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☆自動車事故で、片足を切断する大怪我を負った女優の叶世久美子。偶然、現場に駆けつけたデザイナーの相良郁哉は、その後、彼女の義足を作ることになる。しだいに心を通わせていく二人は、それぞれの人生の中で見失っていた「愛」を取り戻そうとするが…。平野啓一郎が描く、愛のかたち。 ☆美しい恋愛小説なのだと思いますが・・・。ヒロインである片脚の女優ですが、わたしにはどうしても信用できなくて最後まで女性が裏切るのではないかと疑いました。文中でも、登場人物の元妻とか女性に悪く言われている女優で、そこまったく同感。彼を本当に愛しているのか?と最後まで読んでも思っていて、なんだかもやもや。どういうつもりなのか、著者に尋ねたいくらい。
2017.10.26
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☆故国を去り英国に住む悦子は、娘の自殺に直面し、喪失感の中で自らの来し方に想いを馳せる。戦後まもない長崎で、悦子はある母娘に出会った。あてにならぬ男に未来を託そうとする母親と、不気味な幻影に怯える娘は、悦子の不安をかきたてた。だが、あの頃は誰もが傷つき、何とか立ち上がろうと懸命だったのだ。淡く微かな光を求めて生きる人々の姿を端正に描くデビュー作。王立文学協会賞受賞作。 ☆京都駅で買って、東京往復の新幹線で全部読めました。インタビューで、イシグロは今は自分の記憶にしかなくて、どこにも存在しない日本を書き残しておきたかったと話していました。昔の長崎を知っているわけではもちろんないですが、確かに現実感がないような気がしました。悦子と佐知子、ふたりの女性にはそれぞれ何が起きたのかをあえて書き記さないで、読んでいるうちにおぼろげにわかってくる。読者の想像に任せるというのが独特です。
2017.10.26
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娘がチケットを取ってくれたので、日帰りで、東京国立劇場へ歌舞伎を見に行きました。生協のチケット申し込みで席を選べないのですが、ずいぶん前の良い席になっていました。それだけでも喜んでいたら、なんと場内アナウンスで、「本日天皇皇后両陛下がご観劇されます」というではないですか!わわわ~!と娘とふたりビックリしていたのですが、東京の方は慣れたもの。それほど騒いでないのです。劇場は皇居の近くですし、都心にお住まいの方はよくお見かけするのかしらね。チケットが売り切れるほど人気なのに、二階の真正面がずいぶん空席があって変だなと思っていたのですが、なるほどあけてあったのでした。お芝居が始まって半分くらいたってからでしょうか、幕間におふたりがご入場。客席に手を振ってくださり、みんな立ち上がって拍手したり手を振ったり。いやあ、きょうはなんてラッキーだったこと。仁左衛門さんのお芝居はもちろんすごく良かったし、わたしたち母娘にはずっと忘れられない思い出になりますね。
2017.10.25
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☆誰も見たことのない絵を―狩野派との暗闘、心の師・千利休の自刃、秀吉の世に台頭する長谷川派を次々と襲う悲劇。亡き者たちを背負い、おのれの画境に向かう。とこしえの真善美、等伯がたどりついた境地。☆ 下巻に入ってからのほうが面白く読めました。絵師といえど、生死の分かれ目に何度も立たされる戦乱の時代に、まさに命がけで描いた大傑作「松林図屏風」。国宝展に見に行かねば!
2017.10.21
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☆自他共に認める優秀な介護人キャシー・Hは、提供者と呼ばれる人々を世話している。キャシーが生まれ育った施設ヘールシャムの仲間も提供者だ。共に青春 の日々を送り、かたい絆で結ばれた親友のルースとトミーも彼女が介護した。キャシーは病室のベッドに座り、あるいは病院へ車を走らせながら、施設での奇 妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に極端に力をいれた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちの不思議な態度、そして、キャシーと愛する人々 がたどった数奇で皮肉な運命に……。彼女の回想はヘールシャムの驚くべき真実を明かしていく――英米で絶賛の嵐を巻き起こし、代表作『日の名残り』を凌駕する評されたイシグロ文学の最高到達点 ☆ノーベル賞受賞を機に、文庫を買って再読しました。静謐なトーンが最後まで続く、なんとも悲しい物語。村上さんが候補と言われるなら(村上さんも好きだけど)わたしはカズオ・イシグロを押す!とずっと言っていたので、本当に嬉しいです。
2017.10.19
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☆ロンドンで働くムスリムのタクシー運転手やニューヨークで暮らす厳格な父を持つユダヤ人作家との出会い、カンボジアの遺跡を「守る」異形の樹々、かつて正教会の建物だったトルコのモスク、アラビア語で語りかける富士山、南九州に息づく古語や大陸との交流の名残…。端正な作品で知られる作家と多文化を生きる類稀なる文筆家との邂逅から生まれた、人間の原点に迫る対話。世界への絶えざる関心をペンにして、綴られ、交わされた20通の書簡。 ☆とても聡明な二人の女性がかわす往復書簡。身の回りのごく狭い世界しか知らない自分にとっては、このお二人の学識や経験そして人格の深さ広さにうたれる思いです。
2017.10.19
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☆第148回直木賞受賞! 都に出て天下一の絵師になる――武家から養家に出された能登の絵仏師・長谷川信春の強い想いが、戦国の世にあって次々と悲劇を呼ぶ。身近な者の死、戦乱の殺戮……それでも真実を見るのが絵師。その焦熱の道はどこへ。 ☆能登の七尾を追われ、戦乱の京都でも落ち着けず、命からがら逃げ回る日々ですが、あいまに描いた絵によって少しずつ名声が高まっていきます。国宝になった絵はいかにして描かれたのか、下巻が楽しみです。
2017.10.18
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女声アンサンブルでは、来年3月にある「Harmony for Japan」というコンサートに応募したのですが、今回はなんと全応募団体が出演できることになりました。これは東北の震災の復興支援のためにはじまったコンサートで、毎年かなり上手なベテラン合唱団がたくさん出演しているみたいでこれは相当練習をがんばらないと恥ずかしい。多くの団体が出るので、1団体の持ち時間は短いですが、とにかくこれから気合いを入れてがんばります!
