つねづね・つれづれ

つねづね・つれづれ

2010.07.27
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カテゴリ: 映画やテレビ
また夫と二人で「インセプション」を見に行ってしまいました。

三 度 目 です。

馬鹿夫婦と笑ってやってください。っていうより、ヒマすぎ?

3度目でもぜんぜん退屈しませんでした
…というのは今回はいろいろとチェックすべき事項があったからです。
ネットでいろいろな解釈やその根拠などを読むと、私たちが気がつかなかった事がどんどん出てきて、
これはいっちょもう一回行って、確認せねばならんと。
それで3回目となった次第なのです。

ちなみに以前の感想(?)はこれだす。
1回目
2回目








●コブは夢の中では結婚指輪をつけているが、「現実」ではつけていない。

これは確かにそのようでした。
でも、例えば調合師のショップあたりではよく見えなかった…

●コブがアメリカを離れるときに手渡された航空機のチケットの番号が、あとで繰り返し出てくる6ケタの数字と一緒。

…一瞬だったので見えませんでした…くすん。
でももしそうならば、どういう意味なんだろうか。
(それに、あの男の人は何者?)

●「トーテム」を持つ意味について、最初アーサーはアリアドネに「それによって『他人の夢の中』にいるかどうかがわかる」と言っている。つまりトーテムは必ずしも夢と現実を区別するものではない。

これも確かに、英語ではそう言っているような。そのあとでトーテムの話が出るときは、みな「現実と夢とを区別するもの」という感じに使ってるのだけど…。
もしトーテムが単に他人の夢の中かどうかを知るだけのものだとすると、最後のシーンで独楽が止まったとしても、それがコブの夢の中ならば彼にはそれが現実かどうか知る由もない? 
トーテムのルールは「自分だけのもので、他人に触らせてはいけない」というのに、コブの独楽は実はマルのものだし、途中サイトーも触ったりしてるし、こりゃどういうことじゃ。そう考えると、独楽はトーテムとしてどれだけ信頼性があるんだか。

独楽についてはいろいろと意見があるようで、例えば調合師に会ったあと、コブは独楽を回そうとするけど落として失敗するので、これが現実なのかどうか不明だと。
調合師に会う前にコブが追われて逃げる街もやたら入り組んでいて「迷路のよう」だったり、黒人ばかりのダイナーに行くと皆に凝視されたり、だいたい敵のやっつけられ方が、いかにも後で出てくる夢の中のシーンのように軽い、つまりこの時点でコブはすでに夢の中ではないかというわけです。
ほうー。

●実はマルは死んでいない。彼女の言う通り、彼女は夢の中で飛び降りただけで、そのおかげで彼女は現実に目が覚めているか、少なくとも一段上の層に行っている。コブはあそこで死ねなかったので、現在の層(まだ夢の中)にずっととどまったまま。

マルが死んだのが夢の中だという証拠は、彼女は飛び降り自殺をはかるときホテルの窓の外に座っているはずなのに、窓から乗り出したコブと対面して話している。コブは「一歩下がって部屋に戻ってこい」と言っているが、彼女が座っているのは向かいのビルの部屋の外。そして確かに、彼女の後ろに見える部屋とコブがいる部屋は同じ部屋のように見えます。
つまり、アリアドネがパリでやったように「現実にはあり得ない状況」がそこに出来ているということ。
(まあ、このシーンは現実というよりコブの記憶の中ではありますが)

●最後のシーンで独楽が回り続けるかどうか。コブにとっては「子供たちと再会できた」ことが重要なのであって、それが夢だろうと現実だろうと関係ない。なので、彼は今まで何度もチェックしてきた独楽を全く顧みることなく、子供たちのもとに向かう。ここが彼にとって一番居たい場所なので、たぶんもう独楽を使うことはないし、その必要もない。

なるほどー。そう言われると、そうです。
すごくきれいな、救いのある解釈だと思います。

他にもいろいろな解釈・意見を読みましたが、
ここで力尽きました。

また映画が終わった後に夫と答え合わせ(?)をしたけど、
やっぱりはっきりした結論は出ません。
ああだこうだ言って話すのが楽しいんですけどネ。



以上ネタバレ終わり。

ふう。


3回もみると、オススメ商品をこじつけるのもネタ切れですわ。

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Last updated  2010.07.27 00:33:52
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