あけやんの徒然日記

あけやんの徒然日記

PR

お気に入りブログ

山手線100周年 高輪… New! MoMo太郎009さん

不二家の企業努力 幹雄319さん

楽天ブログの遅延復… スナフキーさん

旅人てつきちのトー… Tabitotetsukitiさん
zikomo days in Mala… あばぷひ★さぶさん

プロフィール

あけやん2515

あけやん2515

2005年09月30日
XML
テーマ: 鉄道(25310)
カテゴリ: 雑感


 1960年代から70年代にかけて、当時の国鉄は長距離を走る列車を次々に設定していきました。当時は自動車保有台数が徐々に増えていったわけですが、今のように全国に向けての高速道路網の整備が遅れていたこともあろうかと思います。だから、東京から東北方面や東京・大阪から九州方面への向かう列車が設定されて所要時間はとんでもなくかかるわけですがそれでも多くの方に利用され、この写真の車両やその一族もそのような時期に製造されました。本ブログをご覧の方の中にも、これらの車両を使って帰省された方もおられるかもしれません。

 しかし、新幹線の開業や延伸が相次ぎ、また高速道路網の整備などの要因によって急行列車そのものが廃止されるようになると、当該列車に使われていた車両は余剰となってきました。車両状態の悪い車両は引退する(廃車される)わけですが、地域の事情よっては既存の老朽車両の取り替えや普通列車の増発が急務となっているところもあるために、これらの車両が転用されるようになりました。

(ちょっとマニアックですが)特に電化された東北や北陸、九州にあっては首都圏や近畿圏を走る電車とは異なった電源、すなわち首都圏や近畿圏を走る電車は直流電源を使用しているのに対し、東北や北陸、九州を走る電車は交流電源を使用しているために、首都圏や近畿圏を引退した電車をそのまま転用できるというわけではないのです。
しかし、東北や北陸、九州を走っていた電車は交流電源で走ることができる車両を使用していたので、若干改造されて転用されることとなったわけです。

 この写真の車両もそのような事情によって急行用列車から普通列車用に転用された車両の一つで、車体色の変更や乗降用ドア付近を横長シート(ロングシートといいます)に変更するなどを施されています。
 それでも、車内には向かい合わせシート(クロスシートといいます)が残されていたり、窓側に大きめのテーブルがあったりと、急行用車両として使われていた時の雰囲気が残っています。

 普通列車として走っている姿からは、かつて急行列車として活躍していたとは想像できませんが、新型車両に取り替えられるまでの間は活躍すると思います。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年09月30日 21時34分17秒 コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: