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今年は、長崎県対馬の盆踊り、秋田県横手の金沢八幡宮掛け歌、岩手県黒森神楽と、海外からはヴェトナムの歌と踊りが来日した。
対馬の盆踊り。これは男性が女性の装束(美男蔓のようなものまで着ける)で、南京玉すだれのような小道具を手にして踊っていくという非常に不思議な形態。テンポはゆっくりで、謡はほとんど聞き取れない。
次の掛け歌は、与えられたテーマに従って、2人の者が即興で歌を掛け合い、勝敗を決めていく行事で、毎年9月14日に行われるらしい。いうなれば、連歌の歌謡ヴァージョンとでも言えようか。最初はテーマに沿って歌詞(基本形は7・7・7・5調)が即興で作られていくが、当然、連歌と同じように、前の歌の詞から別の世界が派生していくので、聴いている我々は、なるほど~と思ったり、おかしさに笑ったりとなる。2人1組の勝ち抜き戦で、優勝は明け方になるという。うは~。
3つ目は岩手の山伏神楽の1つ黒森神楽から役舞の「山の神舞」。修験者たちからもたらされた神楽が東北の地で発展していった形らしい。山の神はもちろん奥さんのことではなく、恐ろしい顔(赤い面)をした神の舞。役舞の前に、獅子頭が奉納され、舞が始まる。これが勇壮の一言に尽きる!顔は怖いけれども、それは農耕や漁業を守る者としてのそれなので、非常に力強く、悪霊なんか吹っ飛ばせみたいな感じで舞っていく。
ラストはベトナム民俗芸能団の来日公演で、ハノイ近辺に伝わる歌と舞踊から6曲が行われた。物語性の強いものや労働歌謡らしきもの、弾き語りのようにしっとりした叙情的なものと多彩であった。
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