をつぶることが出来るし、目をつぶるべきこと。が。。ここまで、内容が無いと、何を言って良いか分からない。それこそ、御都合主義なのだろうが白黒黄が同じ家族にいても良かったはずなのにね!!本当に描かなくてはならないのは“活躍”などではないはずなのだ。だからこそ、最後のアタリで、あれこれという場面が出てくる。そう。描かなくてはならないのは“協力”なのに、、、。。。映画として“活躍”を意識しすぎて泥沼状態である。きっと、これから数年にわたって、同じような系統の映画が連発されるであろう。が、人種的、思想的、宗教的に、ある程度の批判を覚悟の上で、たとえ、偏りがあったとしても、監督が生み出す1つの作品だとして考え、描かれなければ、今回のような、どうにもならない映画ばかりが生まれることになるでしょうね。
2009.11.21
内容銀行の融資係クリスティンは、必死だった。空いている次長の席を。。。すべては、恋人クレイにふさわしい人間になるため。が、、、ライバルのスチュとの一騎討ち。。。決め手がなかった。そんなとき、ひとりの老婆が現れる。ガーナッシュと名乗る老婆は、不動産ローンの支払い延長をして欲しいと言う。このままでは、大切な家が無くなってしまうと。。明らかに怪しい老婆ではあったが、仕事もしているということから、延長を考えはじめるが、出世がちらつく。。。。。クリスティンは上司に延長はしない事を告げ、ポイント稼ぎをするのだった。話を聞いた老婆は豹変、“請うたのに、恥を掻かせて。。。。。”と暴れだす。セキュリティにより連れ出される老婆。その日、仕事が終わり帰ろうとしていると。。。。あの老婆の車があった!!待ち伏せにあったクリスティンは、ナントカ振り払ったのだが、その時コートのボタンを引きちぎられるのだった。ボタンを手に、怪しげな言葉を唱えた老婆。。。最後に。。。“ラミア”と。。。老婆はボタンを返したあと、“今度はお前が請いに来る”と言い残し立ち去っていくのだった。明らかに怪しい。。。。その後、恋人のクレイが心配して迎えに来てくれたが、どうしても気になったクリスティンは、偶然目の前にあった、霊視をしてくれる店に入っていく。応対してくれた霊視者のラムは、、、ひと目見て、何かを感じ始める。すぐに霊視をはじめ、ハッキリ告げる。。。。。呪われていると。。。。すべてを信じたわけではないが、どうしても気になるクリスティン。翌日、その不安は、現実となる。銀行に出社したが、老婆の影がちらつく。。。。そのうえ、血を噴き出し。。。あわてて早退したクリスティンは、再びラムの元へ。ラムは詳しく説明をはじめる。。。ラミアの呪い3日間苦しめられたあと、魂を奪い去っていくという。なかなか、面白い作品ですね。正直言って、私の中では、大満足!!!本当に楽しく、、、結構、笑います。まさに、“死霊”シリーズを生み出したサム・ライミ監督の真骨頂と言って良い作品です。決して、“スパイダーマン”シリーズのサム・ライミ監督の視点で観てはいけません!もちろん、様々な番宣などで“面白い”などと言っている言葉も素直に信じてはいけません。あくまでも、“死霊”の延長線上にあるノリのホラー映画ですので、ハッキリ言えば、そういうのが好きな人にとっては満足ですが万人受けするような作品ではありませんので!!!人によっては、チープだとか、映像が粗だとか、、B級だとか。それこそ、、つまらないと、、ハッキリ言う人もいるだろう。が、間違ってはならないのは、“そういう作品”を作っていると言う事なのだ。監督の作品を観れば、分かる事なのですが、そこにこそ、監督の真骨頂があり、オモシロ味がある作品なのである。たとえば。それらの発言は、子供用の作品を観て、幼稚だと言っているようなモノなのだ。子供用なのだから、子供が楽しむ事が出来ればokということ。大人も含めて、作られているワケじゃありません。そう。こう言うのを楽しむ事の出来る人にとっては、かなり楽しい作品ですが、誰もが楽しむ事の出来る作品ではありませんので!!完全に、好みの問題であり、許容力の差が出る作品である。さて、物語の方は、自分の本当の気持ちに反して、欲望に負けてしまった女性がそんな、誰にでもあるような事をしたがために、怨みを買ってしまう。そういうお話ですね。ホラーというか、サスペンスモノとしては王道と言えるだろう。あとは、サム・ライミ監督の作品で見たような事のある様々な演出。際だつのは、CGを無理に使ったりせず敵の存在を表現している事だろう。そして、明らかにチープというか、、古典的手法の特撮監督作品を観た事のある人にとっては、かなり楽しい映画に仕上がっています。かなり細かいところまで、凝っているのが分かりますよね。とはいえ、問題点もない事はない。こういった作品は、あまり“ドラマ”が描かれないモノなのですが、最近、監督。。。“普通のドラマの映画”を描きすぎたためか、どうも、、、繰り返し的な、ドラマ部分が多く、作品の腰を折ってしまっているようなところがあるんですよね。助長過ぎるというか。。。。結構気になってしまったところですね。ま、でも、こう言うのが好きなら、かなり楽しむ事の出来る作品。嫌いなら、絶対に楽しめない作品ですので。そうですね。。。。。普通の人なら、500円以下の作品かな(笑)もしも、番宣などで興味を覚えてもせめて、、監督作品の“死霊”シリーズの1本だけでも観る事をオススメします。そうすれば、どういうのか分かると思いますので!!ホントは、その手の映画、、他にもあるから、何でも良いんですけどね。でも、細かい演出が同じですからね。。。ベストですね、、、それが。最後にヒトコト。しっかし、、よく、、この作品を“今”作りましたよね。今や、、巨匠と言っても良い監督なのに。。。。結局、こう言うのが好きなんでしょうね。。。何か、観ていると、楳図かずおさんの作品を読みたくなってきます。
2009.11.08
内容ホフマン刑事は、現場にいた。今回の犠牲者はひとり。生存者もひとり。犠牲者は保険会社員のエディ、、生存者は同僚のシモーネ。。。。そこは、“ジグソウのゲーム”の現場だった。他の捜査員とともに、捜査をする中、エリクソンに呼ばれるホフマン。なんと、そこには、、以前、ストラム捜査官とともに捜査を行っていたペレーズ捜査官がいた!!ストラムが、ジグソウ逮捕のために執念を燃やした。。。死んだはずの捜査官。。エリクソンの話では、ジグソウの魔の手から逃れるため死んだと発表したという。納得のホフマンだったが、犠牲者のまぶたから“指紋”の検出が告げられる。それも。。。。ストラムのモノであると断定されたと。。だが、違和感もあると。“新しいジグソウ”によるモノの可能性が高いと告げられる。話を聞くウチに、不安がよぎったホフマンであったが、捜査協力をエリクソンたちに約束するのだった。数日後、犠牲者の検視から新たな事実が浮かび上がっていた。“ジグソウのマーク”の切り口の違和感。。。。これまでのジグソウ事件とは違い、“セス事件”に類似するモノであるという。ペレーズの言葉に、一瞬、動揺を見せるホフマン。。。そんななか、ジルの診療所を訪れたホフマン。ジルはジグソウことジョンから託された封筒を数枚、ホフマンに手渡すのだった。それは、、“新しいゲーム参加者”のリスト。。。。そのころアンブレラ保険の責任者ウィリアムは、ジグソウを取り上げるTVを見ていた。帰宅しようとしたその時、、事務所の外に怪しい人影が!!デスクなどに隠れながら発砲!!。。。。。。警備員だった!が。。。だれかが、うしろから。。。。。。。。ウィリアムは、気がつくと手足を縛られつり下げられていた。そんな彼の目の前の画面に映し出されたのは、、、、、ジョン。。。いや、ジグソウだった!!手足に4つの爆弾を取り付けたと告げられ、制限時間60分のゲームが提示。“命の選択が、仕事”だろうと。。。次々と目の前に引き出されたのは、ウィリアムの同僚たちだった!!!選択をしなければ、自分が死ぬ!!!が、、選択をすれば、同僚の誰かも死ぬ!!!ついに、ゲームは開始される!ウィリアムの様子をモニターでうかがうホフマンは、重要な証拠を得たとエリクソンたちに呼び出され。。。。。。。一方、封筒を手渡したジルの目の前には。。。ジョンとアマンダの姿。ジルは、ある決断をするのだった。↑だいたい、、、4割弱。。かなま、この季節の風物詩、、“ソウ”シリーズもついに第6弾である。今回は、細々とした今までのネタフリの回収と、ジグソウが遺した“遺品”が、メインのお話だと言えるだろう。そのため、シリーズを見てきたファンならば、“あ!そういう事か。。。”“そういう事もあったのか”などと、、細かい部分での納得感は存在します。そのうえ、、遺品。。というか。。。“黒い箱”の中身。。。ファンならば、大喜びのジグソウ手製の“あの器具”の再登場である!!なかなか、ファン心理をくすぐる、この演出。。。一応、、2回目の3部作終了と言われる第6弾ですが、ちょっとした事も含め、、、ジグソウマークなんて、、、1つですよね。。まさに、ジグソウパズルの一部がはめ込まれたお話になっています。そして、今回際だったのは、ゲームの趣向が、今までとは、まったく違うモノであるという部分だろう。命の選択をする保険会社の社員。ターゲットとなったウィリアム。。。とジョンとの関係。その部分を利用しながら、今まで以上に命の選択をさせているために、見ていると、、視聴している自分たちもまた、ゲームの参加者のような感覚になります。そう、、映画を観ているのに、ウィリアムと同じ選択をしている感覚だ。たしかに、今までのシリーズも“選択”は用意されていたが、基本的に、他人の命を選択するというような印象のモノは少なかった。すべては自分の命を救うための選択であったのだ。が、、今回は、自分の命を救う選択をしながらも他人の命を選択するゲームに仕上げています。参加者ではあるが、、、プレイヤーという感じでしょうか。たとえば、将棋で言えば、今までは参加者は“駒”であったのだが、ウィリアムは、、“駒”ではあるが、“棋士”の役割も兼ねていると言う事。まさに、、命を左右するゲームなのである。見ているとそのウィリアムと同じ感覚にとらわれていくために、今までのようなサスペンス風映画と言うだけじゃなく、一種のエンターテインメント。。。テーマパークのアトラクションを楽しんでいる感じになっています。シリーズ上の細かいピースの部分のネタさえ気にならなければ、意外と、、シリーズ初見でも楽しむ事の出来る映画ですね。もちろん、、、、“好み”ってのはありますけどね!!!それに、シリーズを知っていれば、もっと楽しむ事が出来るのはいうまでもありません!とまぁ、今年の風物詩は、そんな感じだったのだが。サスガにね。。事件に重ねる部分のネタも尽きかけていますし、小ネタが多くなりすぎて、理解しにくくなってきているのも事実なのである。もしも“7”があるならば、きっとまた、、あれこれと、細かい部分をつめてくるのだろうがふと、気になったのは。今回。。。。生存者が、かなり多い事でしょうね。結果的に、5対5くらいでしょうか。。。死亡者と生存者の割合。コレだけいると、表現されていない人物も多数存在しましたので、もしかしたら。。。。。を感じるところなのだが、例えば、、今回明らかにされた、アマンダの行動なんて。。。意外と驚き!そういう風にイロイロできるでしょうがう~~~ん。。。どうなんだろうね。。。個人的には、かなり楽しむ事が出来ていますが、このままじゃ。。。。事件の発端となった“病院”の関係者全員が。。。。。。って、広げすぎか!ま。それはいいや。さてさて、、次は、どこにつなげる???もしも作られたとき。楽しみなのは確かなんですけどね。そういえば、どうでも良い事なのだが。わたし的に、ストーリーなどよりも、気になった事。今回、いくつかの“器具”。。。かなり、作りが甘かったよね。いやまぁ、ホフマンがやっていると考えれば、こんな事に。。かもしれませんが“ソウシリーズ”としては、どうなのかなぁ。。。と逃げようと思えば逃げる事の出来そうなモノが、、、、チラホラ。。。。そこにある“ジグソウの器具への美学”のようなものが、消えつつあるのがちょっと不安だったりします。
2009.11.07
内容2000年の大晦日、後に“血の大みそか”と呼ばれるテロ事件が発生した。テロを起こしたのはケンヂ(唐沢寿明)とその仲間たちとされた。そのテロを阻止した人物として、謎の教団率いる“ともだち”は、救世主とあがめられることになる。その事件から15年。“ともだち”の力は強くなっていき、事実上、日本を支配。影響力は世界へ。そんなとき、“ともだち”の暴走を止めるべく、暗殺事件が発生する。救世主の“死”は、世界に衝撃を与えた。が。。。。万丈目(石橋蓮司)らの計画は留まることを知らず。。。。“ともだち”の葬儀が開かれる中、、、復活を世界中の人々は目撃する。世界に“神”が誕生した瞬間だった。しかし、、、同時に、世界中で再びウイルステロが発生し、人類の3分の1は死滅した。“神”の誕生から3年。ともだち歴3年(2017年)“ともだち”は“世界大統領”となっていた。世界中では大都市を中心にして高い壁が作られ、殺人ウイルスから逃れるためのコロニーが作られた。そして“ともだち”に狂信的な“地球防衛軍”により、人類は管理下に置かれた。そんな、かつて“東京”と呼ばれた街に、壁を乗り越え侵入してくる男がいた。“ショーグン”と呼ばれる男は、地球防衛軍の追跡を振り切り、偶然知り合ったサナエ(福田麻由子)姉弟に助けられる。地球防衛軍により両親を殺された姉弟は、地球防衛軍や“ともだち”のやり方に疑問を感じ、“ショーグン”に東京の“今”について話を始めるのだった。“ゲンジ一派”と呼ばれる抵抗組織があると言う事。それよりも過激な“氷の女王一派”が、存在すると言う事を。話を聞いていた男。。。。。オッチョ(豊川悦司)は、喜ぶのだった。ヨシツネ(香川照之)とカンナ(平愛梨)が、生きていると!!が、もう一つ驚く話をサナエから聞かされる。今、東京で流行っている歌があるという。それは、遠く北海道からコンチ(山寺宏一)がゲリラ的に流している歌。その歌を聞いて、オッチョは驚きを隠せなかった。“あの男”が、生きている!!!喜びの情報と同時に、衝撃的な話も聞く。“8月20日人類は宇宙人に滅ぼされ、私を信じる者だけが救われる”と、、“ともだち”が、語っていると。。。。。オッチョは先ず、武装蜂起を企てているカンナに接触する。そして、ケンヂが生きている可能性があることを告げるのだった。カンナは、一人でも多くの人を助けるため、“ともだち”がテロを行う日に、コンサートを開くことを決め。。。。。。。そのころ、ようやくカンナの母・キリコ(黒木瞳)の居場所をつかんだマルオ(石塚英彦)その居場所に向かうと、、、そこにはかつての仲間ケロヨン(宮迫博之)の姿が!キリコは、“ともだち”を阻止するため、ワクチンを開発しているという。。。。一方、北の方から東京を目指すひとりの男がいた。ギターを背負い、妙な歌を口ずさむバイクに乗る男。そう、、、、ケンヂだった。。。。。。敬称略第一印象で言えば、“完結編”という感じですね。あたりまえですけど、その印象が、かなり強い感じである。