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国内FA権を行使した阪神・大山悠輔内野手(29)の去就に関する結論が、23日に甲子園で予定されている「ファン感謝デー」後となる見通しであることが20日、分かった。
虎党の声が大山の決断を左右するかもしれない。FA宣言後、初めてファンの前に姿を現すことになるが、関係者によるとファン感謝デーへの参加は大山の強い意向によるものだという。
シーズンを通して声援を送ってくれたファンへ謝意を届ける一日。義理堅い性格で知られる大山が、感謝の思いを直接伝えようと聖地のグラウンドに立つ。虎党の存在について「たくさん成長させていただいた。毎日あれだけの人の前で野球ができることは本当に幸せなこと」と語っていた背番号3。ファンの生の声に触れて、心が大きく揺れ動く可能性は少なくない。
13日に国内FA権の行使を表明し、15日から全球団との交渉が解禁となった。巨人が5年契約に1年の延長オプションを加えた最長6年間の長期契約を準備しているとみられ、阪神も最長5年総額20億円規模の大型契約を提示して慰留に努めてきた。水面下では代理人を介した交渉が続いているとみられる。
ファン感謝デーで大山がマイクを握る予定は今のところないという。残留か移籍か。熟考の末、導き出される答えに虎党が影響を与えることは間違いなさそうだ。