一般的には,街中のクリニックでは手に負えない病気だったり,大きな病院で検査をするときに,病院を指定して「○○総合病院○○科御担当医御机下」のような形式で発行されることが多い。
ただし,遠くに引っ越す場合など,次に受診するクリニック・病院が決まっていないときは,宛名のない紹介状を使うことが珍しくない。
保険適用なので高くない(確か3割負担で800円くらい)し,何らかの事情で転院したい(ドクターと相性が合わないとか,治療方針に納得がいかないとか)場合にも使える手段である。
ペインクリニックとは痛みに特化した診療科であり,神経ブロック注射や薬(漢方薬を含む)で痛みを緩和するのが専門である。
診察は麻酔科の医師が担当するが,麻酔科医の主戦場は手術麻酔のことが多く,ペインクリニック外来は麻酔科の中でも少数派といってよい。
私が検査を受けた大学病院では,当然麻酔科はあるものの,ペインクリニック外来は1ヶ月に2回(週1回隔週)しかない。近隣の総合病院でも,ペインクリニック外来があるところはほとんどないのである。
家の近くのペインクリニック(診療所)に電話して経緯を話すが,「腰のMRIを撮っていないんですね・・・。うちにはMRIがないので,MRIを受けてからおいでいただけますか」と断られた。
次に,バスで行けるところにあるペインクリニック(診療所)に電話してみたが,「MRIがないので・・・」と同じような回答が返ってきた。
もう一件,ペインクリニック(診療所)に問い合わせると,「提携先の病院でMRIを受けていただくことになると思いますが」との条件付きで受け入れ可能,との回答があった。
ところがこのクリニックは私が休みの曜日(平日)が休診なのである。かといって,混み合うことがわかっている土曜日に通院するのは避けたいので,いったん保留として,他をあたる。
ここまででわかったことは,やはりMRI検査が必須ということである。MRI検査機器を持っているのは大きな病院に限られる。さらにペインクリニック外来をやっているところは少ないのである。
何度もインターネットで検索をして,「MRIがあり」,「私の休日に診察があり」,「ペインクリニック外来がある」総合病院を探し当てた。
病院に電話をして事情を話すと,麻酔科に転送され「では,来週来て下さい」とOKをいただいた。
家から少し遠いが仕方がない。これが麻酔科主治医との出会いであった。