ホントはね、誰にでも、ちょっとしたことで、人を疑ったり、疑心暗鬼になったりする。その歪みの究極のカタチが。。。。などという、感想を書くつもりでいたのですが。変更します。というのも、どうもねぇ。。。映画として、どうなんだろう??って言う印象が強いんですよね。実際。2本の映画をやった後の完結編であるため、中盤までは、物語と言うよりも、“ネタバレ”の説明大会に近い感じなんですよね。たしかに、“第1章”“第2章”で、風呂敷を広がるだけ広げてきましたので、いろいろな謎が解けて、面白いといえば面白いんだけど。“今作”だけで考えれば、中盤までは、内容自体が皆無に近い状態。そのうえ、細かい物語の繋がりが、結構中途半端で。。。。それがねぇ。。。どう捉えて良いか、かなりビミョーなワケです。たとえば、ネタバレの中にはキリコ、マルオ、ケロヨンの話もある。が。。。これ、そのあとの物語の中で、ほとんど意味が無いんですよね。そう感じさせる最大の原因は、コンサートとの連携がほぼ描かれていないことだ。そう!謎解きのネタバレ話としては、完結編としてのオモシロ味は存在するのだが、その部分に重点を置きすぎているため、“穴”もまた多い状態なのである。描き込みが足りなさすぎる。。。ってのが、正直なところ。たとえば、“ともだち”を理解する人物として登場する、ある人物(ワザと書かない)。原作とは、まったく違う人物があてられているわけなのですが、これまでの描き込みで、過去シーンも含め、“そういう部分”は見えなかったわけです。なのに。。。。。。いきなりである。映画の宣伝に使われている“2人のともだち”のシーンのことですね。きっとね。原作では、ミラクルを発生させすぎているため、違和感があると言う事で別の人物をあてて、ミラクルをケンヂ1人にしたのだろうけど違うのは許せても、描いていないのは、、“穴”ですよね。。。ひとつのオモシロ味として“完結編”の面白さはあるんだけどね。正直。ここまで説明大会が長いと、、、かなりツライです!中盤以降は、原作とは違う雰囲気の、ちょっとした正義に味方モノなんですけどね。。エンドロールのあとの、原作の“21世紀”部分も、原作にはない雰囲気で、良い感じでしたし。好みって言うモノがあるとしても、もうちょっと、今回だけ見た場合の物語を描いて欲しかったですね。ちなみに、コンサート部分。個人的に最も不可解なのは、ここ。たしかに、流行っていたのでしょうが、そういう方向で治めるならば、ホントは“街で密かに流行っていること”を、もっと描く必要があったと思いますけどね。なんか、、、極端ですよね。。。面白い部分もたくさんあるのですが、どう見ても“完結編”という印象が強すぎるのも確かですね。最後に。。。見ていて、一番驚いた部分は、エンドロールの“神木隆之介”さんの名前そう!見落としたのか??って、本気で思っちゃいました。
2009.08.29
劇場版ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合!オモチャの国で大決戦だコロン!内容いつものように、インチキ商売をするドロンボー一味夏休みと言う事もあり、インチキ遊園地でボロ儲け!かと思いきや、そこにヤッターマンが現れるのだった。ヤッターワンの活躍により、一味を軽く撃破したヤッターマンであったが、メカたちにかなりの疲労がたまっているためガンちゃんは整備をはじめる。夏休みだというのに、パパに店を任されたガンちゃんは、メカいじり。アイちゃんは店番と、ちょっぴり不満な2人の元に一通の手紙が届く。“トイトイ王国”からの招待状だった。ブリキン国王の息子・プラモン王子がヤッターワンに会いたいと言っていると、パ・ズール大臣が手紙を送ってきたのだった。ガンちゃんのパパ・徳兵衛がママ・ひとみと、仕事で向かったのもトイトイ王国。ガンちゃんアイちゃん、そしてオモッチャマの3人は、ヤッターワンで出発!同じ頃、インチキ商売で金儲けに失敗したドロンボー一味。なのにドクロベエ様からは、ドクロリングの在処の知らせが届く。トイトイ王国のプラモン王子が身につけているペンダントがドクロリングだと。でも一円もないため、どうして良いか分からないドロンボーすると、トイトイ王国のパ・ズール大臣からの招待状と金塊が届くのだった!金塊を使ってメカを作り上げた一味も、トイトイ王国に出発!内容2トイトイ王国に到着したヤッターマンたちは、パ・ズール大臣から、ヤッターワンを譲るよう求められるのだが拒否する。そんななか、プラモン王子が、父・ブリキン国王と遊べないことで不満げな顔なのを見てしまったガンちゃんアイちゃんは、巨大アトラクションが多数存在するトイトイ王国の施設で遊びはじめる。一方、トイトイ王国に到着したドロンボー一味。パ・ズール大臣に連れられていった、その先には、、、黒いヤッターワンの姿!天才科学者が作ったのだと言うが、途中で放棄されたため、天才・ボヤッキーに完成させて欲しいと言う事であった!プラモン王子と遊んでいたヤッターマンは、妙なエリアに入り込む。そこにには、メカの残骸だらけ。次の瞬間。ヤッターワンたちは、襲撃を受けるのだった。なんと、、、、そこにあったのは、黒いヤッターワン!!!!アニメ・ヤッターマンの劇場版である。全体として、どの部分を見ても、まさにヤッターマン!そんな感じですね。実際、TVアニメでは30分弱という制約のためもあり、どうしても描ききれない部分が存在する。それは、物語という部分でもあれば、ヤッターマンとしての、正義の力を使う部分などである。ま、お話によって、そのアタリのバランスは変わるワケなのだがどうしても、満足とまでいっていない感じなんですよね。が、このアニメ。あくまでも、私の感想ではあるが。“実写版ヤッターマン”よりも、かなり楽しくそして、面白い。そのうえ、丁寧に物語を積み上げられているお話になっています。テーマは、親子愛。ヤッターワンの出生の秘密を絡めながら、。。。なんと、やったメカの力が悪意を持った人間に使われた場合、どんな事態に陥ってしまうのか?というのをかなり丁寧に描く、正義の味方の物語に仕上がっています。“ヤッターワンは、兵器じゃない!”この、1号のセリフがかなり印象的なお話ですよね。そんな物語の中に、ガンちゃんを絡めた親子愛の物語を描き、まさに、地球の危機に陥っていっている状態を、なんとかしようとする姿。ほんと、素晴らしいですよね。この“悪意”が!当然のことならが、ドロンボー一味のプライド、、、いや、悪の美学とでも言ったら良い感じの“活躍”も見逃せない部分である。大爆笑。そして、楽しく、正義の格好良さ!大満足のヤッターマンだったと思います。ヤッターマンのファンならば必見ですね!正直なところ、ストーリーを凝りすぎて、ファンだけしか楽しめなくなっているこの手のアニメを考えれば、誰が見ても、楽しめる内容になっているのは確かでしょうね。1つだけ気になるのは、新ヤッターメカが、TV版で登場するのかどうかと言う事。それくらいですね
2009.08.22
内容NATOの特殊精鋭部隊を率いるデューク(チャニング・テイタム)は、親友のリップコード(マーロン・ウェイアンズ)らとともに、“ナノマイト弾頭”輸送の任務を命じられる。途中、謎の集団の襲撃を受け、ひとり、またひとり倒れていく隊員達。その集団の中の1人の女性を見てデュークは驚きを隠せなかった。彼女の名前はアナ(シエナ・ミラー)。4年前、結婚の約束をしたが女性。直後の任務でアナの弟・レックス(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)が死亡し、デュークはアナの前から姿を消したのだった。なぜ、テロリストに!?なぜ、ナノマイト弾頭を?だがアナことバロネスの特殊部隊に翻弄され、とどめを刺されようとした時、デュークの前に、再び謎の集団が現れるのだった!新たに現れた集団は、バロネスの部隊を駆逐していく。。。。そして、撃退し、ナノマイト弾頭の奪還に成功に協力した謎の集団。集団のリーダーが、かつてNATOの司令官ホーク将軍(デニス・クエイド)!!再び驚くデュークであった。なぜ、NATOをやめた将軍が??生き残ったデュークとリップコードは、ホーク将軍の部下に連れられ見たこともない、秘密基地に連れて行かれるのだった。彼らの目的も、ナノマイト弾頭の護衛だったのだ。内容2ホーク将軍と再会したデュークは、集団が世界各国から集められた秘密作戦部隊“G.I.ジョー”だと知らされる。以前、デュークを誘ったと言うが、断られたというホーク将軍。すると彼らの任務がナノマイト弾頭の護衛と知り、“敵の女を知っていると”デュークは志願するのだった。デュークとリップコードの2人は、仮入隊のための“試験”を受け合格。それぞれ特殊な力の、ヘビー・デューティ(アドウェール・アキノエ=アグバエ)スカーレット(レイチェル・ニコルズ)スネークアイズ(レイ・パーク)ブレーカー(サイード・タグマウイ)らのチームの編入される。内容3そのころ、ナノマイト弾頭強奪に失敗した組織“コブラ”は、死の商人デストロ、凶器の科学者コブラコマンダーらは、バロネス、ストームシャドー(イ・ビョンホン)らに、新たな作戦を命じる。彼らが向かったのは、、、、“G.I.ジョー”の秘密基地!彼らの口撃は素早く。次々と“G.I.ジョー”の隊員達を撃退し、ついに、“ナノマイト弾頭”の奪取に成功するのだった。一方、ホーク将軍も瀕死の重傷。多く仲間を失った“G.I.ジョー”敵の武装の強さや、明らかに内通者がいなければ基地さえ分からないことから、1つの可能性を探りはじめる。“G.I.ジョー”の部隊のみならず、世界中の武器技術などの7割以上を提供する軍事企業“MARS”最高責任者マッカラン(クリストファー・エクルストン)が、関わっている!?が、、、ナノマイト弾頭を作ったのに、なぜ襲撃するかが分からないまま、調査の結果、予想は確信に変わっていく。。。。。そして、敵のターゲットも判明!!!ホーク将軍はデュークらにナノマイト弾頭奪還を命じるのだった!!敬称略G.I.ジョー言わずとしれた、アメリカンヒーローの1つ。。。と言って良いでしょうね。その実写映画である。お話自体は、単純でナノマイト弾頭という、どんな金属も侵食することの出来るアイテムの争奪戦。である。ネタとして面白いのは、ナノマイトという、言ってみれば、、ナノマシーン。、、小さなロボ。それを利用してガン治療などをすることも出来るのだが、キッチリ悪用する組織を表現したことだろう。そう。武器、、いや、軍事技術とは、得てしてそういうものだ。だから、敵の強化にも使われたりしている。その一方で、敵、味方構わず、武器を売りさばく死の商人の存在。もう、ヒーローもの映画などなら、定番中の定番のネタだ。そこに、人間味の溢れた“G.I.ジョー”の隊員達が、様々なアイテムを駆使し、敵に立ち向かっていく!!そんな物語である。驚くべきは、この手の映画によくあるようなただの“闘いに終始する映画”にしなかったことでしょうね。登場するキャラが、それぞれに“何か”を抱えている。それは、野望であり、また、陰謀でもある。そして、、復讐。。。。。。そんなキャラたちの物語も、かなり丁寧に描かれている。そのため、闘いが表現されていても、それ以上の奥行きのある物語になっています。もちろん、闘いの面白さなどは、言うまでも無い状態だ。ハッキリ言って、良くこれだけの内容を詰めこんだ!と言う感じですね。物語としてだけでなく、戦いを魅せることでも楽しませてくれる映画となっています。実際。。。最終局面などでは、いくつかの場面に別れ闘いが行われているのであるが、タイミング良く切り替えを行うことで、助長さを消し去っているのは、秀逸だと言えるでしょうね。とまぁ、、べた褒めに近いのであるが。ただ、どうしても気になってしまうのは、“この手の映画に良くある爽快感”というのは、、、無いんですよね(苦笑)物語を描き込みや、一瞬一瞬の闘いは、キッチリ魅せているのだが。敵の目的がハッキリしないと言うだけでなくその敵のメンバーの気持ちもハッキリさせずに引っ張っているため、全く意図が分からない状態で、最後の最後になってしまうんですよね。敵が悪いことをしているのだが、敵の悪意が見えにくいため、正義として戦っているはずの“G.I.ジョー”もなんだか、、イマイチで。物語を描きすぎたため、正義のタメじゃなく、自分のために戦っているように見えるんですよね。。。。正義の味方にとって、これ、、、結構マイナスポイントである。だから、あまり、爽快感のようなものは感じられません。物語を作り込むことの面白さ。そして、その反動。両者が介在する映画となっています。続編を作ることが出来る感じにもなっているし、楽しむことは出来ているので、期待せずに見れば、かなり楽しむことは出来るかもしれません。ま。。。俳優さんの演技だけで評判になった昨年の某映画よりも、この手の映画としては、良くできている方ですね。あ!!ちなみに、、個人的意見ですが、一番カッコ良かったのは敵の。。。イ・ビョンホンさんですね(笑)最後にヒトコト。お話として満足だし、続編を考えた初回と考えれば良くできていると思います。でも、わたし的に目についてしまったのは、CGなど、特撮シーンの荒さ。。。。遠近感が、ビミョーにずれているような気がします。。。。
2009.08.12
『侍戦隊シンケンジャー 銀幕版 天下分け目の戦』内容血祭ドウコクの力の増大の伴い、外道衆の中の外道衆と呼ばれる“クサレ外道衆”が復活した。300年前初代シンケンレッド志葉烈堂(合田雅吏)による封印された、頭目の“脂目マンプク”(声・大和田伸也)も復活し、一万もの大軍団で“この世”に攻め込んできたのだった!奮戦するシンケンジャーたち。その多さにより苦戦しいられ疲弊、すでに戦いはじめてひと月が経とうとしていた。そんななか、ジイ“彦馬”(伊吹吾郎)が、かつてマンプクを封印したと言う“秘伝ディスク”の在処を発見する。だが、その在処は、クサレ外道衆の勢力下。丈瑠(松坂桃李)は、流ノ介(相葉弘樹)ことは(森田涼花)に作戦立案を命じるのだった。“人とは違う発想力”の2人の立てた作戦により、難なく潜入。そして“秘伝ディスク”を手に入れたのだが、それは“力”ではなく、、、、志葉烈堂のメッセージだった!!意気消沈するシンケンジャーたちであったが、丈瑠、流ノ介、茉子(高梨臨)千明(鈴木勝吾)ことはの5人は、自分たちの力のすべてを出し、クサレ外道衆たちとの大戦に挑んでいく!!!そのころ、源太(相馬圭祐)もまた、乱入しようとしている腑破十臓(唐橋充)を牽制していた。。。。。敬称略今回、一番驚いたのは“格さん3人”が登場したこと。劇中では、一堂に会する場面はないのですが、水戸黄門好きとしては、大興奮状態!ま、それはさておき。物語の方は、クサレ外道衆の復活により苦戦のシンケンジャーが、かつて封印したと言う“力”を求める!!と言う感じの内容だ。30分程度の制限時間ゆえ、ネタとして3話分くらいのお話だっただけに、かなり、省略気味なところは気になるのですが、ただ、“TV版の印籠”に比べると、説得力のある展開となっています。何と言ってもシンケンジャーが苦戦しているのだ!だから、最後の切り札を求める!新しい力であっても、説得力が生まれますよね。その中に、シンケンジャーとしてのキャラの面白さや、殺陣を含めた、“らしさ”は、キッチリ表現し楽しませてくれた感じである。だからこそ、ホント惜しいんですよね。この物語ならば、もっと時間が長ければもっと面白くできたでしょうに。。。。ただし、いくつか不満点も存在します。時間が限られているため仕方ないと言えばそれまでなのですが。一つ目は。モヂカラ。。。をほとんど使用しなかったこと。 モヂカラって、シンケンジャーの特殊能力なのだから 剣や槍を振り回すだけでなく、能力、、見たかったんですよね。。。二つ目は、茉子、千明をほとんど利用していないこと。 流ノ介、ことはは味のあるキャラを出しているしシッカリ利用しています。 が、、参謀格である茉子。突貫小僧である千明。 この2人、、もう少し描くことが出来ましたよね。。。 戦いを1分削れば、出せただけに。。。ちょっともったいない感じである。全体としては楽しめたお話でしたので。30分と言う時間が、ホント恨めしい限りである。最後にヒトコト。。個人的な希望。。。TV版で、横内正さん、山田純大さんをキャスティングして欲しい!!!ぜひ!!『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』内容士(井上正大)たちは、新しい世界にやってきた。が、士は、妙な違和感を感じるのだった。いつもの“絵”に見覚えがある!!そのうえ、撮った写真がぶれていない!夏海(森カンナ)ユウスケ(村井良大)は、この世界こそが“士の世界”だからじゃないのか?と言い始める。そこで士たち3人は、“絵”と同じ“写真”の場所に行ってみることに。すると、、、その洋館から、1人の少女・小夜(荒井萌)が現れる。そして。。。。。。“お兄ちゃん!!”その少女こそ士の妹・小夜であった。。。そう、、“士の世界”だった。小夜の話では、1年前、“何か”をするため旅立ったという士。執事のように付き従う月影ノブヒコ(大浦龍宇一)が面倒を見てくれていた。話を聞くウチに士は“何か”を思い出しはじめる。。。そして、、ついに“記憶”がよみがえるのだった。旅に出た目的。。それは、、すべてのライダー達の頂点に立ち、最強のライダーとなることで、世界の崩壊を食い止める!!士は、それぞれの世界の仮面ライダーを呼び出し、ついにライダーバトルが開始される!多くのライダー達との戦いの末、ついに頂点に立った士ディケイド。だが、その戦いのさなか、謎の組織により囚われの身となった夏海とユウスケは、戦いの結末に待っていた絶望的な光景を目にするのだった。すべての世界の悪の秘密結社が結集した組織“大ショッカー”ジャーク将軍、地獄大使(大杉漣)そして光栄次郎こと死神博士(石橋蓮司)そして、“大首領”として現れたのは、、、、門矢士だった!!!世界を1つにした。。。。と思っていた士だが、世界の崩壊は止まらない。なぜ???すると、、そこに、月影ノブヒコが現れる。すべては士の行動により、大神官ビシュムとなった小夜の心の闇を利用し、自らが“創世王”シャドームーンとなり世界を支配する月影の策略だった!!ユウスケまでも、闇の力によりライジングアルティメットとなり敵の手先に!ついに、大ショッカーを手に入れたシャドームーンによる世界侵攻は開始される!一方、月影の策略により、妹だけでなく、仲間をも失ってしまった士。その落ち込む士の前に一人の男が現れる。男は、かつて組織を裏切った罪で“大首領”の士により右腕を奪われた結城丈二(Gackt)、、、、ライダーマンだった。そのころ、大ショッカーのアジトから逃げた夏海は、鳴滝(奥田達士)海東ディエンド(戸谷公人)の能力を用い、大ショッカーに対抗するため、各世界の仮面ライダーの再招集へ旅立つ!!敬称略ようやく訪れたこの時。。。そんな感じですね。まさに、オールライダーである。物語の方は、ディケイドの核心に迫る内容となっています。士の“目的”そして、、“正体”なぜ、世界の破壊者なのか?なぜ、彼の行動がダメなのか?その答えの1つが描かれたと言って良いでしょうね。実際、内容としては、もしも本当に“TV版”と繋がっているのならば、完全に“最終回”のような内容である。細かい部分を気にしなければ、今までの疑問への答えがシメされたことで、記憶喪失という部分への答えも提示され、ほんと、スッキリ感が漂っていますよね。それだけで、内容としては大満足と言えるでしょう。で、それだけじゃ。。。というか“お祭り”のディケイドですからオールライダー大進撃!である。良い感じで、ライダーマンも登場するし。戦いの部分は、前半の“平成ライダー”のライダーバトル。後半は“昭和ライダー”の大バトル!と、ホント飽きさせないカタチのバトル三昧になっています。それぞれが、それなりに活躍させているのも面白い部分でしょうね。最終場面でのディエンドによる、ディケイドの“ファイナルフォームライド”は驚きの展開で、、“すごい”のヒトコトに尽きる感じだ。お話の部分にしても、平成らしさと昭和らしさを見事に融合。まさに、昭和、平成が融合した物語であったと思います。個人的に、本気でほくそ笑んでしまったのは。ライダーがこれだけそろうと。。。。“怪人軍団”に見えてしまうところ(笑)たしかに、一部を除き、基本的に裏切り者や同族の設定がありますので、考えてみれば、当たり前と言えば当たり前なんですよね。でも、少人数だと感じられなかった印象が、大人数になると、感じてしまうというのは、デザインの面白さと言うべきなのかな。実際、大乱戦状態になった時なんか、ライダーなのか、怪人なのか、目で追うことが出来ないくらい。ライダーもやられている部分もあったしね!一気に、原点回帰。。。そんな印象である。にしても、“仮面ライダーW”。。。。。には、もっと参加して活躍して欲しかったなぁ。。。。完全に顔見せだよね。。。最後にヒトコトだけ。で、、今回のお話は“TV版”と繋げるの??その疑問が、どうしても頭から離れないんですよね。“TV版”では、登場したばかりの“大ショッカー”もしも“劇場版”が、最終回ならば、納得の展開なのだが、そうなると、、、“TV版”の最終回が、気になりますよね。さてさて。。。どうするんだろう。。。
2009.08.08
内容東京の女子高生・岡垣内美香代(成海璃子)は、オンボロバスにゆられ、ガイドの瓜瓦眉執(井口昇)から、奇妙な伝説を聞かされていた。800年前、現在の山形県御釈ヶ村において、平家の落武者狩りが行われた。源氏により逃げてきたのは侍頭の葛貫忠経(沢村一樹)と彼が愛した官女・光笛(成海璃子・二役)と従者達であった。村人達に追い詰められていった二人は、最も信じていた従者に裏切られ、ついに、果ててしまった。そんな悲しい恋の物語。美香代にとってくだらない話であったが、高校で所属する歴史研究会の合宿という名目で顧問・勝海子(マイコ)が、村の企画する縁結び伝説に乗せられ、読モをやっている鏑木宙子(桐谷美玲)や、メカ好きの敏酒圭(紗綾)不良気取りの波来前胸恵(波瑠)の3人とともに、強引に連れてこられたのだった。村に到着すると、蝦蟇且茂次郎村長(生瀬勝久)による、サプライズ企画もあり、有名俳優(?)の温水洋一(本人)らに歓迎されるのであった。到着して早々、“祠倒し”というイベントが行われようとしていた。葛貫の霊を鎮められるために建てられた祠を倒し、新しい祠を建てる!そして、それを中心とした“縁結びテーマパーク”を建設しようとしていた。祠を守り続けてきた与藻須賀三太郎(AKIRA)は、猛反発!しかし、村長と縁結びと落武者の里キャンペーンを展開する業者・織蛾味スグル(緋田康人)は、商工会の佐波抓(矢沢幸治)ムトゥ(六平直政)鰊場(坂田聡)を利用し、祠の前に、三太郎の祖母・トメコ(由紀さおり)がいるにもかかわらずブルドーザーを使い破壊しようとするのだった。美香代が走り出しトメコを救い出したものの、祠は倒されてしまう。すべてがタダの村おこしだったと知った勝海子は、生徒たちにレポートを命じ、自分は飲酒をはじめる。。。。が、生徒たちは、完全に無視。。美香代は散歩に出るのだった。内容2そんななか、倒された祠の前では惨劇が起きていた。温水洋一が惨殺。葛貫が復活したのだった!!!800年前の恨みを晴らすため!!そしてその葛貫の声に反応するかのように、海で消えた家臣達も現れる。伊東丹波成定(石橋蓮司)藤本権田影頼(斉木しげる)夏彦(デビット伊東)3人は海岸からチャッピー(篠原ともえ)うるやん(佐伯新)に連れて来させ、斬り捨てたあと、ゾンビにしてしまうのだった!!ゾンビたちは、村人達を次々とゾンビにしていき。。。。村は阿鼻叫喚の地獄へホテルに泊まっていた勝海子と生徒たちも、追い詰められていく。。一方、散歩に出ていた美香代は、葛貫に見つかり、葛貫が愛した光笛とうり二つとして、追い回されはじめ。。。。。ついに。。。。おなじころ、村でもう一人の落武者が復活していた。葛貫の記憶がハッキリしないのを良いことに、家臣となって葛貫の前に現れる。男の名は、山崎田内左衛門(竹中直人)、、かつて、葛貫を裏切った男だった。敬称略竹中直人監督作品、、第6作目である。雰囲気としては、竹中直人満載!そんな感じでしょうか。いままで、丁寧にヒューマンドラマを描いてきた監督が、はじめて挑んだ、、、コメディアンとしての竹中直人。。。その人がコメディ風の映画を撮ってみた!っていう感じに近いかな。ただ、サスガに、竹中さんと言うだけあって、その表現されているコメディ部分のシュールさだけでなく、描き込まれている丁寧な人間ドラマは、健在である。だから、全面的には、コメディ映画ではありません。一番近いジャンルは、ホラー映画。。かな(笑)落武者というジャパニーズな部分を取り入れ、ゾンビ映画や、スプラッター系のホラー映画を絶妙に組み上げていった感じですね。そこに、ちょっとした、歴史物ファンタジーの要素や竹中コメディを練り込んだという感じだ。ま、、クセがあると言えば、クセはありますよね。このアタリ、好みが分かれる部分ですね。もう一つ、ハードルをあげているのは、随所に盛り込まれる、有名映画へのオマージュカット。映画好きや、竹中直人さんが好きな人にとっては、どうってコト無い部分でも。この2つのハードルは、普通の人にとっては、かなり高いかもしれません。逆に、それを気にしなければ、丁寧な描き込みや、小ネタ満載の部分なんてニヤリとするところもたくさんあります。音楽なんて、、、そのうちの1つ。わたし的には、満足なんだけどね。やっぱり、万人向けの映画ではありませんよね(笑)もしも、そのアタリのシュールさをそぎ落とせば、意外とファミリー向けの、SF冒険活劇。。。って感じなんだけどね。そう!まさに、エンターテインメントなのだ。好みがねぇ。。。。別れますよね
2009.08.01
内容ロンドンの地下鉄構内のカフェで新聞を読むハリー(ダニエル・ラドクリフ)気になっていたカフェのウエイターの女性と、仕事が終わったあと会う約束。そんなとき、ふと、構内に目をやるとダンブルドア(マイケル・ガンボン)!ついてきて欲しいという。最も信頼する人の頼みとあって、約束はまたの機会に、ダンブルドアの魔法で、瞬間移動するのだった。そこは小さな寂れた街、1つの家に向かった2人は、その荒れ果てた様子に驚く。。。どうやら何かあったよう。様子を見て取ったダンブルドアは、自らの杖を1つのソファーに向ける!!すると、、ソファーに変身していたひとりの男が現れる元ホグワーツの教師であるスラグホーン(ジム・ブロードベント)が!!再び教師となるよう説得に来たのだった。有名人に目がないスラグホーン。。そのためのエサとしてハリーが呼ばれていた。はじめは渋っていたが、教師として復帰することを快諾する。内容2ついに、新しい季節が訪れ。ロン(ルパート・グリント)ハーマイオニー(エマ・ワトソン)ら、いつもの仲間たちと6年目の生活がスタートする。そんななか、ダンブルドアから、1つの事実が知らされるハリーとあるマグルの孤児院にトム・リドルというひとりの少年がいた。家族もいない、その少年は、持っていた力もあり人間たちから忌み嫌われていた。それを救いホグワーツで生活をはじめさせたのがダンブルドアだったのだ。そして、その少年こそが、後に“あの人”と呼ばれるヴォルデモートだった。ヴォルデモートを倒すため、収集した記憶の1つに、改変の事実があるという。当時、リドル少年に教えていた教師のひとりスラグホーンが、どうやら、何かを知っているようなのだが、記憶を改変したようだった。ハリーはスラグホーンに接触し、秘密を探るようにと、ダンブルドアに依頼される。スラグホーンの授業に出席しながら、近づき機会をうかがうハリーその一方で、授業で手に入れた一冊の魔術書に引き込まれていく。魔術書を使っていたのが“半純血のプリンス”なる人物だと分かるのだが、それ以上何も分からない。。。そしてようやく、スラグホーンに真実を聞く機会を得たが、拒絶されてしまう。失意の中、部屋に戻ると。ロンの様子がおかしい。。ハリーに宛てられた贈り物にホレ薬が仕込まれていたようだった。どうにもならないハリーは、魔法薬の権威であるスラグホーンを頼る。その様子を見て、扉を開けて治療をするスラグホーンであったのだが、気付け薬で飲ませた飲み物に毒物が混入されていたため、ロンの容体は急変!奇妙な魔術書を読み込んでいたハリーの機転で、九死に一生を得るロン。内容3ハリーはある事実に気付く。。。先日も、1人の少女が、ダンブルドアに送ろうとしていた首飾りで死に瀕した。今回も、ダンブルドアに送るはずの酒の中に毒物。ホグワーツのやって来る列車の中、やってきてからも、ずっと様子がおかしいドラコ・マルフォイ(トム・フェルトン)。ベラトリックスと一緒のところを見かけたこともある!まさか!?ハリーは、ドラコを詰問しようと。。。。。。。。敬称略↑まぁ、、かなりの部分を削除しています(笑)内容としては、4割程度。描かれている時間だけで言えば、2割弱でしょうか。。。言わずとしれた、シリーズ、第6弾である。今回の内容は、、、、大雑把に言って2点しかない。一つ目は、人間関係の整理。二つ目は、最終章へのネタフリ以上2点である。一応、大切なあの人が退場しちゃいますが、ま、、完全にこれは、この2点の融合体ですからね。衝撃ですが、、、雰囲気としては、オマケ程度かな。さて、人間関係の方であるのだが、明らかに未来を見据えた展開であり、良い感じの甘く、そして切なく、楽しい学園モノ、青春モノ!ホグワーツ魔法学校でなくなって十分なくらいである。実際、魔法の類と言えば、授業内容程度で、あとは、クィディッチ(あの球技)くらいで、、、特に、あれこれというような内容ではない。本当に、ベタで、本当に、普通なのだ。それでいて、楽しさを損なわず、最終的に良い感じでまとまるのだから、なかなか、オモシロ味はあったと思います。で。2点目のネタフリは、、、ま、これまた“いつも通り”である。前述の青春物語に、あれこれと絡ませて、ようやく、隠していた先生が真実を語ったことで、大きく動く。かなり遅い段階ですけどね(苦笑)全体を見渡せば、1つの敵と言う事をテーマに置きながら、学園モノを描きちょっとした冒険と、最近の定番の“死”ですので、“ハリー・ポッターらしい”といえば、そういうお話に仕上がっています。また、“選ばれし者”と呼ばれているハリーが、本当の意味で、自ら進み始めようとする姿は、大切な人の遺志もあり、なかなかの魅せ場だとは思います。それと対比するかのように、ここのところ、おマヌケ担当のドラコにしても、“不死鳥”にて、アズカバン送りになっている父のことを絡めて、自ら、マルフォイ家というモノをもり立てようとしたり、そこにある悪意というのはあるのだが、必死になり、涙ぐましい努力をしているのは、完全に“不死鳥”の対比となっているのは言うまでもないことだろう。そう!人間関係の整理も含めて、これからの展開のための“決断”“選択”をさせる物語になっているのだ。ただし。全体として、楽しさなどは存在するし、そのオモシロ味は認めるのだが、どうしても、奇妙な印象を持ってしまうのが、“呪い”“ホレ薬”“脅迫”など、自分の意思ではどうにもならない状態を、今までのシリーズにはないくらいに、詰めこんでいることなんですよね。そう!自分の意思でないため、どうも見ていると、モヤモヤするモノが残ってしまうわけである。これは、最終局面において、ダンブルドアに命じられるハリーも、その一部だ。たしかに、シリーズモノであるだけに、こういった転機のお話には、強制的に物語を動かす要素というのは必要不可欠。だから、最終局面に繋がっていくのであるが、意思のないキャラの動きが多すぎて、モヤモヤする部分が多かったのも事実。そのうえ、人間関係の構築以外のこれからのネタフリに関しては、ラストの30分弱に詰めこまれているわけである。そう!シリーズだからこその、繋がりであるのだが。シリーズだからこその、“繋ぎ”になっているのだ。どうも、物語のメリハリや、オモシロ味とは別に存在する核心部分の展開のモヤモヤが、原作にもあるのだろうが、スッキリ感は、あまり存在しない。強制的な状態であるのだが、キャラがないために、どうもねぇ。。。。。とはいえ、最終章への繋ぎと割り切れば、こんなところなのでしょうけどね。
