週番日誌@佐藤智広研究室

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2005/11/22
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カテゴリ: 読書生活
 辻村深月の新刊『凍りのくじら』を一気に読む。主人公は芦沢理帆子、若くして死んだ写真家芦沢光の娘の物語。叙述上のトリックは、メフィスト賞を取った『冷たい校舎の時は止まる』と似ているので、早い段階で「そういうことか……」と予想はできる。もちろんそれが悪いということではなく、わかっていても泣けちゃうラストを書けることがすごい。まだ若いのに、いや若いからこういう瑞々しさが書けるのだろうか。

 ところで、P174の上段18行目はつまらない誤りをしている。

酷い事件だった。現場となった駅は、日本の 最高学府 の最寄り駅で、男はそこに通う者たちへの憎しみを告白しているという。俺は大した人間なのに、誰もがそれを認めない。俺の価値を見下げる。医者になりたかったんだ。東大に受かるはずだったんだと、供述している。

 この段落を見ると、最高学府=東京大学としか読み取れないのだが、「最高学府」とは大学(含短期大学)のことであって、固有名詞東京大学のことではない。こういう誤りは編集者サイドで気付いてあげるべきだろう。最近こういうちょっとしたミスが多い気がする。





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Last updated  2005/11/25 11:31:23 AM
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Re:凍りのくじら(11/22)  
まるま5520  さん
編集者も気づかないトコロ・・・。

でも、いろいろ幅広く読まれているのですね。
ちなみに私が今読んでいるのは、「昭和史発掘」(松本清張著)。
ディープです・・・(><) (2005/11/26 09:07:12 AM)

性格が意地悪なだけ?  
まるま5520さん、こんばんは

>編集者も気づかないトコロ・・・。
>さすがです。

 いえ、意地悪姑のように、些細な部分を見つけるのが得意なだけです。そのくせ、自分の論文はたいてい誤植があったりします。

>でも、いろいろ幅広く読まれているのですね。
>ちなみに私が今読んでいるのは、「昭和史発掘」(松本清張著)。
>ディープです・・・(><)

 んー清張、それはディープかも(笑)
(2005/11/27 12:35:24 AM)

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