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こちらはBL小説です。興味の無い方、嫌悪感を抱かれる方はこの先にはお進みになりませんようにお願いします。
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片恋1
僕が取った行動で少し空気が変わってしまった。
空気を変える為にも全を外に出そうと考えた僕はタバコを買ってきてもらう事にした。
「ゼン、頼みがあるんだけど」
「はい、なんでしょうか?」
何時もと変わらない全の返事と行動、動揺したのは僕の方だけ。。。
ふっ。。。なんだ全はやっぱりただの編集担当で付き合いが長いだけ。。。それだけなんだ。。。親友って意味では全が担当してる他の作家さんよりは多少優位に居るただそれだけなんだ。。。
「タバコが切れた、買ってきて欲しい」
「はい、他には」
「何も要らない」
「そうですか。。。」
ちょっと表紙抜けな気がする。
上着を羽織出て行く全の後ろ姿を見送ると書きかけだった原稿に向かう。
今のでネタが出来てしまった、こんな時、作家って嫌な商売だと思う。
僕はPCに向くと集中する、キーを叩き画面の文字を追う、画面の中では男同士の恋愛の話が進む、好きだとか嫌いだとか。。。いろいろなシチュエーション話が展開していくきっと自分には起こらないであろう恋愛模様、書いてる自分が恥ずかしくなるような台詞を並べたて読者を煽る。
話が展開するに従って出てくるラブシーン、これは僕に取って鬼門だといえる、参考資料は山のように与えられる参考資料はぶっちゃけ楽しみだったりする。
ふと、顔を上げると部屋の中は少し薄暗くなっていた。
目の前に置かれた時計を見ると午後4時、さっき全が出かけてから3時間、僕のペースは落ちないまま書き続けていたらしい、そういえば肝心の全とタバコはデスクの横のテーブルを見るとそこにはタバコがワンカートンと何か書いたらしいメモ用紙のものがタバコの箱に張られてる?
何時の間に全は帰って来たのだろう?
几帳面な綺麗な文字で綴られた文面は他の作家の原稿が仕上がったから社に帰るというもの。。。なんだ詰まらない。。。もう少し全と一緒に居たかったというのが正直な所だ、そしてメモの続きには全の口癖になっている『吸い過ぎないで下さい』の文字、大きなお世話だと思う。
僕は嫌味のようにタバコの箱を空け、ライターで火をつけた。
この一本が堪らなく美味しい、この幸せが禁煙者の全にわかってたまるものかと心の中で悪態を付いてみる。
なんだかムカつく、声も掛けずに帰る全、そんなに大事な作家なのか?頭の中で名前をあげてみる、どの先生も俺の先輩で女性である。
これは軽い嫉妬だろうか?
焦れる僕を満たして欲しい 感応 R18 2010年09月23日
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