2017.10.17
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☆真夜中にオープンする不思議なパン屋さんに現れたのは、ワケアリ男女の二人組。居候女子高生の希実は、彼らが抱える不穏な秘密によって、不本意ながらも、またまた事件に巻き込まれていく。降り止まない雨の中、希実の過去に隠された謎が明らかに…。人気シリーズ第4弾!! ☆いつも強気な主人公が、今回ずいぶん身勝手な従妹に振り回されて黙って従っているのに驚く。どの子も子どもの頃の辛い体験がひどく影を及ぼしているようには書いているけれど、さほど差し迫った感じがしないのが良いのか悪いのか・・・娯楽作品としては安心できるけれど。まあとにかく、このシリーズを読むとパン屋さんに直行したくなるのは変わりません。
2017.10.13
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☆人妻界の秘密を知っておののき、河童とのひと夏の感動的な出会いと別れ、フェイスブックに「なりすましアカウントの削除」を申し立て、深夜に父の部屋から漏れ出るテレビの大音量と格闘する日々…。ビールを飲みながら妄想を膨らませるキミコの日記風爆笑&脱力エッセイ。あえて「見ない」という稀勢の里への応援、納豆パックに見る人類が進化を諦めた理由など、今回も笑いが止まらない! ☆相変わらず面白いエッセイです。鍋のふたがなくなった、ということだけをネタに10ページも書けるなんて!すごいです。そして、ここのうちのお父さんがいつも面白い。ご本人にしかわからない秩序というかルールをもとに他からは理解不能なことをしでかす・・・うちの夫もときどき、似たようなことをしますから共感します。それに、若いころの不愉快な体験はいつまでも色あせないというのもわかります!わたしも絶対〇〇新聞を取りません。
2017.10.12
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2016年に上演されたコクーン歌舞伎を映像化したもの。わたしは学生時代にしか勘三郎を見てなくて、亡くなるまで全然縁がなかったので、勘九郎・七之助の兄弟のほうが見ている回数は多いです。勘九郎は男らしくてかっこいいし、七之助はとてもきれい。コクーン歌舞伎は演出が現代的でおもしろく、笹野高史さん首藤康之さんなど、歌舞伎俳優でない人もたくさん出演していますが、バレエの首藤さんの登場は驚いたなあ。どうして小汐田又之丞の役を首藤さんに??
2017.10.11
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昨日は関西合唱コンクール。同声の部で、銅賞をいただくことができました。演奏会が終わってから2か月、練習時間がたりなくて必死にがんばりました。自分としては何とかベストを尽くせたかなと思います。他の団の演奏を、あまり聴くことはできなかったのですが、若い人たちの新しい合唱団の演奏がすばらしく、常連さんを押さえて金賞を受賞しました。若い合唱団が台頭してくればどんどん活性化することでしょう。おばさんたちも負けないようにがんばります。
2017.10.10
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雨模様だったので、もしかしたらきょうは空いているのではと期待して、京都博物館へ行きました。しかし、もうずいぶん大勢来ていて、入場はすいすいとできたものの、中は混雑していました。雨なのに、平日なのに、午前中なのに。。。この先観光シーズンに入る京都、ますます混雑は激しくなることでしょうね。それにしても、展示してあるものすべてが国宝です。すごいです。第1期の目玉は、雪舟の水墨画6点一挙公開!これらの絵は、「日曜美術館」とか「美の巨人たち」とか、美術の番組でちょっと前に詳しく紹介されていたので、水墨画とかよくわからないと思っていたのですが、番組で説明を聞いて少し見方を教わった感じでいました。その絵がぜんぶ来ているんです。以前に、あちこちの展覧会で見たことのあるものもありましたが、今回初めて見てすごくインパクトがあったのは、土偶。「縄文のビーナス」「縄文の女神」「仮面の女神」 なんて力強いのでしょう。そして、すごくモダン!というか新しく感じます。「火焔型土器」もいいですね~ 展示替えが4期に分けてあり、あらたに展示される国宝もあります。「伝頼朝像」とか「漢委奴国王印」とか「窯変天目」とか「源氏物語絵巻」とか「等伯の松林図屏風」とか・・・なんとかぜひ見に行きたいです。
2017.10.06
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☆ 弓道・アーチェリー関係者必読! 江戸から現代まで名手たちの逸話で紡ぐ 「不朽の美」。 藩を背負って挑んだ男たち、永遠のライバル関係、史実に名を遺す英雄・・・。☆新聞で紹介記事を見て興味を持ってたところ、たまたま図書館で出会ったので借りました。弓道については何もしらないので、読んでも良くわからないことが結構ありましたが。三十三間堂の通し矢というのは、三十三間堂の縁上に座し、端から端まで120mほどの距離を床にも庇にも触れさせずに矢を射とおす競技です。それを一昼夜で何本できるかを競います。江戸時代に大変人気があり、藩の名誉をかけて選ばれた射手が挑戦、記録を更新すると「日本惣一」の絵馬を掲げられ、殿様からご加増があるという。戦乱の終わった江戸時代では、武芸で出世を望むならこれしかなかった!しかし、記録はどんどん更新されていき(8000本に到達)、挑戦しても失敗が続くと切腹だったとか。読んでいて興味深かったのは、赤穂浪士のひとり早水藤左ヱ門という人が弓の名手で、「天下惣一」になった人の弟子だったという話題が登場しましたが、この人が先日見てきた高野山の浅野内匠頭のお墓を建てた人だったこと。本を読んでいると、驚くような偶然がありますねえ。そして、きょう思いついて博物館に国宝展を見に行ったのですが、そういえば三十三間堂は隣だったと気づいて観に行ってきました。この本で紹介されていた絵馬なども見てきました。明治以降も挑戦した人はいるようですが、藩の名誉のため・出世のため命を懸けて挑戦した侍たちとは違ったことでしょうね。
2017.10.06
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毎月1回は、浜大津でアンサンブルの練習をしているのですが、練習会場の目の前が琵琶湖クルーズの船着き場なのです。せっかくだから一度乗ってみたい!ということになって、きょう晴天をみはからってみんなで行ってきました。 琵琶湖クルーズ船 ミシガン号蒸気船風になっています。なかなかの迫力!港では、ときどき盛大な放水があります。1時間20分のクルーズですが、あまり遠くまでは行かずゆったりとしたクルーズでした。琵琶湖は奥がうんと広いので、機会があればそちらも行ってみたいものです。船の中では、ギターを弾く若いお兄さん二人による歌の演奏。なかなか上手かったです。船の中で食事ができるコースもあったのですけど、ちょっと高いので我々は下船してから食事。そして、午後はアンサンブルの練習~♪
