2007.06.20
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選手の方々の様子を見ていると、ちょっとハードな大人の遠足的雰囲気のチーム、
トレラン競技風のチームと大きく分かれているようにも見えます。

「サルー」と同着の数チームは、ほぼ同時に出発の準備にとりかかりました。
このあとは登山道に入ったり、舗装路に出たりを繰り返し、
いよいよ本格的な登山道入口(CP4)にさしかかりました。
白泰山、十文字峠に向かうトレイルのはじまりです。

ここまでの間に、数チームは、追い抜くことが出来ましたが、
自分たちがはたして何番手かはまったくわからずのまま。
山中をしばらく走ると、早出ウェーブスタートの人たちに追いつき、
ちょっとうれしく、軽く「やぁ!」みたいな雰囲気でご挨拶を交わします。

山を登りながら、同部屋だったshirubeさんの夕べの言葉を思い出します。
(彼は出走者中、たぶん唯一、徹夜で全コースを試走されている)

「陽が落ちてからの中津川林道(50キロすぎ)は、心細かった。
周囲は漆黒の闇の中、自分のライトだけだと部分的にしか見えない状態で、
辺りから落石の音がしたり、獣の声や動く音・・・恐ろしいねぇ」
げっ! こえぇ~。
山岳ビバーク経験ゼロの自分には、そんなの身体が縮こまりそうです。
我々がコース一部を試走した時だって、たしかに落石跡の多い道でした。

夜ばかり走るハセツネでも、仮に不安になったら少し立ち止まっていれば、
後ろから選手がやって来るだけの参加人数がいるけど、今回はそうはいかない。
まして今大会は、山を下りたら単独行動しようということにしている・・・。

なので、とにかく「サルー」としては、
「明るいうちに折り返し点の三国山まで行って、下山したいよね」
しかし「距離と傾斜と時間がいまいち読めないなぁ」みたいな
会話を重ねてました。
希望としては、この時期、夏至が近く、とても陽が長いことです。
いずれにしても、この頃は「競う」というモードよりも、早いところ、
陽が暮れる前に下山した方がいいという考えばかりでした。

カモシカM5
天気は快晴。おサルも快調。

山に入ってからは、おサルさん(以下敬称略)は、私を先頭に立たせてくれます。
これは、私のへの配慮です。
ウルトラでキロ5分の彼と5分半の私。フルでサブスリーとサブスリー+8分の私。
この差は、かなり大きい。
私が前半、おサルペースでついていったら、後半つぶれるということへの気遣いなのです。
「ありがとね、このペースで」と言うと、
「このレースは、あくまでも総合タイムだから・・・ね」とやさしいお言葉。
「サルなもんで、自分が先頭だとこの前みたいに間違って獣道に入ってしまうから・・・」
(これはホントにあった話)と、
やはり見た目の野生イメージは、行動にもでるようで・・・(笑)。

「CP3:山の神峠」「CP4:白泰山登山口」と進み、
目指すは今大会の最高標高地点(2014m)の「CP5:十文字小屋(41.3km)」です。
4~5チームは抜いた記憶がありますが、
最後の1チームはこちらが地図を見てたり補給しているうちに、
再び抜き返されてしまいました。
ここでムキになってまだ先は長いし・・・と思い、
時折会話しながらの仲良し的な雰囲気で、2チーム同時に十文字小屋に到達しました。

カモシカM3
止まって地図を見る場面はそこそこありました(でも、この写真はポーズです。だって道標がすぐ後ろに・・・)。 右は十文字小屋のエイド。よくこんな高いところまで食料を運んでくれたものです。感謝感謝です。

久々のエイド到着。もうかなりのシャリバテ状態。
(一つ前のエイド併設のCP3からすでに3時間半が経過してました)
大会スタッフの方が
「聞いてた予想時刻より早いねぇ、あなたたちトップだよ」
我々4人「えー、そ、そうなんですか、トップ!?」
自分たちが前の方にいるはずとは、わかってはいたけどトップだったとは。
そりゃ朗報。まずは補給。とにかく腹が減ってました。
ジュース、コーラ、オニギリ、ミニカップメン、プルーン等。ちょっと食べ過ぎか・・・。
小屋の水場の天然水でハイドレーションタンクを満タンにして、スタート。
ちょうどその頃、3番手チームが到着しました。
30分もたっぷり休んでしまいましたが、同着チームはまだ休んでました。

カモシカM4
シャクナゲに囲まれた道。下り基調なので、ゆっくりは見られませんでした。

ここからは、シャクナゲのアーチを抜ける道があったり、
弁慶岩、悪石と呼ばれる巨大石をすれすれに迂回する道、鎖場など、
わくわくするような道が続きます。

カモシカM6
弁慶岩。決してここを登ったわけではありません(おサルが経験ありとのことで、カメラを向けると登りたがります)。実際にはちゃんと測道がありました。

カモシカM7
ここは今回の中で一番見晴らしが良かったところ(悪石の辺りです)

アップダウンを繰り返すこと、1時間半。
ようやく三国峠。CP2のエイドで選手をサポートしていた、
スポーツエイドジャパンの館山さん(同NPOの理事)が出迎えてくれました。
ここは折り返し後にCP7となる場所で、そのまま通り過ぎて三国山山頂へ向かいます。
尾根沿いを走り、巨大な岩を3つか4つ、よじ登ると山頂。なかなかの見晴らしの良さ。
「CP6:三国山山頂」到着し、折り返すと、まもなく2番手チームがやってきました。

およそ10分差だ!
ここらあたりから、できることならトップを守りたいという気持ちが出てきました。
だって「あいつら前半飛ばして、後半持たなかったなぁ」と言われちゃうの悔しいですもん。

「CP7:三国峠(49.5km)」到着。
予想以上に大盛りのカレーライスをいただきました。
これは確実に遠足走り用の量。
でも、せっかくこんな標高の高い所まで、運んでくれているのだから、
二人とも残さずペロリ。
選手到着に合わせて、シングルバーナーで温めてくれているようで、うまかったです。
15分ほどの休憩でスタートすると、3番手、4番手、5番手チームが到着。ほぼ30分差。
館山さんが3番手の女性を指し、「優勝候補ですよ~、この女性」と紹介してくれました。
軽く会釈。(あとで確認したら、昨年の優勝ペアで個人2位の方でした)

「優勝候補がきた」という言葉に、どうしても反応してしまいます。
どんどん、やってくる・・・。今まで山中だから他チームが見えないせいか、
多少の遠足気分があったけど、優勝を狙っているチームを目の当たりにして、
「後半、つぶれちゃいかん!」と思い直し、残り55キロの下りの林道&舗装路の旅に出発。

時刻は、14:47。 かなり暑くなってきました。

<後編>とはいきませんでした。次回で最終です。





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Last updated  2007.06.20 16:46:38
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