2009.07.26
内容外務省のある部署の上司・片岡(中井貴一)の命令で、イタリアのローマに、黒田康作(織田裕二)はひとりやってきた。数日後に開かれるG8外相会合でテロが行われるという情報が入ったからだった。その情報や、黒田の目的は極秘。そのころイタリア大使館では、菊原清文大使(小野寺昭)西野道生参事官(佐野史郎)が中心に、会合のスケジュールや、川越亘外務大臣(平田満)夫妻の接待計画を練っていた。全ては、これからの大使館へ下りてくるお金のため。。。。。そんな馬鹿なことに必死になる大使館員達を見て、白い目で見ながらレセプションパーティの警備の薄さを指摘する黒田。が、新任の外交官の意見など聞き入れてもらえるわけもない雰囲気。そんななか、1つの事件が発生する。日本から友人の誘いでローマにやってきていた看護師・矢上紗江子(天海祐希)。娘と訪れた美術館において、トイレに行ったっきり行方不明になってしまう。“迷子情報”が入ったと赴任して間もない研修生・安達香苗(戸田恵梨香)は、西野参事官に報告する。。だが川越外務大臣のことで手一杯で迷子どころではないと、西野は、厄介者の黒田を安達につきあわせて美術館に向かわせるのだった。美術館で紗江子と接触した黒田達は、事情を聞く。トイレ付近の監視カメラの映像を確認しても、よく分からない状態。すると、紗江子の携帯が鳴る。娘の携帯からだった。が、相手はイタリア語を話すことから、話せない紗江子に代わって黒田が対応。つい“父親”だと名乗ってしまった黒田に“取引”を持ちかけてくる犯人。イタリアでは、身代金取引自体が違法。結局、警察の協力を得ながら、犯人の指定する場所に移動する黒田と紗江子。次から次へと、なぜか、観光地ばかりを指定する犯人。妙な違和感を黒田は感じながらも、邦人の命が関わっているため対応していく。しかし、ある場所に向かったとき、警察の勇み足により犯人に警察への連絡がバレ、取引は中止となってしまうのだった。黒田と警察の対応に不信感を募らせていく紗江子は、今回の旅の準備をしてくれたロンドン在住の商社マン・藤井昌樹(佐藤浩市)に事情を話すと、藤井はやって来てくれるのだった。絶望感が漂う中、ようやく落ち着きを取り戻していく紗江子。誰も頼りにならないならばと、1人で行動をはじめようとする。その動きに気付いた黒田は、紗江子に事件の違和感を告白する。なぜ、人が多い場所ばかりを指定してきたのか?と。黒田の調べたところ全ての現場で、同じ警備会社のカメラが設置管理されている!最終的な取引現場で、犯人がカメラに写っている可能性を指摘。イタリア警察からプレッシャーを受けた西野から注意されるも、それを無視。旧知のフリーライター佐伯章悟(福山雅治)から情報協力を得ながら、黒田は、紗江子と共に行動をはじめる!!すると、監視カメラの映像に細工がなされていることに気付く黒田。そんなとき、再び犯人から“取引再開”の連絡が入るのだった。その犯人からの電話を引き延ばしに成功した黒田。ついに、イタリア警察の協力を得て、発信源を特定する。。。そこはローマから南にある港町・アマルフィ敬称略フジテレビの開局50周年作品だそうだ。ま、、だから、、、ということなのでしょう。結構、有名俳優ばかりを、たくさん使ってオールイタリアロケ。。。だそうだ。観た感じの印象は2つ。1.豪華な俳優陣2.普通の2時間サスペンスそんなところでしょうね(苦笑)もう、、内容自体。“温泉”がないくらいで、まさにイタリア観光地を駆け巡る!そんな状態。でも、そう言ってしまうと2時間サスペンスに悪いかもしれませんね。イヤ、失礼だと断言できます。だって実際、事件自体も、かなり穴だらけで、少女が狙われた意味さえ、中途半端という状態だ。細かいことは指摘しませんが、あれだけのことを、あれこれと出来るのならばはじめっから。。。。。。って、そう思ってしまいますからね!まして、わざわざ、イタリアでする犯行でもありませんし!ちなみに、最も違和感があったのは偽の身代金受け渡し現場で、黒田が紗江子の近くを離れたこと。ここ、もの凄く、問題だと思うんですけどね。。。。とりあえず。終盤の本当の目的部分さえ気にしなければ、ドラマ自体は、結構面白く見ることが出来ているんですけどね。ただまあ終わりよければ、、、という言葉があるように、それとは逆に、終わりとの繋がりに違和感を発生させてしまうと、物語を、ぶっこわしてしまうと言う事に繋がるんですよね。まさに、そんな感じである。内容が全く違うしね。。。。ほんと。繋がりも感じにくいし。。。。結構オモシロ味があった部分もあっただけに、原作がどうかよりも、最後の犯人の目的を削除するか、紗江子と犯人の目的をもっと密接に繋がりを持たせるとか。。。もうちょっと、物語全体を見渡した場合の違和感を生み出さないようにして欲しかったものである。しっかし、これだけの俳優をそろえているのなら、外交官とかそういう部分に無駄なこだわりを持つのではなく、普通の2時間サスペンスを国内ロケで撮っていた方が、もっと、面白く見ることが出来たんじゃ?海外ではなく国内に場所を移すだけで、違和感のいくつかは消えるし、所詮フィクションだから、何でもありだと思いますけどね!伝説にしても。。。。記念とか、そういうので作ろうとするから、こんな状態になってしまっているような気がしてなりません。もしも、この映画のオススメは?と聞かれれば。天海祐希さんの抜群の演技力!!序盤から終盤まで、ホント素晴らしいモノがあります。見どころは、それくらいでしょうか。
2009.07.25
内容自然に囲まれた小さな町ミチーナに到着したサトシたちは、数千年前からある遺跡の噂を聞く。様子を見るために向かったサトシたちの目の前で異変は起きる。突如、遺跡の近くの湖の空間が歪み、水の竜巻が襲いかかってきた!!為すすべもない、サトシとピカチュウするとそこに、“ディアルガ”が現れ、2人を救い出してくれる。近くにいた女性・シーナが助けてくれたのだった。“超克せよ、時空のさだめを!”ポケモンたちと心を通じ合うことが出来る“力”を持つシーナ。あらわれた“ギラティナ”とも、サトシの協力で心を通わせる。内容2シーナに導かれ向かった遺跡の神殿には“時空儀”と呼ばれるモノがあった。そして、、、説明を受ける、、、以前あった事件。“パルキアVSディアルガ”“パルキアVSディアルガVSギラティナ”2つの出来事は、“アルセウス”というポケモンにより引き起こされたという。かつて、地上に落下してきた隕石を身を挺して守った“アルセウス”地上にいる人間やポケモンたちは救われたのだが、その時、出会った“ダモス”という男が、“アルセウス”から借りていた5つの力を持つ“命の宝玉”を返さなかったと。“宝玉”のおかげで、荒れ地だった大地は、木々に恵まれたというのに。。。。“アルセウス”を裏切り、攻撃を仕掛けたのだった。その“復讐”の“時”が迫っているという。内容3そんななか、“命の宝玉”を取り返すため、ついに“アルセウス”は現れる。“ダモス”の子孫であるシーナは、謝罪し宝玉を返そうとするのだがその宝玉は、偽物だった!!!!“アルセウス”の怒りは暴走し、シーナたちのために駆けつけた“パルキア”“ディアルガ”“ギラティナ”その“神”と呼ばれる力をもつ3体のポケモンの力をも無効化していく。。。それが、全ての力を持つポケモン“アルセウス”の力だった。手も足も出ないサトシたち。。すると、突如“ディアルガ”が“能力”を使い、サトシ、シーナたちを“過去”へと、飛ばす!!!“ディアルガVSパルキアVSダークライ”“ギラティナと氷空の花束シェイミ”につづく、三部作の完結編である。まぁ、一応、神と呼ばれるポケモンたちの絶対に起きない戦いが、なぜ、発生してしまったのか???その答えを描いています。それと。“ハートゴールド”“ソウルシルバー”の宣伝も兼ねているのは言うまでもないこと。いやはや、まさか、宣伝を、“あれだけ”流すとは、思ってもいませんでした(苦笑)劇中の“内容”に、ワニノコ、チコリータ、ヒノアラシを登場させるだけなら、良かったんですけどね。。。。それは、まあいいや。前作までを見ていなくても、今作だけで、キレイに物語として成立し、“タイムスリップ”というモノを使っているのであるが、そこそこ、、分かり易かったと思います。ただし。“アルセウス”という明らかに別格のポケモンが、過去と未来に同時に出現しているというタイムパラドックス的なことは当然、無視することにします。とはいえ、お子様には、タイムスリップものは難しい感じかな。ただし、パンフを含めて、説明はなされているし、ポケモンと心を通じ合わせるというサトシの旅の延長線上なので、理解できないわけではありません。ま、細かいことを言っても仕方ないので、これはこれで“成立している”としても、大丈夫でしょう。個人的に、“超克せよ”という儀式のようなモノは、意外と分かり易さに一役買っていますよね。いままでの“映画版”と比べると、単語の難しさよりもポケモンと理解し合える能力を明確化したのは、結構、面白い設定だったと思います。サトシの気持ちが通じるのと、ダモスたちが通じるのとをリンクさせたのは、映画全体の分かり易さに繋がっています。とまあ終わってみれば、いつものパターンなのであるが、3部作の完結編としてだけでなく、少し難しい部分もあるけど、単独でも楽しむことが出来るお話だったと思います。ただ、どうしてもヒトコト。今回のポケモン映画。。。三部作。3部作以前のお話と比べると、スケール感が大きすぎるんですよね確かに、映像的には、オモシロ味があるのだけど。ここまで、強大、強力なポケモンが登場してしまうと、一少年の冒険モノとしては、“ヤリスギ”の感じが少しします。先ほども書きましたが、結果的に、心を通わせることが出来たとしても、すでに、そのレベルを超える事態が発生しているわけです。どうもねぇ。。。ヤリスギかな。楽しかったから、良いけどね。次作では、もう少しサトシとポケモンとの“関わり”を見たいモノです。
2009.07.18
内容1959年ある小学校で創立記念の式典が行われていた。目玉は、50年後に開封するタイムカプセル。式典のさなか、1人の女性教師は、生徒の1人ルシンダと言う少女が、突然姿を消してしまうのを目撃する。大勢の人たちが探しても見つからず。ようやく。..夜になって体育館の倉庫の中から発見される。指先を血だらけにし、扉をかきむしり。。“ささやく声を止めて”と泣き叫んで。内容250年後。息子・ケイレブ(チャンドラー・カンタベリー)の小学校で開かれる式典に、宇宙物理学者のジョン(ニコラス・ケイジ)は出席していた。1年ほど前、ホテル火災で妻を亡くし、妹・グレース(ナディア・タウンゼント)や牧師をしている父そして母から、協力の申し出があったものの、それを断り父ひとり、子ひとりで生活していた。、、、この出席も毎日の授業や研究で忙しいジョンにとって親らしいことの1つだった。息子が、“未来のことを描いた絵”の封筒を受け取っているのを遠目で見ていた。その夜、、、ちょっとした“事件”が起きる。息子が“未来の画”を、先生に返さず家に持ち帰ってきてしまっていたのだった。“何かパズルのよう”、、、そんな妙なことを言う息子が気になるも、“明日返せばいい”と、、やんわり叱る父。。。すると、手渡された“未来の画”を見て、ジョンは驚くのだった。そこに書かれていたのは、なんの変哲もないような“数字の羅列”息子を寝かしつけた後、“偶然”ジョンが飲もうとしたウイスキーのグラスを置いたことで、事態は一変。グラスを取り除いた後に、目に飛び込んできた“0911012996”何か妙な“胸騒ぎ”を覚えたジョンは、様々に数字を切り分けながら、ある“答え”にたどりつく。。。。2001年9月11日。。。ネットのニュースの犠牲者数は2996人“まさか!?”数字の羅列を調べていくと、次から次へと数字の“意味”が浮かび上がってくる。この50年間に発生したおおよその大惨事の日付と犠牲者数だった。そのなかには、1年前の妻の事故も含まれていた。。。。。。内容3翌日、親友で同じ科学者のフィル(ベン・メンデルソーン)に話をするジョン。そうすると、フィルは、“偶然”妻の事故と同じ“数字”が含まれていたため、動揺しているのだろうと...言う。。そして、日付と犠牲者数以外にも存在する“数字”の“意味”は、何かと指摘。“数字”を使った“その手のもの”は、いろいろと“意味のない数字”に“意味”を持たせるものであると断言する。あまりにも“非科学的”であると。。。。同じ科学者として、フィルの言っているコトは理解するが、どうにも、気になるジョン。。。。書かれている“日付”は、、、あと3つある。“明日、81人が犠牲となる惨事”が、、あるかもしれない不安。。。家に帰った後、TVで世界中のニュースをチェックをはじめるジョン。だが、、、深夜0時、、日付が変わっても何も起きた様子がない。そのまま、チェックし続けていると、いつの間にかうたた寝をしていた。そこに息子から電話が入る。“お迎え当番”だった!大急ぎで、支度をすませ、車を走らせたジョンであったが、渋滞に巻き込まれる。ラジオのニュースなどでは、猛暑の話題が流れていた。。。