2017.10.04
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きょうは、念願の高野山に行ってきました。関西ワンデーチケット(一日3600円)を使いましたが、南海電車では高野線特急券往復1560円を買ったので、うちからの交通費としてはお得かどうか?わかりません。正規の金額とほぼ同じくらいかも?ただ、拝観料2割引き・お土産1割引き・高野山上のバスが乗り放題、というぶんがお得だったと思います。朝早目に出発したおかげで高野山駅には9時半すぎに到着、そこからバスでまずは奥の院へ。奥の院口下車、そこから弘法大師御廟まで約2キロをゆっくり歩きました。戦国大名などの歴史上の人物などの供養塔がたくさん並ぶところです。私は特に、歌舞伎にゆかりの人を見てきました。 鶴田浩二(実は歌舞伎界と縁があるので) (曽我兄弟)市川団十郎 初代だそうです。浅野内匠頭戦国武将や有名な人たちのお墓・供養塔がいっぱいあります。テレビで紹介されてましたよね。ひとつ残念なのは、熊谷直実と平敦盛の供養塔を見つけられなかったこと!あんまりお墓がたくさんありすぎて、わかりませんでした。もっと詳細な地図が欲しいです。檀上伽藍の東塔、奥にある朱色のが根本大塔。根本大塔は予想以上に大きくて驚きました。檀上伽藍の金堂。きょうは結縁灌頂というのをやっていて、中を拝観できませんでした。金剛峯寺 すばらしい石庭があります。少し色づきはじめた木があり、良い景色でした。10月末くらいなら、もっときれいでしょうね!ご朱印もたくさんいただき、肌寒くならないうちに帰りました。思っていたよりも近くて、早く帰宅できました。久しぶりに美しい木々や山の風景に触れられたのも良かったです。日頃緑の少ない街暮らしなので、いのちの洗濯ができました。
2017.10.01
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☆ 入試倍率は東大の3倍!卒業後は行方不明者多数?やはり彼らは只者ではなかった。全14学科を完全制覇!非公式「完全ガイド」誕生。謎に満ちた「芸術界の東大」に潜入した前人未到、抱腹絶倒の探検記。☆ いちばんビックリしたのは、ある藝大卒業生(音楽)が学生時代に仕送りを月に50万円もらっていた、と話していたことです。衣装代やら演奏会やらで・・・やっぱりお金かかるんですね~。親もたいへん。そして卒業しても芸術で食べていける人は一握り、どころか一つまみ。だけど、いちずに芸術にむかう若い人たちは素敵ですね。
2017.09.25
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☆ 夜が深まる頃、暗闇に温かい灯りをともすように「真夜中のパン屋さん」はオープンする。今回のお客様は希実につきまとう、少々変わった転校生。彼が企む“計画”によりパン屋の面々は、またもや事件に巻き込まれていく。重く切なく、でも優しい、大人気シリーズ第3弾。 ☆美味しそうなパンのにおいがしてくるような楽しい小説、第3弾。父性とは? がテーマなのかな。カッコウの托卵か。自分で子供を産むわけでないから、血のつながりがあろうがなかろうが、父になることにはあんまり関係ないのかもしれません。
2017.09.24
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☆人気髄一といわれた若手役者・鶴之助が夏狂言「鯛つかみ」の芝居中、こつ然と姿を消してから17年。古朽ちた芝居小屋「稲妻座」で鶴之助の17回忌追善興行が催されている最中、再び事件が起こり、惨劇が相次ぐ――。梨園にわだかまる因襲と確執、親子の愛憎の中に、すべての謎が隠されていた。本書は奇抜な発想と謎解きの醍醐味で定評がある横溝正史の推理中篇を3編収録。☆金田一シリーズに歌舞伎を書いたものがあると聞き、早速図書館で探して読んでみました。最近も人気の演目「鯉つかみ」を上演中に失踪した役者、次々起こる殺人事件。梨園というところは、庶子が多いところなんですかね。あいかわらず金田一さんは事件の渦中にいながら殺人を止められない。すべて終わってからでないと、解決できないのがこの探偵の残念なところ。ほかに「鴉」「トランプ台上の首」が入っています。書かれたのは戦後の昭和20年代末のようですが、時代劇とあまり変わらないほどに遠い昔に感じました。今だったら差別と言われそうな言葉づかいも多いし。隅田川を船で惣菜を売りに来るなんて、まるで東南アジアみたいですが、確かに昔は何処でも川船で水上生活している人がいました。戦後を扱うことの多い朝ドラなどでもこんな風景まで出ませんから、若い人は全く知らないだろうなあ。まだ私たちの世代は少しは覚えていますが、どんどん遠くなりますね。
2017.09.22
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きょうは、京都ロームシアターで「玉三郎×鼓童 幽玄」という舞台を見ました。その前にせっかく京都までいくので、久しぶりにロームシアターに近い南禅寺を訪ねることにしました。というのも、前にも数回行っているのですが、毎回三門に登りそこねているのです。春秋は観光客が多すぎてたいへんなので、今のうちに!と思い立ちました。南禅寺の三門といえば、歌舞伎で石川五右衛門が「絶景かな!」という場面が有名。一度は上がっておかないと。 向こうに見えるのが三門 500円払って上がりました!きつい階段がこわかった。三門には、釈迦坐像をはじめたくさんの仏像が安置されているのですが、覗くだけです。期間限定で特別拝観もあるような気がしますね。しかし、そういう時期は混んでるからなあ。南禅寺のまわりは、立派なお屋敷がいっぱいあります。琵琶湖疏水から引いた流れを庭に取り込んですばらしい庭園を造っているお屋敷もあるのだとか、前にテレビで見ました。そういうところを通り過ぎて、歩いてロームシアターへ向かいますが、まだ時間があったので、平安神宮にも参拝してきました。 平安神宮も久しぶりで、なんだか記憶と違ってずいぶん広かったです。(その広いところすべて玉砂利で歩きにくいったら!!) 南禅寺と平安神宮でご朱印を戴いてきました。さて、ようやく舞台です。太鼓パフォーマンスをする鼓童は以前から気になっていて、しかも坂東玉三郎が芸術監督になっているので一度見てみたいと思っていたところ、今回割引チケットを手に入れられたのです。後ろの隅っこでしたけど。いろいろな種類の和太鼓や打楽器による演奏は、迫力があってすばらしいです。玉三郎の演出が、能や歌舞伎を取り入れているので、舞台も華やかでした。「羽衣」「道成寺」「石橋」 玉さまが獅子になり毛振りをするなんて~驚きです。玉三郎を舞台で見るのもすごく久しぶり。京都の顔見世で見て以来だから、もう10年ちかく前かもしれません。学生時代は、玉三郎を見るために歌舞伎に行っていたのですが。関西でも舞踊の公演はありますが、もう東京でしか歌舞伎に出演してないようなので残念です。
