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虎党団塊ジュニアさん 育成入団のルーキーとは思えない堂々のピッチングが頼もしい。甲子園初先発となった阪神・早川太貴投手(25)が、6回6安打無失点で2勝目を挙げた。これでデビューから11回1/3を連続無失点となり、白星はいずれもDeNAを相手につかんだもの。今後の起用は流動的なところはあるが、CSでも“秘密兵器”として期待が集まる。
走者を何度出しても楽しんで投げきった。早川は六つのゼロを並べ、勝利の瞬間、揺れる甲子園をかみしめた。「球場中がほとんど阪神ファンなので、勝った時の歓声も前とは違ってすごくうれしかった。今日はまず楽しもうと思って。雰囲気にのまれず自分のピッチングができたかな」。甲子園初白星を充実の表情で振り返った。
2度のピンチを切り抜けた。初回、先頭からの連打でいきなり無死一、三塁も、まずは筒香を右飛に仕留め、続くビシエドにはツーシームで遊ゴロ併殺。六回無死一、二塁も「低めにいけばゴロを打たせられる」と、狙い通り筒香にチェンジアップで遊ゴロを打たせて併殺完成。6回6安打無失点で2勝目を挙げた。
待ち望んだ甲子園だった。入団前、くふうハヤテ時代で「一番良かった投球だった」と話したのは甲子園で行われた5月3日の阪神戦だった。8回3安打無失点の快投。「僕にとって一番(観客が)多い試合でグラウンドも投げやすかったし、もう一回あそこ(甲子園)で活躍できたらって」。目指していた場所で夢が一つかなった。
先発に対するこだわりもあった。「1年間やってきたのが先発だったので、先発の方が自信を持って投げられる。逆算もできる」。小学6年時に投手転向をするまで、内野手も外野手も経験してきた。それでも「投手が一番楽しい。先発がボールを投げないと始まらない中で責任感もある」。重圧も楽しさに変えられる強みを持つ。
ポストシーズンに向けて、“ジョーカー”になり得る存在だ。藤川監督は「彼の良さが十分に出た投球でしたね」と合格点。CSでの期待を問われると「そこは皆さんにお任せします」と話すにとどめたが、ベイキラーぶりは頼もしい限りだ。
CSファイナルSで対戦する可能性のあるDeNA相手に2戦2勝、計11イニング連続無失点。現状ローテは村上、才木、高橋、大竹、伊藤将ら盤石の陣容を誇る。それでも本番は約1カ月先。何が起こるか分からない。早川は先発要員としてだけでなく、短期決戦で重要とされる第2先発やロングリリーフなど起用の幅は広がりそうだ。安藤投手チーフコーチも「そこはおいおい考えます」と含みを持たせた。
「自分もチャンスがもらえるかもしれないので、反省してつなげたい」と早川。CS突破の秘密兵器へ、ルーキーは次戦を見据えて牙を研ぐ。
今日はデイリースポーツ様から
写真をお借りしています





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