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こちらはBL小説です。興味の無い方、嫌悪感を抱かれる方のご入室はお断り致します。
休みが明けて二人で出勤する。
二日間、一緒に過ごしても足りない時間の共有の様にお互い思っている。
元橋友里は美人で有るがその容姿を鼻にかけることも無く、周りの人間からは人望も厚かったし、お嬢様という肩書きが美人の上で躍っていたが本人はいたって普通の女性であった。
お嬢様であるが故にコネは山ほど持っているはずという栢山の読み通り、彼女は父親のつてで予約不可能なホテルの1室を栢山の為に用意してくれたのだった。
だがこれは、栢山が唯一、友里の同期で対等な立場だからこそ出来た分けで、友里もバカではない、自分をただ、利用しようと近づく者にはこんな便宜を図る積もりも無く、そんな人間とは最初から付き合わないと決めていた。
だから彼女の人を見抜く力はずば抜けていおり、そこらへんが彼女がただのお嬢様で無いことを表していた。
「友里ちゃんサンキューな!今度何かご馳走するよ。」
「栢山って恋人居たんだねぇあんたのこと狙ってる女子社員多いんだよみんながっかりだよ~じゃぁ今度、お店予約しておくから、宜しくね。」
と2人の会話は楽しそうで有るが、ひとりその様子を見ながら、浮かぬ表情で見つめる視線が有ったことを栢山は気付いていない。
藤野の視線の先、笑いあう栢山と元橋、藤野は資料に視線を落とし、文字を追うがどうも頭に入らない、冷静さを装いながらこの場にいることに耐えかねて、席を立つ。
自分はこんなにも嫉妬深い人間なんだと思い知らされ、あの栢山と友里との形が正しいのだとも思う。
藤野自身、栢山との関係に限界があることも知っていたし、手放すことも考えていたことがある。
まさかその日がこんなにも早く訪れようとは、想像もしていなかったことなのだ。
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