2017.09.21
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コンクールが近いので、臨時に練習日を取って特訓しています。とはいっても、臨時の練習に来られる人は毎回半数以下。それでもうちは熱心によく集まる方だと思います。7月末に演奏会を終えてから本格的に始めたコンクールの練習で、週に一度の練習では、ぜんぜんたりません。しかし、大人の合唱団は臨時の練習時間を取るのは難しい。練習場所を確保するのにも苦労しています。とにかく、注意されたところを忘れないように家で復習したりしていますが、なかなか・・・
2017.09.21
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☆北海道根室半島沖に浮かぶ石油掘削基地で職員全員が無残な死体となって発見された。陸上自衛官三等陸佐の廻田と感染症学者の富樫らは、政府から被害拡大を阻止するよう命じられる。しかし、ある法則を見出したときには、すでに北海道本島で同じ惨劇が起きていた―。未曾有の危機に立ち向かう!壮大なスケールで未知の恐怖との闘いを描く、第11回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。 ☆いやはや、怖いストーリーです。大勢の人が死にますが、そのこと自体はたいして怖くないのです。何が怖いか?というとそれは・・・非常時にちゃんとした決断の出来ない首相や無責任な大臣たち!!こんなのに任せていたら日本は滅亡!・・・東北の震災の時の、パロディみたい。たぶんそれがこの小説の主旨かと。
2017.09.15
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☆大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾! ☆目の付け所が男とは違い商才のある幸を、妬み認めず奥に押し込もうとする夫。なんとなく先の展開がわかる感じ。予想としては、夫は商売に失敗し店を潰して失踪、女の細腕一本で建て直し・・・・とか?こんなよくあるパターンになったらつまらないので、期待してます。
2017.09.15
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☆空海は二人いた―そうとでも考えなければ説明がつかない…。わが国の形而上学の基礎を築き治水事業の指揮まで執った男。外国語を自在に操り、実学をも掌中に収め、万巻の先端情報を母国にもたらした男。千二百年のむかし一人の人間に、それら凡てを可能にしたもの。それは後進国ゆえの使命感かはたまた天の導きか。カリスマの足跡を辿りその脳内ドラマを追う作家の眼。カメラ映像70点とともに21世紀を生きる日本人の精神の奥底を浚う。 ☆高村薫の著作一覧を見ていたらこの本があったので、早速読んでみました。数年前から、伝説の人でない空海について知りたいと思っているのです。それに高野山にも行ってみたい。死後に神格化された弘法大師は民衆に愛され今も拝まれているけれども、その信仰は空海の伝えた密教とはかけはなれたものであるようです。
2017.09.09
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☆ラスト数瞬に茫然、愕然、絶叫! 現代人は無事、土に還れたのだろうか――。青葉アルコールと青葉アルデヒド、テルペン系化合物の混じった稲の匂いで鼻腔が膨らむ。一流メーカー勤務に見切をつけ妻の里に身を落着けた男は、今年の光合成の成果を測っていた。妻の不貞と死の謎、村人への違和感を飼い馴らす日々。その果てに、土になろうとした男を大異変が襲う。それでもこれを天命と呼ぶべきなのか……。 ☆とにかく最後の1ページが衝撃です。記憶がとぎれがちですぐ放心してしまう主人公の老いた姿がリアルで、やがて自分も同じようになるのかなと思わせられること。子どもの頃訪ねたことがあるので、自分にも山間の農家の記憶があること。災害や事件も、私たちがこの数年に記憶のある出来事であること。などなどから、この小説は自分にぐんぐん迫ってきました。同じ1冊の本でも、質の高い文章はやっぱり違うと思わせられた小説でした。
2017.09.08
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☆東京の大学を出て関西の大手メーカーに就職し、奈良県は大宇陀の旧家の婿養子となった伊佐夫。特筆すべきことは何もない田舎の暮らしが、ほんとうは薄氷を踏むように脆いものであったのは、夫のせいか、妻のせいか。その妻を交通事故で失い、古希を迎えた伊佐夫は、残された棚田で黙々と米をつくる。 ☆奈良の農家でひとり暮らし、米を作る老農夫伊佐夫。妻は事故で16年植物状態のまま亡くなり、折々に妻を思い出すのだが、その妻は不貞を働いていた。米作りの作業をひとつひとつ丁寧に描いているのですが、自分は何一つしらないことばかり。上巻ではそれほど大きな出来事は起こらないので、ちょっと退屈ではあるけれども、圧倒的なリアリズムで農夫の日常を描いているので読み続けられ、その筆力に驚かされます。さすが、高村薫。
2017.09.07
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☆「君、バレエ団に出向しない?」人生の第二幕は、戦力外通告とともに始まった。妻子に逃げられた47歳総務課長。選手に電撃引退された女性トレーナー。製薬会社のリストラ候補二人に課された使命は、世界的プリンシパルの高野が踊る冠公演「白鳥の湖」を成功させること。しかし、高野の故障、配役変更、チケットの売れ行き不振と続々問題が。本当に幕は開くのか!? 仕事と人生に情熱を取り戻す傑作長編。 ☆製薬会社の総務にいたのに、出向先がバレエ団。バレエ公演が成功しなければクビ?まるで縁のなかったバレエの世界に主人公が魅了されていくのが面白いです。これは映像化しそうだな。読みながらカリスマダンサー役を誰にするかな、などと考えるのも楽しい作品。
2017.09.06
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兵庫県立美術館に「怖い絵」展を見に行ってきました。中野京子さんの美術本を愛読しているので、早く見に行きたかったのですが、夏休み中はとても混雑しているようだったので九月になるのを待っていたのです。それでも行ってみたら結構な人!!小さな絵が多いので、混雑掻き分けて見るのはたいへんでした。細かい版画の類は傍によっても見にくく、こういうのは中野さんの本で見る方がよいかも。版画(本の挿絵なのかも?)がたくさんありましたけど、わたしはビアズリーの「サロメ」がいちばん。看板になっている「レディ・ジェーン・グレイの処刑」は、かなり大きくて素晴らしい絵だったので、もうこれだけでも満足です。
