野口艫男の不定期日記

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2005年11月17日

ストーリー
海を臨む病院に勤める医者、正平の元に、子宮ガンを患った女、未知子が入院してきた。
偶然にも、未知子は正平の高校時代の同級生であり、２０年ものあいだ正平が思い続けていた初恋の人であった。
すっかり自分のことを忘れている未知子に、それでも献身的な治療を施す正平。
徐々に快復し、正平に心を開き始めた未知子だったが・・・。

感想
俳優としては大好きな竹中直人ですが、どうした訳か、今までその監督作品は観ないままに過ごしていました。
以前から良い作品を撮っていると聞いてはいたのですけど。。。
今回やっと、その監督作品を観たわけですが、確かに良い。

高校生の時の言動にしても、ちょっと「キモイ」と思われても仕方がないキャラクターですが、彼の持っているピュアな部分も、うまく描いています。
演じる役者としての竹中直人の実力もありますけど。
原田知世も、ずっと思い続けられるにふさわしいと思われる女性を好演していました。
そして、ちょこちょこ入る、入院患者達や医者達のショートストーリー的な挿話が、作品世界を広げていたように思います。
竹中直人と原田知世と忌野清志郎が同級生というのは、ちょっと違和感ありましたが、まあ、いいでしょう（笑）
他にちょこっと出て来る人たちの存在感もすごかったです。
というか、こんな人たちチョイ役で使うか？
特に外科医役の中島みゆきの存在感は特筆モノ。
ウッチャンも美味しい役でした。
涙腺刺激される作品でした。

鑑賞＆作品データ

劇　場：シネマルナティック河原町
観客数：３名
監　督：竹中直人
出　演：竹中直人、原田知世、段田安則、内村光良、忌野清志郎、三浦友和、中島みゆき

ありがとうございます
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