つれづれ浮世草
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前回のオヤジギャグで少しは寒くなっていただけたでしょうか?(消去済) 話は変わりまして、今朝方、別れた躁鬱病の元妻が永眠しました。薬のせいかどうかは判りませんが、以前から幻聴がひどく、誰かにいろいろ命令されると言っておりました。(私の知る分裂症・・今はこの病名は使われておりませんが・・の症状です) この状態で自殺を命じられると危ないなあと、同居人(内縁の夫)や娘が入院のことを言い出していた矢先、朝昼晩の一日分の薬を朝に一気に飲めと命令されたとかで実行。同居人が仕事で家を空けることが多いので、体調の異変に気付くのが遅れた模様(看護士さんが週に三度ほど様子見に来ていたので安心していたらしい) そんな中、月曜日に近くの病院に運んだ時にはすでに手遅れ状態。診断は多臓器不全。夜中に意識不明と娘から連絡を受け、朝まで家族4人で見守っておりました。(成功の可能性1%、しかも肋骨が折れると言われたので)延命処置はせず。脈拍が0の値になっても人口呼吸器のせいで胸が上下しているので、死亡を確認しましたと言われても騙されているようですぐには納得いきませんでした。 こんな話の後で不謹慎だとお叱りを受けるかも知れませんが、因縁話だと思ってもう少しお付き合い下さい。元妻はしょっちゅう「クラシック音楽と落語の世界を知れたのは貴方のお陰」と感謝してくれておりました。私が大のバーンスタイン・ファンで、彼女をニューヨーク・フィルの演奏会に誘ったのが、交際中のこと。 14年前、彼女と聴きに行ったバーンスタインの「キャンディード」(佐渡裕指揮、センチュリー交響楽団/演奏会形式・日本語版)。いま兵庫では本場の歌手や演出家を動員して、(佐渡さんが)ミュージカル「キャンディード」を連日熱演しています。値段が私には高過ぎるのでパスしようかと思っていたのですが、40年来のバーンスタイン・ファンとしては、観ておかないときっと生涯後悔するだろうと思い、一番いい席で昨日一人で観て来たのです。 もし今日以降のチケットを取っていたら恐らく行けてません。高価だから一人で行ってきて、と言ってくれた今の妻にそう言わせたのもひょっとしてヤキモチ焼きの元妻の念力? きっとあなたが私に最初で最後の「キャンディード」を観せてくれたのだと信じています。あなたのお陰で感動できました。ありがとう! 苦痛の無い世界で、ご両親と再会できますように。
2010年07月28日
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