2017.09.05
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☆ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、今日も風変わりな依頼が舞い込む。伝えられなかった大切な人への想い。あなたに代わって、お届けします。 ☆ドラマの方を先に見てしまったが、原作も良かったです。鎌倉という土地柄にふさわしい文具店で、代書という仕事を丁寧に営んでいる鳩子の、まだ若いのに落ち着いた暮らしぶりがいいです。また、手紙それぞれにふさわしい文章、字体、筆記用具、などと考え抜くところがいい。今、手紙を書くというと何かいただいたときのお礼状くらい。字を書くことさえめったにないので、字がどんどん下手になってしまって。たまには手紙を出してみたくなりますね。それぞれ出す相手にふさわしい筆記用具などを選び抜いて、文章も練りに練って書くのもいいかもしれない。
2017.09.02
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8月26日(土)最終日。まず、行ってみたかったサイアム・セラドン・ティー・ルームというカフェへ。女の子が好きそうな、おしゃれなカフェです。ここはセラドン焼きの食器を販売しているのでお皿など買いにいきました。ずっと前にバンコクの免税店でセラドン焼きを見て、ほしかったのに買いそびれたので、こんどは!と思っていました。しかし、このお店にあるものは安いかわりあまり繊細なものではなかったので、普段使いにはよいけれどもちょっと期待外れでした。まあそれでも満足。いくら良くてもあんまり高いものは買えないし。その後、旧市街の周りを囲む城壁(といっても一部しか残ってないのですが)の周りを散歩。これはターペー門。城壁が一番たくさん残っているところにあります。チェンマイの旧市街は正方形に城壁と堀で囲まれていたようです。でもその城壁は四隅と、ところどころしか残っていません。旧市街というからには古い町なみがあるのかと思ったら、あんまり外側と変わらない模様。。ただ、あんまり高い建物は制限があるようです。バンコクよりは涼しいとはいえ、歩いているとやっぱり暑い。それにどこに行っても歩道が悪いのです。狭いし、でこぼこ、段差、水たまり・・・車は多いし(バンコクよりはましですが)信号はないし。こういう中を歩くのは、結構神経も使います。夫の知り合いが、バンコクでひったくりにあったという話もあるので、道路際を歩くときはバッグにも注意したし、あんまりのんびりと歩けない。疲れて、早々にホテルに戻ってしまいました。出発はこの日の夜の便なので、時間を持て余してしまった。マッサージでもいけばよかった。飛行機は、チェンマイからバンコク経由で関空へいくわたしは国際線で搭乗手続き。夫はバンコクでまだ数日仕事なので国内線。というわけで、バンコク行きの席だけは隣同士にしてもらい、降りたところからはまたひとりになりました。バンコクの空港で乗り換える時は、搭乗ゲートの場所がわからず、探しているうちにいちばん奥まで行ってしまって、あわてて引き返したり・・・・結構ドキドキでしたがなんとか無事に帰れました!
2017.08.29
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8月25日つづき最後に行ったのは、宮殿から近いドイステープ寺院。きつい階段を上るのですが、実はここにはケーブルカー(というかナナメに上るエレベーターみたいなものですが)があり、先の庭園をめぐってくたびれた私は、そちらを利用しました。標高1080mのステープ山頂上に 建つこの寺院からは、チェンマイ市街を見渡せます。展望台があり、空港や泊まっているホテルが良く見えました。お参りするためには、屋根もないのに靴を脱がなくてはいけません。雨がときおり降る日だったので、水たまりがあったりしましたが。。さて観光はこれで終えて、いったんホテルに帰って一服。夜はOld calutual centerというところに行きました。食事つきでタイの伝統舞踊のショーが見えるのです。予約してもらった日が早かったせいか、舞台の真ん前のお大尽席でした。ラッキー! 舞台が目の前!カントーク料理といいますが、丸いテーブル(カントーク)にのってきます。鶏のから揚げ、豚の皮?かなにかの揚げたもの、かぼちゃのから揚げ、生野菜、カレー、キャベツの漬物、麺をあげたもの、これにごはんともち米がついてくるのですが、いくらでもおかわりを入れてくれます。生野菜につけるタレはちょっとピリッとしてましたが、他は辛いものはありません。カレーが美味しかった!爪の舞 きれいな女の子が8人、みんな18歳くらいだそうな。マッチョなお兄さんの剣の舞これはなんの踊りだったかな?この娘さん、きれいでしたよ~5分くらいのいろいろな踊りが披露されます。かわいい娘さんたちは、衣装をかえては違う踊りを見せてくれました。他に山岳民族の踊りとか、若いお兄さんが太鼓叩きながら舞うのもありました。ここはなかなか楽しかった。お酒は別料金ですが、このディナーショーは1000バーツです。
2017.08.28
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8月25日(金)チェンマイ観光。ホテルの朝食が豊富で、それでも朝から食べ過ぎるとてきめんに太るので(汗)気にしながらのチョイス。タイ風の野菜炒めとかお粥とか、あとは果物にフルーツジュース。さすがにジュースはしぼりたてで美味しい。夫は大好物の麺類、そのあとハムやスモークサーモンなどいろいろ食べてご満悦でした。その後マイクロバスで観光に出発。はじめは、モン族という山岳民族の住まうドイ・プイという村へ行って、庭園や博物館など見学。お土産物のお店がいっぱい。カラフルな色彩の小物がかわいらしい。左 博物館というには小さい。 カフェで一服。右はコーヒーの木。この村では、昔はケシの栽培で生計を立てていたらしいですが、今はコーヒーを栽培しています。コーヒー豆をお土産に買いました。つぎは、ブーピン宮殿へ。王室の避暑地であるこの宮殿は、広大な庭園があり、花が咲き乱れています。とても広くて、一周したら歩き疲れるほどでした!木が大きいのです。ランが咲き乱れる温室。広いバラ園もありました。 右はミャンマーから来た竹だそうです。ものすごく大きくて、ひとところに密集して生えているのがなんだかおもしろい。ここだけではなく、タイはどこに行っても亡くなった王様をお祭りした祭壇がありました。とても敬愛された方だったのですね。
2017.08.28