“ふと”カーナビのGPS表示に目をやったジョンは、今いる“座標”こそが、“日付”“犠牲者”以外の“数字”であることに、気付かされる。渋滞の先の方で、どうやら“事故”が起きているよう。。。。。まさか!?車を降りて、確かめに行くと。。。2人の負傷者。。。。“81人”ではない。次の瞬間。轟音を上げる旅客機が現れ、渋滞の車の列に翼をたたきつけながらハイウェイ脇へと、、、墜落していくのだった!!驚きを隠せないジョンは、すぐさま、、、旅客機の残骸へ向かい、生き残った人たちの救助をはじめるのだが、、、そこはすでに、、、、、。。帰宅し、ニュースから犠牲者数を聞き、あらためてショックを受けるジョン。81人。。。。。。。“偶然”ではない!!“数字”には、“必然性”が、存在している!!!!その日の夜、妙な事件が発生する。。。。“妙な男”が、息子の寝室に現れたのだった。窓の外に男を見つけ、追いかけたジョンであったが見失ってしまう。内容4翌日。“数字の羅列”を書いた少女。。。ルシンダの家族がいるのを確認し、娘・ダイアナ(ローズ・バーン)とダイアナの娘・アビー(ララ・ロビンソン)に接触し、話を始めたジョンであったが、“明日”と“3日後の10月19日”に惨事が発生する可能性を話したとき、ダイアナの目の色は変わり、ジョンの前から去ってしまうのだった“偶然”ではなく“必然”ならば、“惨事”を未然に防ぐことが出来るかも。そう考えたジョンは、“明日発生する事故の場所”をFBIに知らせ、自分は事故現場に向かい、なんとか防ごうと試みる。。。しかし、ジョンの奮闘の“意味”など、全くなく、、、目前で地下鉄事故が発生!ショックのまま帰宅したジョン。。。すると、そこには、ダイアナ親子の姿があった。数年前自殺した母ルシンダは、生前、10月19日にダイアナが死ぬと断言していたのだった。そんななか、最後に描かれた数字“33”が気になるジョン。ダイアナは、、、、、“EE”ではないかと。..言い始める。そして、手がかりを探すため、ルシンダが亡くなった小さな小屋で、“意味”を知る事になる。“EVERYONE ELSE”。。。。。“33人”ではなく、10月19日。。。“全人類”という“意味”だった!!!そして、ジョンは、以前研究していた自分の論文を“ふと”思い出す。“太陽のスーパーフレア”最近の“惨事”の全ての“原因”が、、、、、あった。。。。。。。敬称略↑ちょっと、面倒なので、キーワードを、いろいろ盛り込みながら、番宣などで表現しているアタリまで、、、、これで、5割くらいかな。。。。いろいろな物語が詰めこまれているのであるが、前半から中盤にかけては、、SF要素を含めた、サスペンス、、ミステリーそんな感じ。。終盤が、、、ちょっと、クセモノです。。。。人間の無力さを描き、小ささを描き、親子愛を描き、ちょっとした、、、、ファンタジー。。。。と言う感じでしょうか。終盤が、終盤なだけに、“物語の結末”が、どうかよりも、、、、微妙な“宗教観”のようなものも描かれているために、かなり、評価が分かれてしまうお話になっています。“結構、面白かった”と言う人もいるだろうが、、、その一方で、“なんだ、これ?”と言う人もいますし、“ふ~~~~ん”と言う感じの人もいるような、雰囲気ですね。あくまでも推測ですが、、上から、1,7,2.。。くらいの割合かな(苦笑)そんな“ニオイ”が、、バンバン漂っています。お話としては、序盤から中盤にかけてのミステリー&サスペンスが、結構面白くて、“必然”を論じる理論と考え、“偶然”を論じる理論と考えその2つに、揺れ動く“科学者”のすがたが、かなりいい感じであり、そこに妻の死を重ねてくるなど1人の“科学者”としての、苦悩が描かれています。そして、終盤に入り、絶望感が支配しはじめると。突然、ちょっとしたパニック映画、、、そこに、父と息子、、、“科学者の息子”と“牧師の父”と主人公ジョンを中心とした、2つの親子物語となっていきます。結末にしても、絶望感の中にある、、、“救い”という感じで、“2つの親子愛”と言う感じだ。ただ、この終盤が、かなりのクセモノで。そこまで“科学者がひとりあれこれ奮闘するパニック映画然”としていた映画が、突如、、、、それまで、“ほとんど描かれていない親子愛”に転換!!!そのうえ、“妙な男”が、最終形態になったときには、まさに“宗教観”が、押し出されてくる状態に。。。。。そう言うの好きでないと、絶対に“なんやそれ”状態に陥ること、間違い無しである。まぁねぇ。。。。SF映画の創世記から、この手の映画はたくさん登場していますので、“結末”自体は、、ハッキリ言って、どうだって良いのである。追い詰められて、最後に頼る部分が、“愛”“家族”そんな感じなんでしょうけどね。。。。こういうところも、まさに、“ニオイ”を感じるところ。ただまぁ、、、“穴”もまた、、多いんですよね。たとえば、主人公の息子なので“掟”として、選抜されるのは良いのだがここで気になるのは、“妙な男”たちの行動なのである。選抜はともかく、“なぜ、リスタートのために救う必然性、必要性”があるのか???まったく、必然性がないんですよね。。。説明もないし。。。。で、“必然”をネタにしている割りに、救うのが“今”である“必然”も見えない。50年前から“必然”が、存在するならば以前から、選抜が行われても良いワケだし、“妙なメッセージ”さえ、“救う”のが目的ならば、特定の人間だけ選抜して、伝える“必然性”も存在しません。何ら“警告”になっていないからです。これ、、かなり、違和感があるんですよね。。。。。最終的にファンタジーになっていたとしても!もう1つ気になったのは、最終局面アタリで登場させた、息子が“数字の羅列”を描く部分。あきらかに、“必然性”がありませんよね。まさに、全てが終わろうとしているのに、、なぜ???そんな状態で“過去の数字”など、意味はないし、“ささやき”で会話しているのだから、書かせる“必然性”が皆無なんですよね。とまあ、取り上げれば、違和感は、満載状態である。ホント、前後半で、違う物語だよね、、、、これ。。。。SF好き、サスペンス、ミステリー好き。。。神秘的なモノも大好き。宗教的なモノも、知らないわけじゃないですが、かなり大目に見なければ、モヤモヤしたモノが残る映画になっています
2009.07.12
内容同僚の鷹野葵(平山あや)鮎川さくら(星野亜希)たちと一緒に行った海外から日本に帰ってきた山口久美子(仲間由紀恵)は、成田に到着早々、トラブルに巻き込まれる。なんと、自分たちが乗っていた飛行機がハイジャック!眠っていたため、騒ぎに気付かなかった久美子であるが、目が覚めると、その犯人の男・鮫島剛(たけう)の態度が気にくわない!!!次の瞬間、久美子は。。。。。。。。。飛行機の扉がひらき、出てきた犯人達は、多くの警察に囲まれながら、謝罪するのだった。。。その後ろには、久美子の姿。翌日。久美子の勤める赤銅学院の職員室は、同僚教師・馬場正義(東幹久)牛島豊作(佐藤二朗)鳩山康彦(魁三太郎)鶴岡圭介(石井康太)らが大騒ぎ。もちろん、その中心には、春から“校長”となった猿渡五郎(生瀬勝久)がいた。出勤した久美子は、猿渡から、“いつものごとく”厳重注意を受ける。その猿渡から、もう一つ報告を受けるのだった。教育実習生がやってくると。姿を見せたのは、、、小田切竜(亀梨和也)!!久美子が黒銀学院に勤めていたときの“教え子”だった!驚くまもなく、“日常”がはじまる。それは担当している“3D”の不良達との日々。。。高杉怜太(玉森裕太)望月純平(賀来賢人)松下直也(入江甚儀)五十嵐真(森崎ウィン)武藤一輝(落合扶樹)たちを中心とした..生徒たち。いまだに、生徒たちとの“きっかけ”が掴めない状態の久美子だったそんなとき、トラブルが発生する。赤銅学院に暴走族(大口兼悟)が乗り込んできたのだった。どうやら、高杉達とトラブルがあったらしい。。。。。猿渡校長らは、高杉達が悪いと決めつけるが、久美子は高杉らの目を見て、5人の言葉を信じると決める。すると、、その言葉に、なにかを感じたのか、高杉が1人、暴走族の元へケリをつけに行ってしまう。教室に高杉がいないのを見て、残っている生徒たちに“ダチ”を語った久美子は、1人飛び出していく。。。。。それでも動こうとしない生徒に、小田切が。。。。新しい“3D”との関係に苦戦する久美子であったが、徐々に気持ちを伝えていく。。。。。内容2そんな、“日常”を送る久美子。ある日のこと。赤銅学院に、刑事達がやってくる。春に卒業したばかりの風間廉(三浦春馬)が、クスリの取り引きに関わっているというのだ!!!証拠もあるという。だが話を聞いた久美子。。。“何かの間違い”であると、風間を捜しに飛び出していくのだった。風間の同級生・緒方大和(高木雄也)本城健吾(石黒英雄)市村力哉(中間淳太)倉木悟(桐山照史)神谷俊輔(三浦翔平)らの力を借り、みんなで、風間を捜し始める。。。。。でも、、見つからない。。。すると、小田切から連絡が入る。風間は、行くアテもなく彷徨い、警察の目から逃れ、“3D”の教室にいた。“迷惑をかけたくなかった”内容3風間から事情を聞くと。。。友人のツテで、仕事を頼まれたのだが、運んでいたのが“クスリ”だったという。その受け取り現場に現れた寺田雅也(袴田吉彦)に殴られ、気がつくと、、警察から逃げていたのだった。大江戸一家に連れ帰った久美子。若松弘三(阿南健治)朝倉てつ(金子賢)そして、達川ミノル(内山信二)菅原誠(両國宏)らの情報から、寺田の裏にいる黒幕の存在を知る。IT企業で成功し時代の寵児ともてはやされる黒瀬健太郎(沢村一樹)だった!!久美子は、祖父・黒田龍一郎(宇津井健)が止めるのも聞かず。。。。。。敬称略言わずとしれた、“ごくせん”の映画版である。内容自体は、基本的に“ごくせん”そのものなので、こういったお話が、気にくわないという人でない限り、結構、楽しむことの出来るお話になっています。大雑把に見て、前半は、、“今の生徒”、、後半は、、“卒業したばかりの生徒”そして、全体として、風間廉という1人の“教え子”の次へのきっかけ。そんなお話になっています。まぁ、どの部分を切り取っても“ごくせん”そのものですので、笑いアリ、涙アリ、、、そして、殺陣による爽快感など。懐かしの出演者の大量投入も含め、まさに“集大成”と言って良い状態の映画に仕上がっています。秀逸なのは、イマドキの“TVからの映画”という、映画じゃなく、キャラを描いているのは、久美子だけというところ。そう!全員を、“久美子の生徒”“教え子”など、一括りで動かしているのだ。そのため、キャラを立てている部分が、極端に絞られ、初見の人でも、楽しんでみることが出来るような配慮が為されています。こう言うのって、かなり重要ですよね。TVから飛び出してきた映画って、必ずと言って良いくらい、描いてきたそれぞれのキャラを立てようとするためシリーズを観た人ならともかく、初見の人には、かなり分かりづらいんですよね。これは、最近評判だった、他局が制作の映画でも同じでした。全てを大雑把にくるんでしまうことで、久美子に対して、心を開いている元生徒。。。と、開いていない今の生徒というのも、かなりウマイ感じで、対比となって表現されているのだ。最終的に、当たり前のことではあるが、“全員”が心を開き久美子のことを“ヤンクミ”と呼ぶ、教え子となるのは言うまでもありません。ホント、良くできているお話だったと思います。こういった、思い切った“くくり”って、TV放送時も、多用されていたが、それよりもより一層強調されている感じだ。だから、序盤から、テーマもキッチリと、、クドイほどにネタフリされる。“仲間”そして、、“信じる”というキーワードである。また、今回、秀逸なのは、シリーズでは、それほど表現されていない“卒業生”を登場させたこと。まさに、久美子が教師であることが分かる瞬間である。卒業しても、教え子は、教え子。いつでも、相談に乗ってやる!定番モノの教師ものドラマ、、そのものなのだ。この瞬間、今の生徒だけに対応していた印象の強かった久美子。その久美子というキャラが、一皮剥けた雰囲気がありますよね。で、そこに、迷いがあるまま、、、わざわざ久美子のいる学校に教育実習でやって来た、小田切に繋がっていくのである。久美子の姿を見て、行動を見て、心にある迷い、、悩みが晴れていく、卒業生達。ほんとうに、ベタなのですが、“学校”を舞台に扱っていただけの“TVシリーズ”それを、超え、、、“教師”というものが見えた瞬間だったと思います。さて、わたし的に、面白かったと思ったのは、この小田切の存在なんですよね。たしかに、悩みなど。...それは、教師モノとして当然の流れなのだが、久美子の生徒であった彼が、悩み、、そして、教師という、久美子と同じ土俵に立ったとき、様々な、行動をすると言う事なのだ。まさに、プチヤンクミ状態!ただ暴走に近いだけの久美子という意味を、生徒にも説明が出来るというのは、ドラマとして、アクセントとなるだけでなく、物語の補強にも役立たせているわけなんですよね。おかげで、強引さがあった“ドラマ版”とは、ひと味違ったスムーズな、物語の流れを感じることが出来ます。ちょっとした、コメディモノ。。。。その部分さえ受け入れることさえ出来れば、ほぼ、万人受けする映画だったと思います。ちなみに、最後に不満点を少し。その1“伝説の卒業生”を大量に、所々に出すのは、ファンとしては、ありがたいところなのだ。番宣などで登場する俳優さんだけじゃなく、“過去卒業生”をかなり投入していますので!もでもね、若干、物語に関係なさそうな部分でも登場するため、僅かではあるのだが、ダラダラした印象があるんですよね。もちろん、“オ~~~、ここで登場か!”と、、、その気持ちが強いために、麻痺しているんですけどね。。。。その2ラスボスとの戦い。教え子達に助けられるなど、TV版ではあまり表現されないパターンなのだが。お話としては、良い感じなのだが。。。。この戦い。。。。かなり長い!!!一瞬、、、“まだ続くの??”って感じるほどに。。。。ま、これらの不満は、気にならない程度ですけどね。
2009.07.11
内容タイのバンコクにおいて旅行中だった竹菱建設の役員・岡崎俊一(中村育二)の娘・愛子(小松彩夏)が誘拐された。会社が用意した身代金を持ち、相手の出方を待つ岡崎と日本から捜査協力で派遣された2人の刑事。沢木和之(石橋凌)橘誠司(林泰文)タイ警察と協力し、捜査するも、犯人からの電話に翻弄される。。。そのうえ、なぜか、脅迫電話は“東京”ようやく、身代金の受け渡し場所を特定したモノの、沢木刑事は、犯人らしき、あと少しのところで取り逃がしてしまうのだった。身代金の強奪から、数時間後。岡崎親子の射殺体が発見される。タイの警察署内で、その報告を受けた失意の沢木。。。大失態だった。だが、その警察署に妙な日本人が訪れ気になり始める沢木。“L.A新世紀銀行”の結城美智雄(玉木宏)と名乗ったその男。竹菱の取引先であり、身代金の準備を行った銀行だという。妙に冷静な結城美智雄に、なにかを感じる沢木。。。。。内容2数日後。16年前の悲劇的な事件の悪夢にうなされる神父・賀来裕太郎(山田孝之)その賀来のいる教会の懺悔室に、ある人物が現れる。。。結城美智雄だった。“殺し”を告白する美智雄。次の瞬間、賀来の抱いていた苦痛は現実となる。やはり、再び、美智雄の犯罪に加担させられていた。。。と。内容3そのころ、東京中央新聞の牧野京子(石田ゆり子)は、岡崎に関わる事件を追跡。が、突如、ライバルの三田(風間トオル)の記事に差し替えられてしまう。世間の趨勢は、悲劇的な事件を扱っている。その岡崎が関わると思われる不正を記事にする必要はないと。それでも京子は、岡崎事件になにかを感じると後輩の溝畑(山本裕典)に話す。数ヶ月前に発生した猟奇的な殺人事件。その事件の出身が、岡崎と同じ“沖之真船島”というあまり聞かない島であると。調べてみると、16年前、沖之真船島では、島民全員姿を消すという“事件”が発生していた。そのうえ、2人ともが次期総理という噂のある望月靖男外務大臣(品川徹)の後援会の会員であることが分かってくる。不正がヤミ献金であることもあり、何らかのスキャンダルを感じる京子。失踪事件を追いながらも、記者の事故死で突如終了した1つの連載記事を発見。その記者・川村の妻との接触に成功し、残された手帳に衝撃的な内容を発見する。神経ガスの漏洩事故。。。。その名は“MW-ムウ-”内容4東京に戻った美智雄は、上司の山下孝志(半海一晃)に岡崎の残した不正な資金を、望月大臣への画策に利用するよう勧める。望月の秘書・松尾(鶴見辰吾)から要求されていたヤミ献金もこれで一安心を、胸をなで下ろす山下であったが。数日後、美智雄の車に乗り出社するはずだった山下は、、、気がつくと。。縛られていた。。。美智雄により、拉致だった。目の前に残されたTVから流れるニュースに耳を疑う山下。山下が、会社の金を横領したというニュース。。。。。美智雄にはめられたことに気付いた山下であったが、美智雄が要求してきたのは、、、、“MWの在処”沖之真船島出身でありながら、家族を捨て、裏切った山下。当時、外務次官だった望月の事故隠蔽工作に加担していたためだった。山下を拷問し、“島に残されている”と知った美智雄は、山下を始末。その一方で、美智雄の暴走を告発しようとしていた裕太郎は、橘刑事に接触を図るのだが、すでに、美智雄が先回りし、裕太郎による始末させるトラップを仕掛けていた。そのころ、岡崎事件を追っていた沢木は、結城美智雄が加担している確証を得るが、家宅捜索をしても証拠が発見されない。内容5そんななか、川村の取材ノートを手に入れた京子は、結城美智雄と賀来裕太郎の存在を知り、闇に葬られようとしている事件の真相を暴く協力を2人に申し出るのだった。敬称略↑かなり、いろいろと追加し、いろいろいじっています。っていうか、先ず初めに書いておきますが。先日、TVで放送された“第0章”と、驚くほどに、“繋がり”を感じられません!!ま、、一応、あれこれとあるんだけど。どうもねぇ。。。。それは、置いておくとして。お話の方は、16年前に発生した毒ガス事故とそれに伴う“隠蔽・虐殺事件”毒ガスの後遺症でモラルの欠如という“モンスター”となった結城美智雄が、復讐のために、動き出す!!っていう感じである。ざっと見た感じでは、結構、良い感じのスピード感などで、クライムサスペンスと言って良い感じの面白さは存在します。そのモンスターを見て、苦悩する親友の賀来2人の行動の差が、主人公美智雄の暴走を引き立てているのは言うまでもない。貪欲なまでに、理性を消去した美智雄の行動は、いびつな感じではあるが玉木宏さんの演技もあり、かなり面白く描かれています。最終的な首都圏を人質に取った行動は、先が見えていても、お見事と言えるだろう。また、その一方で、暴走するモンスターと対決する刑事というのは、序盤から、いろいろと盛り上げていることもあり、かなりのオモシロ味が、存在すると思います。石橋凌さんも、かなり、走り回っていますし(笑)特異な美智雄との対比も、存在すると言えるだろう。細かいことを気にしなければほんと、アクションモノとして、面白かったとおもいます。ただ、お話だけを見た場合、1つの違和感もまた存在する。それは、美智雄の行動の先が不明であること。復讐だけならば、そこまでする必要性に、違和感を感じてしまうことだ。たとえば、真実かどうかということではなく、“記事”になり、スキャンダルが暴露された時点で、1つの復讐は、完了しているはずなのである。この部分が、どうも、分からない部分。ま、、ラストが、あんな感じなので、それはそれ、これはこれで、暴走を描いているだけなのかもしれませんけどね。何と言っても、モンスターですから!でもね、復讐というなら、原作がどうかではなく、もう少し、その部分での盛り上げが欲しかった気もします。ちなみに、ハッキリと書いておきますが。“原作”とは、全く違いますので!!“問題作”という言葉で、期待して見に行くと、絶対にダメです。そういう“問題”部分の8割以上は、消去されていますので!“原作”を読んだあとでなら、“よくここまで頑張ったなあ”“ここまで、スタイリッシュになったなあ”と、感じることは出来ます!!MW-ムウ- 第0章 悪魔のゲーム(2009.06.30放送)感想
2009.07.04
内容明治39年。陸軍は、日本地図の完成を目指すべく最後の空白地域である“劔岳”周辺の測量を決定する。大久保陸軍少将(笹野高史)矢口中佐(國村隼)らは、玉井大尉(小澤征悦)に、その事を命じるとともに。その測量隊員として、柴崎芳太郎(浅野忠信)を選び、“死の山”と恐れられる“前人未踏”の“劔岳”踏破を命じるのだった。ちょうど1年ほど前に、小島烏水(仲村トオル)らが設立した“日本山岳会”も、剣岳初登頂を狙っていると伝えられ、その“仕事”は、陸軍測量隊の威信をかけた挑戦となった。柴崎は、立山連峰周辺を踏破し、三角点を設けたことのある前任の測量手・古田盛作(役所広司)を訪ねる。古田でさえ克服できなかった劔岳。その命令を受けたことを伝えると、案内人として宇治長次郎(香川照之)を古田は紹介してくれるのだった。すぐさま、妻・葉津よ(宮崎あおい)に仕事について伝えたあと、長次郎に会うべく富山へと向かう柴崎。来年に登頂を目指すべく、その調査のために、柴崎は長次郎と山へ入っていく。思った以上の困難な仕事であることを認識した柴崎達。そんなとき、ひとりの行者(夏八木勲)と出会うのだった。行者は言う。。。言い伝えがあるという。“雪を背負って登り、雪を背負って降りよ”と。。。。。意味が理解できないまま、、、翌年。。の春となる。内容2明治40年春。準備が整う中、測量機材を持ち、同僚の木山竹吉(モロ師岡)生田信(松田龍平)とともに、富山に向かった柴崎。長次郎と合流し、宮本金作(螢雪次郎)岩本鶴次郎(仁科貴)山口久右衛門(蟹江一平)ら3人を新たな案内人として、計7名による“仕事”が開始される。初めは“劔岳登頂”程度に思っていた案内人達であったが、柴崎らの仕事を見るウチに、意識が変化していく。彼らの仕事は、山に登ることではなく、山に登ったあと“測量”をすること。そのため、劔岳に登るのではなく、先ず周辺の山々を踏破し測量をしていく。メインである劔岳の登り口を探しながら。。。。。同じ頃、小島烏水の山岳会も、岡野金次郎(小市慢太郎)林雄一(安藤彰則)吉田清三郎(橋本一郎)木内光明(本田大輔)を率い、劔岳に挑戦を開始していた。が、彼らも、登り口を探すが見つからず、大苦戦していた。そんなとき、柴崎達の“仕事”を見て、驚きを隠せなかった。自分たちは“山を登る”ことに目的がある。が、、、彼らの仕事は、、登ってから始まる。。。と。そして。。。。。。敬称略新田次郎さんの原作にして、日本映画界における生き字引的な名キャメラマン木村大作さんの初監督作品。簡単に言うと、前人未踏の劔岳に挑んでいく男たちの物語。である。映像としては、ほとんどが、“山登り”の映像である。が、そこにある、“自然”の圧倒的迫力が、素晴らしく。。その自然に挑もうとする“人間”の生きる意味を、と聞き、過酷に、、そして、厳しく。また、、やわらかな姿。。。など。自然の中にある、ちっぽけな人間を表現することで、信念を持って生きた人間の生き様を表現している映画だと言えるだろう。そのリアリティが、本当に素晴らしく。映画としては、ヤリスギでは?と思うくらいのリアルさ。当たり前である。俳優さん達が、リアルに山に登っているのだから!!でもそのリアリティがあるからこそ、限界を感じながらも挑む気持ちもまた、伝わってくるのである。そう。言葉などいらない。。。。まさに、そんな感じですね。“何をしたかではなく、なんのためにしたのかが大事”そんな言葉が、度々登場するのであるが、まさに、そういったことを、感じられる物語だったと思います。それんしても、、スゴイですよね。。真っ白な雪に、氷に、雲である。その中にある、人間という存在。映像美というモノを感じるだけでなく、人間という存在、、そして、人間の強い意志が見えた感じですよね。映像だけでなく、そこにある人間の生き様が、素晴らしかったです。奇をてらうような映画が多い昨今。映像の面白さを認めることはできても、それ以上ではないモノが多い。が、この作品のように、“画の圧倒感”による物語を感じさせる作品は、かなり少ないですので、こういった作品を観ると、映画というのがエンターテインメント的なモノ。そういったモノだけではないことが、本当に分かります。
2009.06.28
内容トランスフォーマーたちと人類の接触から2年。メガトロンを深海に封印することで一定の決着をつけた戦いは、まだ続いていた。セクター7は解体されると同時に、オートボットと結ばれた同盟。人類とオートボットはディセプティコン掃討を行う部隊“ネスト”を設立した。そんな、掃討作戦が、世界中で続く中、事件が発生する。メガトロンを倒したキューブの破片を秘密裏に保管する基地が、ディセプティコンの襲撃を受け、奪われてしまったのだった。そして、、、、破片により、メガトロンは復活を遂げる!一方、大学生となり、日常に戻りはじめたサム(シャイア・ラブーフ)は、ひとり暮らしの準備を進める中、あの事件出来ていたパーカーに“破片”が付着していたことに驚く。破片を手にしようとした瞬間、謎の文字が頭の中に流れ込んでくるサム。そして、手からこぼれ落ちた破片が次々とトランスフォーマーを生み出していき、家の中は、大パニック!!!おもわず“相棒”である護衛役のバンブルビーを呼んだために家が大破してしまうのだった。何か妙なものを感じたサムは、破片をケースに入れ恋人のミカエル(ミーガン・フォックス)に保管を依頼し、大学へと旅立っていく。そのころ、メガトロンは、スタースクリームと合流しディセプティコンの“主”である“ザ・フォールン”と接触。ディセプティコン復活、ザ・フォールン復活のため、地球へとふたたび降下。復活の情報を持つ“サム”の捜索を開始する!!同じ頃、ネストでは事件が発生していた。ディセプティコンの暗躍は、オートボットの存在そのものにあるのでは?と言う疑惑が持たれたためだった。。。。。。敬称略2年ほど前の映画の“続編”である。ま、、続編であるため、登場人物の説明は割愛。そういう状態ですが、前作よりは、お話が飛んでいるように見えず、目的が絞り込まれているために、分かり易くなっている感じですね。とはいえ、この手の映画が好きでないと、何をやっているのか、サッパリわからない感じであるのも確かでしょう。ただ、細かいことを気にせずに、、、例えば、本来同じ種族のハズなのに、なぜ一方だけが求めるのか?そんなコトを気にせずに、単純にアクション映画としてみれば、前作以上に、キッチリとオートボットvsディセプティコンが描かれているため、結構オモシロ味のある映画には仕上がっています。が、どうも、よく分からない点があるのは。前作とは違い、オートボットに“個性”“キャラ”を感じにくいこと。逆に、ディセプティコンには“個性”“キャラ”満載である。バンブルビーとスタースクリームなんて、最も“差”が見える部分ですね。ディセプティコンには、“意志”が見えるため、自分たちの目的のためにいろいろ行っている印象があるのですが、オートボットなんて、、“人類”から指示される部分も多々ありそれも、“参謀格”まで!!なんか、、、人類の“アイテム”“道具”に落ちぶれてしまっています。高度な知性を持つ機械生命体であるトランスフォーマー。オートボットの彼らにも“個”が当然ながらあるのであるなのに。。。。。主人公は、サムなのだから。。といえば、それまでになるが。彼らの意志と、サムの意志が1つになってこその物語の本筋の1つだと思うんですけどね。もちろん、もう一方の本筋である、ディセプティコンの目的は過去のことも交えながら、キッチリ表現されているわけなのであるが、“過去”は、“ジイサン”をのぞけば、知り得た感じでもないし。。。どうも、お話がねぇ。。。。。見どころ満載で、決して面白くないわけじゃありません。主人公がキッチリ動いているし、物語に放り込まれていく姿は面白い。アクションも悪くないし。。ピラミッド部分なんて、圧巻ですし、、、デバステーターなんて。。。。。ただ、もうちょっと、お話とオートボットの個性が見たかったものです。“双子”だけだと、飽きちゃいますし。
2009.06.20
