週番日誌@佐藤智広研究室

週番日誌@佐藤智広研究室

2005/02/20
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カテゴリ: 読書生活
ならカッコがつくのだが、ただの風邪で読書生活。いや、“ただの”などと侮れない風邪のおかげで読書三昧。

 めったに公開されない番組を含む貴重な雅楽の会をあきらめた金曜日、病み途中の身体で水道橋に出かけた土曜日、その反動で再びダウンして式能をあきらめた日曜日。五雲会のために雅楽と式能を捨てた男……哀れである。

 こんな状況で読破できたのは、北山猛邦「『ギロチン城』殺人事件」(講談社ノベルス)。今回もまた仕掛けが強烈で、理解の範疇を超えるトリックだった。物理的にどうなんだろう?という疑問をねじ伏せる迫力を持つ。前作「『アリス・ミラー城』殺人事件」と叙述上のトリックが似ているので、「あれっ?」と思った辺りがやはり鍵となっていたが、それにしてもすごい設定を思いつくものだ、と感心。

 もう1つは北原保雄先生が編者となった『問題な日本語』(大修館書店)。同僚さんがちょっと前に「知ってますか~?」と教えてくれたと思っていたら、あれよあれよという間に話題となり、増刷に次ぐ増刷となった現代日本語の表現に関する本。同社の『明鏡国語辞典』の関連書籍として出たものだが、これが面白い。最近の「あれっ?」というような表現を質疑応答形式で説明していくのだが、わかりやすくてためになる(この辞典自体も面白い)。

 ひと頃話題になった<ら>抜きことばや<すごい○○(用言)>の用法などは
最近の人のことばはおかしくてイカン!
という批判に晒された。だが
そういう批判をするあなたのことばだって平安王朝の文献に見られる文法からはおかしいですから♪
と反論できるわけで、ことばなんて道具なのだから、どんどん流動するものだ(佐藤は今でも<ら>抜きは違和感を持つものの、若い人のことばがイカンとは思わない)。そういう流動する道具という立場を持ちつつ、どこまでが現時点で許容できるのかが解明されている。
 んー、さすが北原先生、やはりこういうところに目を付ける辺りが「らしい」なぁ、と。実は佐藤と同僚とで、こういう表現の問題を話題にしていたことがあり、あれこれ調べていたのだが、あぁ、やはり北原先生がやってくれたか、という感じであった。
 ちなみにかの先生は佐藤の院生時代の教官である上に、かつて佐藤の出身高校で教壇に立っていらしたこともあるのだった(と言っても、佐藤がまだ影も形もない頃の話)。





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Last updated  2005/02/21 11:33:59 PM
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こいど@ すばらしい! 写本ご入手、おめでとうございます。 や…
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ざあ6869 @ おめでとうございます ヽ(・∀・)ノ 文応三百首、写本ご入手とのこと、おめで…
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