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8月24日(木)きょうはお土産ショッピング。なぜか今回はお土産を買わないと行けない人がたくさんいて、早く買っておかないと落ち着かない!前日食事に行ったちかくに、日本人御用達のフジ・スーパーというのがあり、そこでお菓子などは早々と買いました。このスクンヴィット通りは日本人駐在員の多く住むところなのです。さて、BTS(タイの電車)プロントン駅がホテルから近くて、歩いてそこにある大きなショッピングセンターへ。とても広くてきれいな新しいショッピングセンターができています。有名ブランドからはじまり、いろいろなお店やレストランが入ってますけど、平日とはいえ結構空いてました。なかが吹き抜けで、すてきな庭園もあります。大阪にはないですね~このあたりでいろいろ買い物を済ませて、夕方にはチェンマイへ。スワンナブーム空港から国内線で約1時間です。空港で、日本からのビジネスマンの方たちと合流しました。宿泊先はちょっと豪華にル・メリディアン。夕食はみなさんでいっしょにチェンマイのthe riversideというレストランで。このお店もなかなか南国風のステキな建物で、料理も美味しかったです。夜で写真がぜんぜんきれいに撮れなかった残念。
2017.08.28
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8月23日(水)早朝に出発して関空へ。夫が数日前から仕事でバンコクに行っているので、あとから行って合流します。ひとりで国際線に乗るのは初めて(子供を連れて行ったことはありますが)なので、緊張しました。とはいっても往きはまだ気楽ですが。香港のあたりに台風13号がいて心配だったのですが、かなり内陸(上海→桂林→ハノイ→ビエンチャン→バンコク)というルートで全然揺れませんでした。だいたい定刻通りに到着し、夫に迎えられてほっとしました。この日は、夫の仕事仲間の人と3人で夕食を食べに行っただけです。でもこのこぎれいなタイ料理店がなかなか美味しくて、特に今回ぜひ食べたいとわたしが頼んだ「スズキのライム蒸し」が絶品でした。中華料理と同じようにできるだけ人数が多い方がたくさんの味を楽しめるので、ふたりより三人の方がいいわけです。ビール飲んで数品頼み食べきれないほどでも三人で1万円もいらなかったかな。この日は、スクンヴィット通りのホリデーイン泊。アメリカンなホテルでした。夫が選んだのですが、麺好き夫のホテル基準というのは朝ごはんにタイの麺類があるかどうか、なのですよね~。まあ便利な場所にあるホテルですが。それに確かに朝ごはんは品数豊富で楽しいです。隣にジュラシックパーク風の遊園地ができていました。ホリデーインの朝食レストランの横にあるプール。高層ビルのなかほどくらい?にあります。
2017.08.27
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☆ ある日、アンちゃんの手元に謎めいた和菓子が残された。これは、何を意味するんだろう―美人で頼りがいのある椿店長。「乙女」なイケメン立花さん。元ヤン人妻大学生の桜井さん。そして、食べるの大好きアンちゃん。『みつ屋』のみんなに、また会える。ベストセラー『和菓子のアン』の続編。 ☆デパ地下の和菓子店で販売のアルバイトをしている杏子ことアンちゃんのシリーズ。美味しそうな和菓子がたくさん登場し、さまざまな薀蓄が面白いのと、アンちゃんの成長ぶりが楽しいです。今回は、アンちゃんが立花さんに振り回された感じですね。これは、この先につながるのでしょうね。
2017.08.18
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☆マンモス大学に勤める、にわかナースの春菜、ゲームオタクのシングルマザー・美里、謎めいた美人清掃員の神子。震災の年の夏、偶然の訃報でつながった彼女たちの運命が動き始める―。誰もが死とともにある日常を通して、生の光を伝える傑作長篇小説。 ☆有名人の訃報がたくさん出てきます。そんな人もいたなあ、と思いながら読んでいましたが、なんだかよくわからない小説でした。複数の登場人物の日常生活がだらだらと続くばかりなのに、突然人が殺されたりする。書きたかったのは、生と隣り合わせの死??そのくせまったく重くない小説で・・・へんなの。
2017.08.15
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きょうは合唱団の練習。。。実は、きょうは休みになっていたのですが、先週の練習が台風で中止になってしまったため、急きょ集まれる人だけでも練習しようということになりました。それでも半分くらいは集まるのだから、みんなエライ!9時半から3時半まで、バッチリ練習できました。まだ自分にはうまくいかないところがあり、きょうの録音を聴いて自宅で復習せねば。ところで、きょう聞いた話題。全日本合唱コンクールの全国大会(中高生部門)が、ライブビューイングで全国数か所の映画館で見ることができる、とのこと! 世の中、進んでますねえ~ 詳細は8月19日に公開とのこと。中高生の部は、観覧希望が多くてチケット争奪戦なのだとか。確かに、OBやら父母など、中高生の部は聴きに行きたい人が多いでしょう。ライブビューイングなら地元で聞くことができる。なるほどねえ。(ちなみに、一般の部はチケットが売り切れることなどないので、可能性はなしらしいです。)
2017.08.14
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☆ 離婚と大地震。倒産と転職。そんなできごとも、無数の愛おしい場面とつながっている。旅先の妻の表情。震災後の不安な日々。職場の千絵ちゃんの愛らしさ―。次第に輪郭を失いながら、なお熱を発し続ける一つ一つの記憶の、かけがえのない輝き。覚えていることと忘れてしまったことをめぐる6篇の連作に、ある秋の休日の街と人々を鮮やかに切りとる「文化」を併録。 ☆別れた妻のことなど過去をくよくよと思い出してばかりいる男の小説で、年取っているのかと思ったら、まだ33歳!ぐずぐず言ってないでもうちょっと前向きに生きなさいよ!ってイライラ。最後まで読むのに疲れた。「物を捨てられない人」ってこうなんだろうなあと思う。たぶんこの人の元妻のほうは、とっくに過去なんか忘れてさばさばと生きていることでしょう。
2017.08.11