内容バブルが崩壊した日本かつて、その日本企業を買い叩き“ハゲタカ”と呼ばれた男がいた。その男の行動は、日本企業を戦々恐々とさせるだけでなく、それまであった馴れ合いの企業体質を合理化させるなど、残したのは負の遺産だけではなかった。男自身も多くの犠牲を払いながら、その信念により、多くの企業が再生していったのも事実であった。そして、、、日本政府の様々な試行錯誤も功を奏して、企業は再生と共に、新しいカタチへと変化していった。立ち直りつつあった日本経済。が、新たに生み出された“悪しき慣行”“ハゲタカ”鷲津政彦(大森南朋)は絶望し、日本を去った。。。。数年後。鷲津に死の噂まで流れる中、、、、事件が発生する。日本を代表する大手自動車メーカー“アカマ自動車”が、“ブルー・ウォール・パートナーズ”を名乗るナゾの投資ファンドにより“TOB(株式公開買い付け)”を仕掛けられたのだった。代表の劉一華(玉山鉄二)は、敵対的ではないと、自分を在留日本人孤児三世を名乗り、、、憧れを口にする。だが、アカマ自動車社長、古谷隆史(遠藤憲一)は、このようなときのために雇っていると、企業再生家として名をはせている執行役員の一人・芝野健夫(柴田恭兵)に対応を指示するのだった。TOBの噂があったため、芝野はすでに、ひとりの男に打診していた。その男こそ、、鷲津政彦だった。内容2鷲津にとって芝野は、三葉銀行時代の上司であり、自分自身を変えてくれた恩人でもあった。日本社会に嫌気をさしていたため、乗り気ではなかった鷲津であったが、TVで中継される劉一華の記者会見を見て、決断するのだった。あの男は、、鷲津が以前勤めていた投資ファンド・ホライズン社で見かけたことのある男。。すぐさま、“鷲津ファンド”の中延五郎(志賀廣太郎)村田丈志(嶋田久作)に鷲津は、“敵”の情報収拾を指示するのだった。情報から、アカマ自動車に関わることでの利益を確認した鷲津は、アカマの古谷、芝野そして、筆頭株主でもあるMGS銀行頭取・飯島亮介(中尾彬)と接触。“ホワイトナイト”になることを了承する。そして、、鷲津による記者会見が終わり、馴染みの記者・三島由香(栗山千明)が鷲津に近づく中、三島が、驚きの声を上げる・・・・・ブルー・ウォール・パートナーズがTOB価格をつり上げてきたのだった。鷲津は、対抗するよう指示するのだが、明らかに、無尽蔵とも思われるその価格上昇に不審なモノを感じる。調査の結果、ブルー・ウォール・パートナーズの裏には、中国政府系投資ファンドが、存在していた!!!1つの会社を挟み、隠れ蓑にすることで、買収を仕掛けて来ていたのだった。相手は、、、中国政府。。。絶望感が漂う中、アカマ自動車社長・古谷は、劉一華の提案を受け入れざるをえない状態になってしまう。だが、、、、そのころ鷲津は、、、ドバイにいた。。。。。ある作戦をもって。。。。。敬称略NHKで2007年に土曜ドラマとして放送されたものの、劇場版。ドラマの中の時間から考えると4年ほど未来のお話になっています。そう!!“続編”ですね。ですので、キャラ紹介は、そこそこに、物語は展開していきます。お話自体は、世界的な世情を背景に、いろいろなモノを組み込んでいます。そして、、敵。。。いや、鷲津の分身と言って良い男、、、、赤いハゲタカとの戦い。そこに、いわゆる“偽物”である赤いハゲタカが、“本物”になろうとする、、、まるで、、、中国の思い。。世界の下請け工場からの脱却。そんなお話まで絡ませています。結局、今回の主人公は鷲津であって、鷲津ではない。鷲津が、鷲津の分身と戦う戦いなのである。かつて、、、芝野が、自分の分身である鷲津と戦ったように。だからこその、、最後にある“悲劇的結末”なのだ。そう!それは、かつての鷲津であり、一歩間違えれば、その状態だったと言う事なのだ。さて、、どうだろう。。。。おわかりいただけただろうか。ひとりの男が、自分の分身と戦う戦い。ここまで、“TVドラマ”版をかぶせられてしまうと、正直言って、ドラマを見ていなければ、そこにある鷲津の思いなどは、全く見えてこない状態になっているのだ。その意味では、“完全な続編”といえるでしょうね。ただし、単独で見た場合。そのような部分を気にせずに見ても、ある男の夢を追いかける気持ち、、本物になりたい気持ちそこにある、、本物の男・鷲津。そういうのは見ることは出来ます。だから、単独で見ても、ある程度の面白さはあるんですよね。劉一華が、自分の分身を見つけて、、いろいろとする部分なんてこれもまた、気持ちが伝わってくる部分でもありますし。かなり、シリアスで、面白いドラマになっています。が、ここで、2つ目の問題が登場してしまいます。1つ目は、ドラマありきで進むと言う事でしたが。2つ目は、“金融”というモノを扱っている物語であると言う事。これ、、TV版でも同じでしたが、ほとんど、説明はありません。少なくとも、TOBとホワイトナイト、サブプライムローンこの3つくらいは知っていなければ内容自体。。。全く理解できない可能性があります。ここなんですよね。難関が。だからこそ、ハッキリと言いたいのだ。良くも悪くもTV版であると。かなり重厚で、かなりシリアス。そこにある人間関係と、その面白さ。その反面、選んでいるテーマの分かりにくさ。完全に、同じですね。ま、、、実際のトコロ。本放送時でも、、それほど話題になったわけでなく。“賞”をとったあと、必死な宣伝や、再放送により、視聴者を増やしていったドラマですので。どれだけ、簡単に飛びつきにくいドラマであるかというのが、こんな事で分かるというモノです。ドラマを見ていれば、細かい人間関係や、セリフも含めてかなり面白い映画なんですけどね。ただ、、見ていないと、、、見ている人ほどに面白さは感じにくいと思います。
2009.06.07
内容21世紀初頭。軍事企業サイバーダイン社が生み出した“スカイネット”その人工知能は自我を持ち、ある考えに至った。“人類は敵である”スカイネットは、核戦争を引き起こし、人類は絶滅の危機に瀕した。それが、、“審判の日”であった。スカイネットによる世界の支配は、人類を追い詰めていく。だが、人類も抵抗する“抵抗軍”を結成し、人類はなんとか持ちこたえていた。そんななか、LAでスター(ジェイダグレイス・ベリー)という少女を守り、荒廃した街でひとり抵抗活動を続ける少年がいた。その名はカイル・リース(アントン・イェルチン)スカイネット抹殺リストの1番目の人物だった。ある日、そのカイルの前にマーカス・ライト(サム・ワーシントン)が現れる。スカイネットの“ターミネーター”どころか“審判の日”も知らない男。男には、何らかの目的があるようだった。そんなとき、ラジオから抵抗軍リーダーの1人から力強いメッセージが流れる。“生き延びろ”メッセージに感銘を受けたカイルは、その声の主を訪ねることを決めるのだった。内容2マーカスの協力を得て、出発しようとしていたカイルであったが、突如、スカイネットの“トランスポート”の襲撃を受ける。マーカスたちは、反撃し奮戦!!事態を察知した抵抗軍も攻撃するが、それらの抵抗もむなしく、カイルはスカイネットの中枢部の“街”へ連れ去られてしまう。その戦闘でマーカスは、抵抗軍のブレア・ウィリアムズ(ムーン・ブラッドグッド)と出会う。事態を知り、ブレアに導かれ抵抗軍の基地へと向かうマーカス。が!負傷したマーカスを治療する中、驚くべきことが判明する。マーカスは、脳と心臓だけが人間のハイブリッドリーダーのジョン・コナー(クリスチャン・ベイル)らは、スカイネットの尖兵として、マーカスを敵視し、話を聞こうともしない。“カイル・リースが、スカイネットに囚われた”の言葉も伝わらない。スカイネットによる“罠”である可能性も。。。。その疑問を抱く中、抵抗軍による大規模な作戦が決行されようとしていた。先日手に入れた、機械の動きを無効化できるシグナルを使った中枢部への爆撃作戦。司令部は、囚われた多くの人たちを見殺しにしてでも、行動を取ろうとしていた。ジョンは悩みはじめる。。。爆撃をすれば、一時的にとはいえ勝利を得ることは出来る、だが、人々を見殺しにするような非人間的な行動を取っても良いのか??それは、未来の父である“カイル・リース”の存在以上の重大な問題であった。そんなとき、ジョンは、“機械”であるはずのマーカスを見て、ある条件で、マーカスの逃走を見逃すのだった。。。。。。マーカスという存在を利用して、スカイネット内部から手引きすると言う事。。。ジョンは、爆撃部隊にメッセージを流し、時間を稼ぎながら、1人中枢部へと向かう!敬称略↑内容としては6割くらい。観た人は分かりますが、かなり変わったまとめ方をしています。言わずとしれた、“シリーズ”としては、第4弾となる作品。内容自体は、ずっと取り上げられてきた“審判の日”の“そのあと”のお話である。ヒトコトで感想を言うならば、明らかに『続編』それに尽きます。まぁ、、設定上、最も密接なのは『1』というところでしょうか。『3』は、、、いろいろありますので、、それは置いとくとして。(一部繋がりはあります)『1』『2』の完全に続き、、、いや、正確には、そこに繋がるための『0』部分の『序章』という雰囲気である。そのため、少なくとも『1』の知識ありきで、お話が進んでいます。だから、シリーズ初見の人には、全く意味不明な映画に仕上がっています。正直言って、“内容”が全く分からないし、“ドラマ作り”をされても、理解できないため、主人公が、アクションをしているだけにしか見えません!!ただし、“アクション映画”を、、内容を無視して楽しむことが出来る人。。。そんな人は、、かなり少ないでしょうが、、楽しむことが出来るかもしれません。それだけ、“続編”という雰囲気が、かなり強い作品です。全体の雰囲気としては、シリーズを破壊することなく、物語を作りながらの純粋なアクション映画に仕上がっています。何と言っても、“審判の日”のあと、ですので。世界に広がる絶望感は、相当なモノ。見ていると、、“その手の終末期を描いた映画”を彷彿とする部分もたくさん!そして、あきらかに、“1”“2”へのオマージュとも言うべきシーンもふんだんに取り入れられ、敬意に満ちた作品になっています。だから、逆に、単品では、何も見えないんですよね(苦笑)物語は結構描いているんですけどね。たとえば、序盤を盛り上げるのは、マーカス・ライトという存在。結果的に、あらゆる存在から“敵視”されている状態で、カイル・リースを救おうとしているため、まるで、サラ・コナー(1,2)であり、ターミネーター(2)であり、またまた、、、ジョン・コナー(2,3)でもある状態。もう、万能主人公、そのもの。完全に、ひとり舞台状態である。見ていると、ホント、良い感じのアクションになっているわけなんです。そう!楽しむことが出来る部分は、たくさんあるんです!!ただし、この映画、どうしても、1カ所問題があるとすれば、このマーカス・ライトという存在が、逆に、足を引っ張っているのです。そこに重点を置くあまり本来ならば表現すべき“ジョン・コナー”という存在が、かなり薄い!!たしかに、“父”も大事なのであるが、そこにある“理念”などがあってこそのリーダーであり、カリスマ性。そして、、“人類を救う英雄”となり得るのである。なのに、“敵との差がない”と言う事を言い切ったのは一度だけ。指令組織で、まだ上位組織があるために仕方がないと言えば、それまでになるのだが、“ジョン・コナー”が、見えない以上。どうしても、多くの人たちを救うという理念を置き去りにして“未来の父の救出”をしているようにしか見えないんですよね(苦笑)おかげで、ヒーローとなる人間が、私利私欲に走っている!!と言う印象が、少しあります。ま、、、そういうことだ。シリーズ。。。特に“1”を見て楽しいと思った人ならば、楽しむことが出来る。が、初見の人は楽しめない。そんな作品ですね。どうしても、見たいのであるならば、少なくとも“1”だけは見ることをオススメします。見ていないと、絶対に面白くありませんので!そう!そう!最後にヒトコト。。ラスト付近にあるターミネーターとの戦い場面。。あそこで決着がつかないから、事件が起きるわけなのですが。。。あれ、、決着がつかないならば、、逆に“2”が。。。。。。ま、、、そんなこともあります。
2009.06.06
内容安仁屋恵壹(市原隼人)御子柴徹(小出恵介)新庄慶(城田優)関川秀太(中尾明慶)若菜智哉(高岡蒼甫)平塚平(桐谷健太)岡田優也(佐藤健)湯舟哲郎(五十嵐隼士)桧山清起(川村陽介)そして今岡忍(尾上寛之)たちニコガク野球部員達も3年となり、最後の夏が始まろうとしていた。そんななか川藤幸一(佐藤隆太)の頑張りもあり、新入部員が2人もやってくる!1人は将来有望と中学時代から言われている赤星奨志(山本裕典)もう一人は、、、、以前、平塚にピンチを助けられたことがあり、平塚をヒーロー視する濱中太陽(石田卓也)だった。が、赤星は、将来はメジャーと練習に意味はないと豪語濱中は、ヒーロー平塚が補欠と知りショック。2人の新入部員達は、練習にも顔を出さない状態だった。ある日、御子柴は、赤星が大学の野球部で練習していると知り、なんとか説得を試みようとするが、話を聞かず。そんなとき、赤星が不良に絡まれているのを御子柴が助け、御子柴は全治3ヶ月の重傷を負ってしまうのだった。それは、予選大会への出場が困難な状態を意味した。しかし、御子柴の必死な姿、、、そして、平塚達野球部員の姿を見ているウチに、2人の新入部員も徐々に心を開けていき、、ついに練習を始めるのだった。目指すは、甲子園!!予選大会にギリギリ間にあった御子柴と共に、ニコガク野球部は、予選大会を一丸となり切り抜けていき、ついに決勝戦!!相手は、甲子園常連校・笹崎そして、、マウンドに立つエースは、中学時代の安仁屋が手も足も出なかった。川上貞治(武田航平)だった!!!!マネージャー八木塔子(村川絵梨)そして池辺駿作(浅野和之)らもベンチ入り。藤村輝弘校長(大杉漣)前校長・村山義男(伊武雅刀)らがスタンドから見守る中、決勝戦が始まる!!!敬称略2008年04月期ドラマの、、、“完結編”である。あくまでも“完結編”といった方が正確であろう。お話自体は、ニコガク野球部にやってきた新入部員達との関わりを描きながら、1つになっていく姿。。。そして、“夢にときめけ 明日にきらめけ めざせ甲子園 by川藤幸一”の合言葉の元に、野球部が奮闘する姿。。が描かれている。まぁ、ドラマを見なかった、初見の人であってもある種ベタな青春物語、熱血スポ魂モノなので、ある程度の納得感と、満足感は得られる作りになっています。ただ、やはり、“ニコガク野球部”というものが完成している状態から始まっているため、どうしても、人間関係が見えにくい部分だとか、すでに、確立しているキャラだとか、すんなりと入りにくい部分は、存在することは存在します。でも、“恋愛ドラマ”“刑事物ドラマ”の“続編”的な位置づけの映画よりも1本の映画の中で、ある程度完結している“スポーツモノ”になっているので、そのような“続編”などよりも、理解しやすいし、見やすいと思います。とはいえ、“独特の間”など、、初見の人にはきついモノはあるんですけどね(笑)逆に、ドラマを見ている人にとっては、明らかに“完結編”“続編”の位置づけであるために、満足感は高いものになっています。ただし、先ほども書いた“独特の間”というのが、ドラマを見ている人にとっては、満足感と共に、“物足りなさ”を感じる部分でもあります。そう!初見の人を意識しているためか、この映画、、、ほとんど“回想”がないんですよね。。。なのに、セリフの中には、それを感じられるモノがてんこ盛り。ここが、この映画の評価が一番分かれる部分でもある。初見の人にとっては、ワケのわからない“間”や“人間関係”“キャラ”が見えドラマを見た人にとっては、もう1歩“物足りなさ”がある。と言う感じなのだ。完全にこれは、両者に対して、ある程度の満足感を得てもらおうという制作サイドの演出です。ほんと、ここだよね。。。。全体として、分かり易く、面白いのに。大きな満足感と共に、ちょっとした不満がある状態である。序盤の御子柴によるモノローグをもう少し増やし、そして、途中に、もう少し“回想シーン”を入れるだけで、きっと、両者に分かり易く、納得感の得るモノになったでしょうね。もしかしたら、TV放送時には、ディレクターズカットとか言って、追加があるかもしれませんけどね。そこは、期待するというか、、、そうあって欲しい感じであります。まぁ、全体として、結構満足感はあった映画ですね。先が見えていてもキッチリ描いているから、面白いことは、面白い。そういうことである。あくまでも、わたし的意見なのですが。月曜ゴールデンの枠で、“ROOKIES”の特別編(以前放送したヤツ)これ、、流したほうがいいんじゃ???その方が、きっと、誰からも支持されるお話になると思います。時期が時期だけに、法廷モノを流したいのは分かるけどね。。。。新作ドラマのため。。とか、新作映画のため。。とかで、バラエティで番宣ばかりしていますけど、“見てもらう”というのが、一番だと思います!!本気で、英断を望みます!夜の7時から思い切って流したって良いくらい!!