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きょうは、前に在籍していた合唱団の演奏会。いまも歌っている友達がご招待してくれました。シンフォニーホールでハイドンのオラトリオ「天地創造」です。こちらの合唱団は、マエストロ湯浅卓雄さんが熱心にご指導くださる合唱団で、こういう200人規模の誰でも入れる合唱団としてはずいぶんきっちり練習をするところ。オケは京都市交響楽団。そして東京藝大名誉教授である湯浅先生の顔?なのか毎回ソリストが一流。今回は、ソプラノ安井陽子さんテナー中嶋克彦さんバス青山貴さん。この3人の方の歌唱が素晴らしかったです。オラトリオというだけあって、ソリストの歌がとても多いのです。聴きほれました。1日目混沌とした世界に光が生まれ、2日目空と水、3日目大地と海が誕生し、4日目太陽と月や天体が動き始め、5日目空と海に生き物があふれ、5日目陸に動物が生み出される。最後に人間の男女(アダムとイブ)が生まれる。壮大なテーマにそった音楽は美しいです。独唱が素晴らしかったですが、特にバス青山さんは、ここ数年オペラや演奏会など行くたびに出ているほど活躍されている方で(イル・デーヴのメンバーでもある)、聴くたびに本当に素晴らしい声だと思います。こんな一流の皆さんと合唱で出られていいなあとつくづく思いました。わたしもまたいつか参加できるかな。できたらいいな。
2017.08.06
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☆真夜中にだけ開く不思議なパン屋さん「ブランジェリークレバヤシ」に現れたのは、美人で妖しい恋泥棒―。謎だらけの彼女がもたらすのは、チョコレートのように甘くてほろ苦い事件だった…。不器用な人たちの、切なく愛おしい恋愛模様を描き出す“まよパン”シリーズ第2弾。 ☆今回は、正直、事件解決まで無駄に長い気がしてだれました。それに、彼女がどうしてそんなことをしているかがイマイチ説得力がないし、安易に双子なんて出してくるな!と思ったりして反発もあり。。。まあエンタメなのでしかたないか。ドラマで見たほうが筋がくっきりして面白かったな。
2017.08.06
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今朝は、合唱団の用事で朝早く家を出たので、それならついでだから用事を済ましたら展覧会に行こう!と思いつきました。朝からかんかん照り。大阪国際美術館は駅から10分以上歩かなければならない不便なところで、オフィスビルだらけの道で照り返しはキツイし、たどりついたらへとへと。この美術館自体がコンクリートと鉄骨でできた建物で、入口のあたりもまったく緑がなくて殺風景!夏にここに来るのは嫌なのよ~とブツブツ言いながら入館。。夏休み中ですが、中学生くらいの子たちが学校から見に来ているようでした。この展覧会を見てリポート書くのが宿題なのかな?熱心です。そういう人たちがいるわりに、さほど混雑はしていませんでした。ヒアロニムス・ボスの有名な絵や、なんだかよくわからない妖怪みたいなものがいっぱいの版画、面白いです。絵のサイズがそれほど大きくないのに、細かくぎっしり描いてあります。すみずみまで見ようとするととても目が疲れる。「バベルの塔」もあまりの細かさに小さいところを見るのは止め、全体を見るようにしました。塔が3Dのようにこちらに向かって迫ってくるようです。なんて迫力でしょう!ウィーンに行ったときに、美術史美術館でこれとは別バージョンの「バベルの塔」を見たのです。そちらはもう少し大きかったように思います。そのときも、迫力を感じとても印象に残りました。その絵を模写している人がいて、「よくまあこんな細かい絵を!」と思ったものです。「バベルの塔」の絵を正確に拡大した作品(東京藝大制作)でも、細部を見るとまだまだ細かいのです。また、会場でCG映像で細かいところを見せてくれたのがわかりやすかったですね。漫画家大友克洋さんが描いた「INSIDE BABEL」も良かったです。ブリューゲルはホントに気の長い仕事をしたものです。完成までに、どのくらいかかったのでしょう。弟子たちが細かいところを手伝ったのでしょうかね~?兵庫県立美術館の「怖い絵」展も行きたいのだけど、もうちょっと涼しくなる時期にします。
2017.08.04
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昨日、第7回演奏会終了。暑い中、はるばる会場までお越しくださったみなさま、本当にありがとうございました。こうも毎年暑すぎる夏になると、特に年配の方には日中に遠路はるばるお越しいただくのが申し訳ない。どうぞ熱中症などなりませんように。さて個人的な反省。第1ステージのアカペラ宗教曲 これはオープニングを飾る曲で、PPのソプラノからはじまるのですが、緊張しすぎて出だしが悪かった。自分の声があまりに貧相。他の人もそうだったみたいで、パートばらばらに立って歌っていたせいもあり、声がばらばらなのが良くわかった。自分としては宗教曲に特に力を入れていたので、いきなりがっくりきました。最初がっくりくると、後のステージでは緊張しなくなるという良い点?もあるんですが・・・毎回最初のステージは無茶苦茶緊張するので、もうちょっと易しい曲から始まるといいのになあと思います。やっぱりアカペラ宗教曲は難しい~第2ステージは、難しくて難しくてもうこの一年嫌というほど練習してきた委嘱曲なので、燃焼しつくした気がしました。第3ステージは、われらがボイストレーナーの先生の独唱。いつ聞いても素晴らしい。先生には、この先もっともっとオペラで活躍していただきたい。第4ステージは、小品を12曲。これは「みんなのうた」みたいな曲ばかりで、曲としては難しくないのですが、表現がなかなか大変でした!「歌詞の語感をだしてほしい」と指揮の先生は良くおっしゃる。ボイストレーナーの先生にも、いろいろな歌い方を教わりました。やさしそうな曲だからこそ、表現ひとつで感じがかわる。今回は、たくさん勉強させていただきました。さて、こんどはコンクールを目指して練習です。がんばろう。
2017.07.31
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いよいよ明日は本番の演奏会!!!ということで、きょうは最後の練習。ホールで練習した時に、並び方などがずいぶん変わってしまったので、最終確認です。チケットの方もまずまずの売れ行きだそう。明日はがんばります。
2017.07.29
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今週の演奏会が終わるまで!ということで、今月は演奏会の曲しか練習してないのですが、ふと見れば、他の団体はコンクールモード。後れを取っていますね。早い地域ではもう9月に予選があるのですが、関西は10月ということなので、こうなってます。演奏会では、課題曲の内の1曲と同じ曲を歌うんですが、わざわざそれとは別の曲を課題曲に選んでいるうちの団って凄い?かも・・・(笑実際、演奏会の曲はわたしとしてもこれ以上歌いたくないし。また、自由曲に選んだのがとてもステキな曲なので、早くそちらを始めたい気持ちでいっぱいです。だから、演奏会の翌日が通常練習の日なのですが、早速練習開始です。ほんと、油断してないでがんばらないと間に合わない!!
2017.07.27
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最近好きなのがカウンターテナーの藤木大地さん!もう数年前から気になる存在だったので、ネットや雑誌の記事や、ニューイヤーオペラなどでちょくちょく見ていました。実際に、フォーレのレクイエムのソリストなども聴いたことがある。このところウィーン国立オペラ座に日本人カウンターテナーで初出演して大注目となったり、メディアに登場する回数がぐんと増えました。このまえのバーンスタイン「ミサ」にも出ていた。その藤木さんが12月は関西各地でリサイタル。これは聴きに行かなくてはね!
2017.07.26
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☆日本の美を愛し続けた英国人陶芸家、バーナード・リーチ。明治42年、22歳で芸術の道を志して来日。柳宗悦、濱田庄司ら若き日本人芸術家との邂逅と友情が彼の人生を大きく突き動かしていく。明治、大正、昭和にわたり東洋と西洋の架け橋となった生涯を描く感動の“アートフィクション”。 ☆バーナード・リーチという名前は聞いたことがありましたが、陶芸家だったなんて知りませんでした。民芸運動の柳宗悦、濱田庄司や河井寛次郎なども、良く知らなかったので興味深かった。ただ、「心温まる」「美しくまとまった」というかんじは小説としてはどうなのかな。河井寛次郎はこの小説にはあまり登場しなかったけれども、以前から京都にある美術館に行ってみたいと思っていたので、これを機会にぜひ実践したい。
2017.07.25
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30日の演奏会を前にして、きょうは本番のホール(いずみホール)を一日借りてのホール練習。うちの合唱団はとっても贅沢です。音響、並び方、入場退場など、いろいろ試すことができました。いまだ喉が本調子でないので、曲によっては並び方を変えてもらったりしました。情けない。それでも、朝いちばんは声が出なかったけれど、午後になると少しましに。午前中は声をコントロールしなくてはいけないアカペラ宗教曲中心だったので、なお難しかったのだと思う。午後は、比較的楽な音域の曲が多く、すこし声の出方もなめらかになってきました。ただ、舞台上で急にせき込みそうになることがあったので、注意しないと。調子悪いときはできないところは他の団員に任せ、自分は控える。そのほうがさいごまでもちそうです。しかも、並び方をによって歌うのがずいぶん楽になるもんだ!と再発見もしました。演奏会までにはちゃんと治るとよいのですが、今日一日で何とかみんなのお荷物にはならないかな?というやり方を見つけられたので、ちょっと安心しました。突然喉をいため(温度差がある時が多いです)、病院に行って薬もらって・・・ということをこれまでにも何度かしたことあるのですが、結局あるていど日数がたたないことにはいくら薬を飲んでも飴をなめても治らなかったので、もうあんまりあせらないでいようと思います。
2017.07.24
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☆都会の片隅に真夜中にだけ開く不思議なパン屋さんがあった。オーナーの暮林、パン職人の弘基、居候女子高生の希実は、可愛いお客様による焼きたてパン万引事件に端を発した、失綜騒動へと巻き込まれていく…。期待の新鋭が描く、ほろ苦さと甘酸っぱさに心が満ちる物語。 ☆前に、NHKのドラマで放送していたものの原作。ドラマを見て面白かったので、原作を読もうと思いつつわすれていたもの。ドラマ放送はもう4年も前のことで主演はタッキーでしたが、この本を読むと、暮林さんはもっと大人な雰囲気ですね。西島英俊とかどうかな。この第1巻はほぼテレビドラマと同じだったので、2巻目からが楽しみ。読んでいるとパンが食べたくなります。
2017.07.16
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フェスティバルホールに、井上道義指揮バーンスタインのシアターピース「ミサ」を聴きに行ってきました。「歌手、演奏家、ダンサーのための劇場用作品」というこの作品、ケネディセンターの杮落し作品だというのにアメリカでもめったに演奏されるものではないそうです。宗教や政治・反戦などの要素がたくさんあるためだとか。それに出演者が多く、大フィル合唱団に児童合唱団、声楽家にダンサー、ロックバンド、マーチングバンド。まるでミュージカルのような作品で、そんなに細かいところはなんだかよくわからなかったけど、とにかく面白かったです。話題作だったし、フェスティバルホールも満員に近かったのでは?児童合唱団が出ているせいか、客席にも親子連れが結構いました。ボーイソプラノのソリストの男の子がずいぶん頑張ってました。このこ、将来は声楽家になるかなあ。先が楽しみです。セットや衣装などもあり、こんな大がかりなのに2日間しか演奏会がないのはもったいないですね。このままほかの都市で演奏会すればいいのに。フェスティバルホールは、何度来てもゴージャズな気分になって気持ちが良いです。大きな赤じゅうたんの階段、長い長いエスカレーター。豪華なイブニングドレスのほうが似合いそうなのだけど(そんな服装の人もいるのかもね)、たいていの人は普通の格好です。まあ日本ではそんなもんですよね。
2017.07.15
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今年の演奏会がこれからなのに、来年の楽譜が届きました!演奏会の翌日から通常練習が始まるのです。まず先にやるのはコンクールの曲ですが、並行して来年の曲も年内にはひととおり歌えるようにします。三善晃「唱歌の四季」が入っています。これは混声で練習したことがあるのでその難しさを知っているのですが、今回の楽譜は同声用、それも児童合唱団のために編曲されたものでした。「夕焼け小焼け」の最後の和音はどうなっているのかと早速見てみたら、ソプラノのあの悲鳴にも似た?恐怖のハイCがないのです!とりあえず、そこだけはほっとしました。やれやれ。
2017.07.13
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