2009.05.31
内容クリンゴン帝国領海内近くを航行していた連邦の船・USSケルヴィンは、突如出現した謎の巨大船により危機に陥ってしまう。交渉のために巨大船に向かった船長に代わり、ジョージ・カーク(クリス・ヘンズワース)が指揮を執り始める。が、交渉は決裂し船長は殺されてしまい、代理の船長となったカークは、退艦を命じるのだった。800人にも及ぶクルー達を退避させ、脱出を試みようとしたカークであったが、操舵装置が故障。。。。生き残ったクルーを守るには、身を挺して守るしかない状態だった。。。。。そして、USSケルヴィンが、巨大船へ進路を変え、衝突まで残り僅かとなる中。脱出した身重の妻が出産。。。息子の誕生に喜び、、命名をして散っていく。。。ジェームズ・タイベリアス・カークと。。。。内容2同じ頃。バルカン星。バルカン星大使サレック(ベン・クロス)と地球人アマンダ・グレイソン(ウィノナ・ライダー)の間に生まれたスポックは、多くのバルカン人の子どもからハーフと虐げられ、暮らしていた。自らの中にある地球人の感情を押し殺し、バルカン人として生き抜くために。その成績の優秀さからサレックだけでなく、バルカン議会の面々からもスポック(ザッカリー・クイント)はバルカン科学アカデミーへと進学すると考えられていた。が、、スポックが選んだのは、宇宙艦隊。。。。。内容3時は流れ、アイオワにある宇宙艦隊の造船所近くに、一人の青年ジェームズ・T・カーク(クリス・パイン)がいた。カークは、アカデミーへの審査で優秀な成績を残しながらも進学を拒否。将来、どのような道に進むか決めかねていた。ある日のこと。バーでいつものごとく飲んでいると。近くに一人のアカデミー学生が座る。。。ウフーラ(ゾーイ・サルダナ)ナンパしようとするカークであったが、ほかの学生らに囲まれ大げんか。そのケンカを止めたのは、カークのことを良く知り、父のジョージを尊敬する、艦隊仕官クリストファー・パイク(ブルース・グリーンウッド)大佐だった。パイクは言う。たった12分の船長であったジョージは、800人の人名を救った。宇宙艦隊に入り、父を超えて見せろ。。。と。一晩考えた末、カークは決断。アカデミーへ向かう小型艇へと乗り込むのだった。そこにはウフーラや医師レナード・マッコイ(カール・アーバイン)の姿も。内容43年後。。アカデミーにおいて解決不能とされる“コバヤシマル”テストを、なぜかクリアするカーク。が、テストのプログラムを変更していたことを、テスト制作者から追求される。その人物こそ。。スポック中佐であった。問題行動を査問会で追求されるカーク。しかし、勝ち目のないシナリオはないとつっぱねるのだった。そんなとき、緊急の連絡が入り、査問会は中断される。バルカン星からの救難信号だった。宇宙艦隊は、船を派遣するためにアカデミー学生達も投入。カークは停学中のため、選抜されない状態。。だが、親友マッコイの機転により、、強引に乗り込むことに成功。それは、パイク船長率いる完成間もないUSSエンタープライズだった。そこには、ウフーラ、スポック、、、そして、スールー(ジョン・チョウ)チェコフ(アントン・イェルチン)もいた。内容5緊急発進したUSSエンタープライズ。そんななか、バルカン星に発生している異常嵐を聞き、カークは気がつく。25年前のUSSケルヴィンが遭遇した事件に酷似していることを!その意見を聞いたパイクは、準備を整えつつ、、、バルカン星目前にワープアウト。。。。だがすでに、先行していた艦隊は全滅。バルカン星には宇宙船から伸びる掘削装置により“穴”が開けられていた!!明らかに、未知のテクノロジー。。。。掘削装置により転送も出来ない。。そこで、パイク船長は、相手の船のネロ(エリック・バナ)からの命令で、巨大船に向かうタイミングで、掘削装置の破壊を、カーク、スールーらに命じる。敬称略↑これでも4割くらい。1966年にジーン・ロッデンベリーにより生み出された“スター・トレック”その、リ・イマジネーション作品である。“リメイク”ではない。物語としては、無鉄砲な地球人の青年カークと論理的思考を持つバルカン人スポックこの2人が、ぶつかり合い、そして補完しあいながら、敵に対して、ぶつかっていく!!!お互いに理解し、生まれる友情。そして、その結果。。。英雄となるカークという、、冒険物語である。まぁ、表面的なことだけを捉えても、それぞれのキャラ表現を幼少期からキッチリ行いそのここにある“壁”のようなモノを、最終的には乗り越えようとする感じの青春物語、成長物語の一面がある。そこに、とんでもない巨悪に対して立ち向かいあるときには、大ピンチ!!と。まさに、冒険モノ。それらの冒険物語を、宇宙を舞台にしてパラレルワールドやワープなどSF設定を用いてたのしく、、、そして、ワクワク、ドキドキ。SF冒険活劇!!とは、まさにこの事であると言っても過言じゃないくらいですね。単純明快。テンポの良さとキャラの性格の分かりやすさもあり、誰が見ても、楽しめる内容になっています。いやまぁ、最近の凝りすぎているSFや、凝りすぎている冒険物語には真似して欲しいほどのエンターテインメント作品と言って良いだろう。ベタな内容や展開ではありますが、かなり面白かったと思います。少しだけ問題点があるとすれば、SF的な設定、、宇宙艦隊やワープやブラックホール、並行世界など、、そう言うのが難しいと思う人には、ちょっと、苦しいかもしれませんけどね。そこを気にせずとも分かるようにはなっているのですが、物語の“根幹部分”では、そのSF設定が密接しているためまず、“知っている”という前提の物語にはなっています。そこくらいでしょうね。。マイナス点とすれば。さて、、、ここからは、全く違う感想です。私自身。先日発売された劇場版やTOSのブルーレイを即買いするほどイヤまあ、正確にはLD以前からだけど。。。当然20年を超えます。初見はまだもっと前。。。ハッキリ言って“信者”です。ただ、そんな私が見ても、最後に見てからのブランクによる渇望というのもありますがかなりの満足感のある映画だったと思います。セリフに込められているかなり細かい部分や、エイリアン達。ファンならばニヤリとするような描き方が、かなりされています。そのうえ、ファンならば当然の、パラレルワールドモノである。まぁTOS時代からあった物語ですので、細かいことを気にしなければ、すんなり受け入れることは出来るでしょうね。なんて言えばいいだろう。。。スター・トレックに対する“愛”に満ちている作品ですよね。初期のスター・トレックいわゆるTOSにおいては基本的に、“冒険物語”であったのだ。そして、宇宙という設定だからこそ、無理もあるし、無茶も出来る。そんなワクワク、ドキドキする物語の中に込められている“明るい未来世界”というものが、描かれていたのである。だが、、TNG後期から、DS9、VGR、ENTとその楽観的な世界観を批判する“マニア化しすぎたファン”により、様々な別の作品が作られていった。そして、逆に、それから影響を受けたことでスター・トレックもまた変化してしまったのだ。だからこそ、、1つの終焉を迎えた。もちろん、ただの冒険モノであれば、パターンが決まっているためにオモシロ味としては、徐々に、イマイチとなっていくが、凝りすぎることによって、ファン以外が立ち入ることが出来ない状態を生み出してしまったのも事実なのである。これは、他の、同系列の作品も同じ。そのため、きっと今回のような作品が、今のこの手のSF作品に、求められていた作品だと言えるでしょう。誰からも、理解され、そして、楽しい。。。希望に満ちた終わり方。である。まさに、創造主ジーン・ロッデンベリーが望んだ世界観。。。その意味では、ファンでなくても、大きな意味合いの持つ映画だったと思います。個人的には、パラレルワールドも“正史”に組み込む度量があるスター・トレックですので、今回の映画さえも“正史”として、取り込んでも良いと思います。ちなにみ、今回の映画で、一番気になったこと。ブラックホールを発生させる“アレ”である。これ、、、もしも、これを使えば、、、、決定済みという今回の続編だけでなく、それこそ、“ミスタースポックを救え!”ができますよね!結構、気になる設定です。。。。だって、アマンダも。。。。とまあ、こんな私でも楽しむことが出来た作品。あまり感情を挟まずに視聴するというのは、難しかったですが(笑)ファンならば、細かいことも含めて2倍3倍の楽しみ方が出来る作品になっているのは確かです。それにしても上手い設定だよね。。ファンが一番見たかった初期も初期。アカデミー時代を入れちゃうんだから!!パラレルとしてしまえば、細かいことを気にしなくて良いよと、ファンにいっているようなモノだしね。理解もしやすいというモノですそういえば、ラスト、、、鳥肌モノでしたね。“SPACE THE FINAL FRONTIER。。。。”最後に、どうしてもヒトコト。“STAR DATE”字幕では、表現されていませんでしたが、あくまでも、“STAR DATE”日本語パンフにある“西暦”は、本来なら“間違っている”ほんとは、“西暦じゃないこと”に、“スター・トレック”の意味があるんですけどね。。。映画制作スタッフには、ファンもしくは、ファンから知識を吸収しようというスタッフがいるようだがどうやら、“日本語の輸入スタッフ”には、そういう人がいないようだ。ここだけは、ホント残念。逆に、それが“正しい”とされるならば、たとえ“別世界”とはいえ“惑星連邦”の意味が無いような。。。。。
2009.05.30
内容大手出版社で雑誌の副編集長を務める佐々木陽子(観月ありさ)は、ある日、編集長(大河内浩)に呼ばれる。社長(久保晶)に新しく創刊される雑誌の編集長に推薦したという。即諾した陽子は、大喜びで親友・加奈子(春日井静奈)と祝杯!少し飲みすぎてはいたが、気分が悪かった陽子は、ふとカレンダーを見て気付く。2ヶ月前から。。。もしかしたら。。。。。。検査薬で調べると“陽性”そして、有名な産科医・平塚みさお(斉藤由貴)が院長が院長を務める、有名な平塚産婦人科病院を訪ねるのだった。でも、どうしても、扉に手をかけることが出来ずにいた。すると、後ろから声。。。4人目を妊娠中の大野春江(松下由樹)ベテラン妊婦に導かれるように病院に入ると。。。そこは、異世界!!内容2検査をしてもらうと、、やはり、妊娠!それも、3ヶ月!父親のことを聞かれると、陽子には、思い当たる人物がいた。ふた月ほど前、取材で訪れたベトナムで一緒になったフリーカメラマン工藤哲也(谷原章介)すぐに哲也に連絡を取ると、、つれない返事。。。が!翌日。。。出勤すると、そこには哲也が居た!!!そのうえ、この男、突然大声で、職場に響き渡る声で妊娠報告!!!噂は一瞬にして広がっていき、新編集長の話もライバル高原(藤木直人)に。。。。バリバリのキャリアウーマンの陽子にとっては、それだけは許されない。すぐさま、社長達に“生みません!”と宣言するのだが、次の瞬間、腹を押さえて倒れてしまうのだった。病院で気がつくと、横には手を取ってくれている哲也が居た。そして、陽子はすぐに『私の赤ちゃんは、大丈夫なの?』と。内容3妊娠5ヶ月に入り。。すでに、会社も辞め、産む決意を固めていた。平塚産婦人科病院に通い始めて、多くの妊婦達と知り合いになっていく。。。でも、考えてみれば、哲也と暮らしはじめても、定職に就いているわけでもなく。すべて、自分の貯金を切り崩して生活している。。哲也の全財産と言っても、少し大きめのカバンが3つ。。。。。。不安を感じつつも、哲也には金の心配はしなくても良いからと言うが。。。。敬称略↑だいたい、時間として4割弱かな。内容としては、7割くらいだけどね。言わずとしれた、ドラマ『ナースのお仕事』のスタッフ、キャストが、勢揃い!!っていう感じの映画である。テーマは、宣伝などであるとおり『出産エンターテインメント』である。まさに、そんな雰囲気の映画でしたね。たとえば、出産、妊娠をテーマにして、人間の人生などをいろいろと描くモノって言うのは多々あります。が、この映画の場合。産婦人科、、妊婦、、を使ったシチュエーションコメディと言う感じが、一番近い表現でしょうね。確かに、主人公が、すべてのキャリアを捨てて、出産に!!と言うのは、描いているのですが。その部分がメインではない感じです様々な人と出会い、いろいろなことを感じながら、そして、出産。ただ、それだけである。でもそこに描かれている人間関係の、楽しさ、あたたかさ、、、そして、やさしさ。難しいことを考えなくても、そう言うモノを感じとることができ、妙な幸福感が、見終わったときに心の中にあふれかえります。もちろん、好みというのはあるのでしょうけどね。でも、作り込まれた映画で感動したりするのとは違うモノがあるのは確かです。まぁ、細かいことを言い出すと、物語としては、足りない雰囲気の部分はあるんですけどね。たとえば、他の妊婦の様子を見たりと、いろいろと会話をする主人公。。。っていうのは、かなり、少なめです。このアタリは、もう少し欲しかった感じですけどね。ちなみに、この映画。物語を作れば、連ドラの方が、楽しかったかもしれませんよね。そんな雰囲気も、随所に感じられる映画でした。
2009.05.23
まぁ、本日『天使と悪魔』を見てきたというのもあり、久々に、『前作』を見たのですが。ほんと、長いよね~あくまでも、“わたし的に”なのですが、ネタ自体は、“ダ・ヴィンチ・コード”の方が好きなんですよね。たしかに、映画として考えれば、そのネタだけがオモシロ味があるのであって、物語としては、オモシロ味があるかどうかは、かなりビミョーですけどね。そう!映画として、、エンターテインメントとして考えれば、“天使と悪魔”の方が、上である。とはいえ、実際。。。両方ともねぇ。。。。。ビミョーって言えば、そう言うのもあるわけで。両方足して半分に分割し、そこに、プラスアルファがあれば、きっと、面白い作品になるでしょうに。。。。ヤッパリ、足りないものがあります。きっとね。原作を読めば、行間に“間”がありそこに読者の想像力が生まれ、面白くなるんでしょうけどね。実際、映画となると目で見えちゃいますから!(笑)
2009.05.16
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